2016/02/23(火) - 21:06
ベルギー・ゾルダーにて開催された2016年のシクロクロス世界選手権より、同大会を走ったプロバイクを3編に分けて紹介。Vol.3ではファンデルポールのスティーブンス、パウエルス&ファントーレンハウトのリドレーなど4名のライダーのバイクをピックアップ。
マテュー・ファンデルポール(オランダ、BKCPコレンドン)
スティーブンス SUPER PRESTIGE DISC
アルカンシェルをモチーフとした迷彩柄のスペシャルペイント photo:Makoto.AYANO
オランダナショナルカラーをあしらった1台 photo:Makoto.AYANO
マテュー・ファンデルポール(オランダ、BKCPコレンドン)のスティーブンス SUPER PRESTIGE DISC photo:Makoto.AYANO
前世界王者のマテュー・ファンデルポール(オランダ、BKCPコレンドン)のバイクは、ジャーマンブランドであるスティーブンスの「SUPER PRESTIGE DISC」。ファンデルポールはスペシャルペイントのマシンを3台用意した。1台目は迷彩ベースにオランダ国旗のストライプの組み合わせ、2台目はアルカンシェルの白/青/赤/黒/黄/緑を散りばめた迷彩、3台目は黒ベースにオランダのナショナルカラーであるオレンジのストライプをあしらっている。
アッセンブリーはチームのサポート通りとされており、シマノとPROの製品で固められている。ドライブトレインにはシマノDURA-ACE Di2を採用する。フロントクランクには、プロのみに供給される46TのDURA-ACEアウターチェーンリングが取り付けられていた。ブレーキは油圧式で、Di2対応レバーのST-R785とポストマウント対応キャリパーBR-R785の組み合わせとしている。
ステム一体型ハンドルSTEALTHを愛用する photo:Makoto.AYANO
サドルはPROのTURNIX。信頼性を重視してか金属レールをチョイスしている photo:Makoto.AYANO
オランダ国旗のストライプがあしらわれている photo:Makoto.AYANO
ドライブトレインはシマノDURA-ACE Di2 photo:Makoto.AYANO
シマノが開発を続けるCX用レースホイールのプロトタイプ。タイヤはデュガスだ photo:Makoto.AYANO
リアのキャリパー台座はシートステーに設けられている photo:Makoto.AYANO
ホイールは、シマノが開発を進めているとされるCX専用モデルのプロトタイプ。タイヤはデュガスで、オールラウンド系のトレッドパターンを持つ「Typhoon Cotton」だ。ハンドル、シートポスト、サドルはPROで固められている。ハンドルはステム一体型のSTEALTHで、シートポストはVIBE CARBON。サドルはフラットな座面形状を持つTURNIXで、 信頼性を重視して金属レール仕様をチョイスしていた。
ケヴィン・パウエルス&マイケル・ファントーレンハウト(マーラックス・ナポレオンゲームス)
リドレー X-NIGHT SL
マイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、マーラックス・ナポレオンゲームス)のリドレー X-NIGHT SL photo:Makoto.AYANO
ケヴィン・パウエルス(ベルギー、マーラックス・ナポレオンゲームス)のリドレー X-NIGHT SL photo:Makoto.AYANO
リドレーのパーツブランド4ZAで固められたハンドル回り photo:Makoto.AYANO
シクロクロスの強豪チームの1つであるマーラックス・ナポレオンゲームスからは、ケヴィン・パウエルスとマイケル・ファントーレンハウト(共にベルギー)のマシンを紹介。バイクはリドレーのトップグレード「X-NIGHT SL」で、ブレーキはカンティ仕様とディスク仕様の両方を用意している。
コンポーネントはシマノDURA-ACE Di2をメインに、クランク回りはローターとしている。なお、パウエルスとファントーレンハウトは、共に真円タイプのチェーンリング「noQ」を選択。ブレーキは、カンティがカーボン製のTRP REVOXで、ディスクがST-R785+BR-R785だ。
カンチブレーキはカーボン製のTRP REVOX photo:Makoto.AYANO
Di2と油圧ブレーキに対応するシマノST-R785 photo:Makoto.AYANO
クランク及びチェーンリングはローター。楕円ではなく真円のnoQチェーンリングを使用する photo:Makoto.AYANO
足回りはFFWDのホイールにデュガスのタイヤを組み合わせている photo:Makoto.AYANO
ホイールはファストフォワードで、45mmハイトの「F4R」をメインに使用。組み合わせるタイヤはデュガスで、この日はふたりともオールラウンド系のトレッドパターンを持つ「Typhoon Cotton」を選択していた。ハンドル、ステム、シートポスト、サドルはリドレーのパーツブランド「4ZA」で固められている。
マルセル・マイセン(ドイツ)
フォーカス Mares CX
マルセル・マイセン(ドイツ)のフォーカス Mares CX photo:Makoto.AYANO
ドイツ人シクロクロッサーのマルセル・マイセンのバイクは、母国ドイツを拠点とする総合バイクブランド、フォーカス。モデルはディスクブレーキ仕様のMARES CXだ。ホイール交換に要する時間を大幅に短縮した独自規格のスルーアクスルや、フレーム単体で1,000gという軽量性が特徴の1台である。
