2015/08/17(月) - 21:20
ツール・ド・フランスでマイヨジョーヌを争ったクリス・フルーム（イギリス）とナイロ・キンタナ（コロンビア）が8月22日に開幕するブエルタ・ア・エスパーニャで再びバトルを繰り広げる。チームスカイとモビスターが9名の出場メンバーを発表した。
ツールを制したクリス・フルーム（イギリス、チームスカイ） photo:Kei Tsuji「良い思い出が詰まったレースに再び出場することができて嬉しい。ツールが終わってからしっかり身体を休めた今、次なるチャレンジに向けて準備はできている。強力なライバルが揃うため、観る者を魅了する非常にハイレベルな戦いが繰り広げられるはず。盤石のチーム体制を揃えており、開幕に向けて準備は整った」。チームスカイのプレスリリースの中でフルームはそう語っている。
ツールでフルームを強力にアシストしたゲラント・トーマス（イギリス、チームスカイ） photo:Kei Tsujiツール・ド・フランスで2013年に続く2度目の総合優勝を飾ったフルームは過去に3回ブエルタに出場している。初出場した2011年はステージ優勝＆総合2位に入り、2012年は総合4位。ツールを落車リタイアした2014年には再びブエルタの総合争いに加わり、総合優勝したアルベルト・コンタドール（スペイン、ティンコフ・サクソ）に次ぐ総合2位でフィニッシュしている。
フルームのマイヨジョーヌを脅かしたナイロ・キンタナ（コロンビア、モビスター）とアレハンドロ・バルベルデ（スペイン、モビスター） photo:Tim de Waeleツールの山岳ステージでアシストぶりが光ったゲラント・トーマス（イギリス）やニコラス・ロッシュ（アイルランド）が引き続きフルームをサポート。山岳ステージではセルジオルイス・エナオモントーヤ（コロンビア）やミケル・ニエベ（スペイン）、グランツール初出場のイアン・ボスウェル（アメリカ）の登坂力が武器になるだろう。平坦ステージではヴァシル・キリエンカ（ベラルーシ）、クリスティアン・クネース（ドイツ）、サルヴァトーレ・プッチオ（イタリア）らがフルームの脇を固める。
ツール・ド・フランス 総合2位ナイロ・キンタナ（コロンビア、モビスター）、総合1位クリス・フルーム（イギリス、チームスカイ）、総合3位アレハンドロ・バルベルデ（スペイン、モビスター） photo:Tim de Waele仮にフルームがブエルタで総合優勝に輝けばイギリス人選手初の快挙。また、1963年のジャック・アンクティル（フランス）と1978年のベルナール・イノー（フランス）に続く史上3人目のツール＝ブエルタ同年制覇者となる。なお、ブエルタの開催時期が4月〜5月から8月〜9月に移行した1995年以降、ツール＝ブエルタ同年制覇を達成した選手はいない。
ツールでフルームを最後まで苦しめたキンタナとアレハンドロ・バルベルデ（スペイン）のモビスターコンビもブエルタに揃って出場。ツールの総合トップスリーが再びブエルタで総合争いを繰り広げることになった。
2014年のジロ・デ・イタリア覇者キンタナは3回目のブエルタ出場。1年前のブエルタではマイヨロホを獲得しながらも第10ステージの個人タイムトライアルで落車して4分のタイムロスを被った。さらに翌日の第11ステージで落車して鎖骨を骨折し、リタイアを余儀なくされている。
ツールで初めて総合表彰台に登ったバルベルデは2009年のブエルタ総合優勝者。ブエルタではこれまで総合表彰台に6回登っており、近年は欠かさず総合争いに絡んでいる（2012年総合2位、2013年総合3位、2014年総合3位）。キンタナとバルベルデのダブルエースを支えるのはジロ総合4位のアンドレイ・アマドール（コスタリカ）やハビエル・モレーノ（スペイン）、ローリー・スザーランド（オーストラリア）、ジョヴァンニ・ヴィスコンティ（イタリア）ら。平坦ステージではフランシスコ・ベントソ（スペイン）やホセホアキン・ロハス（スペイン）がスプリントに絡んでくるだろう。
ブエルタ・ア・エスパーニャ2015出場メンバー
チームスカイ
クリス・フルーム（イギリス）
ゲラント・トーマス（イギリス）
ニコラス・ロッシュ（アイルランド）
セルジオルイス・エナオモントーヤ（コロンビア）
ミケル・ニエベ（スペイン）
ヴァシル・キリエンカ（ベラルーシ）
クリスティアン・クネース（ドイツ）
イアン・ボスウェル（アメリカ）
サルヴァトーレ・プッチオ（イタリア）
モビスター
ナイロ・キンタナ（コロンビア）
アレハンドロ・バルベルデ（スペイン）
アンドレイ・アマドール（コスタリカ）
ジョヴァンニ・ヴィスコンティ（イタリア）
ローリー・スザーランド（オーストラリア）
ハビエル・モレーノ（スペイン）
イマノル・エルビーティ（スペイン）
