2015/06/24(水) - 09:21
イタリアブランドならではの洗練されたスタイルと高い機能性で、シューズメーカーとしての地位を確立したフィジーク。2015コレクションの新型として登場した、同社初のBOAクロージャー採用ロードモデル「R3B」と「R5B」に早くも限定カラーが登場している。
フィジーク R3B UOMO
フィジーク R3B UOMO（グレー/グリーン） photo:Yuya.Yamamoto
「R3B」はBOAクロージャー採用ロードモデルの上位グレード。ハイエンドのR1に次ぐミッドレンジながら、フィリップ・ジルベール（ベルギー、BMCレーシング）やゲラント・トーマス（イギリス、チームスカイ）ら多くのトッププロの足元を支える一足だ。
サドルの表皮と共通というアッパー素材は、軽量かつしなやかなマイクロテックスとし、縫い目の数を極力減らしたパネリングを採用。ダイヤルを左右に回すことで容易かつ細かく調整可能なダイヤル式のBOA IP-1クロージャー、クッション量豊富なタンなどとあわせて、これまでも定評のあったフィット感を更に向上させた。
BOA IP-1クロージャーとベルクロを1つずつ組み合わせている 
縫い目を極力配したアッパーのパネリング
大きなカーブを持つUDカーボンファイバー製アウトソール 
つま先に補強を施すことで、高出力時におけるフィット感を高めている
一方で、つま先やヒールカップはステッチを用いて補強することで、素材の伸びを抑え、高出力時におけるフィット感の低下を防止。アッパー本体にメッシュ素材を用いないかわりにパンチング加工を施し、タン全体をメッシュとすることで通気性を確保している。
セッティング用の目盛以外にグラフィックがなく、シンプルで優れた美観性を持つアウトソールは高剛性のUDカーボンファイバー製。左右非対称な補強パネルが特徴的なヒールカップとあわせて、パワーロスを最小限に抑えている。また、クリート取り付け部は前後に可動とすることで、ワイドな調整幅を実現。標準装備のインソールは3次元的な形状とすることで優れたフィット感に貢献し、前足部裏側には低反発シートを配すことで踏み込んだ際の反力による足底部の疲労を軽減した。
エンボス加工で描かれたブランドロゴ 
アッパーの裏地にはメッシュをあてている
非常に均一で細かなステッチが施されている 
3次元的な形状をもつ標準装備のインソール
今回登場した限定カラーはダークグレーをメインに、蛍光グリーンを差し色とした「グレー/グリーン」。展開されるのは男性用のUOMOのみで、サイズは40～45までの10種類が揃う（40～44はハーフあり）。
実際の履き心地はレーシングシューズらしいややタイト目のフィット感ながら、締め付けられる様な感覚は希薄で、全体が面で接触してくれる。そして、ルックスからも推察できる通り、ヒールサポートはかなり強め。また、踵周りのクッションがとても心地良く、ヒール全体を包み込んでくれていると印象だ。多くのシューズブランドでユーロサイズだと43（シディのみ44）という筆者の場合、やや小指あたりの高さが低いと感じたものの43が適性であった。
フィジーク R3B UOMO 限定カラー
ソール：UDカーボンファイバー
アッパー：マイクロテックス
インソール：フィジーク サイクリング インソール
クロージングシステム：BOA IP1システム
フィッティング：EURO-Fit
サイズ：40～45（40～44はハーフあり）
重 量：260g（サイズ43）
カラー：グレー/グリーン
価 格：31,520円（税抜）
フィジーク R5B UOMO
フィジーク R5B UOMO（ブラック/レッド） photo:Yuya.Yamamoto
「R5B」は上位グレードの基本設計を踏襲するスタイリッシュなデザインのエントリーグレード。上位グレードのR3Bと同様にBOA IP1とストラップを組み合わせたクロージャーシステムと、縫い目を減らした新パネリングのアッパーを採用し、フィット感を追求したことが特徴だ。
アッパー素材も同様で、耐摩耗性、しなやかさ、軽さを兼ね備えるマイクロテックスを採用し、全体にパンチング加工による無数の通気孔が設けられている。一方で、つま先や踵には補強を施さず、縫い目が一層減ったことにより、更にソフトな履き心地に。ソールはカーボン強化ナイロン製で、R3Bとは対照的にアーチサポートは弱め。3次元的な形状で、前足部裏側に低反発シートを配したR3Bと共通のインソールが標準装備となる。
上位グレードと同じくBOA IP1を採用したクロージャーシステム 
R3Bとは対照的にアーチサポートは弱めだ
ブランドロゴをミニマムに抑えたシンプルなルックス 
カーボン強化ナイロン製ソール
今回登場した限定カラーはクロージャーの左右とヒール部にレッドの差し色を配した「ブラック/レッド」。展開されるのは男性用のUOMOのみで、サイズは40～45までの10種類が揃う（40～44はハーフあり）。
実際に履いてみたところ、R3Bよりも僅かにフィット感が緩やかで、つま先付近に余裕があり、見た目通りにアーチサポートも弱めといった印象だ。ただ、適性サイズが変わるほどの違いではなく、R3Bを始め多くのシューズブランドでユーロサイズだと43（シディのみ44）という筆者の場合は43が適切であった。
フィジーク R5B UOMO 限定カラー
ソール：カーボン強化ナイロン
アッパー：マイクロテックス
インソール：フィジーク サイクリング インソール
クロージングシステム：BOA IP1システム
フィッティング：EURO-Fit
サイズ：40～45（40～44はハーフあり）
