2009/10/25(日) - 03:20
いよいよスタート間近のジャパンカップ2009。注目選手や監督に意気込みを語ってもらった。戦いに挑む彼らは今、何を思うのか。
ホアキン・ロドリゲス(スペイン、ケースデパーニュ)
(1週間前の)ジロ・ディ・ロンバルディアは体調が優れなかったので、大事をとって途中リタイアした。でも日本に来るまでに復調。シーズンの最後の最後だけど、個人的にもチームとしてもコンディションはいいよ。
モレーノ向きのコースでもあるけど、今回は僕がエース。モレーノもジロ・デル・ピエモンテで2位に入ったし、調子がいいんだ。最大のライバルはバッソとヴィスコンティかな。
イヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス)
正直言うと、最高のコンディションではない。長い1年を闘ってきて、疲労がピークに達しつつあるんだ。でもこれだけは約束する。全力で走るよ。ジャパンカップは昨年復帰戦として選んだ思い入れの強いレース。またこうして来日出来て嬉しく思う。
幸い強いチームメイトも揃っているし、彼らのサポートは強い武器になる。スプリント勝負に持ち込まないためには、タフな展開に持ち込む必要があるかもしれない。
ホアキン・ロドリゲス(スペイン、ケースデパーニュ) photo:Kei Tsuji
イヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス) photo:Kei Tsuji
ファンホセ・コーボ(スペイン、フジ・セルヴェット) photo:Kei Tsuji
ファンホセ・コーボ(スペイン、フジ・セルヴェット)
思ったよりも(古賀志林道の)上りが本格的だった。他の選手から観客が多いと聞いていたけど、実際どれぐらいの観客が集まるのかが楽しみだ。
今年はシーズン後半にかけて良い流れに乗っていると思う。出場経験のあるバッソやヴィスコンティ、そして上りにめっぽう強いロドリゲスの動きには警戒しないと。
グスタフエリック・ラーション(スウェーデン、サクソバンク)
とにかく美しいコース。難しくて厳しくて走りがいがある。チームの作戦はまだ決まっていないけれど、世界選手権、そしてジロ・ディ・ロンバルディアを好調のうちに走ってまだいい調子が残っている僕がたぶんチームのリーダー(エース)になると思う。
スプリントは得意じゃないから、ヴィスコンティ(チームISD)やコーボ(フジ・セルヴェット)にはゴール勝負で勝てないと思う。逃げることができれば勝てるかもしれないけれど、最後の頂上から約10kmの平坦区間は長いから、難しいね。でも、勝てるように頑張りたい。見ていて欲しい」
グスタフエリック・ラーション(スウェーデン、サクソバンク) photo:Kei Tsuji
ジョバンニ・ヴィスコンティ(イタリア、ISD) photo:Kei Tsuji
アレッサンドロ・プローニ(イタリア、ISD) photo:Kei Tsuji
ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、ISD)
今回は勝ちに来た。今年も強いチームが集まっているから、ハイレベルな闘いになると思う。このコースは去年走って自分向きだと感じた。確かに上りの走りだけを見れば、自分より強い選手が他にいる。
でもこのコースは上りが全てではない。下りでも差が出るし、ゴールまでの平坦路は逃げ切りに不利だ。少人数のスプリントでは自信があるから、いい展開に持ち込みたい。
アレッサンドロ・プローニ(イタリア、ISD)
長いシーズンの最後の最後で自分自身の調子はもう残っていない。ヴィスコ(ヴィスコンティ)の調子はすごくいいから、彼が勝てるように走りたい。
浅田顕監督(EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)
宮澤崇史、清水都貴の2人が同じぐらい調子がいいので、2人をエースに勝利を狙いたい。序盤には日本人選手を中心としたアタックが掛かると思うが、それに乗るよりも後半まで残って最後の結果を狙いたい。調子がいいので、なんとしても結果を出したい。
柿沼章監督(宇都宮ブリッツェン)
地元の期待に応えることが出来るように、序盤から積極的に逃げに乗りたい。山岳賞も狙っていく。清水、小坂が序盤から攻め、最終的には長沼で結果を狙いたい。
宇都宮の皆さんの期待があまりに大きくて数日前まで胃が痛くなるほどだったけれど、今日になるともう肝っ玉もすわって、落ち着いてきました。稲妻のように激しく走るのみです。
辻善光(マトリックス・パワータグ)
とにかくスタートからアタックして逃げに乗ること。それで行くしかない。じっとしていて何も出来ずに終わるよりも、積極的に行ってアピールすることが目標。
藤野智一監督(チームブリヂストン・アンカー)
このレースで結果を出すことは正直言ってかなり難しいこと。序盤から積極的に行って見せ場を作りたいと思っています。もし大人しくして何も出来ずに終わってしまったら、それは意味の無いこと。目立つ走りをする。それがチームのオーダーです。
高橋松吉監督(日本ナショナルチーム)
土井(雪広)を中心にしたいいチームになった。もちろん土井の優勝を狙って走る。他のメンバーは土井がいることで重責を解かれて、ある意味自由に走れると思う。
