2018年のロード世界選手権はオーストリアのインスブルックで開催

UCIシクロクロス世界選手権が開催されたベルギー・ヒュースデンゾルダーで会合を開いたUCI（国際自転車競技連盟）のマネジメント委員会は、2月1日、2018年のUCIロード世界選手権をオーストリアのインスブルックで開催すると発表した。

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インスブルックの街をスタートした2009年ジロ・デ・イタリア第7ステージ photo:Kei Tsujiオーストリア西部、チロル州のインスブルックで2018年の世界チャンピオンは決まる。ドイツとイタリアの国境に近く、「アルプスの首都」とも称される人口12万人の都市が2018年のUCIロード世界選手権の開催地に決まった。オーストリアでのUCIロード世界選手権開催は1987年のフィラッハと2006年のザルツブルクに次ぐ3度目。

インスブルックでは1964年と1976年に冬季オリンピックが開催。近年では2009年のジロ・デ・イタリア第7ステージのスタート地点として登場している。標高は574mで、9月の平均最高気温は20.8度、平均最低気温は9.3度。1ヶ月のうち平均降水日数は9.2日だ。

アルプスの山に囲まれている土地柄、クライマー有利なコースが予想される。UCIのブライアン・クックソン会長は「選手にとって目を見張るようなチャレンジングなコースが設定されると確信している。同時に観客目線でも素晴らしいコースになるだろう」と期待を寄せる。

同時にUCIは2018年のUCIシクロクロス世界選手権をオランダのファルケンブルフで開催することを発表している。なお、2017年のUCIシクロクロス世界選手権はルクセンブルクのサヌムで開催予定だ。

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UCIロード世界選手権開催地
2018年　インスブルック（オーストリア）
2017年　ベルゲン（ノルウェー）
2016年　ドーハ（カタール）
2015年　リッチモンド（アメリカ）
2014年　ポンフェラーダ（スペイン）
2013年　フィレンツェ（イタリア）
2012年　リンブルフ（オランダ）
2011年　コペンハーゲン（デンマーク）
2010年　ジーロング（オーストラリア）
2009年　メンドリシオ（スイス）
2008年　ヴァレーゼ（イタリア）
2007年　シュトゥットガルト（ドイツ）
2006年　ザルツブルク（オーストリア）
2005年　マドリード（スペイン）
2004年　ヴェローナ（イタリア）
2003年　ハミルトン（カナダ）
2002年　ヒュースデンゾルダー（ベルギー）
2001年　リスボン（ポルトガル）
2000年　プルエー（フランス）

text:Kei Tsuji