ガノー COURSE AIR LITE　BOAクロージャーとシームレスアッパーを組み合わせた新型ロードシューズ

バイクからウェアまで幅広いアイテムを展開するカナディアンブランド、ガノーよりロード用レーシングシューズ「COURSE AIR LITE」をピックアップ。BOAクロージャーやシームレスなアッパーデザインといったトレンドと、気温に応じて2種類から選択できるインナーソールなどの独自システムを盛り込んだ1足を紹介しよう。

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ガノー COURSE AIR LITE（レッド） photo:Yuya.Yamamoto
ガノー COURSE AIR LITE（ホワイト） ガノー COURSE AIR LITE（マットブラック）


今回登場した「COURSE AIR LITE」はガノーのシューズラインナップの中でハイエンドに位置付けられるロード用レーシングモデル。軽さ、フィット感、ダイレクトな踏み心地とプロがシューズに求める性能を高バランスで兼ね備える1足で、今季よりトマ・ヴォクレール（フランス、ユーロップカー）らが使用する。

従来のハイエンド「COURSE 2LS」との大きな違いはマイクロファイバー製のアッパーにあり、縫い目を廃したトレンドのシームレスなデザインにある。締め付け側にも開放側にも細かく調整できる上下2つのBOA IP1ダイヤルクロージャーやワイヤー受けのオフセットデザイン、クッションを設けたタン、一方向のみに滑り止め効果をもつ踵のスパンデックス素材とあわせてホールド感高く包み込む様な履き心地を実現した。

縫い目の廃したアッパーデザインによって包み込む様な履き心地を実現 比較的フラットなソール形状。アーチサポートは弱めだ

締め付け側にも開放側にも細かく調整可能なBOA IP1ダイヤルクロージャーを上下2つ装備する ヒールの外側には被視認性を高めるためのリフレクターが配されている


「Exo-Jet Caron outsole」と名付けられたHMカーボン製のアウターソールは、2重構造によってプロのハイパワーにも耐えうる高い剛性を確保。また、アッパーのパンチング加工やメッシュと共に、ソールに設けられたベンチレーションホールからシューズ内に新鮮な空気を取り込み、夏場の不快な蒸れを軽減している。

そして、こだわりのインソールもCOURSE AIR LITEの大きな特徴の1つ。キシリトールを配合した接触冷感素材「アイスフィル」によるヒンヤリとした使用感とパンチング加工による高い通気性を兼ね備える春・夏・秋用の「ブルー」と、パンチング加工を行わず保温性を高めた冬用の「レッド」の2種類が予め付属。気温や気分によって変更することができる。

アッパーの色によってソールの仕上げとヒールサポートのカラーが変えられている 通気性のためのパンチング加工の有無が異なる2種類のソールが付属する

タンにクッションを設けることで履き心地を高めている 一方向のみに滑り止め効果を持つスパンデックス素材によって踵のホールド力を向上


サイズは38～45までで、ハーフサイズもラインアップされる。実測重量は40サイズで221g、43サイズで255g、44サイズで258gと軽量だ。実際の履き心地はややつま先が細めながらも、甲が高く全体的には幅があることから標準的な日本人の足型であれば多くの方にフィットするだろう。またアッパー全体と足が面で接触しており、不快な点接触がないため非常に快適。アーチサポートは弱めで、サイズは表記よりもユーロサイズで0.5～1ほど小さめと感じた。

カラーはグロッシーなホワイトとレッド、シックな質感のマッドブラックという3色展開。アッパーの色にあわせてソールがマットとグロス、BOAクロージャー及びヒールラバーがブラックとホワイトという様にカラー変えられており、細部までこだわった仕上がりとなっている。またヒール部には夜間の被視認性を高めるためのリフレクターが設けられている。取り扱いはアキコーポレーション。

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ガノー COURSE AIR LITE
ソール：Exo-Jet Caron outsole
インソール：2INSOLEシステム
クロージャー：BOA IP1
サイズ：38～45（ハーフサイズあり）
実測重量（左右平均）：221g（40サイズ）、255g（43サイズ）、258g（44サイズ）
カラー：ホワイト（019）、レッド（001）、マットブラック（020）
付属品：交換用インナーソール、ナイロン製シューズバッグ
価　格：43,200円（税抜）