2013/07/15(月) - 10:37
スカイプロサイクリングが雨のレースで使う、タイトフィットのレインギア。イギリスのハイパフォーマンスロードウェアブランド・Raphaが手がけるPro Team Race Capeの使用インプレッションをお届けする。
Rapha Pro Team Race Cape(背面) (c)rapha.cc
Rapha Pro Team Race Cape (c)rapha.cc
Pro Team Race Capeは「機能性に優れたプロ仕様のレース用ケープ」というコンセプトのもと、過酷な環境下でのレースやハイテンポなトレーニングのためにデザインされたレインウェア。軽量で耐久性にも優れた3層式ラミネートの高機能性素材を用いており、伸縮性も高いため、例えばポケットにグッズを詰め込んだジャージの上かた羽織ってもフォルムが崩れないよう工夫されている。
防水性に関してはシーム(つなぎめ、あるいは縫製部分)全体をテーピングで補強。YKKのQuick Burstファスナーは止水仕様では無いものの、マジックテープ付きのフラップが設けられ雨が直接ファスナーに当たらない設計となっている。後ろ裾部分は長めの設計かつゴムが仕込まれているため、後輪からの巻跳ね上げでお尻や背中が冷えるのを防いでくれる。
テーピングで補強された防水シーム (c)rapha.cc
「路上の囚人」をモチーフとしたグラフィック (c)rapha.cc
後ろ裾にはずり上がりを防ぐ加工が施される (c)rapha.cc
袖口にはネオプレン素材。肌触りも柔らかめだ (c)rapha.cc
首周りや裾周りに入れたアクセントカラーが目印となり、襟や裾を瞬時に識別できる工夫も凝らされている。袖口にはネオプレン素材を使用し、グローブを装着していても脱ぎ着がしやすい。さらに、ネオプレン素材の襟が首周りに密着し、雨の日でも体を暖かく保つ。
袖のひじ上部分のリフレクター・トリムは、ボンデッドシーム(接着)で仕上げられているため、雨天で気温の高いレース時にはハサミで切り取ることで袖を取り外すこともできる(切り口はほころびが発生しない)。小さく畳めるため、ジャージのバックポケットに収納することも可能なサイズだ。
バイクライドに向くレインジャケットというのはじつは選択肢は数多く用意されていない。たいていは生地が厚いことでかさばり、フードなどが装備されるため、携帯性は現実的なものでなくなってしまう。バイクジャージのポケットに丸めて忍ばせることができないものがほとんどだ。尚カラーは今回インプレッションで使用したブルーの他にブラック、そしてスカイプロサイクリング仕様のTeam Sky Race Capeの計3種類。
インプレッション
Pro Team Race Cape(プロチームレースケープ)はスカイプロサイクリングも今シーズンから採用する、レースに使えるレインジャケットだ。フォルムは必要最小限にスリム化されている。フードもはじめから無いが、これはヘルメット側でキャップをかぶるなりして滴りを防げば良いことだ。天候の心配のある日のロードライドに心置きなく連れ出せる。ポケットにウィンドブレーカーでなくレインジャケットがあるというのは、大きな安心だ。
Rapha Pro Team Race Capeを実用インプレッション
防滴性はなかなかのもの。短時間の通り雨程度ならば全く中を濡らさない タイトフィットのため、少し太めの体型の人にはキツ目かもしれないが、生地自体に伸縮性があるのである程度は体型に合わせてくれる。ソフトで突っ張る感じもない。ただし腕ぐりは欧米人比率に沿ってやや長めであるため、腕の短めの人は余ることが気になるかもしれない。
ジッパーにはフラップが設けられており、水の侵入を防いでくれる 生地はゴアテックス等と同様の、防水性に透湿性を備えたブリーザブル(呼吸する)タイプだ。厚みがあるため、気温の高い日の強度の高めのライドでは暑くなることもあるだろう。一方で寒い時期には暖かいため、防寒シェルとしても使えるため単なるレインギア以上に活用ができる季節があると思う。袖、襟口のネオプレーン生地はあたりもソフトで着心地は良い。夏季は熱のこもる原因にもなる反面、レインウェアにありがちなガサガサとした肌触りが無いのはありがたい部分だ。
ガサガサしない柔らかい生地のため、着心地も良好だ 生地自体はかなり水をはじいてくれ、土砂降りでも30分ほどならば中のジャージがびしょ濡れになることも無い。フロントジッパー部分を隠すフラップはファスナーからの水分の侵入を十分に防いでくれた。生地と生地の接合部分の止水加工もかなり効いているようだ。
前身の裏側の部分には、「Do not fear the rain…Use it,hide in it. Then attack」というニヤリとできるメッセージが添えられる。こんな小さなギミックだが、雨ライドへのモチベーションを高めてくれることは言うまでも無い。Raphaのストーリー性の高さは流石である。
袖の部分にハサミを入れれば、半袖のレインギアにすることができる。袖を残したフォルムは少し滑稽かもしれないが、春・夏・秋のスリーシーズンや強度の高いライドの際は袖がないほうが良い場面は多いだろう。そのぶんコンパクトに携帯できる。しかし「もったいない」あるいは「いつか袖があったほうが良かったと思える日がくる」と思う心からか、思い切って切り落とせないでいる。なかなかプロのようには割り切れない。
Rapha Pro Team Race Cape
カラー:ブルー、Dark Grey
サイズ:XS〜XXL
価 格:320$
商品紹介ページ: http://www.rapha.cc/pro-team-race-cape
Team Sky Race Cape紹介ページ: http://www.rapha.cc/team-sky-race-cape
impression:Makoto.Ayano,So.Isobe
![Rapha Pro Team Race Cape(背面)](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2013/07/09/3884_zoom-415.jpg)
