2015/08/27(木) - 23:19
新設の333mバンクは200ハロンで小原佑太（朝日大）が10秒392、タンデムスプリント333ハロンは鹿屋体育大（山口、安本）が17秒259、さらに個人追抜き予選で原田裕成（鹿屋体育大）が屋外で4分34秒858の好記録。インカレ4日間の戦いが始まった。
標高1000mに建設された松本市美鈴湖自転車競技場 photo:Hideaki TAKAGI
頂点の戦い、インカレ
男子スプリント予選 1位 小原佑太（朝日大）10秒392 大会新、学連新 photo:Hideaki TAKAGI
女子スプリント予選 1位 清水知美（八戸学院大）12秒031 photo:Hideaki TAKAGI8月27日（木）から長野県で始まった全日本大学対抗選手権自転車競技大会、通称インカレ。学連登録の選手にとって最もステータスの高い大会で、かつ大学対抗成績も重要視され、男子では日本大学が2012年までなんと30連覇を、2013年からは鹿屋体育大が連覇を達成している。種目別の優勝争いとともに、大学の威信を懸けた総合優勝争いも大きく注目されている。また女子は正式競技として1999年から行なわれている。
タンデムスプリント予選 1位 鹿屋体育大（山口、安本）17秒259 学連新、大会新 photo:Hideaki TAKAGI
女子3kmインディヴィデュアルパーシュート予選 1位 中井彩子（鹿屋体育大）4分00秒886 photo:Hideaki TAKAGI
新設競技場で好タイム続出
大会はトラックが松本市美鈴湖自転車競技場（333m）で3日間、ロードは大町市美麻で8月30日（日）に行なわれる。美鈴湖競技場は従来のかりがね競技場を標高1000mの地へ移転新設したもので、美ヶ原へ上る途中の美鈴湖畔にある。スケートリンク施設があった場所で、リンクがバンクにそして管理棟は改装して使用される。今までのリンクレコードや記録などが壁に残っており、ちなみに今回八戸学院大から出場の清水知美選手のスケート選手時代の名前も刻まれる。
大会初日は各種目の予選が行なわれた。スムーズな路面と標高1000mの準高所も手伝い、タイム種目では好記録が続出した。男子スプリント予選では昨年の伊豆ベロドロームでの記録を2人が塗り替えた。小原佑太（朝日大）が10秒392、野上竜太（鹿屋体育大）が10秒446でいずれも大会新、学連新を。
そしていまや学連大会だけで見られるタンデム種目のスプリント予選では鹿屋体育大（山口、安本）が17秒259の学連新、大会新（333m）。男子4kmインディヴィデュアルパーシュート予選では原田裕成（鹿屋体育大）が屋外での最高記録となる4分34秒858を出した。選手たちの力が向上していることもあるが、美鈴湖競技場は伊豆ベロドロームに匹敵するタイムを出すことのできる高速バンクと言ってよいだろう。
男子総合の行方は
まだ初日で予選のみの結果だが、男子は現時点では鹿屋体育大がおおむね順調な滑り出しを見せている。ただし昨年のインカレケイリンチャンピオンの奥村論志が午前の練習中に腕を負傷、手術を要するほどの怪我を負ったため出場は難しい。これをどうカバーできるかも総合の行方に繋がるだろう。
男子4kmインディヴィデュアルパーシュート予選 1位 原田裕成（鹿屋体育大）4分34秒858 photo:Hideaki TAKAGI
女子チームスプリント予選 1位 日本体育大（齋藤、谷）50秒534 photo:Hideaki TAKAGI
男子スプリント1/8決勝 小原佑太（朝日大）が勝ちあがり photo:Hideaki TAKAGI
結果
男子スプリント予選
1位 小原佑太（朝日大）10秒392 大会新、学連新
2位 野上竜太（鹿屋体育大）10秒446 大会新、学連新
3位 堀航輝（鹿屋体育大）10秒477
4位 橋本瑠偉（明治大）10秒570
5位 曽我圭佑（明治大）10秒601
6位 後藤悠（早稲田大）10秒634
7位 佐伯亮輔（中央大）10秒660
8位 坂井洋（日本大）10秒687
女子スプリント予選
1位 清水知美（八戸学院大）12秒031
