2014/05/31(土) - 13:16
1級山岳チーマ・グラッパで飛翔したマリアローザのナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)は、ゴール後に「コロンビアから来た家族の応援が力を与えてくれた」とコメント。また「明日のゾンコランが楽しみ。ステージを狙わない理由は無い」と付け加えた。
ステージ優勝しリードを築いたナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)
今日はずっとプレスが僕に聞いてきたことを自分自身に言い聞かせて走っていた。「今日はジロを獲りにきたんだ」と。僕はこれまでそう発言したくなかったのだけれど、今日のステージはとても僕の得意分野だったので、勝ちにいかない手は無い。特に今日は僕の家族がコロンビアから応援に来てくれていた。それが僕に強さを与えてくれたんだ。チームは僕のために本当にたくさんの準備をしてくれたよ。
フルームやコンタドール、ニーバリは経験に裏打ちされた強さがある。でも僕ら — アル、僕、クヴィアトコウスキー、マイカなど、1990年生まれの若い選手達がグランツールで彼らを打ち負かせるほどに育ってきている。僕らが将来輝かしい未来を持っているのは間違い無いと思う。だから90年はいわゆる「当たり年」。さっき名前を挙げた選手は皆キャラクターが違うし、サガンもいる。そのうち僕らの時代が来るはずだ。
去年のツールでは僕はまだ無名だった。でも今は有力選手の一人として数えられている。ツールはナイロ・キンタナが誰かということを世界に広めてくれた。僕はこのジロでそれをもう一度できたし、グランツールに対しての順応性を知らしめることもできたと思う。イタリアのファンや山岳が大好きだ。
ゾンコランはとてもキツい急勾配が続くけれど、僕の好きなタイプだよ。数ヶ月前に下見をしたときは雪に包まれてしまっていて上まで上がることができなかった。明日はチームの調子も良いから楽しみだよ。ステージ優勝を狙いにいかない理由なんてどこにも無い。
ステージ3位のリゴベルト・ウラン(コロンビア、オメガファーマ・クイックステップ)
今朝のTTにはよく準備して臨むことができた。コースの下見は本当に役立った。最初の平坦区間の計測地点で僕が2位だったというのは、僕にとってちょうど良いペースだった。その後の登り区間では、自分のテンポを保って登ることに専念したんだ。
この難しい山岳TTに、持てる力のすべてを注ぎこんで良い結果を残せたと思う。最後の山岳ステージとなる明日もハードなステージだ。厳しい勾配の区間では、大きなタイム差をつけることは難しいだろう。僕らの明日の走りに、また期待していてほしい。最後まで全力で戦い続けるよ。
ステージ5位のドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、AG2Rラモンディアール)
僕の全ての力を尽くしてベストな走りをしたし、自分のパフォーマンスに満足している。キンタナとアルは今日はとても強く負かせる気がしなかった。今日の結果で僕は総合トップ5に食い込むことができた。このポジションをキープするために頑張るし、明日のゾンコランでは当初からの目標であったステージ優勝を狙いにいく。
ティンコフ・サクソのラルス・ミカエルセン監督
今日のスタート前、ラファ(マイカ)は胃痛に苦しめられていて、それが明らかに今日のパフォーマンスに影響してしまった。総合順位を落としてしまったのは残念だが、それは仕方が無い。明日も難関山岳ステージが待っているし、チームは攻撃を仕掛けていく。その気持ちはラファも同じだろう。彼が夜に復調してくれることをただ祈っている。
ステージ8位のセバスティアン・エナオゴメス(コロンビア、チームスカイ)
自分の走りにとても満足している。好きなタイプの登りだったし、登りの最中に自分の中で良いテンポに乗ることができた。ビッグネームが並ぶ中でトップ10に食い込むことができて素晴らしい気分だ。それから3週間のグランツアーを終えることができそうでハッピーだよ。今回が初めてのグランツアーだし、チームスカイに所属して1年目だし、僕はまだとても若い(=20歳)。グランツアーでの走り方をチームから学んでいるんだ。コロンビアの応援がとても目立っていて最高だし、自分の家にいるようなフィーリング。来年はもっと多くの人達がコロンビアから応援に来てくれると思う。
ステージ109位で終えた別府史之(トレックファクトリーレーシング)
今日は麓から山頂までテンボで走るように指示が出ていて、自分のペースで登ったけど、とにかく長かった。でもスタートからゴールまで沢山の観客に励まされてとても楽しかった。5箇所くらいで熱狂的なファンが"Fumy"や"Beppu"コールをしてくれた時は思わず加速してしまうくらい嬉しかった。
母国の日本を離れここイタリアでこんな声援を受けられるのはとても幸せに思う。明日はゾンコランステージ。地獄のような激坂だけど、思いっきり楽しめそうなステージになりそうだ。最後までしっかり走りたいと思います。
