2013/02/27(水) - 10:43
これまでフラッグシップとして存在したEMME2を上回る軽量性を身に纏いデビューしたEMME695。695gというフレーム重量、120ニュートン/mmという単位面積強度を誇り生まれたピュアレーシングバイクの性能を検証していく。
ジロ・デ・イタリア、ミラノ~サンレモ、ティレーノ~アドリアティコ、イタリア選手権、世界選手権、そして、ツール・ド・フランス。1世紀以上という歴史を持つボッテキアは、常に時代のトップシーンを走り勝利を収めてきたブランドだ。
近年はアックア・エ・サポーネやアンダルシアなどのUCIプロコンチネンタルチームへと機材を供給し、2011年のジロ・デ・イタリアではステファノ・ガルゼッリ(イタリア)が当時の最上級モデルEMME2を駆り、マリア・ヴェルデ(山岳賞)を獲得したことは記憶にも新しい。
今回インプレッションを行うテストバイクは、そんな老舗イタリアンブランド、ボッテキアの最高峰モデル、EMME(エメ)695。ガルゼッリが駆ったEMME2を進化させ、フレーム重量695g(塗装前)という超軽量性を身に纏い生まれた2013シーズンのブランニューモデルだ。
ボッテキアのレーシング機材専門開発チームである「Reparto Carse(レパルトコルセ)」のロゴも輝かしいEMME695。エンジニアリングの進化、繰り返されるテスト、プロからの助言、完成までの工程を煮詰めることで、アンダー700gの重量が達成されたことは想像に難くない。
EMME695は、100%イタリア国内生産、ハンドメイド工法にこだわって製造されるピュアイタリアンバイクだ。製造にあたっては工程管理能力を上げ、必要十分な強度で可能な限り軽量化することを目標とする。素材にはオリジナルのDDA 1K カーボンを採用し、フォークはコロンブスのUDモノコック。コラム径は1”1/8-1”1/2インチながら重量は295gと非常に軽い。
全く奇をてらわない、「カーボンロードバイクらしさ」の極致を地で行くシンプルなフォルムだが、そのジオメトリーはボテッキアが培ってきた経験に裏打ちされたもの。BB~リアエンドまでの長さをEMME2に対して詰めることで、角型断面のチェーンステーと併せ俊敏な反応性を求めている。
リアステーには加えてEMME2にも採用された「マイクロアクティブサスペンション」構造を搭載することも特徴だ。シートステーは極細で、扁平形状とすることで積極的にしならせるという現在のトレンドを反映した格好だ。
軽量にするためBBシェルは比較的スマートな形状で、ケーブル受けやハンガーまでフルカーボン製だが、ボトルケージ取り付け台座部分などは補強を加えることで長期間の使用にも耐えうる強度を備える。ケーブル類は全て整備性の高い外出し式だ。
695gというフレーム重量は塗装前という但し書きが入るものの、カーボン地に薄くマットクリアを吹いただけのため、重量増も少ないだろう。随所に入れられるイタリアンカラーも所有欲を高めてくれる大きなポイントだ。
イタリアの老舗ブランドがデビューさせた、渾身の軽量バイクEMME695。その実力は如何なものだろうか。テストライダー両氏が検証する。
―インプレッション「非常に安定感の高い、クライマー向けフレーム」西谷雅史(サイクルポイント オーベスト)
素晴らしく良かった。乗った瞬間に馴染み、違和感を感じませんでした。踏み出しからスピードに乗るまでや乗り心地、ダッシュや下り、全てにおいてスムーズに走ってくれます。外見はオーソドックスですが踏んでヨレる感じや、乗り心地の悪さも無く、やはりごく普通のフレーム形状が性能面では最もまとまり易いのかな、と考えさせられました。
持ちあげた時の重量も非常に軽かったので、ヒルクライムをメインに走るライダーにはたまらないフレームでしょう。一方で下りやダッシュも良く、ロードレースでも使える高い完成度を持ったフレームだと感じました。
特にリアバックとフロントフォークに抜群の完成度を感じました。思わず、自転車から降りて撫でてしまうほど(笑)。それほどまでにリアバックの良さが抜群に良かったです。60万円という値段と性能を比較しても納得できますね。
試乗車はややサイズが小さく、そうすると往々にして動きが悪かったり、振りが重かったりすることが多いですが、このフレームではそういったことはありませんでした。フロントセンターが短めでフロントホイールに足が当たることもありましたが、下りの安定感やコーナリングのふらつき感がありません。気を抜いて走っていても違和感なく走ることからも、完成度の高さが伺えます。
