2015/02/15(日) - 10:13
2005年までトップチームとして活躍したキナンが復活する。3年のブランクを経て復帰の山本雅道をキャプテンとし国内外の強豪選手を揃え、いきなりトップチームへの返り咲きを果たした。
UCIコンチネンタルチーム登録を果たしたKINAN Cycling Team(キナンサイクリングチーム)がまず目標とするのは5月下旬のツール・ド・熊野(UCI2.2)。そのために昨年から活動しているロイック・デリアックをはじめ強力な外国人選手を3名揃えた。そして伊丹健治、野中竜馬らコンチネンタルチームなどで活躍してきた国内選手も揃え、磐石の体制でレースに挑む。
チームのメインスポンサーは、和歌山県新宮市に本社を置く建設機械総合レンタル業の株式会社キナン。自転車競技とのかかわりは深く、同社の角口賀敏(かどぐちよしとし)会長が陣頭指揮を執り実行委員会形式で1999年から3DAY ROAD 熊野、そしてツール・ド・熊野を主催している。2015年は5月28日から17回目の開催を予定している。
チームとしてのキナンは1999年からスタートしている。その後にコンチネンタル登録し、所属してきた選手は三浦恭資、安原昌弘、住田修、橋川健、柿沼章、岡崎和也、中川康二郎、野口忍、中村誠らそうそうたるメンバー。しかしトップチームとしては2005年を最後にし、以降はクラブチームとして活動してきた。
いっぽうでチームの加藤康則GMは、自身のフランスでの活動経験を元にし「日本の自転車界に恩返しをしたく」、AACAの名を冠したチームとレースを立ち上げる。この活動に共感した角口会長により2013年からキナンAACAチームに、そして2014年にはデリアックが数ヶ月の滞在ながら国内レースを席巻した。2015年はさらに体制を整え、名実ともにトップチームとしてのキナンがここに復活した。
加藤康則ゼネラルマネージャー「血の通ったチームにしたい」
加藤氏はイノアックそしてリマサンズを経て、2001年から4シーズンをフランスで福島兄弟や新城幸也らとともに走った人物だ。「自転車のすべてが凝縮された4シーズンでした。帰国後7年間のブランクののち、2012年にチームとしてAACAを、そしてAACAカップを立ち上げました。フランスで経験したことを若手に伝えたい、日本の自転車界へ恩返しをしたいと思ったからです」
「2013年にチーム名をキナンAACAとし2014年半ばにフランスから呼んだデリアックが3勝を挙げてくれました。そこで2015年に若手が入りたいチームとしてのトップチームを作りました。血の通ったチームにしたいですね。ツール・ド・熊野が最重要ですが、シーズン通して勝つことを考えています。それはクラブチームのキナンAACAへも波及効果が出るはずです」と語る。
鈴木新史アドバイザー「変わったものと変わらないものを見極める」
1990年頃〜2000年代前半にボスコ、イノアック、愛三工業で活躍した鈴木氏。イノアック時代の後輩が加藤GMという縁でアドバイザーを務める。
「自分もレース現場を離れてから10年のブランクがあるので、考えながら動いているところです。10年経って変わっているものと、変わらないものの両方があります。それをよく見極めて対応していきたいですね。最終的には、やはりレースで結果を出すこと。これが一番であるのは変わらないのですから」
「レースでは極端に最初からエースとアシストという関係は作りたくないですね。展開を自分で読んでレース中にいかに切り替えられるか、そこでアシストするか自分で勝ちにいくかすればいいと思っています。このあたりをスタッフ3人で考えていきたいと思っています」と語る。
山本雅道キャプテン
1978年神奈川県生まれ。大門宏氏の導きで日本鋪道でイタリアとフランスを計3年間戦う。国内では全日本選手権U23連覇したが、U23のうちにヨーロッパでプロになることを目標にした山本は、その後日本へ戻り国内チームへ。ブリヂストンアンカー所属の2011年に選手を引退。中学時代からお世話になったショップを引き継ぐ形でバイシクルファクトリーヤマモトをオープン。3年間の競技からのブランクを経て2015年からふたたび現役選手として走る。
