2009/08/31(月) - 01:05
今年で開催26回目を迎えるシマノスズカロード。その最高峰のレースがシマノ鈴鹿国際ロードレースだ。海外招待選手と国内招待選手を多数迎え、ハイレベルな闘いが繰り広げられる。
シマノがスポンサードするお馴染みスキル・シマノが別府史之含む3人のツールメンバーとともにオランダから凱旋帰国した。
海外招待チームはオランダより近年連続出場のヴァン・ヴリエEBHエルショフ、そしてデンマークからエネルギー・フィン。ホストでもあるスキル・シマノはフミ、アルバート・ティマー、クーン・デコルトがツール出場メンバーだ。
国内招待チームは愛三工業レーシング、ブリヂストンアンカー、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン、マリックスパワータグ・コラテック、チームNIPPO-COLNAGO、チームMASSA FOCUS OUTDOOR PRODUCTSなど。これに国内最高レベルのホビーレーサーが加わり、F-1サーキットを舞台にハイスピードの闘いを繰り広げる。
レースはスタートと同時に数え切れないアタックが続く。しかし1周目は集団のスピードが上がる一方で、重要な動きには繋がらない。
2周目に入って中島康晴(EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)が飛び出すかたちでホームストレートを通過。それを吸収して、代わって別府匠(愛三工業)が飛び出し、ラルス・ジュン(チーム・ファンフリエット)が合流。しかし3周目を迎える前に集団は一つにまとまる。
決定的な動きがあったのは3周目。ツールでもステージ敢闘賞をとるなど大活躍したティマー(スキル・シマノ)がホームストレートでスピードを上げ、シケインまでの上り坂でこれにつけた16名が後続を引き離すことに成功した。
4周目に13人に落ち着いたグループは、別府フミ、ティマー、ジン・ロン(スキル・シマノ)、野寺秀徳、鈴木真理、阿部嵩之(シマノレーシング)、飯島誠、嶌田義明(ブリヂストンアンカー)、盛一大、綾部勇成(愛三工業)、涌本正樹(マトリックス・パワータグ・コラテック)、ラルス・ジュン(チーム・ファンフリエット)ら。
5周目に入って45秒だったタイム差は6周目には1分に開き、逃げ切る可能性が高まる。チームメンバーの全員を送り込んだフミらスキル・シマノ勢が先頭集団を強力に引き、後続集団はシマノレーシングがコントロール。まさに完璧な体制に持ち込む。
愛三工業、ブリヂストンアンカーら人数を揃える主要チームが逃げに選手を送り込んだことでメイン集団はスピードを上げることができず、逃げ切りが確実になる。
集団内ではディフェンディングチャンピオンの盛一大(愛三工業)やスプリントのある選手を振り落とそうという動きが見られる。
そして8周目、ラスト2周を残してアタックが始まる。フミがアタックを繰り返し、集団の分断化を図る。デコルトと2人で抜け出すが、集団もみすみすその逃げは許さない。
それを吸収すると、次にラスト周回に入るところでアタックをかけて行くのはティマー(スキル・シマノ)だ。盛がこの動きをチェックすると、次に行ったのはデコルト(スキル・シマノ)と阿部嵩之(シマノレーシング)。波状アタックを受け続けた先頭集団は、ここで追い込むことをあきらめた。
最後は2人が大きな差を持ってゴールへ。同一スポンサーの別チームの一騎打ちは、前を引き続けたデコルトに阿部が勝利を譲った。アタックをかけ続けたフミは4位でゴール。5位には鈴木真理が入り、スキル・シマノ&シマノレーシングがトップ5をしめる形になった。
4日間の旅程で2日間の滞在というハードスケジュールで凱旋帰国・出場を果たしたフミとスキル・シマノの選手たち。ツール・ド・フランスを経験したチームは昨年よりも確実に一回りもふた回りも大きくなって帰ってきたようだった。
第26回シマノ鈴鹿国際ロードレース 結果
1位 クーン・デコルト(スキル・シマノ)
2位 阿部嵩之(シマノレーシング)
3位 フローリス・フーシンニン(スキル・シマノ)
4位 別府史之(スキル・シマノ)
5位 鈴木真理(シマノレーシング)
6位 涌本正樹(マトリックス・パワータグ・コラテック)
7位 飯島誠(チームブリヂストンアンカー)
8位 綾部勇成(愛三工業レーシング)
9位 アルバート・ティマー(スキル・シマノ)
