2014/02/06(木) - 15:00
ツアー・ダウンアンダーを走ったUCIプロチームのバイクを紹介するシリーズ第5弾。使用バイクを変更したモビスターとベルキンに加え、ガーミン・シャープとオメガファーマ・クイックステップのバイクを紹介。
モビスター <キャニオン ULTIMATE CF SLX>
モビスターは使用バイクをピナレロからドイツのキャニオンにスイッチ。2014年、複数のUCIプロチームにフレームを供給しているのはキャニオン(2チーム)とスペシャライズド(3チーム)だけだ。同じキャニオンに乗るカチューシャの選手の多くはAEROAD CFをチョイスしたが、モビスターの選手はULTIMATE CF SLXをチョイス。フレームは紺色&黄緑のチームカラー仕様だ。
ニューフレームのポジションが煮詰まっていない選手が多いため、メカニックと選手がセッティングの打ち合わせを繰り返していた。コンポーネントはカンパニョーロのスーパーレコードEPSで、ホイールは同社のボーラウルトラ2。無地のステムとハンドルについてメカニックはキャニオン製と語っていたものの、実際はカチューシャも使用するリッチーのものと形状が共通している。
ガーミン・シャープ <サーヴェロ R5 & S5>
引き続きサーヴェロに乗るガーミン・シャープ。ツアー・ダウンアンダーで使用されたのは2013年シーズンのR5とS5で、2014年のニューバイクの投入は2月のヨーロッパレース以降とのこと。コンポーネントはシマノ・デュラエースだが、11速の9070系と10速&外付けバッテリーの7970系を使用する選手が半々。中にはアルテグラのブレーキを組み合わせる選手もいた。
クランクとチェーンリングはROTOR製で、選手の好みに合わせて真円の「noQ」や楕円の「Qリング」、そして楕円率の高い「QXL」をセレクト。本格シーズンに向けて各選手が様々なチェーンリングを試しているという。メンバー全員がガーミンのパワーメーターVECTORを使用した。ステムやハンドル、シートポストは3T製、タイヤとホイールはマヴィックだ。
オメガファーマ・クイックステップ <スペシャライズド S-Works VENGE & Tarmac SL4>
2014年版のニューカラーバイクを投入したオメガファーマ・クイックステップ。スペシャライズドS-Works VENGEと同Tarmac SL4を脚質によって乗り分ける。マーク・レンショー(オーストラリア)がチョイスしたのはVENGEだ。パーツ構成は2013年から変更されていない。ホイールとステム、ハンドルはZIPP製で、平坦ステージでレンショーはZIPP808のリアホイールと同404のフロントホイールを使用。ステムはボリューム感のあるカーボン製のSLスプリント(120mm)で、ハンドルはアルミ製のSL88(C-C40cm)。
コンポーネントはスラムのRED22で、S-WORKSのクランク(172.5mm)にクオークのパワーメーター、RED22のチェーンリング(53-39T)が組み合われている。レンショーのバイクにはショートケージのリアディレイラーが装着されていたが、他選手のバイクにはロングケージのWiFliが装着されていた。
ベルキンプロサイクリング <ビアンキ OLTRE XR2>
バイクをジャイアントからビアンキにスイッチしたベルキンプロサイクリング。ベルキンのコーポレートカラーであるグリーンとビアンキのチェレステが組み合わされたカラフルなOLTRE XR2に乗る。ビアンキバイクでの初戦だが、各選手のセッティングは煮詰まっていた印象。
コンポーネントはシマノ・デュラエースDi2(9070系)で、写真のジャック・ボブリッジ(オーストラリア)のバイクは外付けバッテリーだが、ロバート・ヘーシンク(オランダ)のバイクはシートポスト内蔵バッテリーだった。パワーメーターは引き続きパイオニアのペダリングモニターを使用する。タイヤはヴィットリア・コルサSCの25mm。現在UCIプロチームが使用するタイヤ幅の平均は25mm前後だ。FSA OS-99シリーズのステムとハンドルを使用する。
