2009/10/11(日) - 19:30
10月10日に開催されたブエルタ・チワワ（UCI2.1）最終ステージは、集団スプリントでハビエル・ベニテス（スペイン、コンテントポリス・アンポ）が3勝をマーク。宮澤崇史（EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）が僅差の2位に入った。
ロックレーシングがコントロールするメイン集団 photo:www.vueltaachihuahua.com
州都チワワの周回コースにゴールする平坦な118kmで行なわれた最終ステージ。スプリンターを邪魔するのは中盤に登場する難易度の低い4級山岳だけ。
レースは10km地点で6名の逃げが決まり、この中にグレゴール・ガズヴォダ（スロベニア、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）が入った。
チワワを闘い終えたEQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン photo:Cyclisme Japon逃げグループとロックレーシングがコントロールするメイン集団とのタイム差は、レース中盤の58km地点で最大1分39秒をマーク。ガズヴォダは最後まで諦めずに逃げ続けたが、ゴール地点チワワの周回コースに入るとタイム差は縮小し、ゴール11km手前で逃げは全て吸収された。
最後は大集団によるスプリントに持ち込まれ、すでにステージ2勝を飾っていたハビエル・ベニテス（スペイン、コンテントポリス・アンポ）が優勝を飾った。
ステージ優勝を飾ったベニテスと、僅差で2位に入った宮澤崇史（EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン） photo:www.vueltaachihuahua.com2年連続ステージ3勝という偉業を成し遂げたバスケスは「今日は最終ステージだったからどのチームも全力投球だった。3勝の中で一番ハードなスプリントだったよ。今大会は本当にいいチームに支えられた。3勝は本当に嬉しい」と、レース後に喜びを語った。
清水都貴や中島康晴らにアシストされた宮澤崇史は果敢にベニテスに挑んだが、ベニテスに僅か10cm届かず2位に甘んじた。最終発射台を務めた清水が7位に入り、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインはステージチーム成績1位を獲得している。
オスカル・セビリャ（スペイン）を総合優勝に導いたロックレーシング photo:www.vueltaachihuahua.comチワワ総合優勝はオスカル・セビリャ（スペイン、ロックレーシング）。大会3連覇がかかっていたフランシスコ・マンセーボ（スペイン）が、セビリャの総合優勝に大きく貢献したと言っていいだろう。セビリャは「これはチームの勝利だ。チームワークで総合優勝を成し遂げたんだ。この勝利はこれからの選手生活へのモチヴェーションにつながるよ」と締めくくった。
【浅田監督コメント】
今日は序盤からチーム全体良い動きで勝負に臨めた。（グレゴール）ガズヴォダの逃げから始まり、最後は宮澤で勝負し、あと一歩届かずの2位だったが清水とともに調子は上向きでジャパンカップに大きく期待できるレースとなった。2回目の参加となった今回のチワワ州一周レースだが、昨年に比べレベルもオーガナイズもランクアップし州をあげてのイベントとして勢いを感じる。また昨年に続いて地元メキシコのテコスチームの強さにも驚かされた。時差ぼけ＆高地で7日間走った選手スタッフにも感謝したい。
レース展開ならびに選手コメントはレース公式サイト、チーム公式サイトより。
ブエルタ・チワワ2009第6ステージ結果
1位 ハビエル・ベニテス（スペイン、コンテントポリス・アンポ）2h32'03"
2位 宮澤崇史（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）
3位 クリスティアン・ベネナーティ（イタリア、ISD）
4位 ギヨーム・ボワヴァン（カナダ、プラネット・エナジー）
5位 ミハエル・ファンスタイェン（ベルギー、ラボバンク・コンチネンタル）
6位 フランシスコ・マンセーボ（スペイン、ロックレーシング）
7位 清水都貴（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）
8位 セサル・バケーラ（メキシコ、オルベン）
9位 ヘスス・デルネロ（スペイン、フジ・セルヴェット）
10位 ダニエル・モレーノ（スペイン、ケースデパーニュ）
19位 中島康晴（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）
25位 グレゴール・ガズヴォダ（スロベニア、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）
57位 ギヨーム・ポン（フランス、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）
72位 ミカエル・ダミアン（フランス、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）
個人総合成績
1位 オスカル・セビリャ（スペイン、ロックレーシング）20h32'43"
2位 グレゴリオ・ラディーノ（コロンビア、テコス・トレック）+06"
3位 ルイ・コスタ（ポルトガル、ケースデパーニュ）+1'03"
4位 ダリオダヴィデ・チオーニ（イタリア、ISD）+5'13"
5位 ダニエル・モレーノ（スペイン、ケースデパーニュ）+7'18"
6位 ミカエル・ラスムッセン（デンマーク、テコス・トレック）+7'20"
7位 フランシスコ・マンセーボ（スペイン、ロックレーシング）+7'39"
8位 ヘスス・デルネロ（スペイン、フジ・セルヴェット）+7'54"
9位 エセキエル・モスケラ（スペイン、シャコベオ・ガリシア）+7'58"
10位 アルベルト・ロサダ（スペイン、ケースデパーニュ）+8'01"
27位 ギヨーム・ポン（フランス、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+24'12"
53位 グレゴール・ガズヴォダ（スロベニア、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+49'10"
62位 宮澤崇史（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+55'46"
64位 清水都貴（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+56'33"
85位 ミカエル・ダミアン（フランス、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+1h07'02"
87位 中島康晴（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+1h08'03"