超軽量であることによる不安もありませんでした。トップチューブを強く押すとへこむのが分かるほどでしたが、ライディング中には全く不安を感じなかったですし、アッセンブルされていた7900系デュラエースでの急制動にも十分対応していました。意図的に荒れたところを走らせてみたところ、跳ねずに安定し、ちょっとしたドロップオフでも挙動は乱れません。
この軽さはまさにヒルクライマー向けです。試乗車のホイールは軽量なものではありませんが、重量を忘れるほどの走りの軽さがあります。急坂で足が止まっても、そのままリズムだけで踏み続けていける性能があります。ダンシングで駆け上がっても、シッティングでじわじわ踏んでも良いフィーリングを出せるので、不得意な上りはありません。とにかく、走行性能に関しては欠点が無いですね。
試乗車ではホイールはフルクラムのレーシング3がアッセンブルされていましたが、さらに軽いホイールにするとフレームの軽さがさらに生かされて、特に登りではスゴい事になってしまうのでは...。
ロードレースもいけますが、登りがきついレースでこそ生きてくるフレームだと思います。最近のハイエンドフレームと比べると、見た目が非常にシンプルなので少し寂しい気もしますが、形状が走行性能の完成度に繋がっています。「わかる人」に乗ってもらいたいフレームですね。
「シンプルながらも、面白く深みがあるフレーム」戸津井俊介(OVER-DOバイカーズサポート)
いいバイク、速いバイクとも違う「おもしろいバイク」という印象を受けました。複雑な形状ではなくシンプルな形状かつ古典的な形状の見た目通り、自然で癖のない乗り味があります。絶対的な剛性感はそこまで高くないものの、力が逃げていく感じやフレームが変によれるといった感じもありませんでした。
試乗車は少し小さかったのですが、どんな場面でもフレームがペダリングのロスやリズム、トラクションをうまく調整してくれているかのような感覚があるので、辛くなっても踏み続けられる、最後まで追い込めるといった、剛性が高すぎたり、バランスが良くないフレームにはない「面白み」があると感じました。
従ってこのフレームはレースの最後の場面で踏めるフレームを探しているレーサーから操縦スキルの未熟な初心者までどんな脚質のライダーでも大丈夫。ホイールを変えることによって剛性を調整することでより最適な乗り味を実現できるでしょう。カーボンの質感など見た目がきれいで高級感も高く、見た目重視なライダーも満足できるでしょう。
超軽量バイクということですが、ありがちな薄っぺらさや不安感が全く無く、振動吸収性もしっかりしていて、いい意味で軽さを感じさせない重厚な乗り味だと感じました。もっと様々のシチュエーションで乗り込むと色々な性格が出てくるような印象を受けるでしょう。
軽さ以上に、コーナリングや一踏みごとの安定感がこのバイクの持ち味です。上りは軽さを生かせて、下りは安定感を生かせたので、どんな場面でも楽しく、毎日乗りたくなるフレームです。重量に加えヤル気をライダーに与えるといった、数値にできない性能も持っていると感じました。
最初から軽量なフレームを目指して設計したわけではなく、剛性や振動吸収性の最適化の結果、軽くなったのではないかと考えられます。また、スプリントのような場面ではベンドフォークであるがゆえに、フロント周りに剛性不足な感や反応の遅さががあるかもしれません。ただ、このフレームの場合にはいつも走っているコースをより楽に走破できるというのがこのフレームの持ち味だと思います。
60万円という価格は非常に高価ですが、考え方を変えるとボテッキアの自信の表れとも考えられます。現在もイタリアで行っているという設計や製造がしっかりしていて、その結果として軽量と重厚な乗り味という相反する性能を両立しています。性能を踏まえると決して高価過ぎでは無いですね。
どんなライダーにも向くと述べましたが、ブランドのイメージやフレームの値段を考えると、現実的には何台か乗り継いできたライダーにベストですね。さらに人とは違うものが欲しいライダーに向いています。僕もお金があったら欲しいですね(笑)。
ボッテキア EMME695
サイズ:44、48、51、54cm
