2016/02/09(火) - 08:56
ツアー・ダウンアンダーを走ったプロバイクを紹介するシリーズも第5弾に。モビスターのキャニオン、IAMサイクリングのスコット、エティックス・クイックステップのスペシャライズド、ロットNLユンボのビアンキを紹介します。
モビスター キャニオン ULTIMATE CF SLX
モビスター キャニオン ULTIMATE CF SLX photo:Kei Tsuji
同じキャニオンに乗るカチューシャの選手の多くがエアロードCF SLXをセレクトした一方で、スペインのモビスターはキャニオンのアルティメットCF SLXをメインに使用。深い紺色のフレームに差し色の緑色が映える。フィジークのチームエディションのサドルや、リザードスキンズのバーテープもカラーコーディネートされている。コンポーネントはカンパニョーロのスーパーレコードEPSで、ホイールも同社のボーラウルトラ50。パワーメーターにはパワー2マックスを採用している。多くのチームと同様にルックのペダルはクロモリアクスルだ。市販車にはステム一体型ハンドルがつくが、選手の半数はノーマルのカーボンステムとカーボンハンドルを使用する。エアロードCF SLXにはカンパニョーロのダイレクトマウントブレーキが装着されていた(昨年はシマノ)。
バーテープはリザードスキンズのチームカラー photo:Kei Tsuji
パワーメーターにはパワー2マックスを採用している photo:Kei Tsuji
フィジークのサドルはチームエディション photo:Kei Tsuji
ルックのペダルはクロモリアクスル photo:Kei Tsuji
IAMサイクリング スコット ADDICT
IAMサイクリング スコット ADDICT photo:Kei Tsuji
スイスのIAMサイクリングはスコットのアディクトとフォイルを選手の好みによって乗り分けた。クライマーのヤルリンソン・パンタノ(コロンビア)はアディクトをチョイス。フレームからパーツまで赤白黒のチームカラーに統一されている。ハンドルやステム(アルミ製)、シートポスト、サドルはスコット系列のシンクロスで揃えている。コンポーネントはシマノ・デュラエースDi2で、SRMパワーメーターを組み合わせる。ホイールはDTスイスのRC55 SPLINE Tをメインに使用。フロントにはDTスイスのRWSホイールスキュワーを使用したが、リアは通常のクイックリリースだった。リアディレイラーのプーリーはスポンサーのサイクリングセラミック製に交換されている。タイヤはコンチネンタルのコンペティション・プロリミテッドだ。
ハンドルやステム、シートポスト、サドルはスコット系列のシンクロス photo:Kei Tsuji
シマノ・デュラエースのクランクにSRMパワーメーターが付く photo:Kei Tsuji
フロントホイールの固定にはDTスイスのRWSホイールスキュワーを使用 photo:Kei Tsuji
タイヤはコンチネンタルのコンペティション・プロリミテッド photo:Kei Tsuji
エティックス・クイックステップ スペシャライズド S-WORKS TARMAC
エティックス・クイックステップ スペシャライズド S-WORKS TARMAC photo:Kei Tsuji
スプリンターのダヴィデ・マルティネッリ(イタリア)を含めてメンバー全員がスペシャライズドS-WORKSターマックに乗ったエティックス・クイックステップ。ダウンアンダーではなくドバイツアーでシーズンインしたマルセル・キッテル(ドイツ)はS-WORKSヴェンジに乗る。ホイールはスペシャライズド系列のロヴァールで、サドルはスペシャライズドのパワーサドル。黒に白いラインが入ったフレームと統一感のあるペイントがFSAのシートポストやステム、ハンドルにも施されている。コンポーネントはシマノ・デュラエースDi2。注目ポイントはクランクに取り付けられた4iiii(フォーアイ)のパワーメーターだ。カナダの新興メーカーが作る左クランクに貼り付けるタイプの「プレシジョン」は重量わずか9g。399.99ドル(約46,000円)という安さ。ダウンアンダーでは右クランクにプロトタイプが装着されていた。
スペシャライズドのパワーサドルを使用 photo:Kei Tsuji
4iiii(フォーアイ)のパワーメーターを使用する photo:Kei Tsuji
ブレーキシューはスイスストップ photo:Kei Tsuji
プレートの取り付けはブレーキマウントに photo:Kei Tsuji
ロットNLユンボ ビアンキ OLTRE XR2
ロットNLユンボ ビアンキ OLTRE XR2 photo:Kei Tsuji
オランダのロットNLユンボは2016年シーズンも引き続きビアンキのオルトレXR2を使用する。パーツ構成にも大きな変更は見られない。フレームはビアンキならではのチェレステカラーで、バーテープも同色に統一。パイオニアのペダリングモニターはチームカラーのイエローだ。コンポーネントはシマノ・デュラエースDi2で、ホイールはデュラエースのC24、C35、C50、C75を用意。ハンドルとステムはFSAで、新加入のジョージ・ベネット(ニュージーランド)はマイナス17度のアルミ製SL-Kステムと、カーボン製K-FORCEコンパクトを組み合わせた。サドルはセラサンマルコのアスピデ。タイヤは25ミリ幅のヴィットリア・コルサを使用する。
ステムやハンドルはFSAで、ハンドルの前部には同社のシールを貼る photo:Kei Tsuji
パイオニアのペダリングモニターはチームカラーのイエロー photo:Kei Tsuji
ベネットはDi2のサテライトスイッチを使用 photo:Kei Tsuji
タイヤは25ミリ幅のヴィットリア・コルサ photo:Kei Tsuji
text:Kei Tsuji
モビスター キャニオン ULTIMATE CF SLX
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同じキャニオンに乗るカチューシャの選手の多くがエアロードCF SLXをセレクトした一方で、スペインのモビスターはキャニオンのアルティメットCF SLXをメインに使用。深い紺色のフレームに差し色の緑色が映える。フィジークのチームエディションのサドルや、リザードスキンズのバーテープもカラーコーディネートされている。コンポーネントはカンパニョーロのスーパーレコードEPSで、ホイールも同社のボーラウルトラ50。パワーメーターにはパワー2マックスを採用している。多くのチームと同様にルックのペダルはクロモリアクスルだ。市販車にはステム一体型ハンドルがつくが、選手の半数はノーマルのカーボンステムとカーボンハンドルを使用する。エアロードCF SLXにはカンパニョーロのダイレクトマウントブレーキが装着されていた(昨年はシマノ)。
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IAMサイクリング スコット ADDICT
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エティックス・クイックステップ スペシャライズド S-WORKS TARMAC
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ロットNLユンボ ビアンキ OLTRE XR2
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オランダのロットNLユンボは2016年シーズンも引き続きビアンキのオルトレXR2を使用する。パーツ構成にも大きな変更は見られない。フレームはビアンキならではのチェレステカラーで、バーテープも同色に統一。パイオニアのペダリングモニターはチームカラーのイエローだ。コンポーネントはシマノ・デュラエースDi2で、ホイールはデュラエースのC24、C35、C50、C75を用意。ハンドルとステムはFSAで、新加入のジョージ・ベネット(ニュージーランド)はマイナス17度のアルミ製SL-Kステムと、カーボン製K-FORCEコンパクトを組み合わせた。サドルはセラサンマルコのアスピデ。タイヤは25ミリ幅のヴィットリア・コルサを使用する。
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text:Kei Tsuji
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