2015/08/22(土) - 09:32
イタリアのモーターサイクル用ヘルメットメーカー「SUOMY(スオーミー)」より、スポーツサイクル用ヘルメットが登場。大きなベンチレーションホールと丸みを帯びたシェルのデザインが特徴の、今シーズンよりランプレ・メリダが使用するプロユースモデル「Gun Wind」を紹介する。
Gun Windを使用するランプレ・メリダ (c)SHIONO BICYCLE
日々過酷なレースをこなすプロライダーの安全を支えている (c)SHIONO BICYCLESUOMY(スオーミー)は、かつてヤマハで働いていたウンベルト・モンティ氏が立ち上げたモーターサイクル用ヘルメットのトップブランド。1997年創業と歴史は浅いながらも、トロイ・ベイリスやマックス・ビアッジらモーターサイクル界のトップライダーたちをサポートしてきた実績を持つ。
そんな同社が拠点を構えるのは、奇しくも多くの自転車レースが開催されているイタリア北部のロンバルディア州・コモ。そして、2015年にモーターサイクル用で培ったテクノロジーをベースとしたサイクリング用ヘルメットのコレクションを発表し、同時に同郷のワールドツアーチームであるランプレ・メリダへ供給を開始。この9月末より日本国内においても本格展開が開始される。
スオーミー Gun Wind photo:Makoto.AYANO
スオーミー Gun Wind(手前:HV WHITE/YELLOW、中央:HV WHITE/BLUE、奥:HV WHITE/ORANGE)
スオーミー Gun Wind(左:MONO BALCK、右:MONOWHITE)
スオーミーを代表するオートバイ用ヘルメットの名を冠した「Gun Wind」は丸みを帯びたシェル形状と、数が少ないながらも大きく効率的に配置されたベンチレーションホールが特徴のエアロヘルメット。今シーズンよりランプレ・メリダが使用しており、プロレース好きであればインパクトのあるフォルムに見覚えがあることだろう。
設計はスオーミーと共にレース用モーターサイクルヘルメットを共同開発してきたトスカーナのSAKARTDESIGN社によるもの。独自の研究結果に基づき、額部から頭頂部へかけて設けられた10個のベンチレーションホールの面積を大きくとることで、頭部とシェルの接触面積を最小限としたことがその特徴である。これにより通気性を大きく向上させつつ、同時に空気抵抗の低減を図っている。
シェルの中がよく見えるほどに面積の大きなベンチレーションホール
フロント部にはSUOMYのロゴが配されている
前頭部付近の6つの大きなベンチレーションには、サーモプラスチック製の補強材を配置
前方から取り込んだ空気をスムーズに流すべく、効率的に配置された後方のベンチレーション
もちろん、ヘルメットの最も基本的な性能であるプロテクション性能も忘れられてはいない。前頭部付近の6つの大きなベンチレーションには、サーモプラスチック製の補強材を配置。ポリスチレン製インナーシェルとポリカーボネイト製アウターシェルを一体成型する「IN MOULDING TECHNOLOGY」とあわせて、優れた頭部保護性能を実現。欧州ではEN 1078などの安全基準をパスしており、国内ではJCF公認を取得しているため、公式レースで使用可能だ。
加えて、一部に低密度ポリスチレンを使用することで軽量化を図っており、Mサイズで240g、多くの日本人に適するであろうLサイズで261gをマークしている。フィッティングシステムにはシンプルな構造を持つスオーミー独自の「SEXC」を採用。ダイヤルを大型とすることで走行中でも容易な調節が可能となっている。
それぞれに幅がありクッション性に富む、しっとりかつ上質な肌触りのインナーパッドはMade in Italyたるこだわりを感じさせてくれるところ。インナーパッドと、オーソドックスな生地を使用したチンストラップには、共に防臭加工が施されており、汗をかきやすい時期でも不快な匂いを抑えてくれる。
シンプルなダイヤル式のアジャスター
それぞれ面積が大きく、厚みのあるパッド
虫除けネット付きのパッドも用意される
シェルの中がよく見えるほどに面積の大きなベンチレーションホール
シェル内部の縦/幅/深さの実測値はMサイズが21cm/17cm/9cm、Lサイズが22cm/18cm/10cm。比較的欧米型で縦に長く、平均的な日本人であれば幅であわせるとクロージャーを目一杯使用することになる。また、パッドに厚みがあるためフカっとした被り心地となっているのもユニークなところ。
カラーはSPECIAL、HV、ELEGANCE、MONOの4シリーズ10種類がラインアップされ、ランプレ・メリダのレプリカ仕様も販売される。価格はカラーによって異なる。取り扱いはSHIONO BICYCLE。
スオーミー Gun Wind
サイズ:M(54~58cm)、L(59~62cm)
実測重量:240g(Mサイズ)、261g(Lサイズ、平均)
カラー:
SPECIALシリーズ LAMPRE MERIDA REPLICA、 FLOWER、
HVシリーズ WHITE/BLUE、WHITE/ORANGE、WHITE/YELLOW、WHITE/RED、GREEN/BLACK
ELEGANCEシリーズ WHITE/GRAY MATT、WHITE/RED MATT、BLACK/ANTHRACITE MATT
MONOシリーズ BALCK、WHITE
税抜価格:27,600円(HVシリーズ、ELEGANCEシリーズ、MONOシリーズ)、31,400円(SPECIALシリーズ)
問い合わせ
塩野自転車株式会社スポーツ事業部
tel:072-229-8251
sp-sports@shiono-bic.co.jp


