2014/09/14(日) - 20:24
ジロ・デ・イタリアでステージ2勝を飾りながら、同大会期間中のドーピング検査でサルブタモールの「違反が疑われる分析結果」が発覚し、暫定的に出場停止状態に置かれたディエゴ・ウリッシ(イタリア、ランプレ・メリダ)。発覚から3ヶ月近くが経った9月13日、チームはウリッシのレース復帰にGOサインを出した。
ジロでステージ2勝をマークしたディエゴ・ウリッシ(イタリア、ランプレ・メリダ) photo:Kei Tsujiウリッシのサルブタモール陽性が発覚したのは6月25日のこと。ジロ期間中に行なわれたドーピング検査で、ウリッシの尿サンプルからUCI(国際自転車競技連合)が定める限界値1000ng/mlを大きく上回る1900ng/mlのサルブタモールが検出された。
ウリッシ側はTUE(治療目的使用に関わる除外措置)として許可を得てベントリン(硫酸サルブタモール)を吸引し、直前の落車後に解熱鎮痛薬のパラセタモールを処方されていたと主張。暫定的にウリッシを出場停止状態に置いたランプレ・メリダは、カルロ・グアルダッショーネ医師を中心に弁護士から提出された書類を精査した結果、MPCC(サイクルスポーツ倫理団体)のルールに則ってウリッシのレース復帰を認めた。
プレスリリースによると現在チームはUCIとWADA(世界アンチドーピング機構)から正式な回答を待っている状態。なおUCIはウリッシに正式な処分を与えていない。
ウリッシは9月16日に開催されるコッパ・ベルノッキでレースに復帰。その後コッパ・アゴストーニとトレヴァッリ・バレジーネに出場する予定だ。
text:Kei Tsuji
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ウリッシ側はTUE(治療目的使用に関わる除外措置)として許可を得てベントリン(硫酸サルブタモール)を吸引し、直前の落車後に解熱鎮痛薬のパラセタモールを処方されていたと主張。暫定的にウリッシを出場停止状態に置いたランプレ・メリダは、カルロ・グアルダッショーネ医師を中心に弁護士から提出された書類を精査した結果、MPCC(サイクルスポーツ倫理団体)のルールに則ってウリッシのレース復帰を認めた。
プレスリリースによると現在チームはUCIとWADA(世界アンチドーピング機構)から正式な回答を待っている状態。なおUCIはウリッシに正式な処分を与えていない。
ウリッシは9月16日に開催されるコッパ・ベルノッキでレースに復帰。その後コッパ・アゴストーニとトレヴァッリ・バレジーネに出場する予定だ。
text:Kei Tsuji