今回初のビッグレースに挑む西園(東京大学学生)は、経験不足が若干心配ではある。プロのレースはスピードが速いので落車などしなければいいのだけど...。しかし彼は今注目されている存在。皆最初から若さでガンガン攻めていって欲しい。
photo&text::Makoto.AYANNO,Kei Tsuji,Yufta.OMATA
ホアキン・ロドリゲス(スペイン、ケースデパーニュ)
(1週間前の)ジロ・ディ・ロンバルディアは体調が優れなかったので、大事をとって途中リタイアした。でも日本に来るまでに復調。シーズンの最後の最後だけど、個人的にもチームとしてもコンディションはいいよ。
モレーノ向きのコースでもあるけど、今回は僕がエース。モレーノもジロ・デル・ピエモンテで2位に入ったし、調子がいいんだ。最大のライバルはバッソとヴィスコンティかな。
イヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス)
正直言うと、最高のコンディションではない。長い1年を闘ってきて、疲労がピークに達しつつあるんだ。でもこれだけは約束する。全力で走るよ。ジャパンカップは昨年復帰戦として選んだ思い入れの強いレース。またこうして来日出来て嬉しく思う。
幸い強いチームメイトも揃っているし、彼らのサポートは強い武器になる。スプリント勝負に持ち込まないためには、タフな展開に持ち込む必要があるかもしれない。
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ファンホセ・コーボ(スペイン、フジ・セルヴェット)
思ったよりも(古賀志林道の)上りが本格的だった。他の選手から観客が多いと聞いていたけど、実際どれぐらいの観客が集まるのかが楽しみだ。
今年はシーズン後半にかけて良い流れに乗っていると思う。出場経験のあるバッソやヴィスコンティ、そして上りにめっぽう強いロドリゲスの動きには警戒しないと。
グスタフエリック・ラーション(スウェーデン、サクソバンク)
とにかく美しいコース。難しくて厳しくて走りがいがある。チームの作戦はまだ決まっていないけれど、世界選手権、そしてジロ・ディ・ロンバルディアを好調のうちに走ってまだいい調子が残っている僕がたぶんチームのリーダー(エース)になると思う。
スプリントは得意じゃないから、ヴィスコンティ(チームISD)やコーボ(フジ・セルヴェット)にはゴール勝負で勝てないと思う。逃げることができれば勝てるかもしれないけれど、最後の頂上から約10kmの平坦区間は長いから、難しいね。でも、勝てるように頑張りたい。見ていて欲しい」
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ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、ISD)
今回は勝ちに来た。今年も強いチームが集まっているから、ハイレベルな闘いになると思う。このコースは去年走って自分向きだと感じた。確かに上りの走りだけを見れば、自分より強い選手が他にいる。
でもこのコースは上りが全てではない。下りでも差が出るし、ゴールまでの平坦路は逃げ切りに不利だ。少人数のスプリントでは自信があるから、いい展開に持ち込みたい。
アレッサンドロ・プローニ(イタリア、ISD)
長いシーズンの最後の最後で自分自身の調子はもう残っていない。ヴィスコ(ヴィスコンティ)の調子はすごくいいから、彼が勝てるように走りたい。
浅田顕監督(EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)
宮澤崇史、清水都貴の2人が同じぐらい調子がいいので、2人をエースに勝利を狙いたい。序盤には日本人選手を中心としたアタックが掛かると思うが、それに乗るよりも後半まで残って最後の結果を狙いたい。調子がいいので、なんとしても結果を出したい。
柿沼章監督(宇都宮ブリッツェン)
地元の期待に応えることが出来るように、序盤から積極的に逃げに乗りたい。山岳賞も狙っていく。清水、小坂が序盤から攻め、最終的には長沼で結果を狙いたい。
宇都宮の皆さんの期待があまりに大きくて数日前まで胃が痛くなるほどだったけれど、今日になるともう肝っ玉もすわって、落ち着いてきました。稲妻のように激しく走るのみです。
辻善光(マトリックス・パワータグ)
とにかくスタートからアタックして逃げに乗ること。それで行くしかない。じっとしていて何も出来ずに終わるよりも、積極的に行ってアピールすることが目標。
藤野智一監督(チームブリヂストン・アンカー)
このレースで結果を出すことは正直言ってかなり難しいこと。序盤から積極的に行って見せ場を作りたいと思っています。もし大人しくして何も出来ずに終わってしまったら、それは意味の無いこと。目立つ走りをする。それがチームのオーダーです。
高橋松吉監督(日本ナショナルチーム)
土井(雪広)を中心にしたいいチームになった。もちろん土井の優勝を狙って走る。他のメンバーは土井がいることで重責を解かれて、ある意味自由に走れると思う。
今回初のビッグレースに挑む西園(東京大学学生)は、経験不足が若干心配ではある。プロのレースはスピードが速いので落車などしなければいいのだけど...。しかし彼は今注目されている存在。皆最初から若さでガンガン攻めていって欲しい。
photo&text::Makoto.AYANNO,Kei Tsuji,Yufta.OMATA