text&photo:Kei Tsuji
モビスター <キャニオン ULTIMATE CF SLX>
モビスターは使用バイクをピナレロからドイツのキャニオンにスイッチ。2014年、複数のUCIプロチームにフレームを供給しているのはキャニオン(2チーム)とスペシャライズド(3チーム)だけだ。同じキャニオンに乗るカチューシャの選手の多くはAEROAD CFをチョイスしたが、モビスターの選手はULTIMATE CF SLXをチョイス。フレームは紺色&黄緑のチームカラー仕様だ。
ニューフレームのポジションが煮詰まっていない選手が多いため、メカニックと選手がセッティングの打ち合わせを繰り返していた。コンポーネントはカンパニョーロのスーパーレコードEPSで、ホイールは同社のボーラウルトラ2。無地のステムとハンドルについてメカニックはキャニオン製と語っていたものの、実際はカチューシャも使用するリッチーのものと形状が共通している。
ガーミン・シャープ <サーヴェロ R5 & S5>
引き続きサーヴェロに乗るガーミン・シャープ。ツアー・ダウンアンダーで使用されたのは2013年シーズンのR5とS5で、2014年のニューバイクの投入は2月のヨーロッパレース以降とのこと。コンポーネントはシマノ・デュラエースだが、11速の9070系と10速&外付けバッテリーの7970系を使用する選手が半々。中にはアルテグラのブレーキを組み合わせる選手もいた。
クランクとチェーンリングはROTOR製で、選手の好みに合わせて真円の「noQ」や楕円の「Qリング」、そして楕円率の高い「QXL」をセレクト。本格シーズンに向けて各選手が様々なチェーンリングを試しているという。メンバー全員がガーミンのパワーメーターVECTORを使用した。ステムやハンドル、シートポストは3T製、タイヤとホイールはマヴィックだ。
オメガファーマ・クイックステップ <スペシャライズド S-Works VENGE & Tarmac SL4>
2014年版のニューカラーバイクを投入したオメガファーマ・クイックステップ。スペシャライズドS-Works VENGEと同Tarmac SL4を脚質によって乗り分ける。マーク・レンショー(オーストラリア)がチョイスしたのはVENGEだ。パーツ構成は2013年から変更されていない。ホイールとステム、ハンドルはZIPP製で、平坦ステージでレンショーはZIPP808のリアホイールと同404のフロントホイールを使用。ステムはボリューム感のあるカーボン製のSLスプリント(120mm)で、ハンドルはアルミ製のSL88(C-C40cm)。
コンポーネントはスラムのRED22で、S-WORKSのクランク(172.5mm)にクオークのパワーメーター、RED22のチェーンリング(53-39T)が組み合われている。レンショーのバイクにはショートケージのリアディレイラーが装着されていたが、他選手のバイクにはロングケージのWiFliが装着されていた。
ベルキンプロサイクリング <ビアンキ OLTRE XR2>
バイクをジャイアントからビアンキにスイッチしたベルキンプロサイクリング。ベルキンのコーポレートカラーであるグリーンとビアンキのチェレステが組み合わされたカラフルなOLTRE XR2に乗る。ビアンキバイクでの初戦だが、各選手のセッティングは煮詰まっていた印象。
コンポーネントはシマノ・デュラエースDi2(9070系)で、写真のジャック・ボブリッジ(オーストラリア)のバイクは外付けバッテリーだが、ロバート・ヘーシンク(オランダ)のバイクはシートポスト内蔵バッテリーだった。パワーメーターは引き続きパイオニアのペダリングモニターを使用する。タイヤはヴィットリア・コルサSCの25mm。現在UCIプロチームが使用するタイヤ幅の平均は25mm前後だ。FSA OS-99シリーズのステムとハンドルを使用する。
text&photo:Kei Tsuji
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