2014/05/24(土) - 12:04
「信じられない!チームや家族、そしてスポンサーに感謝をしたい。一度ゴールラインを通ったときのことを覚えていて、スプリントは先行有利だと考えていたよ。」とキャリア最大の勝利を手にしたマルコ・カーノラ(イタリア、バルディアーニCSF)は語る。
ステージ優勝を飾ったマルコ・カーノラ(イタリア、バルディアーニCSF)
信じられない。なんて感動だ!とにかくまず最初にチームや家族、そしてスポンサーに感謝をしたい。今朝のチームミーティングで僕は逃げに乗ると強く決めていたんだ。終盤になるにつれ、距離を減らしていくにつれて脚に力がみなぎってくのが分かった。他の2人よりも強いと分かっていたよ。
僕はまず最初のアタックで逃げグループに刺激を入れた。競技無線はずっと集団とのタイム差が1分半をキープしていると伝えていたから、自信を持っていけた。最後のコースレイアウトについて覚えていたから、スプリントでは先行しておくことが必要だと思っていたんだ。そしてロングスプリントをかけて、ゴールまで力が持った。スーパーな気分だ!
僕はこれまでに残り300mで捕まってしまい、ビッグレースで勝てていなかった。僕はルーラーとしてもスプリンターとしても力があるけれど、この競技において勝つことは簡単ではない。ジュニア時代には7勝していて、ナショナルチームメンバーにも入った。U23の1年目にもその好調さをキープできていたけれど、翌年に父が病気で亡くなってしまった。でも僕は周りの人たちのおかげでそこから立ち直ることができた。それから(レースの)リザルトはただの数字ではなくて、僕を支えてくれる皆との大事な記憶となったんだ。
ステージ3位のアンジェロ・テュリク(フランス、ユーロップカー)
今日はスプリンター向けのステージだったけれど、僕らは「怒れる集団」に対して差を稼ぎ出すことができた。だた3人のスプリントで3位とは残念に思う。でも僕もチームも調子は良いから、これからきっと勝利できると思う。全ての応援やメッセージに対して嬉しく思っているよ。
11秒追いつけなかったナセル・ブアニ(フランス、FDJ.fr)
幾つかのチームは僕らと一緒に仕事ができたはず。(集団を牽くように)協力を申し出たけれど、誰も出てきてくれなかった。皆僕らに仕事をさせた。でもこれも自転車競技だ。落ち込んでいるよ。チームメイトは今日ハードワークをこなしてくれたけれど、僕はそれに応えることができなかった。中間スプリントはニッツォロが獲ったけれど、ゴールの方がポイントが大きいと知っていたからだ。
明日は山岳にチャレンジする日だけれど、僕のコンディションはとても良いんだ。多分17ステージでスプリントのチャンスがあるが、危険がある。とにかく4勝目を狙いに全力で走るよ。
ステージ7位のルーカ・メスゲツ(スロベニア、ジャイアント・シマノ)
最終周回に入るまでは集団の動きも良くコントロールされていた。でもこのときから追走のテンポが崩れ、残り20km地点ではぐちゃぐちゃになってしまった。集団の動きが静まってしまい、誰も追走の動きをかけなくなったんだ。僕らは他のチームにも働きかけて協調するようプレッシャーをかけてみたけれど、全然ダメだった。
最終盤になって全開で追いかけたけれど、もう遅かった。全体的に振り返ればチームとしての動きはできていて、登りでも調子は悪くなかった。こんな日からは多くのことを学べるし、より強くなれるはず。次のスプリントのチャンスまで、タフな山岳ステージを乗り切っていきたい。