各コメントはチーム/個人公式サイトや、ジロ・デ・イタリア公式リリースなどより
text:So.Isobe
ステージ優勝しリードを築いたナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)
今日はずっとプレスが僕に聞いてきたことを自分自身に言い聞かせて走っていた。「今日はジロを獲りにきたんだ」と。僕はこれまでそう発言したくなかったのだけれど、今日のステージはとても僕の得意分野だったので、勝ちにいかない手は無い。特に今日は僕の家族がコロンビアから応援に来てくれていた。それが僕に強さを与えてくれたんだ。チームは僕のために本当にたくさんの準備をしてくれたよ。
フルームやコンタドール、ニーバリは経験に裏打ちされた強さがある。でも僕ら — アル、僕、クヴィアトコウスキー、マイカなど、1990年生まれの若い選手達がグランツールで彼らを打ち負かせるほどに育ってきている。僕らが将来輝かしい未来を持っているのは間違い無いと思う。だから90年はいわゆる「当たり年」。さっき名前を挙げた選手は皆キャラクターが違うし、サガンもいる。そのうち僕らの時代が来るはずだ。
去年のツールでは僕はまだ無名だった。でも今は有力選手の一人として数えられている。ツールはナイロ・キンタナが誰かということを世界に広めてくれた。僕はこのジロでそれをもう一度できたし、グランツールに対しての順応性を知らしめることもできたと思う。イタリアのファンや山岳が大好きだ。
ゾンコランはとてもキツい急勾配が続くけれど、僕の好きなタイプだよ。数ヶ月前に下見をしたときは雪に包まれてしまっていて上まで上がることができなかった。明日はチームの調子も良いから楽しみだよ。ステージ優勝を狙いにいかない理由なんてどこにも無い。
ステージ3位のリゴベルト・ウラン(コロンビア、オメガファーマ・クイックステップ)
今朝のTTにはよく準備して臨むことができた。コースの下見は本当に役立った。最初の平坦区間の計測地点で僕が2位だったというのは、僕にとってちょうど良いペースだった。その後の登り区間では、自分のテンポを保って登ることに専念したんだ。
この難しい山岳TTに、持てる力のすべてを注ぎこんで良い結果を残せたと思う。最後の山岳ステージとなる明日もハードなステージだ。厳しい勾配の区間では、大きなタイム差をつけることは難しいだろう。僕らの明日の走りに、また期待していてほしい。最後まで全力で戦い続けるよ。
ステージ5位のドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、AG2Rラモンディアール)
僕の全ての力を尽くしてベストな走りをしたし、自分のパフォーマンスに満足している。キンタナとアルは今日はとても強く負かせる気がしなかった。今日の結果で僕は総合トップ5に食い込むことができた。このポジションをキープするために頑張るし、明日のゾンコランでは当初からの目標であったステージ優勝を狙いにいく。
ティンコフ・サクソのラルス・ミカエルセン監督
今日のスタート前、ラファ(マイカ)は胃痛に苦しめられていて、それが明らかに今日のパフォーマンスに影響してしまった。総合順位を落としてしまったのは残念だが、それは仕方が無い。明日も難関山岳ステージが待っているし、チームは攻撃を仕掛けていく。その気持ちはラファも同じだろう。彼が夜に復調してくれることをただ祈っている。
ステージ8位のセバスティアン・エナオゴメス(コロンビア、チームスカイ)
自分の走りにとても満足している。好きなタイプの登りだったし、登りの最中に自分の中で良いテンポに乗ることができた。ビッグネームが並ぶ中でトップ10に食い込むことができて素晴らしい気分だ。それから3週間のグランツアーを終えることができそうでハッピーだよ。今回が初めてのグランツアーだし、チームスカイに所属して1年目だし、僕はまだとても若い(=20歳)。グランツアーでの走り方をチームから学んでいるんだ。コロンビアの応援がとても目立っていて最高だし、自分の家にいるようなフィーリング。来年はもっと多くの人達がコロンビアから応援に来てくれると思う。
ステージ109位で終えた別府史之(トレックファクトリーレーシング)
今日は麓から山頂までテンボで走るように指示が出ていて、自分のペースで登ったけど、とにかく長かった。でもスタートからゴールまで沢山の観客に励まされてとても楽しかった。5箇所くらいで熱狂的なファンが"Fumy"や"Beppu"コールをしてくれた時は思わず加速してしまうくらい嬉しかった。
母国の日本を離れここイタリアでこんな声援を受けられるのはとても幸せに思う。明日はゾンコランステージ。地獄のような激坂だけど、思いっきり楽しめそうなステージになりそうだ。最後までしっかり走りたいと思います。
各コメントはチーム/個人公式サイトや、ジロ・デ・イタリア公式リリースなどより
text:So.Isobe
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