2015/10/21(水) - 16:15
ジャパンカップ翌日の夜、東京・虎ノ門にて国内レース初参戦を果たしたBMCレーシングのJCアフターパーティーが開催された。約60名のファンと、ミヒャエル・シェアー(スイス)ら5名の選手がリラックスした雰囲気の中で交流し、ゲームやじゃんけん大会で大いに盛り上がったイベントの模様をレポートしよう。
土日共に過去最高の観客動員を記録したジャパンカップが終わった翌日。東京・虎ノ門のGood Morning Cafeにて、BMC国内総代理店のフタバ商店によるBMCレーシングのアフターパーティーが開催された。初来日となったTTT世界一のチームと楽しい夜を過ごそうと、約60名のファンが参加。宇都宮の熱気をそのまま持ってきたかの如く、大盛況の一夜となった。
チームカラーと同じく、赤く煌々と光る東京タワーを背に会場へと到着した選手たち。フローリス・ゲルツ(オランダ)、マヌエル・センニ(イタリア)、ピーター・ステティーナ(アメリカ)、ペーター・べリトス(スロバキア)、ミヒャエル・シェアー(スイス)の順で入場し、選手一人ひとりに大きな拍手が送られた。また、ジャクソン・スチュワート監督は一足先に帰路へと就いてしまったものの、メカニックのゲオ・ヴァンオウデンホーヴさん、チームのチーフマッサージャーを務めるグンター・ランドリエさんも参加した。
白戸太朗さんが進行役となり、選手たちからの挨拶も早々にシェアーの「カンパイ!」と共にスタートしたパーティー。ファンと選手とが交流できる時間を少しでも多くとの計らいから、早速フリータイムに。各選手とも参加者が用意してきたプレゼントに喜んだり、ファンが持参したBMCレーシングのジャージにサインしたり、写真を撮ったりと、とてもリラックスした様子。アメリカンチームとあり全員が英語を喋れるため、コミュニケーションが取りやすかったという声が多くきかれた。
ラボバンクとBMCの育成チームを経て現在は研修生として走るゲルツのもとには、土日共に4位に入ったこともあり、サインを求める参加者が殺到。いつ写真をとっても笑顔なシェアーは甘いマスクと共に女性ファンを中心にハートを鷲掴みにしていたはず。
ステティーナは参加者が持ってきたあるものにやや困惑(?)。その「あるもの」とは前所属チーム(現在のキャノンデール・ガーミン)のジョナサン・ヴォータースGMのお面で、ステティーナは「うわっ…」という表情をみせたとのことだ(苦笑)。
べリトスとセンニもエンジョイしている様子で、オフシーズンが始まったとあって、レース前とは一転してリラックスした表情を見せてくれる。そして盛り上げ上手なメカニックのヴァンオウデンホーヴさんとマッサーのランドリエさんは選手たち以上にパーティーを楽しんでいた。
美味しいパーティーフードに舌鼓を打ちつつ選手とのフリータイムは一旦終了し、アフターパーティーではお馴染みのゲームの時間に。今回催されたのは「エアスプリント」というユニークなもの。これは万歩計を装着したハンドルバーをダンシングの如く左右に激しく振り続け、スプリント中のペダリングの如く脚をステップさせ、30秒間の万歩計のカウントを競うのだ。
このゲームを考案した都内のプロショップ・フォーチュンバイクの錦織大祐さんによれば「勝ちたいという『気持ち』こそが重要。体力がなくとも勝つことができ、女性でもプロサイクリストに勝つチャンスがあります」とのこと。世界トップクラスの5名のライダーそれぞれが、抽選で選ばれた計15名の参加者と熱すぎるバトルを展開した。
「いつも使っているやつだ」とチームスポンサーである3Tのハンドルバーを手にし、さすがはプロと思わせてくれたのは1番手のシェアー。2番手のべリトスは「TT用ハンドルの方が良いかな?」とジョークをとばし、3番手のステティーナは進路妨害(?)になりかねない左右の動きで参加者の笑いを誘う。
普段はクールフェイスな4番手のセンニも、この時ばかりは本気でスプリント。そして、このジャパンカップで最も成績が良かったことからハンデとして幅の狭いハンドルバーを持たされた最後のゲルツだが、真剣過ぎるぐらいの顔つきで30秒間フルもがき。プロらしい負けん気の強さや、エアスプリント中の身体のぶれの少なさは、参加者を感心させていた。ゲームの参加者全員にはBMCグッズが送られた。
エアスプリント参加者の荒い息遣いも一段落すると、次に開催されたのはチャリティーオークション。シェアーが用意したJC来日メンバーのサイン入りスイスチャンピオンジャージは30,000円で落札。べリトスが用意した2015世界選TTT優勝メンバーのサイン入ったBMCレーシングのジャージには、なんと150,000円もの値がついた。売上の全ては日本赤十字社を通して、ジャパンカップのコースにも甚大な被害をもたらした9月の台風第18号等大雨の義援金として寄付された。
締めくくりは、BMCの最新型ロードバイク「ALR01 Tiagra」をかけた超太っ腹なじゃんけん大会。参加者全員と記念撮影を行い、2時間のパーティーはあっという間にお開きに。「また日本に来たいね」と語る選手達は来シーズンへの英気を養いつつ、ヨーロッパへの帰路へと就いたのでした。