「ヨーロッパでの3年間で自転車競技に関わるあらゆることを教えていただきましたが、ショップをやるうちその経験を若手に伝えたいと強く思うようになりました。昨年に石田監督から”いい選手を紹介して欲しい”と言われ、チーム立ち上げの主旨を聞き、『ならば自分はどう?』と思って。それで現役復帰を決めました。レースでは自分が勝てれば嬉しいけれども、まずは若手にチャンスを与えて、自分はそのアシストをしたいですね」と語る。
グレゴー・ガズヴォダ(スロベニア)
1981年生まれ、スロベニア出身。2008年までスロベニアのコンチネンタルチームPerutnina Ptujに所属。2009年EQA梅丹本舗グラファイトデザイン、ほか2012年AG2R、2013年プロコンのチャンピオンシステムなどに所属。代表的な戦歴は2011年ツアー・オブ・チンハイレイク(UCI2.HC)の個人総合優勝。「今年の目標はチームとして熊野を総合優勝することが一番。個人的にはスロベニアの個人TTチャンピオン連覇を」と語る。
ジャイ・クロフォード(オーストラリア)
1983年生まれ、オーストラリア出身のクライマー。2008年トレックマルコポーロ、2012-13年はジェネシスそして2014年はプロコンのドラパックに。2008年ツアー・オブ・ジャパン個人総合2位、2009年ランカウイ(UCI2.HC)個人総合2位など。2014年の熊野はアシストしながら総合7位。「チームとして熊野を勝つこと、自分はそこで山岳賞を取りたい。UCIレースは出られる限りベストを尽くし、2位になったことのあるTOJでは優勝したい」と語る。
ロイック・デリアック(フランス)
1989年生まれ、フランス出身。2014年途中でGSCブラニャックからキナンへ移籍。2009年AG2Rでスタジエ登録、2010-2013年はルーベ・リール・メトロポール所属。2014年はJプロツアーみやだクリテリウム、同おおいたサイクルロードレース、ジャパンカップオープンレースで優勝。「昨年はレースを追うごとに誰が強いのかわかってきた。今年はチームメイトも多く走りやすい。熊野はチームで勝つことが義務であり誰がどう走るかは監督の指示次第。自分はチームとともにステップアップし、そしてキナンを強いチームにしたい」と語る。
伊丹健治
1988年生まれ、群馬県出身。前橋育英高からブリヂストンアンカー(エスポワール)へ2014年まで所属。2008年ジャパンカップオープン優勝、2009年おきなわ個人総合優勝など。「ステージレースの走り方など(清水)都貴さんに多くのことを教わりました。UCIレースでは外国人選手のアシストをしつつUCIポイントが欲しい、Jプロツアーは誰かがあるいは自分が勝ちにいく走りをしたいですね。強い選手が多くやりがいのあるチーム」と語る。
野中竜馬
1989年生まれ、広島県出身。鹿屋体育大からシマノレーシングへ2014年まで所属。シマノ時代はプロローグに強く、出るレースすべてで上位に。「シマノの時は畑中さんに大きく影響を受けました。レースに対して取り組む姿勢やコーチとのやり取りなどすべて前向きな行動でした。今年はチームのために走ることも多いと思いますが結果を出す走りをしたい。任されそしてそれに応えられるようにしたい」と語る。
水野恭兵
1988年生まれ、山梨県出身。山梨学院大を経てアメリカ・La Grangeで活動、2014年シエルヴォ奈良所属。2013年都道府県ロード(長崎)優勝、ジャパンカップオープン5位など。「アシストして走ります。目標は佐野淳哉さん+阿部嵩之さんの走り。少人数のスプリントは得意なのでそこから勝機を見つけたいですね。まずは自分がしっかりとレベルアップすること」と語る。
中西重智
