難関コースでナヴァルダスカスが勝利　ガーミンが総合ワンツー体制

山頂フィニッシュが設定されたシルキュイ・サルト・ペイ・ドラ・ロワール（UCI2.1）第4ステージでラムナス・ナヴァルダスカス（リトアニア、ガーミン・シャープ）が独走勝利。最終ステージを残して、リトアニア生まれの26歳が黄色いリーダージャージを手にした。

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アタックを仕掛けるトマ・ヴォクレール（フランス、ユーロップカー） photo:circuitcycliste.sarthe.comモン・デ・ザヴァロワール（標高416m）に至る196kmで行なわれたシルキュイ・サルト第4ステージ。後半にかけて、フランス北西部のアルモリカ山塊の最高地点であるモン・デ・ザヴァロワールを起点にした10.5km周回コースを5周する。

最終周回に差し掛かるフランシス・ムレー（フランス、FDJ.fr） photo:circuitcycliste.sarthe.comレース序盤に形成されたダニエル・オス（イタリア、BMCレーシング）ら3名の逃げは、モビスターが牽引するメイン集団によってモン・デ・ザヴァロワールの周回コースで吸収。しかし肝心のリーダージャージを着るアレックス・ダウセット（イギリス、モビスター）は集団から脱落した。

独走でフィニッシュするラムナス・ナヴァルダスカス（リトアニア、ガーミン・シャープ） photo:circuitcycliste.sarthe.comそこからトマ・ヴォクレール（フランス、ユーロップカー）やネイサン・ハース（オーストラリア、ガーミン・シャープ）らがカウンターアタックを仕掛け、残り2周でフランシス・ムレー（フランス、FDJ.fr）が飛び出す。シクロクロスで8度フランスチャンピオンに輝いているムレーが独走で最終周回へ。

縮小したメイン集団の中で多勢を誇ったのはガーミン・シャープで、ナヴァルダスカスとデニスの2人がライバルのアタックを封じ込め、先頭ムレーを吸収。そこから飛び出したナヴァルダスカスがフィニッシュラインまで独走した。

ナヴァルダスカスはかつて別府史之（トレックファクトリーレーシング）も所属したラポム・マルセイユを経て2011年にプロ入り。2012年ジロ・デ・イタリアで2日間マリアローザを着用し、昨年ステージ優勝を飾っている。

後続を引き離してフィニッシュしたナヴァルダスカスが総合首位にジャンプアップ。17秒差の総合2位にチームメイトのローハン・デニス（オーストラリア）がつけており、ガーミン・シャープが総合ワンツー体制で最終日に挑む。

この日31歳の誕生日を迎えた別府は13分15秒遅れのステージ66位でフィニッシュしている。

リーダージャージを獲得したラムナス・ナヴァルダスカス（リトアニア、ガーミン・シャープ） photo:circuitcycliste.sarthe.com

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シルキュイ・サルト・ペイ・ドラ・ロワール2014第4ステージ結果

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個人総合成績



text:Kei Tsuji