2016/03/08(火) - 16:39
台湾北部の沿岸部を舞台とするツール・ド・台湾第2ステージ。116.37kmのレースのうち約90kmを単独で逃げ切ったステパン・アスタフイェフ(カザフスタン、ヴィノフォーエバー・SKO)が勝利を掴んだ。
台北の中心街を駆けるクリテリウムを終えたツール・ド・台湾は、いよいよ本格的なロードレースがはじまる。第2ステージは北部の沿岸部を中心に進み、3級と2級の山岳が待ち構える内陸部をぐるりと周り、再び沿岸部の平坦を戻ってバイシャ・ベイ・ビジターセンターにフィニッシュする116.37kmのレース。
パレード走行を終えると、数多くの選手が逃げようとアタックを開始。しかし、集団はハイスピードのまま進むため、中々逃げが決まらない。アタック合戦の中には逃げようとする山本元喜(NIPPOヴィーニファンティーニ)と、逃げる選手を見定める堀孝明(宇都宮ブリッツェン)の姿があった。
小刻みにアップダウンを繰り返す海岸線を離れ、20km地点に待ちかまえている小高い丘にプロトンが差し掛かるとステパン・アスタフイェフ(カザフスタン、ヴィノフォーエバー・SKO)が単独でアタック。アスタフイェフに追いすがる選手は現れず、メイン集団は単独エスケープを容認する。
ペースを緩めたメイン集団からジャイアント・チャンピオンシステムのビ・ウェンフイ(中国)がアタック。アスタフイェフの30秒後ろまで詰めよるが、追いつかず単独で追走を続ける。ウェンフイの逃げも認めたメイン集団は落ち着き、先頭との差が最大7分50秒まで広がっていく。
大きなタイムギャップを抱えたままレースは、2級と3級のヒルクライムが待つ内陸部へと差し掛かる。タイム差を縮めようと宇都宮ブリッツェンをはじめ各チームがペースアップをはじめると集団が分裂。2級山岳を越える頃には、40名前後までメイン集団は絞られる。
山岳を単独でクリアしたアスタフイェフのペースは変わらず、残り20kmの時点でタイム差は5分。メイン集団はタイム差を少しでも縮めようとアスタフイェフを追うが、アスタフイェフは約90kmの道のりを逃げ切り単独でフィニッシュ。ほかを圧倒したアスタフイェフは個人総合、スプリント賞、山岳賞、アジアンライダー賞を総なめにしている。
2分26秒遅れてフィニッシュ地点に姿を現した後続は、集団スプリントとなりマルコ・カーノラ(イタリア、ユナイテッドヘルスケア)、ジェイソン・ロウンデス(オーストラリア、ドラパック)、ベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京)の順でフィニッシュラインを越える。
第3ステージは、2級山岳を2つクリアしたあとに、1級山岳の頂上にフィニッシュする山岳ステージ。118.84kmのコースをヒルクライマーたちが争うことになる。これから次々と現れる山岳ステージで総合争いは白熱しそうだ。
ツール・ド・台湾2016第2ステージ結果
個人総合成績
ポイント賞
ステパン・アスタフイェフ(カザフスタン、ヴィノフォーエバー・SKO)
山岳賞
ステパン・アスタフイェフ(カザフスタン、ヴィノフォーエバー・SKO)
アジアンライダー賞
ステパン・アスタフイェフ(カザフスタン、ヴィノフォーエバー・SKO)
チーム総合成績
ヴィノフォーエバー・SKO
text:Gakuto.Fujiwara
photo:Aaron Lee/TOUR DE TAIWAN
台北の中心街を駆けるクリテリウムを終えたツール・ド・台湾は、いよいよ本格的なロードレースがはじまる。第2ステージは北部の沿岸部を中心に進み、3級と2級の山岳が待ち構える内陸部をぐるりと周り、再び沿岸部の平坦を戻ってバイシャ・ベイ・ビジターセンターにフィニッシュする116.37kmのレース。
パレード走行を終えると、数多くの選手が逃げようとアタックを開始。しかし、集団はハイスピードのまま進むため、中々逃げが決まらない。アタック合戦の中には逃げようとする山本元喜(NIPPOヴィーニファンティーニ)と、逃げる選手を見定める堀孝明(宇都宮ブリッツェン)の姿があった。
小刻みにアップダウンを繰り返す海岸線を離れ、20km地点に待ちかまえている小高い丘にプロトンが差し掛かるとステパン・アスタフイェフ(カザフスタン、ヴィノフォーエバー・SKO)が単独でアタック。アスタフイェフに追いすがる選手は現れず、メイン集団は単独エスケープを容認する。
ペースを緩めたメイン集団からジャイアント・チャンピオンシステムのビ・ウェンフイ(中国)がアタック。アスタフイェフの30秒後ろまで詰めよるが、追いつかず単独で追走を続ける。ウェンフイの逃げも認めたメイン集団は落ち着き、先頭との差が最大7分50秒まで広がっていく。
大きなタイムギャップを抱えたままレースは、2級と3級のヒルクライムが待つ内陸部へと差し掛かる。タイム差を縮めようと宇都宮ブリッツェンをはじめ各チームがペースアップをはじめると集団が分裂。2級山岳を越える頃には、40名前後までメイン集団は絞られる。