1990年生まれ、滋賀県出身。瀬田工業高から龍谷大へ。2010年インカレポイントレース5位、2013年熊野E1で2ステージ優勝など。シエルヴォ奈良、岩井商会レーシングそして2014年はJPSTマッサアンデックスに所属。「レースではアタックして逃げを作りたいです。ステージレースでは必要とされ求められることを柔軟にこなせる選手になりたい」と語る。
阿曽圭佑
1992年生まれ、三重県出身。中京大学を経てキナン入り。2014年世界大学選手権出場。「中根英登さん、榊原健一さんにあこがれて中京大学へ。2人のアタックするスタイルが目標です。今まで出場してきたレースでもアタックしていました。チームでは逃げで貢献して、この一年でチームも自分も上へ行けるよう走りたいです」と語る。
KINAN Cycling Team(キナンサイクリングチーム)体制
登録:UCIコンチネンタルチーム、実業団Jプロツアーチーム
スタッフ
ゼネラルマネージャー 加藤康則
監督 石田哲也
アドバイザー 鈴木新史
選手カッコ内は前年所属チーム
山本雅道 キャプテン
グレゴー・ガズヴォダ(Gebruder Weiss-Oberndorfer、スロベニア)
ジャイ・クロフォード(ドラパックプロフェッショナルサイクリング、オーストラリア)
ロイック・デリアック(キナンAACA、フランス)
伊丹健治(ブリヂストンアンカー)
野中竜馬(シマノレーシング)
水野恭兵(シエルヴォ奈良ミヤタ-メリダ)
中西重智(JPSTマッサアンデックス)
阿曽圭佑(キナンAACA)
チームサプライヤー&製品
YONEX CARBONEX KINANCyclingTeam MODEL
RITCHEY ホイール
IRC アスピーデタイヤ
UVEX ヘルメットRace5 アイウェア104&202
チャンピオンシステムジャージ
アスリチューンENERGAIN SPEEDCURE ポケットエナジー
WAKO‘S
デッィッセターレ
イナーメ・スポーツアロマ
photo&text:高木秀彰
UCIコンチネンタルチーム登録を果たしたKINAN Cycling Team(キナンサイクリングチーム)がまず目標とするのは5月下旬のツール・ド・熊野(UCI2.2)。そのために昨年から活動しているロイック・デリアックをはじめ強力な外国人選手を3名揃えた。そして伊丹健治、野中竜馬らコンチネンタルチームなどで活躍してきた国内選手も揃え、磐石の体制でレースに挑む。
チームのメインスポンサーは、和歌山県新宮市に本社を置く建設機械総合レンタル業の株式会社キナン。自転車競技とのかかわりは深く、同社の角口賀敏(かどぐちよしとし)会長が陣頭指揮を執り実行委員会形式で1999年から3DAY ROAD 熊野、そしてツール・ド・熊野を主催している。2015年は5月28日から17回目の開催を予定している。
チームとしてのキナンは1999年からスタートしている。その後にコンチネンタル登録し、所属してきた選手は三浦恭資、安原昌弘、住田修、橋川健、柿沼章、岡崎和也、中川康二郎、野口忍、中村誠らそうそうたるメンバー。しかしトップチームとしては2005年を最後にし、以降はクラブチームとして活動してきた。
いっぽうでチームの加藤康則GMは、自身のフランスでの活動経験を元にし「日本の自転車界に恩返しをしたく」、AACAの名を冠したチームとレースを立ち上げる。この活動に共感した角口会長により2013年からキナンAACAチームに、そして2014年にはデリアックが数ヶ月の滞在ながら国内レースを席巻した。2015年はさらに体制を整え、名実ともにトップチームとしてのキナンがここに復活した。
加藤康則ゼネラルマネージャー「血の通ったチームにしたい」
加藤氏はイノアックそしてリマサンズを経て、2001年から4シーズンをフランスで福島兄弟や新城幸也らとともに走った人物だ。「自転車のすべてが凝縮された4シーズンでした。帰国後7年間のブランクののち、2012年にチームとしてAACAを、そしてAACAカップを立ち上げました。フランスで経験したことを若手に伝えたい、日本の自転車界へ恩返しをしたいと思ったからです」