10位 野寺秀徳(シマノレーシング)
※フォトギャラリーおよびレースダイジェスト動画は追ってアップされます。
シマノがスポンサードするお馴染みスキル・シマノが別府史之含む3人のツールメンバーとともにオランダから凱旋帰国した。
海外招待チームはオランダより近年連続出場のヴァン・ヴリエEBHエルショフ、そしてデンマークからエネルギー・フィン。ホストでもあるスキル・シマノはフミ、アルバート・ティマー、クーン・デコルトがツール出場メンバーだ。
国内招待チームは愛三工業レーシング、ブリヂストンアンカー、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン、マリックスパワータグ・コラテック、チームNIPPO-COLNAGO、チームMASSA FOCUS OUTDOOR PRODUCTSなど。これに国内最高レベルのホビーレーサーが加わり、F-1サーキットを舞台にハイスピードの闘いを繰り広げる。
レースはスタートと同時に数え切れないアタックが続く。しかし1周目は集団のスピードが上がる一方で、重要な動きには繋がらない。
2周目に入って中島康晴(EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)が飛び出すかたちでホームストレートを通過。それを吸収して、代わって別府匠(愛三工業)が飛び出し、ラルス・ジュン(チーム・ファンフリエット)が合流。しかし3周目を迎える前に集団は一つにまとまる。
決定的な動きがあったのは3周目。ツールでもステージ敢闘賞をとるなど大活躍したティマー(スキル・シマノ)がホームストレートでスピードを上げ、シケインまでの上り坂でこれにつけた16名が後続を引き離すことに成功した。
4周目に13人に落ち着いたグループは、別府フミ、ティマー、ジン・ロン(スキル・シマノ)、野寺秀徳、鈴木真理、阿部嵩之(シマノレーシング)、飯島誠、嶌田義明(ブリヂストンアンカー)、盛一大、綾部勇成(愛三工業)、涌本正樹(マトリックス・パワータグ・コラテック)、ラルス・ジュン(チーム・ファンフリエット)ら。
5周目に入って45秒だったタイム差は6周目には1分に開き、逃げ切る可能性が高まる。チームメンバーの全員を送り込んだフミらスキル・シマノ勢が先頭集団を強力に引き、後続集団はシマノレーシングがコントロール。まさに完璧な体制に持ち込む。
愛三工業、ブリヂストンアンカーら人数を揃える主要チームが逃げに選手を送り込んだことでメイン集団はスピードを上げることができず、逃げ切りが確実になる。
集団内ではディフェンディングチャンピオンの盛一大(愛三工業)やスプリントのある選手を振り落とそうという動きが見られる。
そして8周目、ラスト2周を残してアタックが始まる。フミがアタックを繰り返し、集団の分断化を図る。デコルトと2人で抜け出すが、集団もみすみすその逃げは許さない。
それを吸収すると、次にラスト周回に入るところでアタックをかけて行くのはティマー(スキル・シマノ)だ。盛がこの動きをチェックすると、次に行ったのはデコルト(スキル・シマノ)と阿部嵩之(シマノレーシング)。波状アタックを受け続けた先頭集団は、ここで追い込むことをあきらめた。
最後は2人が大きな差を持ってゴールへ。同一スポンサーの別チームの一騎打ちは、前を引き続けたデコルトに阿部が勝利を譲った。アタックをかけ続けたフミは4位でゴール。5位には鈴木真理が入り、スキル・シマノ&シマノレーシングがトップ5をしめる形になった。
4日間の旅程で2日間の滞在というハードスケジュールで凱旋帰国・出場を果たしたフミとスキル・シマノの選手たち。ツール・ド・フランスを経験したチームは昨年よりも確実に一回りもふた回りも大きくなって帰ってきたようだった。
第26回シマノ鈴鹿国際ロードレース 結果
1位 クーン・デコルト(スキル・シマノ)
2位 阿部嵩之(シマノレーシング)
3位 フローリス・フーシンニン(スキル・シマノ)
4位 別府史之(スキル・シマノ)
5位 鈴木真理(シマノレーシング)
6位 涌本正樹(マトリックス・パワータグ・コラテック)
7位 飯島誠(チームブリヂストンアンカー)
8位 綾部勇成(愛三工業レーシング)
9位 アルバート・ティマー(スキル・シマノ)
10位 野寺秀徳(シマノレーシング)
※フォトギャラリーおよびレースダイジェスト動画は追ってアップされます。
フォトギャラリー