コンポーネントはフロントシンル仕様のスラムForce1。なお、ホイールのローター台座がセンターロック対応であることから、ローターのみAvidやシマノなどの非純正品を使用する。ホイールはDTスイスRC38Tdbだが、何故かストレートスポーク対応の純正ハブから、Jベンドスポーク対応ハブに組み換えられていた。
マイセンのスペアバイク photo:Makoto.AYANO
足回りはホイールがDTスイスRC38Tdb、タイヤがクレメンという組み合わせ photo:Makoto.AYANO
コンポーネントはスラムForce1 photo:Makoto.AYANO
何故かJベンドスポーク対応のノーマルハブに組み替えたホイールを使用 photo:Makoto.AYANO
タイヤは、クレメンのチューブラーを採用する。クレメンのタイヤはインナーチューブを配したチューブレス構造を持つことが特徴だ。世界選でマイセンは、オールラウンドモデルの「MXP」をチョイスした。ハンドル、ステム、シートポストは、フォーカスがプロデュースするパーツブランドのコンセプトで統一。シートポストは振動吸収性に優れる「CPX PLUS」としている。
photo:Makoto.AYANO
text:Yuya.Yamamoto
マテュー・ファンデルポール(オランダ、BKCPコレンドン)
スティーブンス SUPER PRESTIGE DISC
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前世界王者のマテュー・ファンデルポール(オランダ、BKCPコレンドン)のバイクは、ジャーマンブランドであるスティーブンスの「SUPER PRESTIGE DISC」。ファンデルポールはスペシャルペイントのマシンを3台用意した。1台目は迷彩ベースにオランダ国旗のストライプの組み合わせ、2台目はアルカンシェルの白/青/赤/黒/黄/緑を散りばめた迷彩、3台目は黒ベースにオランダのナショナルカラーであるオレンジのストライプをあしらっている。
アッセンブリーはチームのサポート通りとされており、シマノとPROの製品で固められている。ドライブトレインにはシマノDURA-ACE Di2を採用する。フロントクランクには、プロのみに供給される46TのDURA-ACEアウターチェーンリングが取り付けられていた。ブレーキは油圧式で、Di2対応レバーのST-R785とポストマウント対応キャリパーBR-R785の組み合わせとしている。
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ホイールは、シマノが開発を進めているとされるCX専用モデルのプロトタイプ。タイヤはデュガスで、オールラウンド系のトレッドパターンを持つ「Typhoon Cotton」だ。ハンドル、シートポスト、サドルはPROで固められている。ハンドルはステム一体型のSTEALTHで、シートポストはVIBE CARBON。サドルはフラットな座面形状を持つTURNIXで、 信頼性を重視して金属レール仕様をチョイスしていた。
ケヴィン・パウエルス&マイケル・ファントーレンハウト(マーラックス・ナポレオンゲームス)
リドレー X-NIGHT SL
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シクロクロスの強豪チームの1つであるマーラックス・ナポレオンゲームスからは、ケヴィン・パウエルスとマイケル・ファントーレンハウト(共にベルギー)のマシンを紹介。バイクはリドレーのトップグレード「X-NIGHT SL」で、ブレーキはカンティ仕様とディスク仕様の両方を用意している。
コンポーネントはシマノDURA-ACE Di2をメインに、クランク回りはローターとしている。なお、パウエルスとファントーレンハウトは、共に真円タイプのチェーンリング「noQ」を選択。ブレーキは、カンティがカーボン製のTRP REVOXで、ディスクがST-R785+BR-R785だ。
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マルセル・マイセン(ドイツ)
フォーカス Mares CX
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ドイツ人シクロクロッサーのマルセル・マイセンのバイクは、母国ドイツを拠点とする総合バイクブランド、フォーカス。モデルはディスクブレーキ仕様のMARES CXだ。ホイール交換に要する時間を大幅に短縮した独自規格のスルーアクスルや、フレーム単体で1,000gという軽量性が特徴の1台である。
コンポーネントはフロントシンル仕様のスラムForce1。なお、ホイールのローター台座がセンターロック対応であることから、ローターのみAvidやシマノなどの非純正品を使用する。ホイールはDTスイスRC38Tdbだが、何故かストレートスポーク対応の純正ハブから、Jベンドスポーク対応ハブに組み換えられていた。
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タイヤは、クレメンのチューブラーを採用する。クレメンのタイヤはインナーチューブを配したチューブレス構造を持つことが特徴だ。世界選でマイセンは、オールラウンドモデルの「MXP」をチョイスした。ハンドル、ステム、シートポストは、フォーカスがプロデュースするパーツブランドのコンセプトで統一。シートポストは振動吸収性に優れる「CPX PLUS」としている。
photo:Makoto.AYANO
text:Yuya.Yamamoto
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