2015/03/25(水) - 10:14
ツール・ド・台湾名物、八卦山の大仏殿へと至る登りスプリントで再びワウテル・ウィッパートのスプリントが炸裂。ステージ5位の土井雪広がUCIポイントを獲得し、日本ナショナルチームの中根英登はステージ7位に入った。
台湾中西部にある彰化縣を巡る、ツール・ド・台湾第3ステージ photo:tourdetw
大仏を記念撮影 photo:tourdetw
アタックを仕掛ける内間康平（日本ナショナルチーム） photo:tourdetw
青柳憲輝（宇都宮ブリッツェン）や内間康平（日本ナショナルチーム）が逃げる photo:tourdetw台湾を北から南に縦断するツール・ド・台湾も半分を経過。3月24日に開催された第3ステージの舞台は、湾中西部にある彰化縣を巡る154kmのサーキットコース。スタート/ゴールとなるのは彰化のシンボル・大仏がある八卦山で、最後は標高89mの頂上までの1km弱を駆け上がってスプリントにもつれ込むのが通例だ。
コースは序盤14.2km地点に標高258mのカテゴリー2級山岳がある以外は概ねフラットで、登坂力のあるスプリンターや、アタッカーに有利。過去には鈴木真理（宇都宮ブリッツェン）や宮澤崇史がステージ優勝をさらっている。
前日の豪雨から一転、好天の下、青柳憲輝（宇都宮ブリッツェン）や内間康平（日本ナショナルチーム）を含む6名がエスケープ。タイム差は一時4分まで広がったものの、リーダージャージ擁するアヴァンティレーシングや、スプリンターチームが確実にリードを削り取りに掛かる。
集団が直後に迫った残り10kmから、青柳と内間を含む4名が逃げ切りを目指して再度先行したものの、勢いを増す集団には抗えず残り5kmで吸収。
スピードを上げた集団からは、ゴールへと続く石畳の登りで昨年大会でステージ優勝を飾っているイオアニス・タモウリディス（ギリシャ、シナジー・バク）が先行したものの、「タイミングをじっと待っていた」というワウテル・ウィッパート（オランダ、ドラパックプロサイクリング）が猛然とスプリントで追い上げゴール手前でパス。第1ステージに続く大会2勝目を飾るとともに、このステージでの2年連続勝利を挙げてみせた。
またチーム右京のエースとして臨んだ土井雪広はステージ5位に入り、総合順位を1つあげて6位に。そして貴重なUCIポイントを獲得。「今日も落車なく、皆が元気にゴールしたこと、キャプテンとしてほっとしています。助けてくれてありがとう。」と自身のブログに綴る。また、日本ナショナルチームの中根英登はステージ7位に入った。
大会2勝目を飾ったワウテル・ウィッパート（オランダ、ドラパックプロサイクリング） photo:tourdetw
ツール・ド・台湾2015第3ステージ結果
個人総合成績
ポイント賞
マルコ・ザノッティ（イタリア、パークホテル・ファルケンブルク）
山岳賞
パトリック・ベヴィン（ニュージーランド、アヴァンティレーシング）
チーム総合成績
ピシュガマン・ヤズド
text:So.Isobe
photo:tourdetw
台湾中西部にある彰化縣を巡る、ツール・ド・台湾第3ステージ photo:tourdetw大仏を記念撮影 photo:tourdetwアタックを仕掛ける内間康平（日本ナショナルチーム） photo:tourdetw青柳憲輝（宇都宮ブリッツェン）や内間康平（日本ナショナルチーム）が逃げる photo:tourdetw台湾を北から南に縦断するツール・ド・台湾も半分を経過。3月24日に開催された第3ステージの舞台は、湾中西部にある彰化縣を巡る154kmのサーキットコース。スタート/ゴールとなるのは彰化のシンボル・大仏がある八卦山で、最後は標高89mの頂上までの1km弱を駆け上がってスプリントにもつれ込むのが通例だ。コースは序盤14.2km地点に標高258mのカテゴリー2級山岳がある以外は概ねフラットで、登坂力のあるスプリンターや、アタッカーに有利。過去には鈴木真理（宇都宮ブリッツェン）や宮澤崇史がステージ優勝をさらっている。
前日の豪雨から一転、好天の下、青柳憲輝（宇都宮ブリッツェン）や内間康平（日本ナショナルチーム）を含む6名がエスケープ。タイム差は一時4分まで広がったものの、リーダージャージ擁するアヴァンティレーシングや、スプリンターチームが確実にリードを削り取りに掛かる。
集団が直後に迫った残り10kmから、青柳と内間を含む4名が逃げ切りを目指して再度先行したものの、勢いを増す集団には抗えず残り5kmで吸収。