2位 西島叶子（鹿屋体育大）12秒580
3位 齋藤望（日本体育大）12秒604
4位 高田奈生（鹿屋体育大）13秒147
5位 春原美季（順天堂大）13秒155
6位 伊藤真生（日本体育大）13秒188
7位 中島綺砂（早稲田大）13秒540
タンデムスプリント予選 333m
1位 鹿屋体育大（山口、安本）17秒259 学連新、大会新
2位 中央大（濱田、村田）17秒482
3位 日本大（緑川、照井）17秒771
4位 朝日大（中野、鳥越）17秒822
5位 東北学院大（佐藤、鈴木）17秒864
6位 早稲田大（森、中井）18秒140
7位 法政大（白垣、高橋）18秒270
8位 順天堂大（飯塚、南）18秒286
女子3kmインディヴィデュアルパーシュート予選
1位 中井彩子（鹿屋体育大）4分00秒886 決勝へ
2位 江藤里佳子（鹿屋体育大）4分01秒467 決勝へ
3位 伊藤真生（日本体育大）4分04秒885 3－4位決定戦へ
4位 丹波佳奈美（八戸学院大）4分07秒44 3－4位決定戦へ
5位 宮田菜摘（朝日大）4分10秒591 以下順位確定
6位 谷伊央里（日本体育大）4分11秒989
男子4kmインディヴィデュアルパーシュート予選
1位 原田裕成（鹿屋体育大）4分34秒858 決勝へ
2位 池邊聖（慶應義塾大）4分39秒011 決勝へ
3位 高士拓也（中央大）4分40秒787 3－4位決定戦へ
4位 伊藤和輝（早稲田大）4分45秒185 3－4位決定戦へ
5位 真砂英作（明治大）4分45秒237 以下順位確定
6位 安田京介（京都産業大）4分45秒949
7位 佐々木真也（日本大）4分46秒383
8位 渡邊翔太郎（朝日大）4分46秒611
女子チームスプリント予選 333mx2
1位 日本体育大（齋藤、谷）50秒534 決勝へ
2位 鹿屋体育大（高田、西島）50秒661 決勝へ
3位 順天堂大（神庭、春原）51秒173 3－4位決定戦へ
4位 八戸学院大（丹波、清水）51秒588 3－4位決定戦へ
5位 中京大（浅田聖奈、浅田愛理）51秒865 以下順位確定
6位 早稲田大（中嶋、池田）53秒545
photo&text:高木秀彰
標高1000mに建設された松本市美鈴湖自転車競技場 photo:Hideaki TAKAGI頂点の戦い、インカレ
男子スプリント予選 1位 小原佑太（朝日大）10秒392 大会新、学連新 photo:Hideaki TAKAGI女子スプリント予選 1位 清水知美（八戸学院大）12秒031 photo:Hideaki TAKAGI8月27日（木）から長野県で始まった全日本大学対抗選手権自転車競技大会、通称インカレ。学連登録の選手にとって最もステータスの高い大会で、かつ大学対抗成績も重要視され、男子では日本大学が2012年までなんと30連覇を、2013年からは鹿屋体育大が連覇を達成している。種目別の優勝争いとともに、大学の威信を懸けた総合優勝争いも大きく注目されている。また女子は正式競技として1999年から行なわれている。タンデムスプリント予選 1位 鹿屋体育大（山口、安本）17秒259 学連新、大会新 photo:Hideaki TAKAGI女子3kmインディヴィデュアルパーシュート予選 1位 中井彩子（鹿屋体育大）4分00秒886 photo:Hideaki TAKAGI新設競技場で好タイム続出
大会はトラックが松本市美鈴湖自転車競技場（333m）で3日間、ロードは大町市美麻で8月30日（日）に行なわれる。美鈴湖競技場は従来のかりがね競技場を標高1000mの地へ移転新設したもので、美ヶ原へ上る途中の美鈴湖畔にある。スケートリンク施設があった場所で、リンクがバンクにそして管理棟は改装して使用される。今までのリンクレコードや記録などが壁に残っており、ちなみに今回八戸学院大から出場の清水知美選手のスケート選手時代の名前も刻まれる。
大会初日は各種目の予選が行なわれた。スムーズな路面と標高1000mの準高所も手伝い、タイム種目では好記録が続出した。男子スプリント予選では昨年の伊豆ベロドロームでの記録を2人が塗り替えた。小原佑太（朝日大）が10秒392、野上竜太（鹿屋体育大）が10秒446でいずれも大会新、学連新を。