マリアローザのリゴベルト・ウラン(コロンビア、オメガファーマ・クイックステップ)
まだまだたくさんのステージが残っているし、毎日このジロでは何かしらが起こっている。機能のタイムトライアルではアドバンテージを築くことができたし、それは僕の調子の良さを表している。でもポッツォヴィーヴォやキンタナ、マイカ、エヴァンスなど総合上位陣もいるし、全く気を抜くことはできないよ。今のリードは大きくもあり、少なくもある。
昨日のタイムトライアルは本当に良く走ることができた。僕らが望んでいた通りだ。コロンビア人として初めてマリアローザを着たことは、本当にスペシャルなこと。このレースにリスペクトを持っているよ。明日は自分のベストを尽くしていく。
総合2位のカデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシング)
(リーダージャージを手放して)集団コントロールの責任が無くなったのはチームにとって良い変化だ。今日のステージは、タイムトライアルの後には良くあることだけれど、スプリンター達は(ゴールまでの間に)休めるチャンスだった。それが終盤の展開に繋がったし、天候やコースレイアウトも難しかった。最初は落ち着いていたけれど、最後はかなり激しかったね。
明日は序盤こそ大したこと無いが、その後ゴールまでに2つの山岳がある。最初のは短いが、次のはなかなかに長い。okm地点からハードな展開になって、2つめの山岳では総合上位陣がまとまって走る展開になるだろう。
「集団内でゴールした別府史之(トレックファクトリーレーシング)
チームの目標はジャコモ(・ニッツォロ)でステージを狙うこと。10人以上なら逃げに乗るように指示があったので、5人の逃げは容認した。
FDJとジャイアントが集団をコントロールしていたけど、逃げの集団も騙し騙し走っている感じだったのでチームからアルファッチが先頭交代に加わった。自分はラスト15kmから前に出てチームメイトとジャコモを良い位置に送り込んで今日の仕事を終えた。最終的に逃げたうちの3人が逃げ切りった。最初の5人を見送った時はグッと気持ちを抑えていた。調子は良いので明日の山岳に備えたい。」
41秒遅れでゴールした新城幸也(ユーロップカー)
「もう怪我の影響はほとんどない。今日もホントは動きたかったね。でも、今まで我慢して走っていたから、いつかチャンスはめぐってくると思う。チームとしてもいつも良い走りしているし、良い結果に結びつくはず。」
各コメントはチーム/個人公式ウェブサイトなど、新城幸也のコメントはTeamユキヤ通信より。
text:So.Isobe
ステージ優勝を飾ったマルコ・カーノラ(イタリア、バルディアーニCSF)
信じられない。なんて感動だ!とにかくまず最初にチームや家族、そしてスポンサーに感謝をしたい。今朝のチームミーティングで僕は逃げに乗ると強く決めていたんだ。終盤になるにつれ、距離を減らしていくにつれて脚に力がみなぎってくのが分かった。他の2人よりも強いと分かっていたよ。
僕はまず最初のアタックで逃げグループに刺激を入れた。競技無線はずっと集団とのタイム差が1分半をキープしていると伝えていたから、自信を持っていけた。最後のコースレイアウトについて覚えていたから、スプリントでは先行しておくことが必要だと思っていたんだ。そしてロングスプリントをかけて、ゴールまで力が持った。スーパーな気分だ!