text:Kei Tsuji
photo:Cyclisme Japon, www.vueltaachihuahua.com
ロックレーシングがコントロールするメイン集団 photo:www.vueltaachihuahua.com州都チワワの周回コースにゴールする平坦な118kmで行なわれた最終ステージ。スプリンターを邪魔するのは中盤に登場する難易度の低い4級山岳だけ。
レースは10km地点で6名の逃げが決まり、この中にグレゴール・ガズヴォダ（スロベニア、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）が入った。
チワワを闘い終えたEQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン photo:Cyclisme Japon逃げグループとロックレーシングがコントロールするメイン集団とのタイム差は、レース中盤の58km地点で最大1分39秒をマーク。ガズヴォダは最後まで諦めずに逃げ続けたが、ゴール地点チワワの周回コースに入るとタイム差は縮小し、ゴール11km手前で逃げは全て吸収された。最後は大集団によるスプリントに持ち込まれ、すでにステージ2勝を飾っていたハビエル・ベニテス（スペイン、コンテントポリス・アンポ）が優勝を飾った。
ステージ優勝を飾ったベニテスと、僅差で2位に入った宮澤崇史（EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン） photo:www.vueltaachihuahua.com2年連続ステージ3勝という偉業を成し遂げたバスケスは「今日は最終ステージだったからどのチームも全力投球だった。3勝の中で一番ハードなスプリントだったよ。今大会は本当にいいチームに支えられた。3勝は本当に嬉しい」と、レース後に喜びを語った。清水都貴や中島康晴らにアシストされた宮澤崇史は果敢にベニテスに挑んだが、ベニテスに僅か10cm届かず2位に甘んじた。最終発射台を務めた清水が7位に入り、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインはステージチーム成績1位を獲得している。
オスカル・セビリャ（スペイン）を総合優勝に導いたロックレーシング photo:www.vueltaachihuahua.comチワワ総合優勝はオスカル・セビリャ（スペイン、ロックレーシング）。大会3連覇がかかっていたフランシスコ・マンセーボ（スペイン）が、セビリャの総合優勝に大きく貢献したと言っていいだろう。セビリャは「これはチームの勝利だ。チームワークで総合優勝を成し遂げたんだ。この勝利はこれからの選手生活へのモチヴェーションにつながるよ」と締めくくった。【浅田監督コメント】
今日は序盤からチーム全体良い動きで勝負に臨めた。（グレゴール）ガズヴォダの逃げから始まり、最後は宮澤で勝負し、あと一歩届かずの2位だったが清水とともに調子は上向きでジャパンカップに大きく期待できるレースとなった。2回目の参加となった今回のチワワ州一周レースだが、昨年に比べレベルもオーガナイズもランクアップし州をあげてのイベントとして勢いを感じる。また昨年に続いて地元メキシコのテコスチームの強さにも驚かされた。時差ぼけ＆高地で7日間走った選手スタッフにも感謝したい。
レース展開ならびに選手コメントはレース公式サイト、チーム公式サイトより。
ブエルタ・チワワ2009第6ステージ結果
1位 ハビエル・ベニテス（スペイン、コンテントポリス・アンポ）2h32'03"
2位 宮澤崇史（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）
3位 クリスティアン・ベネナーティ（イタリア、ISD）
4位 ギヨーム・ボワヴァン（カナダ、プラネット・エナジー）
5位 ミハエル・ファンスタイェン（ベルギー、ラボバンク・コンチネンタル）
6位 フランシスコ・マンセーボ（スペイン、ロックレーシング）
7位 清水都貴（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）
8位 セサル・バケーラ（メキシコ、オルベン）
9位 ヘスス・デルネロ（スペイン、フジ・セルヴェット）
10位 ダニエル・モレーノ（スペイン、ケースデパーニュ）
19位 中島康晴（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）
25位 グレゴール・ガズヴォダ（スロベニア、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）
57位 ギヨーム・ポン（フランス、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）
72位 ミカエル・ダミアン（フランス、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）
個人総合成績
1位 オスカル・セビリャ（スペイン、ロックレーシング）20h32'43"
2位 グレゴリオ・ラディーノ（コロンビア、テコス・トレック）+06"
3位 ルイ・コスタ（ポルトガル、ケースデパーニュ）+1'03"
4位 ダリオダヴィデ・チオーニ（イタリア、ISD）+5'13"
5位 ダニエル・モレーノ（スペイン、ケースデパーニュ）+7'18"
6位 ミカエル・ラスムッセン（デンマーク、テコス・トレック）+7'20"
7位 フランシスコ・マンセーボ（スペイン、ロックレーシング）+7'39"
8位 ヘスス・デルネロ（スペイン、フジ・セルヴェット）+7'54"
9位 エセキエル・モスケラ（スペイン、シャコベオ・ガリシア）+7'58"
10位 アルベルト・ロサダ（スペイン、ケースデパーニュ）+8'01"
27位 ギヨーム・ポン（フランス、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+24'12"
53位 グレゴール・ガズヴォダ（スロベニア、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+49'10"
62位 宮澤崇史（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+55'46"
64位 清水都貴（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+56'33"
85位 ミカエル・ダミアン（フランス、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+1h07'02"
87位 中島康晴（日本、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン）+1h08'03"
text:Kei Tsuji
photo:Cyclisme Japon, www.vueltaachihuahua.com
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