そんな同社が拠点を構えるのは、奇しくも多くの自転車レースが開催されているイタリア北部のロンバルディア州・コモ。そして、2015年にモーターサイクル用で培ったテクノロジーをベースとしたサイクリング用ヘルメットのコレクションを発表し、同時に同郷のワールドツアーチームであるランプレ・メリダへ供給を開始。この9月末より日本国内においても本格展開が開始される。



スオーミーを代表するオートバイ用ヘルメットの名を冠した「Gun Wind」は丸みを帯びたシェル形状と、数が少ないながらも大きく効率的に配置されたベンチレーションホールが特徴のエアロヘルメット。今シーズンよりランプレ・メリダが使用しており、プロレース好きであればインパクトのあるフォルムに見覚えがあることだろう。
設計はスオーミーと共にレース用モーターサイクルヘルメットを共同開発してきたトスカーナのSAKARTDESIGN社によるもの。独自の研究結果に基づき、額部から頭頂部へかけて設けられた10個のベンチレーションホールの面積を大きくとることで、頭部とシェルの接触面積を最小限としたことがその特徴である。これにより通気性を大きく向上させつつ、同時に空気抵抗の低減を図っている。




もちろん、ヘルメットの最も基本的な性能であるプロテクション性能も忘れられてはいない。前頭部付近の6つの大きなベンチレーションには、サーモプラスチック製の補強材を配置。ポリスチレン製インナーシェルとポリカーボネイト製アウターシェルを一体成型する「IN MOULDING TECHNOLOGY」とあわせて、優れた頭部保護性能を実現。欧州ではEN 1078などの安全基準をパスしており、国内ではJCF公認を取得しているため、公式レースで使用可能だ。
加えて、一部に低密度ポリスチレンを使用することで軽量化を図っており、Mサイズで240g、多くの日本人に適するであろうLサイズで261gをマークしている。フィッティングシステムにはシンプルな構造を持つスオーミー独自の「SEXC」を採用。ダイヤルを大型とすることで走行中でも容易な調節が可能となっている。
それぞれに幅がありクッション性に富む、しっとりかつ上質な肌触りのインナーパッドはMade in Italyたるこだわりを感じさせてくれるところ。インナーパッドと、オーソドックスな生地を使用したチンストラップには、共に防臭加工が施されており、汗をかきやすい時期でも不快な匂いを抑えてくれる。




シェル内部の縦/幅/深さの実測値はMサイズが21cm/17cm/9cm、Lサイズが22cm/18cm/10cm。比較的欧米型で縦に長く、平均的な日本人であれば幅であわせるとクロージャーを目一杯使用することになる。また、パッドに厚みがあるためフカっとした被り心地となっているのもユニークなところ。
カラーはSPECIAL、HV、ELEGANCE、MONOの4シリーズ10種類がラインアップされ、ランプレ・メリダのレプリカ仕様も販売される。価格はカラーによって異なる。取り扱いはSHIONO BICYCLE。
スオーミー Gun Wind
サイズ:M(54~58cm)、L(59~62cm)
実測重量:240g(Mサイズ)、261g(Lサイズ、平均)
カラー:
SPECIALシリーズ LAMPRE MERIDA REPLICA、 FLOWER、
HVシリーズ WHITE/BLUE、WHITE/ORANGE、WHITE/YELLOW、WHITE/RED、GREEN/BLACK
ELEGANCEシリーズ WHITE/GRAY MATT、WHITE/RED MATT、BLACK/ANTHRACITE MATT
MONOシリーズ BALCK、WHITE
税抜価格:27,600円(HVシリーズ、ELEGANCEシリーズ、MONOシリーズ)、31,400円(SPECIALシリーズ)
問い合わせ
塩野自転車株式会社スポーツ事業部
tel:072-229-8251
sp-sports@shiono-bic.co.jp
リンク
Amazon.co.jp