若手をサポートするスカラシップ制度を導入　欧州活動を開始したチームユーラシアIRCタイヤ

ベルギーを拠点に活動するTeam Eurasia - IRC TIREが2016年の活動方針、チームキット、春のスケジュールを発表した。海外で走りたい若手をサポートするスカラシップ制度を新たに導入するなど、欧州での活動を続ける。

メンバーは清水太己、鳴海颯、小野寺望、大町健斗の4人。ほかに欧州で走りたい若者を受け入れながら活動する。以下、チームの橋川健監督が活動内容を説明する。

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昨年のサイクリングアカデミーに参加したメンバー。写真右の小野寺望と、右から3番目の鳴海颯が加入する photo:Team Eurasia - IRC tire

チームユーラシアIRCタイヤの橋川健監督 photo:Makoto.AYANO最近の選手の活動について

小野寺望、清水太己は2月14日に埼玉県で開催された高石杯ロードレースにエントリーしましたが、小野寺は高校生のクラスで予選落ち。清水は試走時に膝に痛みを感じスタートを見送りました。2人とも準備不足な面は否めませんが、これから始まる長いシーズン焦らずに進んでいきます。

鳴海颯は2月28日の東京都ウィンターロードにエントリーしています。高校生の大町健斗は昨年の夏に強化指定選手から外されてしまいましたが、昨年のアカデミーで参戦したベルギーでの走りは内容も数字も「才能を示した」と評価しています。ナショナルチームメンバーとしてレースに参加する機会は無いかもしれませんが引き続き世界を目指すべくサポートして参ります。

３月のレース予定

清水、小野寺は3月13日に渡欧。3月は6レースに参戦を予定しています。また４月はステージレース等も入れ、レースの質を上げていく予定です。

スカラシップの導入

これまでTeam Eurasiaの活動は多くの場合生活費と航空運賃代が自己負担となり、選手の才能、意思に関わらず金銭的に諦めなくてはならない選手も中にはいました。

Team Eurasiaではスカラシップ制度を導入し期間中の生活費、渡航費等のフルサポートを行います。スカラシップの期間は1人あたり3ヶ月単位による更新とし、年齢、将来性、レースの成績、私生活（将来的に自転車界に必要とされる人材となり得るかの判断を行います）等を見た上で更新します。

またフルサポートが行われない場合においても、それぞれのレベルにおいて将来性があると判断された選手には渡航費、遠征期間中の生活費等の金銭的なサポートを行ってまいります。

2016チームキット

タイヤにはIRCアスピーテを使用する
メインスポンサーとなるのはIRCタイヤ。井上ゴム工業株式会社は今年で90周年を迎えます。また、チームバイクにはブリヂストンアンカーRS8を採用OnebyESU、GOKISOホイール、IRCアスピーテタイヤ等で組まれます。

バイクとタイヤの印象を「コーナリングの旋回スピードが上がりギリギリまで突っ込める」と言うのは昨年の西日本チャレンジエリートクラスに高校生ながらオープン参加し、ジュニアギアながら優勝した大町。さらに速くなってくれる事を期待しています。

チームバイクにはアンカーRS8を採用
チームウェアはパールイズミ（株）からご提供していただきます。メインスポンサーのIRCは赤ベースとなり、四角い枠はベルギー名物の石畳をイメージしています。

チームユーラシア－IRCタイヤが活動の拠点とするのはベルギーのコルトレイク市。人口7.5万人の小さな街ですがセップ・バンマルケ、ステイン　デボルデなどの一流プロを輩出し、デ・ロンド・ファン・フラーンデレンの名物オウデ・クワルモントまで20km。パリ〜ルーベのコースまでも20kmと、まさに石畳に囲まれた自転車の盛んな地域です。

チームユーラシアIRCタイヤ チームウェア
チームジャージは一般のファンの皆様にも販売させていただきます。売り上げはチームの活動資金として使わせていただきますので、是非、ご購入をご検討ください。

チームユーラシアIRCタイヤチームジャージ 販売価格
エア　半袖ジャージ　14,800円＋税
エア　ビブパンツ　14,800円＋税
締め切り　3月5日（金）

以下を明記のうえ、ご注文下さい。
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