僕はこれまでに残り300mで捕まってしまい、ビッグレースで勝てていなかった。僕はルーラーとしてもスプリンターとしても力があるけれど、この競技において勝つことは簡単ではない。ジュニア時代には7勝していて、ナショナルチームメンバーにも入った。U23の1年目にもその好調さをキープできていたけれど、翌年に父が病気で亡くなってしまった。でも僕は周りの人たちのおかげでそこから立ち直ることができた。それから(レースの)リザルトはただの数字ではなくて、僕を支えてくれる皆との大事な記憶となったんだ。
ステージ3位のアンジェロ・テュリク(フランス、ユーロップカー)
今日はスプリンター向けのステージだったけれど、僕らは「怒れる集団」に対して差を稼ぎ出すことができた。だた3人のスプリントで3位とは残念に思う。でも僕もチームも調子は良いから、これからきっと勝利できると思う。全ての応援やメッセージに対して嬉しく思っているよ。
11秒追いつけなかったナセル・ブアニ(フランス、FDJ.fr)
幾つかのチームは僕らと一緒に仕事ができたはず。(集団を牽くように)協力を申し出たけれど、誰も出てきてくれなかった。皆僕らに仕事をさせた。でもこれも自転車競技だ。落ち込んでいるよ。チームメイトは今日ハードワークをこなしてくれたけれど、僕はそれに応えることができなかった。中間スプリントはニッツォロが獲ったけれど、ゴールの方がポイントが大きいと知っていたからだ。
明日は山岳にチャレンジする日だけれど、僕のコンディションはとても良いんだ。多分17ステージでスプリントのチャンスがあるが、危険がある。とにかく4勝目を狙いに全力で走るよ。
ステージ7位のルーカ・メスゲツ(スロベニア、ジャイアント・シマノ)
最終周回に入るまでは集団の動きも良くコントロールされていた。でもこのときから追走のテンポが崩れ、残り20km地点ではぐちゃぐちゃになってしまった。集団の動きが静まってしまい、誰も追走の動きをかけなくなったんだ。僕らは他のチームにも働きかけて協調するようプレッシャーをかけてみたけれど、全然ダメだった。
最終盤になって全開で追いかけたけれど、もう遅かった。全体的に振り返ればチームとしての動きはできていて、登りでも調子は悪くなかった。こんな日からは多くのことを学べるし、より強くなれるはず。次のスプリントのチャンスまで、タフな山岳ステージを乗り切っていきたい。
マリアローザのリゴベルト・ウラン(コロンビア、オメガファーマ・クイックステップ)
まだまだたくさんのステージが残っているし、毎日このジロでは何かしらが起こっている。機能のタイムトライアルではアドバンテージを築くことができたし、それは僕の調子の良さを表している。でもポッツォヴィーヴォやキンタナ、マイカ、エヴァンスなど総合上位陣もいるし、全く気を抜くことはできないよ。今のリードは大きくもあり、少なくもある。
昨日のタイムトライアルは本当に良く走ることができた。僕らが望んでいた通りだ。コロンビア人として初めてマリアローザを着たことは、本当にスペシャルなこと。このレースにリスペクトを持っているよ。明日は自分のベストを尽くしていく。
総合2位のカデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシング)
(リーダージャージを手放して)集団コントロールの責任が無くなったのはチームにとって良い変化だ。今日のステージは、タイムトライアルの後には良くあることだけれど、スプリンター達は(ゴールまでの間に)休めるチャンスだった。それが終盤の展開に繋がったし、天候やコースレイアウトも難しかった。最初は落ち着いていたけれど、最後はかなり激しかったね。
明日は序盤こそ大したこと無いが、その後ゴールまでに2つの山岳がある。最初のは短いが、次のはなかなかに長い。okm地点からハードな展開になって、2つめの山岳では総合上位陣がまとまって走る展開になるだろう。
「集団内でゴールした別府史之(トレックファクトリーレーシング)
チームの目標はジャコモ(・ニッツォロ)でステージを狙うこと。10人以上なら逃げに乗るように指示があったので、5人の逃げは容認した。
FDJとジャイアントが集団をコントロールしていたけど、逃げの集団も騙し騙し走っている感じだったのでチームからアルファッチが先頭交代に加わった。自分はラスト15kmから前に出てチームメイトとジャコモを良い位置に送り込んで今日の仕事を終えた。最終的に逃げたうちの3人が逃げ切りった。最初の5人を見送った時はグッと気持ちを抑えていた。調子は良いので明日の山岳に備えたい。」
41秒遅れでゴールした新城幸也(ユーロップカー)
「もう怪我の影響はほとんどない。今日もホントは動きたかったね。でも、今まで我慢して走っていたから、いつかチャンスはめぐってくると思う。チームとしてもいつも良い走りしているし、良い結果に結びつくはず。」
各コメントはチーム/個人公式ウェブサイトなど、新城幸也のコメントはTeamユキヤ通信より。
text:So.Isobe