「2013年にチーム名をキナンAACAとし2014年半ばにフランスから呼んだデリアックが3勝を挙げてくれました。そこで2015年に若手が入りたいチームとしてのトップチームを作りました。血の通ったチームにしたいですね。ツール・ド・熊野が最重要ですが、シーズン通して勝つことを考えています。それはクラブチームのキナンAACAへも波及効果が出るはずです」と語る。
鈴木新史アドバイザー「変わったものと変わらないものを見極める」
1990年頃〜2000年代前半にボスコ、イノアック、愛三工業で活躍した鈴木氏。イノアック時代の後輩が加藤GMという縁でアドバイザーを務める。
「自分もレース現場を離れてから10年のブランクがあるので、考えながら動いているところです。10年経って変わっているものと、変わらないものの両方があります。それをよく見極めて対応していきたいですね。最終的には、やはりレースで結果を出すこと。これが一番であるのは変わらないのですから」
「レースでは極端に最初からエースとアシストという関係は作りたくないですね。展開を自分で読んでレース中にいかに切り替えられるか、そこでアシストするか自分で勝ちにいくかすればいいと思っています。このあたりをスタッフ3人で考えていきたいと思っています」と語る。
山本雅道キャプテン
1978年神奈川県生まれ。大門宏氏の導きで日本鋪道でイタリアとフランスを計3年間戦う。国内では全日本選手権U23連覇したが、U23のうちにヨーロッパでプロになることを目標にした山本は、その後日本へ戻り国内チームへ。ブリヂストンアンカー所属の2011年に選手を引退。中学時代からお世話になったショップを引き継ぐ形でバイシクルファクトリーヤマモトをオープン。3年間の競技からのブランクを経て2015年からふたたび現役選手として走る。
「ヨーロッパでの3年間で自転車競技に関わるあらゆることを教えていただきましたが、ショップをやるうちその経験を若手に伝えたいと強く思うようになりました。昨年に石田監督から”いい選手を紹介して欲しい”と言われ、チーム立ち上げの主旨を聞き、『ならば自分はどう?』と思って。それで現役復帰を決めました。レースでは自分が勝てれば嬉しいけれども、まずは若手にチャンスを与えて、自分はそのアシストをしたいですね」と語る。
グレゴー・ガズヴォダ(スロベニア)
1981年生まれ、スロベニア出身。2008年までスロベニアのコンチネンタルチームPerutnina Ptujに所属。2009年EQA梅丹本舗グラファイトデザイン、ほか2012年AG2R、2013年プロコンのチャンピオンシステムなどに所属。代表的な戦歴は2011年ツアー・オブ・チンハイレイク(UCI2.HC)の個人総合優勝。「今年の目標はチームとして熊野を総合優勝することが一番。個人的にはスロベニアの個人TTチャンピオン連覇を」と語る。
ジャイ・クロフォード(オーストラリア)
1983年生まれ、オーストラリア出身のクライマー。2008年トレックマルコポーロ、2012-13年はジェネシスそして2014年はプロコンのドラパックに。2008年ツアー・オブ・ジャパン個人総合2位、2009年ランカウイ(UCI2.HC)個人総合2位など。2014年の熊野はアシストしながら総合7位。「チームとして熊野を勝つこと、自分はそこで山岳賞を取りたい。UCIレースは出られる限りベストを尽くし、2位になったことのあるTOJでは優勝したい」と語る。
ロイック・デリアック(フランス)
