2013/08/18(日) - 19:35
連載でお届けするプロバイクレポート。今回はツール・ド・フランス第100回記念大会を走ったバイクを特集する第7弾。キャノンデールプロサイクリングとランプレ・メリダ、コフィディス、ソジャサンの4チームのバイクを紹介する。
キャノンデールプロサイクリング < キャノンデール Supersix EVO >
アラン・マランゴーニ(イタリア、キャノンデールプロサイクリング)のキャノンデール スーパーシックスEVO photo:Makoto.AYANO
SRMを搭載したキャノンデールのホログラムSLにスラムのチェーンリングを組み合わせる photo:Makoto.AYANO
タイヤは出場チームの中で唯一ケンダを使用する photo:Makoto.AYANO
ペーター・サガン(スロバキア)が2年連続のマイヨヴェールを獲得したキャノンデールプロサイクリング。サガンにはツール2012年大会で話題となったゴールのポースをモチーフにしたスペシャルカラー、他の選手には2014年モデルのあたらしいグラフィックのスーパーシックスEVOが投入された。
ペーター・サガン(スロバキア、キャノンデールプロサイクリング)のキャノンデール スーパーシックスEVO photo:Makoto.AYANO
コンポーネントはスラムRED22s。クランクはSRMを搭載したキャノンデール製ホログラムSLにスラムのチェーンリングを組み合わせる。ハンドルとステム、シートポストはFSAで、ホイールは系列のヴィションを使用。タイヤは出場チーム中唯一のケンダ。サドルはフィジークで、表面には同社が提唱するサドル選択システムのアイコンの動物であるスネークやカメレオン、ブルが描かれる。
フィジークのサドルにはサドル選択システムのアイコンとなる動物のイラストが描かれる photo:Makoto.AYANO
レバーに加えブラケットのフードもグリーンに photo:Makoto.AYANO
トップチューブに描かれた超人ハルクの目元 photo:Makoto.AYANO
超人ハルクではなく超人サガン? photo:Makoto.AYANO
サガンは昨年の第6ステージで勝利した際に見せた超人ハルクのポーズをモチーフとしたバイクを使用。トップチューブにはハルクの顔の目元が精密に描かれており、サガンの遊び心を刺激した様だ。何かと型破りな選手だが、古典的なシャローハンドルを使うなどそのライディングポジションは実にオーソドックスだ。
ランプレ・メリダ < メリダ SCULTURA SL、REACTO EVO >
ダヴィデ・チモライ(イタリア、ランプレ・メリダ)のメリダ REACTO EVO photo:Makoto.AYANO
エリア・ファヴィッリ(イタリア、ランプレ・メリダ)のメリダ SCULTURA SL photo:Makoto.AYANO
前方へ大きく下がったステムが装着されていたバイクが多くみられた photo:Makoto.AYANO
今シーズンより台湾の有力自転車メーカーの一つであるメリダを使用するランプレ。軽量オールラウンドモデルのSCULTURA SLとエアロロードのREACTO EVOの2台体制で今ツールを戦った。コンポーネントは9070系シマノデュラエースで、SRMを搭載した旧型のデュラエース7800クランクを装着したバイクの姿も見られた。
ホイールはフルクラムで、デカールはチームカラーのピンクの特別仕様に変えられていた。ちなみに、シマノのコンポーネントとカンパニョーロ系列のフルクラムの組み合わせはトップカテゴリーのチームでは初のことだ。ハンドルやステム、シートポストはFSAで、多くのバイクに前方へ大きく下がったステムが装着されていた。
ダミアーノ・クネゴ(イタリア、ランプレ・メリダ)のメリダ SCULTURA SL photo:Makoto.AYANO
クネゴのバイクのハンドルにスプリンタースイッチが取り付けられる photo:Makoto.AYANO
ペダルは契約外のタイム エクスプレッソ8を使用 photo:Makoto.AYANO
エースのダミアーノ・クネゴ(イタリア)は契約外のパーツを多数使用。サドルはサンマルコではなく長年愛用しているフィジークのアリオネを、ペダルはシマノデュラエースではなく昨年リリースされたタイムの新型エクスプレッソ8を装着。しかし、ステッカーやロゴを張り替えるなどの工作は特に行っていなかった。
コフィディス <ルック 695 AEROLIGHT 、695>
コフィディスが使用するルック 695 AEROLIGHT photo:Makoto.AYANO
地元フランスのコフィディスにフレームを供給する同郷のルックはハイエンドモデルの695を進化させた695 AEROLIGHTを今大会に投入した。新モデルの主な変更点はブレーキとフレーム素材、ステムの3つ。ブレーキは既存のキャリパータイプからVブレーキタイプに変更され、フロントブレーキはフロントフォークの中に、リアブレーキはBB付近に設置される。
リアのブレーキはBB付近に取り付けられる photo:Makoto.AYANO
695シリーズの専用品であるZED2クランク photo:Makoto.AYANO
素材は新たな1.5Kカーボンに、ステムはエアロダイナミクスを意識した形状に変更されている。コンポーネントはシマノデュラエースで、クランクは専用品のZED2クランクもしくはSRMを搭載したFSAのK-FORCEを装着。ホイールもフランス製のマヴィックで未発売の超軽量ホイール「R-SYSアルティメイト」が装着されたバイクの姿も見られた。全体的にフランス色の濃いセットアップに仕上がっている。しかし695 AEROLIGHTはチームカーのルーフキャリアに積まれていることが多く、使われる場面は少なかったようだ。
ソジャサン < BH ULTRALIGHT、G6 >
アレクシス・ヴィエルモス(フランス、ソジャサン)のBH ウルトラライト photo:Makoto.AYANO
毎ステージの様に逃げを試みて、計10ステージで選手をエスケープに送り込んだ地元フランスのソジャサン。使用するバイクはスペインの老舗メーカーのBHで、軽量モデルのウルトラライトと、同社の主力シリーズ「グローバルコンセプト」の6代目であるG6の2台体制で今大会を戦った。
コンポーネントは電動式と機械式を併用 photo:Makoto.AYANO
タイヤはソジャサンのリクエストに応えて開発されたパナレーサー RACE C チューブラー photo:Makoto.AYANO
コンポーネントは9000系シマノデュラエースで、電動式と機械式の両方が使用されていた。クランクのみスペインのローターに変更されている。ホイールはチームと同じくフランスに居を構えるコリマで、組み合わせるタイヤは日本のパナレーサーがソジャサンのリクエストに応えた「RACE C チューブラー」だ。
text:Yuya Yamamoto
photo:Makoto Ayano
キャノンデールプロサイクリング < キャノンデール Supersix EVO >



