2016/05/24(火) - 11:50
メリダが誇るハードテールXCバイクのフラッグシップ「BIG.NINE」と「BIG.SEVEN」がフルモデルチェンジ。剛性と快適性のバランスやジオメトリーを改良し、リアエンドには急速に普及が進む148mmのBOOST規格に対応することで、走行性能の向上を図っている。
メリダ BIG.NINE CF5 (c)ミヤタサイクル
MTBワールドカップ第2戦の舞台となったドイツ南部のアルブシュタット。メリダは、開発拠点を置くシュトゥットガルトからもほど近いサーキットで行われるホームレースにあわせて、ハードテールXCバイクのフラッグシップである「BIG.NINE」と「BIG.SEVEN」のフルモデルチェンジを発表した。
2モデルの違いは採用するホイールのサイズとなる。2011年発表の「BIG.NINE」は29インチホイール、2013年発表の「BIG.SEVEN」は27.5インチホイールに対応するモデルだ。これまではそれぞれ異なる設計を採用していたものの、今回のフルモデルチェンジに伴い設計を統一した兄弟車となった。
一筆書きのように接続されるトップチューブとシートチューブ (c)ミヤタサイクル
前作と比べてシンプルなフォルムとなったヘッド周り (c)ミヤタサイクル
シートステーとチェーンステーを横方向に大きく扁平させることで振動吸収性を高めた (c)ミヤタサイクル
MTBとしては珍しく、空気抵抗を低減したチューブ形状を採用する (c)ミヤタサイクル
新型「BIG.NINE」と「BIG.SEVEN」が目指したのは、チームが求める走行性能を満たしつつ、可能な限りの軽さと魅力的なデザインを両立したバイク。加えて、多くの時間を費やし剛性と快適性のバランスを煮詰め、ジオメトリーのチューニングを行ったという。
フレームを構成するのは、200ピース以上の複雑なカーボンプリプレグ。これを緻密にレイアップすることで、フレーム単体重量900gを実現した。プロユースモデルのCF5グレードは、昨今主流となっているフロントシングルのみに対応し、更なる軽量化を推し進めるためにフロントディレーラー台座を廃した。また、ライダーの負担を少しでも減らすべく、MTBでは珍しく空気抵抗の低減を図ったチューブ形状を取り入れた。
メリダ BIG.SEVEN CF5 (c)ミヤタサイクル
快適性向上のキーとなるのが「FLEXSTAYデザイン」だ。シートステーとチェーンステーを横方向に大きく扁平させることで、横剛性を確保しつつ、縦方向の柔軟性を向上。そして、シートステイのカーボンレイアップに挿入される食物繊維由来の「バイオファイバー」や、上部をコブラの頭のような扁平形状とした30.9mm径の新型シートポスト「S-FLEX」も振動吸収性に貢献。これらのテクノロジーの組み合わせにより長時間のマラソンレースにも対応可能な快適性を手に入れている。
快適性の向上や軽量化と共に、新型「BIG.NINE」と「BIG.SEVEN」の大きな特長となるのが、昨今急速な普及を見せている新規格「BOOST」に対応すること。これまでよりもリアエンドの幅を6mm広げて148mmとすることでホイール剛性の向上が可能となり、バイク全体の駆動ロス低減と操作性向上に繋げている。合わせて、ボトムブラケットにはシマノなどが提唱するBB92規格を採用した。
MTBワールドカップ第2戦でデビューを飾った新型BIG.NINE (c)ミヤタサイクル
ラインアップは、MULTIVAN MERIDA BIKING TEAM が使用するプロユースモデルCF5と、スタンダードモデルCF3の2種類。デリバリー開始時期や価格、販売パッケージなどの詳細は、追って発表される。取り扱いはミヤタサイクル。

MTBワールドカップ第2戦の舞台となったドイツ南部のアルブシュタット。メリダは、開発拠点を置くシュトゥットガルトからもほど近いサーキットで行われるホームレースにあわせて、ハードテールXCバイクのフラッグシップである「BIG.NINE」と「BIG.SEVEN」のフルモデルチェンジを発表した。
2モデルの違いは採用するホイールのサイズとなる。2011年発表の「BIG.NINE」は29インチホイール、2013年発表の「BIG.SEVEN」は27.5インチホイールに対応するモデルだ。これまではそれぞれ異なる設計を採用していたものの、今回のフルモデルチェンジに伴い設計を統一した兄弟車となった。




新型「BIG.NINE」と「BIG.SEVEN」が目指したのは、チームが求める走行性能を満たしつつ、可能な限りの軽さと魅力的なデザインを両立したバイク。加えて、多くの時間を費やし剛性と快適性のバランスを煮詰め、ジオメトリーのチューニングを行ったという。
フレームを構成するのは、200ピース以上の複雑なカーボンプリプレグ。これを緻密にレイアップすることで、フレーム単体重量900gを実現した。プロユースモデルのCF5グレードは、昨今主流となっているフロントシングルのみに対応し、更なる軽量化を推し進めるためにフロントディレーラー台座を廃した。また、ライダーの負担を少しでも減らすべく、MTBでは珍しく空気抵抗の低減を図ったチューブ形状を取り入れた。

快適性向上のキーとなるのが「FLEXSTAYデザイン」だ。シートステーとチェーンステーを横方向に大きく扁平させることで、横剛性を確保しつつ、縦方向の柔軟性を向上。そして、シートステイのカーボンレイアップに挿入される食物繊維由来の「バイオファイバー」や、上部をコブラの頭のような扁平形状とした30.9mm径の新型シートポスト「S-FLEX」も振動吸収性に貢献。これらのテクノロジーの組み合わせにより長時間のマラソンレースにも対応可能な快適性を手に入れている。
快適性の向上や軽量化と共に、新型「BIG.NINE」と「BIG.SEVEN」の大きな特長となるのが、昨今急速な普及を見せている新規格「BOOST」に対応すること。これまでよりもリアエンドの幅を6mm広げて148mmとすることでホイール剛性の向上が可能となり、バイク全体の駆動ロス低減と操作性向上に繋げている。合わせて、ボトムブラケットにはシマノなどが提唱するBB92規格を採用した。

ラインアップは、MULTIVAN MERIDA BIKING TEAM が使用するプロユースモデルCF5と、スタンダードモデルCF3の2種類。デリバリー開始時期や価格、販売パッケージなどの詳細は、追って発表される。取り扱いはミヤタサイクル。
リンク
Amazon.co.jp