1989年生まれ、フランス出身。2014年途中でGSCブラニャックからキナンへ移籍。2009年AG2Rでスタジエ登録、2010-2013年はルーベ・リール・メトロポール所属。2014年はJプロツアーみやだクリテリウム、同おおいたサイクルロードレース、ジャパンカップオープンレースで優勝。「昨年はレースを追うごとに誰が強いのかわかってきた。今年はチームメイトも多く走りやすい。熊野はチームで勝つことが義務であり誰がどう走るかは監督の指示次第。自分はチームとともにステップアップし、そしてキナンを強いチームにしたい」と語る。
伊丹健治
1988年生まれ、群馬県出身。前橋育英高からブリヂストンアンカー(エスポワール)へ2014年まで所属。2008年ジャパンカップオープン優勝、2009年おきなわ個人総合優勝など。「ステージレースの走り方など(清水)都貴さんに多くのことを教わりました。UCIレースでは外国人選手のアシストをしつつUCIポイントが欲しい、Jプロツアーは誰かがあるいは自分が勝ちにいく走りをしたいですね。強い選手が多くやりがいのあるチーム」と語る。
野中竜馬
1989年生まれ、広島県出身。鹿屋体育大からシマノレーシングへ2014年まで所属。シマノ時代はプロローグに強く、出るレースすべてで上位に。「シマノの時は畑中さんに大きく影響を受けました。レースに対して取り組む姿勢やコーチとのやり取りなどすべて前向きな行動でした。今年はチームのために走ることも多いと思いますが結果を出す走りをしたい。任されそしてそれに応えられるようにしたい」と語る。
水野恭兵
1988年生まれ、山梨県出身。山梨学院大を経てアメリカ・La Grangeで活動、2014年シエルヴォ奈良所属。2013年都道府県ロード(長崎)優勝、ジャパンカップオープン5位など。「アシストして走ります。目標は佐野淳哉さん+阿部嵩之さんの走り。少人数のスプリントは得意なのでそこから勝機を見つけたいですね。まずは自分がしっかりとレベルアップすること」と語る。
中西重智
1990年生まれ、滋賀県出身。瀬田工業高から龍谷大へ。2010年インカレポイントレース5位、2013年熊野E1で2ステージ優勝など。シエルヴォ奈良、岩井商会レーシングそして2014年はJPSTマッサアンデックスに所属。「レースではアタックして逃げを作りたいです。ステージレースでは必要とされ求められることを柔軟にこなせる選手になりたい」と語る。
阿曽圭佑
1992年生まれ、三重県出身。中京大学を経てキナン入り。2014年世界大学選手権出場。「中根英登さん、榊原健一さんにあこがれて中京大学へ。2人のアタックするスタイルが目標です。今まで出場してきたレースでもアタックしていました。チームでは逃げで貢献して、この一年でチームも自分も上へ行けるよう走りたいです」と語る。
KINAN Cycling Team(キナンサイクリングチーム)体制
登録:UCIコンチネンタルチーム、実業団Jプロツアーチーム
スタッフ
ゼネラルマネージャー 加藤康則
監督 石田哲也
アドバイザー 鈴木新史
選手カッコ内は前年所属チーム
山本雅道 キャプテン
グレゴー・ガズヴォダ(Gebruder Weiss-Oberndorfer、スロベニア)
ジャイ・クロフォード(ドラパックプロフェッショナルサイクリング、オーストラリア)
ロイック・デリアック(キナンAACA、フランス)
伊丹健治(ブリヂストンアンカー)
野中竜馬(シマノレーシング)
水野恭兵(シエルヴォ奈良ミヤタ-メリダ)
中西重智(JPSTマッサアンデックス)
阿曽圭佑(キナンAACA)
チームサプライヤー&製品
YONEX CARBONEX KINANCyclingTeam MODEL
RITCHEY ホイール
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UVEX ヘルメットRace5 アイウェア104&202
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photo&text:高木秀彰
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