2014/12/04(木) - 09:02
ガーミンのペダル式パワーメーター「Vector J」をベースとし、センサーを左側のみとすることで低価格化を実現した「Vector S J」が登場した。短時間で大きな効果が得られるとしてプロの間でも昨今主流となっているパワートレーニングがより身近になるデバイスだ。
ガーミン Vector S J (c)いいよねっと
長きに渡る開発期間を経て、昨年リリースされたガーミンのパワーメーターが「Vector J」。その最大の特徴はひずみセンサーをペダルに内蔵し、踏み足時の正方向に加え、駆動ロスとなる下死点から上死点へ足を引き上げる際の負方向のパワーを検知可能としたこと。加えて、ペダル以外のクランクやホイールを自由に選択可能なことや、取り付けが容易なことなど、他のパワーメーターに対して多くのメリットを持つ。
クランクアームの寸法によって「スタンダード」と「ラージ」の2タイプが用意される (c)いいよねっと
センサー内蔵右ペダルとペダルポッドがセットとなったアップグレードキットを購入すればVector Jとして使用可能だ (c)いいよねっと
ガーミン・シャープの選手たちも使用するVector photo:Makoto.AYANO今回発売される「Vector S J」は、「Vector J」で左右に設けられたセンサーを左側のみとしたエントリーモデルだ。ペダリングの左右バランスやスムーズネスこそ計測できないものの、平均パワーやトレーニングストレススコアなど依然として豊富な項目を測定可能。パワートレーニング初心者には充分な機能を維持しながらも、「Vector J」の2/3以下、他ブランドとの比較では1/3～1/4という低価格化に成功している。
ペダル本体は消耗時にも安心な入手性高いルック社のKeOシリーズのクリートと互換性を持つ。そして、シマノなどに取付可能な「スタンダード」、FSAやスペシャライズドなどに取付可能な「ラージ」とクランクアームの寸法別に2種類がラインナップされている。
重量はペダルが152g（左）と163.5g（右）で、ペダルポッドが22.3g。システム全体と比較しても一般的なペダルとの重量差は僅かなことも「Vector S J」のメリットである。
自転車へのインストールは一般的なペダルと同じで、レンチでネジを回すだけ。バッテリーには入手性高いCR2032ボタン電池を採用。電池交換はコインでカバーを外して入れ替えるだけとメンテナンス性も高く、万が一出先で電池切れを起こしても容易に対処できる。トレーニングを効率良く、短い時間を無駄にしたくないというホビーレーサーにとっては大きな魅力といえるはずだ。
対応するサイクルコンピューターは先日発売されたばかりの新型フラッグシップEdge1000J、Edge810J、Edge800J、Edge510J、Edge500J、ForeAthlete910XTJ、fenix2Jの計7つ。もちろん、Vector S Jはガーミンのデバイスと共に使用することを前提として開発されたため、機器間の相性問題が発生する可能性は極めて低い。走行データの解析はこれまでと同様にガーミン・コネクトを介して行うことができる。
発売予定日は2014年12月5日で、価格は102,000円（税抜）。なお、オプションとして用意されるアップグレードキットを購入すれば、「Vector J」として使用することが可能。そして、国内正規版は万が一トラブルが発生した際には国内代理店「いいよねっと」のサポートを受けることができる。
ガーミン Vector SＪ
タイプ：スタンダード、ラージ
対応デバイス：Edge1000J、Edge810J、Edge800J、Edge510J、Edge500J、ForeAthlete910XTJ、fenix2J
重 量：ペダル 左152g/右163.5g、ペダルポッド 22.3g、クリート＆ねじ類 38g
稼働時間：175時間
バッテリー：CR2032ボタン電池
通信規格：ANT+
クリート：ルックKéO互換
測定項目：平均パワー、トレーニングストレススコア（TSS）、標準化パワー（NP）、強度係数（IF）、kj（キロジュール）、パワーゾーン、ケイデンス
付属品：Vectorペダル左（センサー内蔵）、Vectorペダル右、ペダルポッド x 1、クリート、USB ANTスティックmini、操作マニュアル、正規品アフターサポートカード
価 格：102,000円（税抜）
発売予定：2014年12月5日
ガーミン Vector SＪアップグレードキット
タイプ：スタンダード、ラージ