山岳を単独でクリアしたアスタフイェフのペースは変わらず、残り20kmの時点でタイム差は5分。メイン集団はタイム差を少しでも縮めようとアスタフイェフを追うが、アスタフイェフは約90kmの道のりを逃げ切り単独でフィニッシュ。ほかを圧倒したアスタフイェフは個人総合、スプリント賞、山岳賞、アジアンライダー賞を総なめにしている。
2分26秒遅れてフィニッシュ地点に姿を現した後続は、集団スプリントとなりマルコ・カーノラ(イタリア、ユナイテッドヘルスケア)、ジェイソン・ロウンデス(オーストラリア、ドラパック)、ベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京)の順でフィニッシュラインを越える。
第3ステージは、2級山岳を2つクリアしたあとに、1級山岳の頂上にフィニッシュする山岳ステージ。118.84kmのコースをヒルクライマーたちが争うことになる。これから次々と現れる山岳ステージで総合争いは白熱しそうだ。
ツール・ド・台湾2016第2ステージ結果
1位 ステパン・アスタフイェフ(カザフスタン、ヴィノフォーエバー・SKO)
2位 マルコ・カーノラ(イタリア、ユナイテッドヘルスケア)
3位 ジェイソン・ロウンデス(オーストラリア、ドラパック)
4位 ベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京)
5位 マーカス・フォーグルム(スゥエーデン、トレベルグ・ビアンキ)
6位 ベンジャミン・ヴェラエス(ベルギー、シベル・セボン)
7位 アンソニー・ジャコッポ(オーストラリア、アヴァンティ)
8位 ラッセル・ダウニング(イギリス、JLTコンドール)
9位 エドウィン・アヴィラ(コロンビア、チーム・イルミネイト)
10位 エフゲニー・ギディフ(カザフスタン、ヴィノフォーエバー・SKO)
2位 マルコ・カーノラ(イタリア、ユナイテッドヘルスケア)
3位 ジェイソン・ロウンデス(オーストラリア、ドラパック)
4位 ベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京)
5位 マーカス・フォーグルム(スゥエーデン、トレベルグ・ビアンキ)
6位 ベンジャミン・ヴェラエス(ベルギー、シベル・セボン)
7位 アンソニー・ジャコッポ(オーストラリア、アヴァンティ)
8位 ラッセル・ダウニング(イギリス、JLTコンドール)
9位 エドウィン・アヴィラ(コロンビア、チーム・イルミネイト)
10位 エフゲニー・ギディフ(カザフスタン、ヴィノフォーエバー・SKO)
2h47'59"
+2'26"
+2'26"
個人総合成績
1位 ステパン・アスタフイェフ(カザフスタン、ヴィノフォーエバー・SKO)
2位 マルコ・カーノラ(イタリア、ユナイテッドヘルスケア)
3位 ジェイソン・ロウンデス(オーストラリア、ドラパック)
4位 ベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京)
5位 マーカス・フォーグルム(スゥエーデン、トレベルグ・ビアンキ)
6位 ベンジャミン・ヴェラエス(ベルギー、シベル・セボン)
7位 アンソニー・ジャコッポ(オーストラリア、アヴァンティ)
8位 ラッセル・ダウニング(イギリス、JLTコンドール)
9位 エドウィン・アヴィラ(コロンビア、チーム・イルミネイト)
10位 エフゲニー・ギディフ(カザフスタン、ヴィノフォーエバー・SKO)
2位 マルコ・カーノラ(イタリア、ユナイテッドヘルスケア)
3位 ジェイソン・ロウンデス(オーストラリア、ドラパック)
4位 ベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京)
5位 マーカス・フォーグルム(スゥエーデン、トレベルグ・ビアンキ)
6位 ベンジャミン・ヴェラエス(ベルギー、シベル・セボン)
7位 アンソニー・ジャコッポ(オーストラリア、アヴァンティ)
8位 ラッセル・ダウニング(イギリス、JLTコンドール)
9位 エドウィン・アヴィラ(コロンビア、チーム・イルミネイト)
10位 エフゲニー・ギディフ(カザフスタン、ヴィノフォーエバー・SKO)
4h29'15"
+1'32"
+1'34"
+1'40"
+1'43"
+1'45"
+1'47"
+1'32"
+1'34"
+1'40"
+1'43"
+1'45"
+1'47"
ポイント賞
ステパン・アスタフイェフ(カザフスタン、ヴィノフォーエバー・SKO)
山岳賞
ステパン・アスタフイェフ(カザフスタン、ヴィノフォーエバー・SKO)
アジアンライダー賞
ステパン・アスタフイェフ(カザフスタン、ヴィノフォーエバー・SKO)
チーム総合成績
ヴィノフォーエバー・SKO
text:Gakuto.Fujiwara
photo:Aaron Lee/TOUR DE TAIWAN
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