ユーロバイクショーで今年の話題のひとつはディスクブレーキ採用ロードバイクの流行だろう。その性能や必要性に対して懐疑的な目は多いが、新しいカテゴリーのバイクが急成長中だ。

オルベアの都会派ロード”Avant”  ディスクを装備したハイエンドロードバイクオルベアの都会派ロード”Avant” ディスクを装備したハイエンドロードバイク (c)Makoto.AYANO
油圧式のスラムRED22ディスクキャリパー油圧式のスラムRED22ディスクキャリパー (c)Makoto.AYANOリアのスラムRED22ディスクキャリパーリアのスラムRED22ディスクキャリパー (c)Makoto.AYANO

昨年コルナゴなどが発表して話題になったディスクロードは今年は各社がトップレンジに近いものを相次いでリリースした。悪コンディションに対応するなどのメリットがあるディスクロードの流行を後押しする要因になるのがパーツメーカーのディスクブレーキ製品の充実だ。

スラムに続きシマノも油圧式ディスクをリリースしたのがトピックス。シェアの多いシマノ製品に対する期待度は大きく、ブースには作動感を確かめる人が多く並んだ。各ブランドの展示車にセットされたものもあった。アルテグラDi2の登場がより大きなトピックスだが、マニアックな視線はむしろ油圧ブレーキに多く注がれた。

シマノのブースにあった油圧ディスクブレーキのセットは常にフィーリングを確かめる人が集まったシマノのブースにあった油圧ディスクブレーキのセットは常にフィーリングを確かめる人が集まった (c)Makoto.AYANO
オイルラインへのアクセスはフードをめくれば可能だオイルラインへのアクセスはフードをめくれば可能だ (c)Makoto.AYANOローターには大きなアルミの放熱フィンが備わり、一層の冷却効果を狙っているローターには大きなアルミの放熱フィンが備わり、一層の冷却効果を狙っている (c)Makoto.AYANO

TRPのケーブル引き油圧変換ディスクキャリパー HyRd TRPのケーブル引き油圧変換ディスクキャリパー HyRd  (c)Makoto.AYANOケーブル引きながらハイドロ(油圧)の文字。キャリパー内に油圧システムを内蔵するケーブル引きながらハイドロ(油圧)の文字。キャリパー内に油圧システムを内蔵する (c)Makoto.AYANO


またTRPはワイヤー引きで油圧キャリパーを作動させる方式の製品ハイドロメカニカル”HyRd Disc”をリリース。早くもピナレロなどが採用した。これにテストライドする機会に恵まれたので後編で使用感インプレをレポートする。写真では今回のショーで発表されたディスクロードの目立ったものを紹介していこう。

デローザIDOLディスク スラムRED22 油圧ディスクを採用デローザIDOLディスク スラムRED22 油圧ディスクを採用 (c)Makoto.AYANO
コルナゴ CXZero Disc 新たなエンデュランスロードだコルナゴ CXZero Disc 新たなエンデュランスロードだ (c)Makoto.AYANO
キャノンデール シナプスHi-Modディスクがショーでお披露目キャノンデール シナプスHi-Modディスクがショーでお披露目 (c)Makoto.AYANO
シマノの油圧ディスクをマウント エンド部に強度を保つ秘密がありそうだシマノの油圧ディスクをマウント エンド部に強度を保つ秘密がありそうだ (c)Makoto.AYANOリアトライアングルの内側にマウントされたキャリパーリアトライアングルの内側にマウントされたキャリパー (c)Makoto.AYANO

キャノンデールのレフティのような片持ちフォークにディスク仕様のバイクの展示も。パテントはクリアしているのだろうか?キャノンデールのレフティのような片持ちフォークにディスク仕様のバイクの展示も。パテントはクリアしているのだろうか? (c)Makoto.AYANO



photo&text:Makoto.AYANO



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