デンマークのコペンハーゲンで行われているUCIトラックワールドカップ最終第5戦の第二日目2月14日、スクラッチレースにおいて盛一大(愛三工業レーシングチーム)が優勝した。

08アジア選手権(奈良)スクラッチの盛一大(手前、愛三工業レーシングチーム)、奥は優勝の角令央奈(鹿屋体育大学)とワン・カンポー(香港)08アジア選手権(奈良)スクラッチの盛一大(手前、愛三工業レーシングチーム)、奥は優勝の角令央奈(鹿屋体育大学)とワン・カンポー(香港) photo:Hideaki.TAKAGIレースは250mを60ラップの15kmで行われ、中盤で盛を含む6人がラップし、さらにラスト6周で盛が単独抜け出し逃げ切り優勝。これで盛はスクラッチの08-09ワールドカップランキング3位が決定した。 また、前日に行われたポイントレースでは12位となり、優勝はワン・カンポー(香港)だった。 

盛本人のブログによると「ポイントレースではあんなに逃げたのに、しかも一人だけ12位という結果で取り残されました。それもあってスクラッチでは中盤で同じように4人の逃げに乗りラップに成功。そのあと2人が追いつき、勝負は6人。思いきってラスト6周でアタック。今回の強いメンバーで勝てるとは思ってもみなかったが、自信はなくても自分で仕掛けることが出来たのが一番嬉しかった」と語っている。

盛はロードレースとトラックレースの両方を日本のトップレベルでこなす選手で、昨年のロードではツール・ド・北海道第2ステージの集団ゴールおよび第3ステージの個人TTを制している。 08ツール・ド・北海道第2ステージ優勝の盛一大(愛三工業レーシングチーム)、右はチームメイトの西谷泰治08ツール・ド・北海道第2ステージ優勝の盛一大(愛三工業レーシングチーム)、右はチームメイトの西谷泰治 photo:Hideaki.TAKAGI
08ツール・ド・北海道第3ステージ個人TT優勝の盛一大(愛三工業レーシングチーム)08ツール・ド・北海道第3ステージ個人TT優勝の盛一大(愛三工業レーシングチーム) photo:Hideaki.TAKAGI

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