2015/05/29(金) - 09:12
1982年のマウンテンバイク黎明期よりMTB専業パーツブランドとして、数々の独創的かつ機能性に優れるプロダクトを世に送り出してきたアメリカンブランド「WTB」。中でも定評を集めるサドルラインアップより、軽さと実用性を兼ね備える3モデルをピックアップして紹介しよう。取扱いはグローブライドが行う。
WTB High Tail Pro
WTB High Tail Pro photo:Yuya.Yamamoto
29インチや27.5インチの大径ホイールを採用する、サスペンションストロークの大きなフルサスバイクで発生するサドルとタイヤの接触。これを防止するために設けられた後端のRが特徴的なサドルが「High Tail Pro」だ。シマノと技術提携を行うピヴォット社創業者のクリス・コカリス氏や、チェーンデバイス等で下り系MTB乗りから親しまれているe.13創業者のデイブ・ウィーグル氏のアイデアを取入れ開発されたというモデルである。
座面は軽さを重視して、ロードモデルの様に比較的細身かつ薄手としている。128mmと最細部はロード用サドルよりも絞られており、バギーショーツ等を履いていてもペダリングしやすいはず。表皮には耐久性が高く、お手入れが容易なマイクロファイバーを採用。派手なグラフィックを設けず、接着部やステープルなどをカバーした裏面とあわせてシンプルかつクリーンなルックスを実現した。
リアタイヤとの接触を防ぐRが設けられた後端部
デリケートゾーンへの圧迫を低減する溝により快適性を高めている
糊付けのあとやステープルをカバーしたクリーンな背面
ノーズ部は細身でバギーショーツを履いていてもペダリングしやすい
フルサスバイクに取り付けることを前提としているためクッション性は決して高くない。しかしながら、柔軟性に富む樹脂製シェルや、坐骨と接するエリアやノーズのゲルを増量した効率的なパッティングにより従来からのWTBサドルの特徴であるという優れた快適性を実現。また、中央部から後端に掛けては尿道への圧迫を低減する溝を配した。
推奨用途はMTBエンデューロとオールマウンテン、そしてロードバイクにも対応する。座面寸法は幅128mm(最細部)×長さ255mm。レール素材にはクロモリを採用。実測重量は221gで、カタログ値より4gほど軽量。カラーはシンプルなブラックの1色展開となる。
WTB High Tail Pro
用 途:MTBエンデューロ/オールマウンテン/ロード
レール:クロモリ
サイズ:128×255mm
実測重量:221g
カラー:ブラック
価 格:12,200円(税抜)
WTB Silverrado
WTB Silverrado photo:Yuya.Yamamoto
「Silverrado」はMTBクロスカントリーやロード、シクロクロスに対応するハイエンド軽量レーシングサドル。WTBの他モデルと比較すると全長がやや長めなことや、リアからフロントへの絞りが緩やかな座面形状、前乗り時の快適性に貢献するやや幅広なノーズ部が特徴だ。
シェル素材には強度と柔軟性を両立したマイクロファイバーコンポジットを採用する。型崩れしにくくクッション性に優れながらも軽量な独自開発の「DNAパッド」とあわせて軽さを追求し、カーボンレール仕様はカタログ値より13g減の157gに仕上がっている。
薄手でながらクッション量が多く快適性に優れる
表皮には滑り止めのためのエンボス加工が施されている
エッジにケブラーで補強を施すことで耐久性を高めている
レールはカーボンとCrMoの2種類から選択できる
一方でオフロードユースに耐えうる堅実性も兼ね備えており、表皮は耐久性に優れるマイクロファイバー製とし、万が一バイクを倒してしまっても表皮が破けないようサイドはケブラーによって補強。また、表面には滑り止めとしてエンボス加工を施した。座面寸法は幅133mm(最細部)×長さ274mm。カラーはブラックの1種類展開だ。また、今回紹介したカーボンレールモデルの他に、より強度に優れるCrMoレール採用モデルもラインアップされる。
WTB Silverrado
用 途:エリートクロンスカントリーレーシング/ロードレーシング/シクロクロス
レール:カーボン、CrMo
サイズ:133×274mm
重 量:157g(カーボンレール仕様、実測)、230g(CrMoレール仕様)
カラー:ブラック
税抜価格:25,000円(カーボンレール仕様)、9,600円(CrMoレール仕様)
WTB Volt
WTB Volt photo:Yuya.Yamamoto
「Silverrado」をベースに、MTBエンデューロやオールマウンテンなどに最適化したのが「Volt」。優れた耐久性と軽量性を両立した「DNAパッド」やマイクロファイバーコンポジットなどにより軽量化を追求しつつも、パッドをより厚手とすることで、下り系カテゴリーで求められるより高いショック吸収性を実現した。
また、座面形状も変更になっており、最小幅こそ2mm広がっているものの、全体的には絞られている。これによりバギーショーツを履いた際のペダリングが容易かつスムーズに。加えて全長は14mm短くなっている。表皮は滑り止めのエンボス加工は施されたマイクロファイバー製で、破れやすいサイド部はケブラーによる補強が施されている。
クロスの細かなカーボンを採用し強度を確保したレール
Silverradoをベースにクッションを増量している
ベースはマイクロファイバーコンポジット製だ
破れやすくいエッジ部には補強が施されている
座面寸法は幅135mm(最細部)×長さ260mmで、カーボンレール仕様の実測重量は173gとほぼカタログ値通り。カラーはブラックの1種類展開だ。また、今回紹介したカーボンレールモデルの他に、より強度に優れるCrMoレール採用モデルもラインアップされる。