フランシスコ・ベントソ（スペイン）
ホセホアキン・ロハス（スペイン）
text:Kei Tsuji
ツールを制したクリス・フルーム（イギリス、チームスカイ） photo:Kei Tsuji「良い思い出が詰まったレースに再び出場することができて嬉しい。ツールが終わってからしっかり身体を休めた今、次なるチャレンジに向けて準備はできている。強力なライバルが揃うため、観る者を魅了する非常にハイレベルな戦いが繰り広げられるはず。盤石のチーム体制を揃えており、開幕に向けて準備は整った」。チームスカイのプレスリリースの中でフルームはそう語っている。ツールでフルームを強力にアシストしたゲラント・トーマス（イギリス、チームスカイ） photo:Kei Tsujiツール・ド・フランスで2013年に続く2度目の総合優勝を飾ったフルームは過去に3回ブエルタに出場している。初出場した2011年はステージ優勝＆総合2位に入り、2012年は総合4位。ツールを落車リタイアした2014年には再びブエルタの総合争いに加わり、総合優勝したアルベルト・コンタドール（スペイン、ティンコフ・サクソ）に次ぐ総合2位でフィニッシュしている。フルームのマイヨジョーヌを脅かしたナイロ・キンタナ（コロンビア、モビスター）とアレハンドロ・バルベルデ（スペイン、モビスター） photo:Tim de Waeleツールの山岳ステージでアシストぶりが光ったゲラント・トーマス（イギリス）やニコラス・ロッシュ（アイルランド）が引き続きフルームをサポート。山岳ステージではセルジオルイス・エナオモントーヤ（コロンビア）やミケル・ニエベ（スペイン）、グランツール初出場のイアン・ボスウェル（アメリカ）の登坂力が武器になるだろう。平坦ステージではヴァシル・キリエンカ（ベラルーシ）、クリスティアン・クネース（ドイツ）、サルヴァトーレ・プッチオ（イタリア）らがフルームの脇を固める。ツール・ド・フランス 総合2位ナイロ・キンタナ（コロンビア、モビスター）、総合1位クリス・フルーム（イギリス、チームスカイ）、総合3位アレハンドロ・バルベルデ（スペイン、モビスター） photo:Tim de Waele仮にフルームがブエルタで総合優勝に輝けばイギリス人選手初の快挙。また、1963年のジャック・アンクティル（フランス）と1978年のベルナール・イノー（フランス）に続く史上3人目のツール＝ブエルタ同年制覇者となる。なお、ブエルタの開催時期が4月〜5月から8月〜9月に移行した1995年以降、ツール＝ブエルタ同年制覇を達成した選手はいない。ツールでフルームを最後まで苦しめたキンタナとアレハンドロ・バルベルデ（スペイン）のモビスターコンビもブエルタに揃って出場。ツールの総合トップスリーが再びブエルタで総合争いを繰り広げることになった。
2014年のジロ・デ・イタリア覇者キンタナは3回目のブエルタ出場。1年前のブエルタではマイヨロホを獲得しながらも第10ステージの個人タイムトライアルで落車して4分のタイムロスを被った。さらに翌日の第11ステージで落車して鎖骨を骨折し、リタイアを余儀なくされている。
ツールで初めて総合表彰台に登ったバルベルデは2009年のブエルタ総合優勝者。ブエルタではこれまで総合表彰台に6回登っており、近年は欠かさず総合争いに絡んでいる（2012年総合2位、2013年総合3位、2014年総合3位）。キンタナとバルベルデのダブルエースを支えるのはジロ総合4位のアンドレイ・アマドール（コスタリカ）やハビエル・モレーノ（スペイン）、ローリー・スザーランド（オーストラリア）、ジョヴァンニ・ヴィスコンティ（イタリア）ら。平坦ステージではフランシスコ・ベントソ（スペイン）やホセホアキン・ロハス（スペイン）がスプリントに絡んでくるだろう。
ブエルタ・ア・エスパーニャ2015出場メンバー
チームスカイ
クリス・フルーム（イギリス）
ゲラント・トーマス（イギリス）
ニコラス・ロッシュ（アイルランド）
セルジオルイス・エナオモントーヤ（コロンビア）
ミケル・ニエベ（スペイン）
ヴァシル・キリエンカ（ベラルーシ）
クリスティアン・クネース（ドイツ）
イアン・ボスウェル（アメリカ）
サルヴァトーレ・プッチオ（イタリア）
モビスター
ナイロ・キンタナ（コロンビア）
アレハンドロ・バルベルデ（スペイン）
アンドレイ・アマドール（コスタリカ）
ジョヴァンニ・ヴィスコンティ（イタリア）
ローリー・スザーランド（オーストラリア）
ハビエル・モレーノ（スペイン）
イマノル・エルビーティ（スペイン）
フランシスコ・ベントソ（スペイン）
ホセホアキン・ロハス（スペイン）
text:Kei Tsuji
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