重 量：273g（サイズ43）
カラー：ブラック/レッド
価 格：18,800円（税抜）
フィジーク R3B UOMO
フィジーク R3B UOMO（グレー/グリーン） photo:Yuya.Yamamoto「R3B」はBOAクロージャー採用ロードモデルの上位グレード。ハイエンドのR1に次ぐミッドレンジながら、フィリップ・ジルベール（ベルギー、BMCレーシング）やゲラント・トーマス（イギリス、チームスカイ）ら多くのトッププロの足元を支える一足だ。
サドルの表皮と共通というアッパー素材は、軽量かつしなやかなマイクロテックスとし、縫い目の数を極力減らしたパネリングを採用。ダイヤルを左右に回すことで容易かつ細かく調整可能なダイヤル式のBOA IP-1クロージャー、クッション量豊富なタンなどとあわせて、これまでも定評のあったフィット感を更に向上させた。
BOA IP-1クロージャーとベルクロを1つずつ組み合わせている 縫い目を極力配したアッパーのパネリング 大きなカーブを持つUDカーボンファイバー製アウトソール つま先に補強を施すことで、高出力時におけるフィット感を高めている 一方で、つま先やヒールカップはステッチを用いて補強することで、素材の伸びを抑え、高出力時におけるフィット感の低下を防止。アッパー本体にメッシュ素材を用いないかわりにパンチング加工を施し、タン全体をメッシュとすることで通気性を確保している。
セッティング用の目盛以外にグラフィックがなく、シンプルで優れた美観性を持つアウトソールは高剛性のUDカーボンファイバー製。左右非対称な補強パネルが特徴的なヒールカップとあわせて、パワーロスを最小限に抑えている。また、クリート取り付け部は前後に可動とすることで、ワイドな調整幅を実現。標準装備のインソールは3次元的な形状とすることで優れたフィット感に貢献し、前足部裏側には低反発シートを配すことで踏み込んだ際の反力による足底部の疲労を軽減した。
エンボス加工で描かれたブランドロゴ アッパーの裏地にはメッシュをあてている 非常に均一で細かなステッチが施されている 3次元的な形状をもつ標準装備のインソール 今回登場した限定カラーはダークグレーをメインに、蛍光グリーンを差し色とした「グレー/グリーン」。展開されるのは男性用のUOMOのみで、サイズは40～45までの10種類が揃う（40～44はハーフあり）。
実際の履き心地はレーシングシューズらしいややタイト目のフィット感ながら、締め付けられる様な感覚は希薄で、全体が面で接触してくれる。そして、ルックスからも推察できる通り、ヒールサポートはかなり強め。また、踵周りのクッションがとても心地良く、ヒール全体を包み込んでくれていると印象だ。多くのシューズブランドでユーロサイズだと43（シディのみ44）という筆者の場合、やや小指あたりの高さが低いと感じたものの43が適性であった。
フィジーク R3B UOMO 限定カラー
ソール：UDカーボンファイバー
アッパー：マイクロテックス
インソール：フィジーク サイクリング インソール
クロージングシステム：BOA IP1システム
フィッティング：EURO-Fit
サイズ：40～45（40～44はハーフあり）
重 量：260g（サイズ43）
カラー：グレー/グリーン
価 格：31,520円（税抜）
フィジーク R5B UOMO
フィジーク R5B UOMO（ブラック/レッド） photo:Yuya.Yamamoto「R5B」は上位グレードの基本設計を踏襲するスタイリッシュなデザインのエントリーグレード。上位グレードのR3Bと同様にBOA IP1とストラップを組み合わせたクロージャーシステムと、縫い目を減らした新パネリングのアッパーを採用し、フィット感を追求したことが特徴だ。
アッパー素材も同様で、耐摩耗性、しなやかさ、軽さを兼ね備えるマイクロテックスを採用し、全体にパンチング加工による無数の通気孔が設けられている。一方で、つま先や踵には補強を施さず、縫い目が一層減ったことにより、更にソフトな履き心地に。ソールはカーボン強化ナイロン製で、R3Bとは対照的にアーチサポートは弱め。3次元的な形状で、前足部裏側に低反発シートを配したR3Bと共通のインソールが標準装備となる。
上位グレードと同じくBOA IP1を採用したクロージャーシステム R3Bとは対照的にアーチサポートは弱めだ ブランドロゴをミニマムに抑えたシンプルなルックス カーボン強化ナイロン製ソール 今回登場した限定カラーはクロージャーの左右とヒール部にレッドの差し色を配した「ブラック/レッド」。展開されるのは男性用のUOMOのみで、サイズは40～45までの10種類が揃う（40～44はハーフあり）。
実際に履いてみたところ、R3Bよりも僅かにフィット感が緩やかで、つま先付近に余裕があり、見た目通りにアーチサポートも弱めといった印象だ。ただ、適性サイズが変わるほどの違いではなく、R3Bを始め多くのシューズブランドでユーロサイズだと43（シディのみ44）という筆者の場合は43が適切であった。
フィジーク R5B UOMO 限定カラー
ソール：カーボン強化ナイロン
アッパー：マイクロテックス
インソール：フィジーク サイクリング インソール
クロージングシステム：BOA IP1システム
フィッティング：EURO-Fit
サイズ：40～45（40～44はハーフあり）
重 量：273g（サイズ43）
カラー：ブラック/レッド
価 格：18,800円（税抜）
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