スピードを上げた集団からは、ゴールへと続く石畳の登りで昨年大会でステージ優勝を飾っているイオアニス・タモウリディス（ギリシャ、シナジー・バク）が先行したものの、「タイミングをじっと待っていた」というワウテル・ウィッパート（オランダ、ドラパックプロサイクリング）が猛然とスプリントで追い上げゴール手前でパス。第1ステージに続く大会2勝目を飾るとともに、このステージでの2年連続勝利を挙げてみせた。
またチーム右京のエースとして臨んだ土井雪広はステージ5位に入り、総合順位を1つあげて6位に。そして貴重なUCIポイントを獲得。「今日も落車なく、皆が元気にゴールしたこと、キャプテンとしてほっとしています。助けてくれてありがとう。」と自身のブログに綴る。また、日本ナショナルチームの中根英登はステージ7位に入った。
大会2勝目を飾ったワウテル・ウィッパート（オランダ、ドラパックプロサイクリング） photo:tourdetwツール・ド・台湾2015第3ステージ結果
1位 ワウテル・ウィッパート（オランダ、ドラパックプロサイクリング）
2位 イオアニス・タモウリディス（ギリシャ、シナジー・バク）
3位 ミルサマ・ポルセイエディゴラコール（イラン、タブリーズ・ペトロケミカル）
4位 パトリック・ベヴィン（ニュージーランド、アヴァンティレーシング）
5位 土井雪広（チーム右京）
6位 ユーレ・コチャン（スロベニア、スマートストップ）
7位 中根英登（日本ナショナルチーム）
8位 マルコ・ザノッティ（イタリア、パークホテル・ファルケンブルク）
9位 イノ・イレシック（スロベニア、ヴォラールベルク）
10位 パク・コンウー（韓国、韓国ナショナルチーム）
2位 イオアニス・タモウリディス（ギリシャ、シナジー・バク）
3位 ミルサマ・ポルセイエディゴラコール（イラン、タブリーズ・ペトロケミカル）
4位 パトリック・ベヴィン（ニュージーランド、アヴァンティレーシング）
5位 土井雪広（チーム右京）
6位 ユーレ・コチャン（スロベニア、スマートストップ）
7位 中根英登（日本ナショナルチーム）
8位 マルコ・ザノッティ（イタリア、パークホテル・ファルケンブルク）
9位 イノ・イレシック（スロベニア、ヴォラールベルク）
10位 パク・コンウー（韓国、韓国ナショナルチーム）
3h01'45"
+03"
+03"
個人総合成績
1位 パトリック・ベヴィン（オーストラリア、アヴァンティレーシング）
2位 ホセイン・アスカリ（イラン、ピシュガマン・ヤズド）
3位 ミルサマ・ポルセイエディゴラコール（イラン、タブリーズ・ペトロケミカル）
4位 マルコ・ザノッティ（イタリア、パークホテル・ファルケンブルク）
5位 ヴィクトール・デラパルテ（スペイン、ヴォラールベルク）
6位 土井雪広（チーム右京）
7位 アレクサンドル・シュシェモイン（カザフスタン、ヴィノフォーエバー）
8位 トラヴィス・メイヤー（オーストラリア、ドラパックプロサイクリング）
9位 ヤスパー・オケローン（オランダ、パークホテル・ファルケンブルク）
10位 ダレン・ラプソーン（オーストラリア、ドラパックプロサイクリング）
2位 ホセイン・アスカリ（イラン、ピシュガマン・ヤズド）
3位 ミルサマ・ポルセイエディゴラコール（イラン、タブリーズ・ペトロケミカル）
4位 マルコ・ザノッティ（イタリア、パークホテル・ファルケンブルク）
5位 ヴィクトール・デラパルテ（スペイン、ヴォラールベルク）
6位 土井雪広（チーム右京）
7位 アレクサンドル・シュシェモイン（カザフスタン、ヴィノフォーエバー）
8位 トラヴィス・メイヤー（オーストラリア、ドラパックプロサイクリング）
9位 ヤスパー・オケローン（オランダ、パークホテル・ファルケンブルク）
10位 ダレン・ラプソーン（オーストラリア、ドラパックプロサイクリング）
6h56'58"
+12"
+17"
+43"
+44'
+46"
+12"
+17"
+43"
+44'
+46"
ポイント賞
マルコ・ザノッティ（イタリア、パークホテル・ファルケンブルク）
山岳賞
パトリック・ベヴィン（ニュージーランド、アヴァンティレーシング）
チーム総合成績
ピシュガマン・ヤズド
text:So.Isobe
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