2015/10/23(金) - 09:58
土曜のクリテリウム、日曜のロードレースと共に過去最高の観客動員数を記録したジャパンカップより、今大会を走ったプロバイクを紹介。Vol.1では新城幸也、ランプレ・メリダ、キャノンデール・ガーミンのバイクをピックアップします。
新城幸也(日本ナショナルチーム/ユーロップカー) コルナゴ V1-r
今回は日本ナショナルチームの一員として出場。日曜のロードレースでは自身初のジャパンカップ表彰台獲得で宇都宮をわかせた新城幸也(ユーロップカー)。今シーズンはコルナゴがフェラーリと再びタッグを組み開発した1台で、軽量かつエアロ性能にも優れるオールラウンドモデル「V1-r」をメインに使用している。
メインコンポーネントは、カンパニョーロSUPERRECORD EPS。クランクは新型の4アーム仕様で、フロントディレーラーには、チェーンキャッチャーが取り付けられている。コンポーネントと同様にホイールも同じくカンパニョーロのサポートを受け、ワイドリムを新たに採用しフルモデルチェンジとなったBORA ULTRA 35をチョイス。組み合わせるタイヤはトラディショナルなトレッドパターンを持つハッチンソンのプロ供給専用モデル「PRO TOUR SUPERLIGHT」だ。
デダ・エレメンティのステム一体式ハンドル「ALANERA」と、セライタリア「SLR」サドルは、共に新城の定番のセットアップ。その他、サイクルコンピューターはシグマ、ペダルはルックKeO Blaed 2、ボトルケージはタックスDevaとなっている。
ランプレ・メリダ メリダ SUCLTURA CF4、REACTO EVO
ロードレースでディエゴ・ウリッシ(イタリア)が2位、ヤン・ポランク(スロベニア)が5位と今シーズンの勢いそのままにジャパンカップでも結果を残したランプレ・メリダ。バイクはポランクが新型となった「SUCLTURA CF4」を、ウリッシ、ヌエーレ・モーリ(イタリア)、フェン・チュンカイ(台湾)の3名がエアロロード「REACTO EVO」を選択。また、スタジエのエドワルド・ラヴァージ(イタリア)は現所属チームのコルパックが使用するリドレーのオールラウンドモデル「HELIUM」を駆った。
コンポーネントは、シマノDUAR-ACE Di2をメインとし、クランク周りはスペインのローターを採用。ポランクのバイクには楕円チェーンリング「Q-Rings」と、シャフトにセンサーを内蔵した新型パワーメータ―「inPower」がアッセンブルされていた。なお、ポランク以外の来日メンバーは真円チェーンリング「no-Q」を選択している。
ホイールはフルクラムで、従来よりラインアップされる「Racing Speed XLR」の50mmハイトと35mmハイトに加え、40mmハイトのワイドリムを採用した新型の「Speed 40T」も使用されていた。なお、ホイ―ルのデカールは全てチームカラーの1つであるグリーンの特別仕様に換装済み。タイヤは市販品よりもソフトなコンパウンドを使用したプロ供給専用のコンチネンタルCOMPETITON PROLTDだ。
ハンドル、ステム、シートポストはFSAのカーボン製最上位グレード「K-Force」シリーズをメインとしながら、好みに合わせてアルミ製ハンドルを選択するライダーも。また、シートクランプは万全を期して2重に。ポランクのバイクにはエリートの新型ボトルゲージ「CUSTOM RACE PLUS」のプロトタイプが取り付けられていた。
キャノンデール・ガーミン キャノンデール SUPERSIX EVO Hi-Mod
2度のジャパンカップ覇者であるネイサン・ハース(オーストラリア)をエースに、若手中心のメンバー構成で来日したキャノンデール・ガーミン。もちろんバイクはキャノンデールで、多くのメンバーが新型となった「SUPERSIX EVO Hi-Mod」を駆った。
コンポーネントは、シマノDURA-ACE Di2をメインとし、クランクはキャノンデール純正のHollowgram SiSL2に、FSAのチェーンリングという組み合わせとしている。一方で、何故か1人だけ旧型フレームを使用していたハースのバイクには、機械式のDURA-ACEがアッセンブルされていた。細かな部分では、ヘッドチューブにあるブレーキケーブルの挿入口に蛇腹状のアウターケーブルを配し、レバーの引きを軽くしている。
サイクルコンピューターはもちろんガーミンEdgeシリーズとされており、意外にも多くの選手が大型ディスプレイを備えるハイエンドの「Edge1000」をチョイス。ただ、パワーメーターはサポートを受けるガーミンのペダル式モデル「Vector」ではなくSRMを装着する。
ホイ―ルはマヴィックのサポートを受け「COSMIC CARBON 40T」をメインとした。一方、タイヤもマヴィックのサポートを受けるものの、トレッドパターンを見るに他社製品をロゴを張り替えて使用しているよう。また、ブレーキパッドはマヴィックが純正としているスイスストップではなく、見た目から察するにシマノ製と思われる。
ハンドル、ステム、シートポストはチームカラーのグリーンを差し色としたFSAのカーボン製最上位グレード「K-Force」シリーズで統一。その他、サドルはフィジーク、ボトルゲージがアランデールとしている。