WTB Volt
用 途:MTBエンデューロ/オールマウンテン/クロンスカントリー/ロード
レール:カーボン、CrMo
サイズ:135×260mm
重 量:173g(カーボンレール仕様、実測)、220g(CrMoレール仕様)
カラー:ブラック
税抜価格:25,000円(カーボンレール仕様)、9,600円(CrMoレール仕様)
WTB High Tail Pro
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29インチや27.5インチの大径ホイールを採用する、サスペンションストロークの大きなフルサスバイクで発生するサドルとタイヤの接触。これを防止するために設けられた後端のRが特徴的なサドルが「High Tail Pro」だ。シマノと技術提携を行うピヴォット社創業者のクリス・コカリス氏や、チェーンデバイス等で下り系MTB乗りから親しまれているe.13創業者のデイブ・ウィーグル氏のアイデアを取入れ開発されたというモデルである。
座面は軽さを重視して、ロードモデルの様に比較的細身かつ薄手としている。128mmと最細部はロード用サドルよりも絞られており、バギーショーツ等を履いていてもペダリングしやすいはず。表皮には耐久性が高く、お手入れが容易なマイクロファイバーを採用。派手なグラフィックを設けず、接着部やステープルなどをカバーした裏面とあわせてシンプルかつクリーンなルックスを実現した。
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フルサスバイクに取り付けることを前提としているためクッション性は決して高くない。しかしながら、柔軟性に富む樹脂製シェルや、坐骨と接するエリアやノーズのゲルを増量した効率的なパッティングにより従来からのWTBサドルの特徴であるという優れた快適性を実現。また、中央部から後端に掛けては尿道への圧迫を低減する溝を配した。
推奨用途はMTBエンデューロとオールマウンテン、そしてロードバイクにも対応する。座面寸法は幅128mm(最細部)×長さ255mm。レール素材にはクロモリを採用。実測重量は221gで、カタログ値より4gほど軽量。カラーはシンプルなブラックの1色展開となる。
WTB High Tail Pro
用 途:MTBエンデューロ/オールマウンテン/ロード
レール:クロモリ
サイズ:128×255mm
実測重量:221g
カラー:ブラック
価 格:12,200円(税抜)
WTB Silverrado
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「Silverrado」はMTBクロスカントリーやロード、シクロクロスに対応するハイエンド軽量レーシングサドル。WTBの他モデルと比較すると全長がやや長めなことや、リアからフロントへの絞りが緩やかな座面形状、前乗り時の快適性に貢献するやや幅広なノーズ部が特徴だ。
シェル素材には強度と柔軟性を両立したマイクロファイバーコンポジットを採用する。型崩れしにくくクッション性に優れながらも軽量な独自開発の「DNAパッド」とあわせて軽さを追求し、カーボンレール仕様はカタログ値より13g減の157gに仕上がっている。
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一方でオフロードユースに耐えうる堅実性も兼ね備えており、表皮は耐久性に優れるマイクロファイバー製とし、万が一バイクを倒してしまっても表皮が破けないようサイドはケブラーによって補強。また、表面には滑り止めとしてエンボス加工を施した。座面寸法は幅133mm(最細部)×長さ274mm。カラーはブラックの1種類展開だ。また、今回紹介したカーボンレールモデルの他に、より強度に優れるCrMoレール採用モデルもラインアップされる。
WTB Silverrado
用 途:エリートクロンスカントリーレーシング/ロードレーシング/シクロクロス
レール:カーボン、CrMo
サイズ:133×274mm
重 量:157g(カーボンレール仕様、実測)、230g(CrMoレール仕様)
カラー:ブラック
税抜価格:25,000円(カーボンレール仕様)、9,600円(CrMoレール仕様)
WTB Volt
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また、座面形状も変更になっており、最小幅こそ2mm広がっているものの、全体的には絞られている。これによりバギーショーツを履いた際のペダリングが容易かつスムーズに。加えて全長は14mm短くなっている。表皮は滑り止めのエンボス加工は施されたマイクロファイバー製で、破れやすいサイド部はケブラーによる補強が施されている。
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座面寸法は幅135mm(最細部)×長さ260mmで、カーボンレール仕様の実測重量は173gとほぼカタログ値通り。カラーはブラックの1種類展開だ。また、今回紹介したカーボンレールモデルの他に、より強度に優れるCrMoレール採用モデルもラインアップされる。
WTB Volt
用 途:MTBエンデューロ/オールマウンテン/クロンスカントリー/ロード
レール:カーボン、CrMo
サイズ:135×260mm
重 量:173g(カーボンレール仕様、実測)、220g(CrMoレール仕様)
カラー:ブラック
税抜価格:25,000円(カーボンレール仕様)、9,600円(CrMoレール仕様)
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