そしていまや学連大会だけで見られるタンデム種目のスプリント予選では鹿屋体育大（山口、安本）が17秒259の学連新、大会新（333m）。男子4kmインディヴィデュアルパーシュート予選では原田裕成（鹿屋体育大）が屋外での最高記録となる4分34秒858を出した。選手たちの力が向上していることもあるが、美鈴湖競技場は伊豆ベロドロームに匹敵するタイムを出すことのできる高速バンクと言ってよいだろう。
男子総合の行方は
まだ初日で予選のみの結果だが、男子は現時点では鹿屋体育大がおおむね順調な滑り出しを見せている。ただし昨年のインカレケイリンチャンピオンの奥村論志が午前の練習中に腕を負傷、手術を要するほどの怪我を負ったため出場は難しい。これをどうカバーできるかも総合の行方に繋がるだろう。
男子4kmインディヴィデュアルパーシュート予選 1位 原田裕成（鹿屋体育大）4分34秒858 photo:Hideaki TAKAGI女子チームスプリント予選 1位 日本体育大（齋藤、谷）50秒534 photo:Hideaki TAKAGI男子スプリント1/8決勝 小原佑太（朝日大）が勝ちあがり photo:Hideaki TAKAGI結果
男子スプリント予選
1位 小原佑太（朝日大）10秒392 大会新、学連新
2位 野上竜太（鹿屋体育大）10秒446 大会新、学連新
3位 堀航輝（鹿屋体育大）10秒477
4位 橋本瑠偉（明治大）10秒570
5位 曽我圭佑（明治大）10秒601
6位 後藤悠（早稲田大）10秒634
7位 佐伯亮輔（中央大）10秒660
8位 坂井洋（日本大）10秒687
女子スプリント予選
1位 清水知美（八戸学院大）12秒031
2位 西島叶子（鹿屋体育大）12秒580
3位 齋藤望（日本体育大）12秒604
4位 高田奈生（鹿屋体育大）13秒147
5位 春原美季（順天堂大）13秒155
6位 伊藤真生（日本体育大）13秒188
7位 中島綺砂（早稲田大）13秒540
タンデムスプリント予選 333m
1位 鹿屋体育大（山口、安本）17秒259 学連新、大会新
2位 中央大（濱田、村田）17秒482
3位 日本大（緑川、照井）17秒771
4位 朝日大（中野、鳥越）17秒822
5位 東北学院大（佐藤、鈴木）17秒864
6位 早稲田大（森、中井）18秒140
7位 法政大（白垣、高橋）18秒270
8位 順天堂大（飯塚、南）18秒286
女子3kmインディヴィデュアルパーシュート予選
1位 中井彩子（鹿屋体育大）4分00秒886 決勝へ
2位 江藤里佳子（鹿屋体育大）4分01秒467 決勝へ
3位 伊藤真生（日本体育大）4分04秒885 3－4位決定戦へ
4位 丹波佳奈美（八戸学院大）4分07秒44 3－4位決定戦へ
5位 宮田菜摘（朝日大）4分10秒591 以下順位確定
6位 谷伊央里（日本体育大）4分11秒989
男子4kmインディヴィデュアルパーシュート予選
1位 原田裕成（鹿屋体育大）4分34秒858 決勝へ
2位 池邊聖（慶應義塾大）4分39秒011 決勝へ
3位 高士拓也（中央大）4分40秒787 3－4位決定戦へ
4位 伊藤和輝（早稲田大）4分45秒185 3－4位決定戦へ
5位 真砂英作（明治大）4分45秒237 以下順位確定
6位 安田京介（京都産業大）4分45秒949
7位 佐々木真也（日本大）4分46秒383
8位 渡邊翔太郎（朝日大）4分46秒611
女子チームスプリント予選 333mx2
1位 日本体育大（齋藤、谷）50秒534 決勝へ
2位 鹿屋体育大（高田、西島）50秒661 決勝へ
3位 順天堂大（神庭、春原）51秒173 3－4位決定戦へ
4位 八戸学院大（丹波、清水）51秒588 3－4位決定戦へ
5位 中京大（浅田聖奈、浅田愛理）51秒865 以下順位確定
6位 早稲田大（中嶋、池田）53秒545
photo&text:高木秀彰
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