text&photo:Yuya.Yamamotono
新城幸也(日本ナショナルチーム/ユーロップカー) コルナゴ V1-r
今回は日本ナショナルチームの一員として出場。日曜のロードレースでは自身初のジャパンカップ表彰台獲得で宇都宮をわかせた新城幸也(ユーロップカー)。今シーズンはコルナゴがフェラーリと再びタッグを組み開発した1台で、軽量かつエアロ性能にも優れるオールラウンドモデル「V1-r」をメインに使用している。
メインコンポーネントは、カンパニョーロSUPERRECORD EPS。クランクは新型の4アーム仕様で、フロントディレーラーには、チェーンキャッチャーが取り付けられている。コンポーネントと同様にホイールも同じくカンパニョーロのサポートを受け、ワイドリムを新たに採用しフルモデルチェンジとなったBORA ULTRA 35をチョイス。組み合わせるタイヤはトラディショナルなトレッドパターンを持つハッチンソンのプロ供給専用モデル「PRO TOUR SUPERLIGHT」だ。
デダ・エレメンティのステム一体式ハンドル「ALANERA」と、セライタリア「SLR」サドルは、共に新城の定番のセットアップ。その他、サイクルコンピューターはシグマ、ペダルはルックKeO Blaed 2、ボトルケージはタックスDevaとなっている。
ランプレ・メリダ メリダ SUCLTURA CF4、REACTO EVO
ロードレースでディエゴ・ウリッシ(イタリア)が2位、ヤン・ポランク(スロベニア)が5位と今シーズンの勢いそのままにジャパンカップでも結果を残したランプレ・メリダ。バイクはポランクが新型となった「SUCLTURA CF4」を、ウリッシ、ヌエーレ・モーリ(イタリア)、フェン・チュンカイ(台湾)の3名がエアロロード「REACTO EVO」を選択。また、スタジエのエドワルド・ラヴァージ(イタリア)は現所属チームのコルパックが使用するリドレーのオールラウンドモデル「HELIUM」を駆った。
コンポーネントは、シマノDUAR-ACE Di2をメインとし、クランク周りはスペインのローターを採用。ポランクのバイクには楕円チェーンリング「Q-Rings」と、シャフトにセンサーを内蔵した新型パワーメータ―「inPower」がアッセンブルされていた。なお、ポランク以外の来日メンバーは真円チェーンリング「no-Q」を選択している。
ホイールはフルクラムで、従来よりラインアップされる「Racing Speed XLR」の50mmハイトと35mmハイトに加え、40mmハイトのワイドリムを採用した新型の「Speed 40T」も使用されていた。なお、ホイ―ルのデカールは全てチームカラーの1つであるグリーンの特別仕様に換装済み。タイヤは市販品よりもソフトなコンパウンドを使用したプロ供給専用のコンチネンタルCOMPETITON PROLTDだ。
ハンドル、ステム、シートポストはFSAのカーボン製最上位グレード「K-Force」シリーズをメインとしながら、好みに合わせてアルミ製ハンドルを選択するライダーも。また、シートクランプは万全を期して2重に。ポランクのバイクにはエリートの新型ボトルゲージ「CUSTOM RACE PLUS」のプロトタイプが取り付けられていた。
キャノンデール・ガーミン キャノンデール SUPERSIX EVO Hi-Mod
2度のジャパンカップ覇者であるネイサン・ハース(オーストラリア)をエースに、若手中心のメンバー構成で来日したキャノンデール・ガーミン。もちろんバイクはキャノンデールで、多くのメンバーが新型となった「SUPERSIX EVO Hi-Mod」を駆った。
コンポーネントは、シマノDURA-ACE Di2をメインとし、クランクはキャノンデール純正のHollowgram SiSL2に、FSAのチェーンリングという組み合わせとしている。一方で、何故か1人だけ旧型フレームを使用していたハースのバイクには、機械式のDURA-ACEがアッセンブルされていた。細かな部分では、ヘッドチューブにあるブレーキケーブルの挿入口に蛇腹状のアウターケーブルを配し、レバーの引きを軽くしている。
サイクルコンピューターはもちろんガーミンEdgeシリーズとされており、意外にも多くの選手が大型ディスプレイを備えるハイエンドの「Edge1000」をチョイス。ただ、パワーメーターはサポートを受けるガーミンのペダル式モデル「Vector」ではなくSRMを装着する。
ホイ―ルはマヴィックのサポートを受け「COSMIC CARBON 40T」をメインとした。一方、タイヤもマヴィックのサポートを受けるものの、トレッドパターンを見るに他社製品をロゴを張り替えて使用しているよう。また、ブレーキパッドはマヴィックが純正としているスイスストップではなく、見た目から察するにシマノ製と思われる。
ハンドル、ステム、シートポストはチームカラーのグリーンを差し色としたFSAのカーボン製最上位グレード「K-Force」シリーズで統一。その他、サドルはフィジーク、ボトルゲージがアランデールとしている。
text&photo:Yuya.Yamamotono
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GARMIN(ガーミン) Edge520J 136807
ガーミン(GARMIN)