付属品：Vectorペダル右（センサー内蔵）、ペダルポッド x 1、操作マニュアル
価 格： 84,000円（税抜）
ガーミン Vector S J (c)いいよねっと長きに渡る開発期間を経て、昨年リリースされたガーミンのパワーメーターが「Vector J」。その最大の特徴はひずみセンサーをペダルに内蔵し、踏み足時の正方向に加え、駆動ロスとなる下死点から上死点へ足を引き上げる際の負方向のパワーを検知可能としたこと。加えて、ペダル以外のクランクやホイールを自由に選択可能なことや、取り付けが容易なことなど、他のパワーメーターに対して多くのメリットを持つ。
クランクアームの寸法によって「スタンダード」と「ラージ」の2タイプが用意される (c)いいよねっとセンサー内蔵右ペダルとペダルポッドがセットとなったアップグレードキットを購入すればVector Jとして使用可能だ (c)いいよねっとガーミン・シャープの選手たちも使用するVector photo:Makoto.AYANO今回発売される「Vector S J」は、「Vector J」で左右に設けられたセンサーを左側のみとしたエントリーモデルだ。ペダリングの左右バランスやスムーズネスこそ計測できないものの、平均パワーやトレーニングストレススコアなど依然として豊富な項目を測定可能。パワートレーニング初心者には充分な機能を維持しながらも、「Vector J」の2/3以下、他ブランドとの比較では1/3～1/4という低価格化に成功している。ペダル本体は消耗時にも安心な入手性高いルック社のKeOシリーズのクリートと互換性を持つ。そして、シマノなどに取付可能な「スタンダード」、FSAやスペシャライズドなどに取付可能な「ラージ」とクランクアームの寸法別に2種類がラインナップされている。
重量はペダルが152g（左）と163.5g（右）で、ペダルポッドが22.3g。システム全体と比較しても一般的なペダルとの重量差は僅かなことも「Vector S J」のメリットである。
自転車へのインストールは一般的なペダルと同じで、レンチでネジを回すだけ。バッテリーには入手性高いCR2032ボタン電池を採用。電池交換はコインでカバーを外して入れ替えるだけとメンテナンス性も高く、万が一出先で電池切れを起こしても容易に対処できる。トレーニングを効率良く、短い時間を無駄にしたくないというホビーレーサーにとっては大きな魅力といえるはずだ。
対応するサイクルコンピューターは先日発売されたばかりの新型フラッグシップEdge1000J、Edge810J、Edge800J、Edge510J、Edge500J、ForeAthlete910XTJ、fenix2Jの計7つ。もちろん、Vector S Jはガーミンのデバイスと共に使用することを前提として開発されたため、機器間の相性問題が発生する可能性は極めて低い。走行データの解析はこれまでと同様にガーミン・コネクトを介して行うことができる。
発売予定日は2014年12月5日で、価格は102,000円（税抜）。なお、オプションとして用意されるアップグレードキットを購入すれば、「Vector J」として使用することが可能。そして、国内正規版は万が一トラブルが発生した際には国内代理店「いいよねっと」のサポートを受けることができる。
ガーミン Vector SＪ
タイプ：スタンダード、ラージ
対応デバイス：Edge1000J、Edge810J、Edge800J、Edge510J、Edge500J、ForeAthlete910XTJ、fenix2J
重 量：ペダル 左152g/右163.5g、ペダルポッド 22.3g、クリート＆ねじ類 38g
稼働時間：175時間
バッテリー：CR2032ボタン電池
通信規格：ANT+
クリート：ルックKéO互換
測定項目：平均パワー、トレーニングストレススコア（TSS）、標準化パワー（NP）、強度係数（IF）、kj（キロジュール）、パワーゾーン、ケイデンス
付属品：Vectorペダル左（センサー内蔵）、Vectorペダル右、ペダルポッド x 1、クリート、USB ANTスティックmini、操作マニュアル、正規品アフターサポートカード
価 格：102,000円（税抜）
発売予定：2014年12月5日
ガーミン Vector SＪアップグレードキット
タイプ：スタンダード、ラージ
付属品：Vectorペダル右（センサー内蔵）、ペダルポッド x 1、操作マニュアル
価 格： 84,000円（税抜）
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