2014/03/12(水) - 13:58
2月27日から3月8日までマレーシアで開催されたツール・ド・ランカウイ(UCI2.HC)。灼熱のステージレースを走ったプロバイクをスタートリスト順に3回に分けて紹介するシリーズ第1弾。初回はUCIプロチームのチームバイクを中心に紹介します。
ベルキンプロサイクリング 【ビアンキ OLTRE XR2】
ステージ4勝を飾ったテオ・ボス(オランダ)をはじめ、ベルキンプロサイクリングのメンバーは全員ビアンキのOLTRE XR2に乗った。コンポーネントはシマノデュラエース9070系Di2で、バッテリーは内蔵。他レースでは何種類もホイールを用意するが、アジアレースのためデュラエースC50をメインに使用。多くのメンバーがパイオニアのペダリングモニターを使用する中、ボスとブラウンのみスポンサー外のSRMを使用する。
アスタナプロサイクリング 【スペシャライズド S-WORKS TARMAC SL4】
スペシャライズドのS-WORKS TARMAC SL4とVENGEを好みによって乗り分けるアスタナ。ステージ2勝を飾ったアンドレア・グアルディーニ(イタリア)のみVENGEをセレクトした。写真はアルマン・カミシェフ(カザフスタン)のTARMAC SL4。コンポーネントはカンパニョーロのスーパレコードEPSで統一されている。ホイールはカーボンスポークのコリマMCC Sで、全体的にかなり軽量な仕上がりだ。
オリカ・グリーンエッジ 【スコット FOIL】
コンスタントに上位入賞を続け、スプリント賞を獲得したアイディス・クルオピス(リトアニア)のバイクはスコットのFOIL。平坦コースがメインのランカウイでは全員がFOILに乗った。クルオピスのみデュラエースC75のデカール無しリアホイールを使用。クルオピスはボリューム感のあるPRO VIBE SPRINTを愛用するスプリンターの1人だ。全体的にスプリント時の剛性を重視したセットアップ。
カチューシャ 【キャニオン ULTIMATE CF SLX】
カチューシャのライダーはキャニオンの軽量バイクULTIMATE CF SLXとエアロロードバイクのAEROAD CFの中から好みに合わせてチョイス。クライマー=ULTIMATE CF、スプリンター=AEROAD CFではなく、むしろ逆を選んでいるのが特徴だ。エーススプリンターのマルコ・ハラー(オーストリア)はスプリント時の剛性や掛かりの良さを優先するためULTIMATE CFを好んでいる。
ティンコフ・サクソ 【スペシャライズド S-WORKS TARMAC SL4】
ティンコフ社がメインスポンサーについたことで、昨年よりもグッと黄色の比率が増したティンコフ・サクソのスペシャライズドS-WORKS TARMAC SL4。コンポーネントやパーツのチョイスなど、カラーリング以外に大きな変更は見受けられない。SRAM使用チームの中でティンコフ・サクソのみ、大きなスプロケットに対応するWiFliのリアディレイラーを使用する。メンバー全員がSRMを使用し、トレーナーにデータを毎日送っている。
ユーロップカー 【コルナゴ M10】
ユーロップカーのエースを務めたナタエル・ベルハネ(エリトリア)のみコルナゴC59。それ以外の選手はコルナゴ M10に乗った。UCIプロチーム入りに伴い、カンパニョーロのレコードからスーパレコードにグレードアップした。エース級の選手のみスーパレコードEPSを使用する。ツアー・ダウンアンダーにはボーラウルトラ35を大量に投入したが、ランカウイではボーラウルトラ50を多用した。ペダルはLOOKの新型KEO BLADE2。
チームコロンビア 【ウィリエール ZERO7】
ドゥベル・キンテロ(コロンビア)が第1ステージで勝利し、リーダージャージ獲得などの活躍を見せたチームコロンビアのバイクはウィリエールのZERO7(ゼロセッテ)。コンポーネントはシマノデュラエース9000系。UCIプロチーム以外のチームにはまだDi2がそこまで普及していない。シートポストはリッチーで、ハンドルやステムはFSA、ホイールはヴィジョン、サドルはサンマルコ、タイヤはヴィットリアだ。