![Rapha Pro Team Race Cape](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2013/07/09/3884_zoom-418.jpg)
Pro Team Race Capeは「機能性に優れたプロ仕様のレース用ケープ」というコンセプトのもと、過酷な環境下でのレースやハイテンポなトレーニングのためにデザインされたレインウェア。軽量で耐久性にも優れた3層式ラミネートの高機能性素材を用いており、伸縮性も高いため、例えばポケットにグッズを詰め込んだジャージの上かた羽織ってもフォルムが崩れないよう工夫されている。
防水性に関してはシーム(つなぎめ、あるいは縫製部分)全体をテーピングで補強。YKKのQuick Burstファスナーは止水仕様では無いものの、マジックテープ付きのフラップが設けられ雨が直接ファスナーに当たらない設計となっている。後ろ裾部分は長めの設計かつゴムが仕込まれているため、後輪からの巻跳ね上げでお尻や背中が冷えるのを防いでくれる。
![テーピングで補強された防水シーム](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2013/07/09/3884-422.jpg)
![「路上の囚人」をモチーフとしたグラフィック](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2013/07/09/3884-426.jpg)
![後ろ裾にはずり上がりを防ぐ加工が施される](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2013/07/09/3884-419.jpg)
![袖口にはネオプレン素材。肌触りも柔らかめだ](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2013/07/09/3884-425.jpg)
首周りや裾周りに入れたアクセントカラーが目印となり、襟や裾を瞬時に識別できる工夫も凝らされている。袖口にはネオプレン素材を使用し、グローブを装着していても脱ぎ着がしやすい。さらに、ネオプレン素材の襟が首周りに密着し、雨の日でも体を暖かく保つ。
袖のひじ上部分のリフレクター・トリムは、ボンデッドシーム(接着)で仕上げられているため、雨天で気温の高いレース時にはハサミで切り取ることで袖を取り外すこともできる(切り口はほころびが発生しない)。小さく畳めるため、ジャージのバックポケットに収納することも可能なサイズだ。
バイクライドに向くレインジャケットというのはじつは選択肢は数多く用意されていない。たいていは生地が厚いことでかさばり、フードなどが装備されるため、携帯性は現実的なものでなくなってしまう。バイクジャージのポケットに丸めて忍ばせることができないものがほとんどだ。尚カラーは今回インプレッションで使用したブルーの他にブラック、そしてスカイプロサイクリング仕様のTeam Sky Race Capeの計3種類。
インプレッション
Pro Team Race Cape(プロチームレースケープ)はスカイプロサイクリングも今シーズンから採用する、レースに使えるレインジャケットだ。フォルムは必要最小限にスリム化されている。フードもはじめから無いが、これはヘルメット側でキャップをかぶるなりして滴りを防げば良いことだ。天候の心配のある日のロードライドに心置きなく連れ出せる。ポケットにウィンドブレーカーでなくレインジャケットがあるというのは、大きな安心だ。
![Rapha Pro Team Race Capeを実用インプレッション](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2013/07/09/HR7L6802.jpg)
![防滴性はなかなかのもの。短時間の通り雨程度ならば全く中を濡らさない](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2013/07/09/HR7L6773.jpg)
![ジッパーにはフラップが設けられており、水の侵入を防いでくれる](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2013/07/09/HR7L6862.jpg)
![ガサガサしない柔らかい生地のため、着心地も良好だ](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2013/07/09/HR7L6848.jpg)
前身の裏側の部分には、「Do not fear the rain…Use it,hide in it. Then attack」というニヤリとできるメッセージが添えられる。こんな小さなギミックだが、雨ライドへのモチベーションを高めてくれることは言うまでも無い。Raphaのストーリー性の高さは流石である。
袖の部分にハサミを入れれば、半袖のレインギアにすることができる。袖を残したフォルムは少し滑稽かもしれないが、春・夏・秋のスリーシーズンや強度の高いライドの際は袖がないほうが良い場面は多いだろう。そのぶんコンパクトに携帯できる。しかし「もったいない」あるいは「いつか袖があったほうが良かったと思える日がくる」と思う心からか、思い切って切り落とせないでいる。なかなかプロのようには割り切れない。
Rapha Pro Team Race Cape
カラー:ブルー、Dark Grey
サイズ:XS〜XXL
価 格:320$
商品紹介ページ: http://www.rapha.cc/pro-team-race-cape
Team Sky Race Cape紹介ページ: http://www.rapha.cc/team-sky-race-cape
impression:Makoto.Ayano,So.Isobe
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