ペーター・サガン(スロバキア)が2年連続のマイヨヴェールを獲得したキャノンデールプロサイクリング。サガンにはツール2012年大会で話題となったゴールのポースをモチーフにしたスペシャルカラー、他の選手には2014年モデルのあたらしいグラフィックのスーパーシックスEVOが投入された。

コンポーネントはスラムRED22s。クランクはSRMを搭載したキャノンデール製ホログラムSLにスラムのチェーンリングを組み合わせる。ハンドルとステム、シートポストはFSAで、ホイールは系列のヴィションを使用。タイヤは出場チーム中唯一のケンダ。サドルはフィジークで、表面には同社が提唱するサドル選択システムのアイコンの動物であるスネークやカメレオン、ブルが描かれる。




サガンは昨年の第6ステージで勝利した際に見せた超人ハルクのポーズをモチーフとしたバイクを使用。トップチューブにはハルクの顔の目元が精密に描かれており、サガンの遊び心を刺激した様だ。何かと型破りな選手だが、古典的なシャローハンドルを使うなどそのライディングポジションは実にオーソドックスだ。
ランプレ・メリダ < メリダ SCULTURA SL、REACTO EVO >



今シーズンより台湾の有力自転車メーカーの一つであるメリダを使用するランプレ。軽量オールラウンドモデルのSCULTURA SLとエアロロードのREACTO EVOの2台体制で今ツールを戦った。コンポーネントは9070系シマノデュラエースで、SRMを搭載した旧型のデュラエース7800クランクを装着したバイクの姿も見られた。
ホイールはフルクラムで、デカールはチームカラーのピンクの特別仕様に変えられていた。ちなみに、シマノのコンポーネントとカンパニョーロ系列のフルクラムの組み合わせはトップカテゴリーのチームでは初のことだ。ハンドルやステム、シートポストはFSAで、多くのバイクに前方へ大きく下がったステムが装着されていた。



エースのダミアーノ・クネゴ(イタリア)は契約外のパーツを多数使用。サドルはサンマルコではなく長年愛用しているフィジークのアリオネを、ペダルはシマノデュラエースではなく昨年リリースされたタイムの新型エクスプレッソ8を装着。しかし、ステッカーやロゴを張り替えるなどの工作は特に行っていなかった。
コフィディス <ルック 695 AEROLIGHT 、695>

地元フランスのコフィディスにフレームを供給する同郷のルックはハイエンドモデルの695を進化させた695 AEROLIGHTを今大会に投入した。新モデルの主な変更点はブレーキとフレーム素材、ステムの3つ。ブレーキは既存のキャリパータイプからVブレーキタイプに変更され、フロントブレーキはフロントフォークの中に、リアブレーキはBB付近に設置される。


素材は新たな1.5Kカーボンに、ステムはエアロダイナミクスを意識した形状に変更されている。コンポーネントはシマノデュラエースで、クランクは専用品のZED2クランクもしくはSRMを搭載したFSAのK-FORCEを装着。ホイールもフランス製のマヴィックで未発売の超軽量ホイール「R-SYSアルティメイト」が装着されたバイクの姿も見られた。全体的にフランス色の濃いセットアップに仕上がっている。しかし695 AEROLIGHTはチームカーのルーフキャリアに積まれていることが多く、使われる場面は少なかったようだ。
ソジャサン < BH ULTRALIGHT、G6 >

毎ステージの様に逃げを試みて、計10ステージで選手をエスケープに送り込んだ地元フランスのソジャサン。使用するバイクはスペインの老舗メーカーのBHで、軽量モデルのウルトラライトと、同社の主力シリーズ「グローバルコンセプト」の6代目であるG6の2台体制で今大会を戦った。


コンポーネントは9000系シマノデュラエースで、電動式と機械式の両方が使用されていた。クランクのみスペインのローターに変更されている。ホイールはチームと同じくフランスに居を構えるコリマで、組み合わせるタイヤは日本のパナレーサーがソジャサンのリクエストに応えた「RACE C チューブラー」だ。
text:Yuya Yamamoto
photo:Makoto Ayano
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