text&photo:Kei Tsuji
ベルキンプロサイクリング 【ビアンキ OLTRE XR2】
ステージ4勝を飾ったテオ・ボス(オランダ)をはじめ、ベルキンプロサイクリングのメンバーは全員ビアンキのOLTRE XR2に乗った。コンポーネントはシマノデュラエース9070系Di2で、バッテリーは内蔵。他レースでは何種類もホイールを用意するが、アジアレースのためデュラエースC50をメインに使用。多くのメンバーがパイオニアのペダリングモニターを使用する中、ボスとブラウンのみスポンサー外のSRMを使用する。
アスタナプロサイクリング 【スペシャライズド S-WORKS TARMAC SL4】
スペシャライズドのS-WORKS TARMAC SL4とVENGEを好みによって乗り分けるアスタナ。ステージ2勝を飾ったアンドレア・グアルディーニ(イタリア)のみVENGEをセレクトした。写真はアルマン・カミシェフ(カザフスタン)のTARMAC SL4。コンポーネントはカンパニョーロのスーパレコードEPSで統一されている。ホイールはカーボンスポークのコリマMCC Sで、全体的にかなり軽量な仕上がりだ。
オリカ・グリーンエッジ 【スコット FOIL】
コンスタントに上位入賞を続け、スプリント賞を獲得したアイディス・クルオピス(リトアニア)のバイクはスコットのFOIL。平坦コースがメインのランカウイでは全員がFOILに乗った。クルオピスのみデュラエースC75のデカール無しリアホイールを使用。クルオピスはボリューム感のあるPRO VIBE SPRINTを愛用するスプリンターの1人だ。全体的にスプリント時の剛性を重視したセットアップ。
カチューシャ 【キャニオン ULTIMATE CF SLX】
カチューシャのライダーはキャニオンの軽量バイクULTIMATE CF SLXとエアロロードバイクのAEROAD CFの中から好みに合わせてチョイス。クライマー=ULTIMATE CF、スプリンター=AEROAD CFではなく、むしろ逆を選んでいるのが特徴だ。エーススプリンターのマルコ・ハラー(オーストリア)はスプリント時の剛性や掛かりの良さを優先するためULTIMATE CFを好んでいる。
ティンコフ・サクソ 【スペシャライズド S-WORKS TARMAC SL4】
ティンコフ社がメインスポンサーについたことで、昨年よりもグッと黄色の比率が増したティンコフ・サクソのスペシャライズドS-WORKS TARMAC SL4。コンポーネントやパーツのチョイスなど、カラーリング以外に大きな変更は見受けられない。SRAM使用チームの中でティンコフ・サクソのみ、大きなスプロケットに対応するWiFliのリアディレイラーを使用する。メンバー全員がSRMを使用し、トレーナーにデータを毎日送っている。
ユーロップカー 【コルナゴ M10】
ユーロップカーのエースを務めたナタエル・ベルハネ(エリトリア)のみコルナゴC59。それ以外の選手はコルナゴ M10に乗った。UCIプロチーム入りに伴い、カンパニョーロのレコードからスーパレコードにグレードアップした。エース級の選手のみスーパレコードEPSを使用する。ツアー・ダウンアンダーにはボーラウルトラ35を大量に投入したが、ランカウイではボーラウルトラ50を多用した。ペダルはLOOKの新型KEO BLADE2。
チームコロンビア 【ウィリエール ZERO7】
ドゥベル・キンテロ(コロンビア)が第1ステージで勝利し、リーダージャージ獲得などの活躍を見せたチームコロンビアのバイクはウィリエールのZERO7(ゼロセッテ)。コンポーネントはシマノデュラエース9000系。UCIプロチーム以外のチームにはまだDi2がそこまで普及していない。シートポストはリッチーで、ハンドルやステムはFSA、ホイールはヴィジョン、サドルはサンマルコ、タイヤはヴィットリアだ。
text&photo:Kei Tsuji
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