text&photo:Yuya.Yamamoto
土日共に過去最高の観客動員を記録したジャパンカップが終わった翌日。東京・虎ノ門のGood Morning Cafeにて、BMC国内総代理店のフタバ商店によるBMCレーシングのアフターパーティーが開催された。初来日となったTTT世界一のチームと楽しい夜を過ごそうと、約60名のファンが参加。宇都宮の熱気をそのまま持ってきたかの如く、大盛況の一夜となった。
チームカラーと同じく、赤く煌々と光る東京タワーを背に会場へと到着した選手たち。フローリス・ゲルツ(オランダ)、マヌエル・センニ(イタリア)、ピーター・ステティーナ(アメリカ)、ペーター・べリトス(スロバキア)、ミヒャエル・シェアー(スイス)の順で入場し、選手一人ひとりに大きな拍手が送られた。また、ジャクソン・スチュワート監督は一足先に帰路へと就いてしまったものの、メカニックのゲオ・ヴァンオウデンホーヴさん、チームのチーフマッサージャーを務めるグンター・ランドリエさんも参加した。
白戸太朗さんが進行役となり、選手たちからの挨拶も早々にシェアーの「カンパイ!」と共にスタートしたパーティー。ファンと選手とが交流できる時間を少しでも多くとの計らいから、早速フリータイムに。各選手とも参加者が用意してきたプレゼントに喜んだり、ファンが持参したBMCレーシングのジャージにサインしたり、写真を撮ったりと、とてもリラックスした様子。アメリカンチームとあり全員が英語を喋れるため、コミュニケーションが取りやすかったという声が多くきかれた。
ラボバンクとBMCの育成チームを経て現在は研修生として走るゲルツのもとには、土日共に4位に入ったこともあり、サインを求める参加者が殺到。いつ写真をとっても笑顔なシェアーは甘いマスクと共に女性ファンを中心にハートを鷲掴みにしていたはず。
ステティーナは参加者が持ってきたあるものにやや困惑(?)。その「あるもの」とは前所属チーム(現在のキャノンデール・ガーミン)のジョナサン・ヴォータースGMのお面で、ステティーナは「うわっ…」という表情をみせたとのことだ(苦笑)。
べリトスとセンニもエンジョイしている様子で、オフシーズンが始まったとあって、レース前とは一転してリラックスした表情を見せてくれる。そして盛り上げ上手なメカニックのヴァンオウデンホーヴさんとマッサーのランドリエさんは選手たち以上にパーティーを楽しんでいた。
美味しいパーティーフードに舌鼓を打ちつつ選手とのフリータイムは一旦終了し、アフターパーティーではお馴染みのゲームの時間に。今回催されたのは「エアスプリント」というユニークなもの。これは万歩計を装着したハンドルバーをダンシングの如く左右に激しく振り続け、スプリント中のペダリングの如く脚をステップさせ、30秒間の万歩計のカウントを競うのだ。
このゲームを考案した都内のプロショップ・フォーチュンバイクの錦織大祐さんによれば「勝ちたいという『気持ち』こそが重要。体力がなくとも勝つことができ、女性でもプロサイクリストに勝つチャンスがあります」とのこと。世界トップクラスの5名のライダーそれぞれが、抽選で選ばれた計15名の参加者と熱すぎるバトルを展開した。
「いつも使っているやつだ」とチームスポンサーである3Tのハンドルバーを手にし、さすがはプロと思わせてくれたのは1番手のシェアー。2番手のべリトスは「TT用ハンドルの方が良いかな?」とジョークをとばし、3番手のステティーナは進路妨害(?)になりかねない左右の動きで参加者の笑いを誘う。
普段はクールフェイスな4番手のセンニも、この時ばかりは本気でスプリント。そして、このジャパンカップで最も成績が良かったことからハンデとして幅の狭いハンドルバーを持たされた最後のゲルツだが、真剣過ぎるぐらいの顔つきで30秒間フルもがき。プロらしい負けん気の強さや、エアスプリント中の身体のぶれの少なさは、参加者を感心させていた。ゲームの参加者全員にはBMCグッズが送られた。
エアスプリント参加者の荒い息遣いも一段落すると、次に開催されたのはチャリティーオークション。シェアーが用意したJC来日メンバーのサイン入りスイスチャンピオンジャージは30,000円で落札。べリトスが用意した2015世界選TTT優勝メンバーのサイン入ったBMCレーシングのジャージには、なんと150,000円もの値がついた。売上の全ては日本赤十字社を通して、ジャパンカップのコースにも甚大な被害をもたらした9月の台風第18号等大雨の義援金として寄付された。
締めくくりは、BMCの最新型ロードバイク「ALR01 Tiagra」をかけた超太っ腹なじゃんけん大会。参加者全員と記念撮影を行い、2時間のパーティーはあっという間にお開きに。「また日本に来たいね」と語る選手達は来シーズンへの英気を養いつつ、ヨーロッパへの帰路へと就いたのでした。
text&photo:Yuya.Yamamoto
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