カラー:MATT CARBON
重 量:695g(塗装前、Mサイズ)
フレーム:DDA 1K カーボン、banded hand made
フォーク:COLUMBUS UD カーボン モノコック
価 格:609,000円(フレームセット、税込)
インプレライダーのプロフィール
西谷雅史(サイクルポイント オーベスト)
東京都調布市にある「サイクルポイント オーベスト」店長。チームオーベストを率い、自らも積極的にレースに参戦。主なリザルトはツール・ド・おきなわ市民200km優勝、ジャパンカップアマチュアレース優勝など。2007年の実業団小川大会では、シマノの野寺秀徳、狩野智也を抑えて優勝している。まさに「日本最速の店長」だ。
サイクルポイント オーベスト
戸津井俊介(OVER-DOバイカーズサポート)
1990年代から2000年代にかけて、日本を代表するマウンテンバイクライダーとして世界を舞台に活躍した経歴を持つ。1999年アジア大陸マウンテンバイク選手権チャンピオン。MTBレースと並行してロードでも活躍しており、2002年の3DAY CYCLE ROAD熊野BR-2 第3ステージ優勝など、数多くの優勝・入賞経験を持つ。現在はOVER-DOバイカーズサポート代表。ショップ経営のかたわら、お客さんとのトレーニングやツーリングなどで飛び回り、忙しい毎日を送っている。09年からは「キャノンデール・ジャパンMTBチーム」のメカニカルディレクターも務める。
OVER-DOバイカーズサポート
ウェア協力:BIEMME(ビエンメ)
text:So.Isobe
photo:Makoto.Ayano
ジロ・デ・イタリア、ミラノ~サンレモ、ティレーノ~アドリアティコ、イタリア選手権、世界選手権、そして、ツール・ド・フランス。1世紀以上という歴史を持つボッテキアは、常に時代のトップシーンを走り勝利を収めてきたブランドだ。
近年はアックア・エ・サポーネやアンダルシアなどのUCIプロコンチネンタルチームへと機材を供給し、2011年のジロ・デ・イタリアではステファノ・ガルゼッリ(イタリア)が当時の最上級モデルEMME2を駆り、マリア・ヴェルデ(山岳賞)を獲得したことは記憶にも新しい。
今回インプレッションを行うテストバイクは、そんな老舗イタリアンブランド、ボッテキアの最高峰モデル、EMME(エメ)695。ガルゼッリが駆ったEMME2を進化させ、フレーム重量695g(塗装前)という超軽量性を身に纏い生まれた2013シーズンのブランニューモデルだ。
ボッテキアのレーシング機材専門開発チームである「Reparto Carse(レパルトコルセ)」のロゴも輝かしいEMME695。エンジニアリングの進化、繰り返されるテスト、プロからの助言、完成までの工程を煮詰めることで、アンダー700gの重量が達成されたことは想像に難くない。
EMME695は、100%イタリア国内生産、ハンドメイド工法にこだわって製造されるピュアイタリアンバイクだ。製造にあたっては工程管理能力を上げ、必要十分な強度で可能な限り軽量化することを目標とする。素材にはオリジナルのDDA 1K カーボンを採用し、フォークはコロンブスのUDモノコック。コラム径は1”1/8-1”1/2インチながら重量は295gと非常に軽い。
全く奇をてらわない、「カーボンロードバイクらしさ」の極致を地で行くシンプルなフォルムだが、そのジオメトリーはボテッキアが培ってきた経験に裏打ちされたもの。BB~リアエンドまでの長さをEMME2に対して詰めることで、角型断面のチェーンステーと併せ俊敏な反応性を求めている。
リアステーには加えてEMME2にも採用された「マイクロアクティブサスペンション」構造を搭載することも特徴だ。シートステーは極細で、扁平形状とすることで積極的にしならせるという現在のトレンドを反映した格好だ。
軽量にするためBBシェルは比較的スマートな形状で、ケーブル受けやハンガーまでフルカーボン製だが、ボトルケージ取り付け台座部分などは補強を加えることで長期間の使用にも耐えうる強度を備える。ケーブル類は全て整備性の高い外出し式だ。
695gというフレーム重量は塗装前という但し書きが入るものの、カーボン地に薄くマットクリアを吹いただけのため、重量増も少ないだろう。随所に入れられるイタリアンカラーも所有欲を高めてくれる大きなポイントだ。
イタリアの老舗ブランドがデビューさせた、渾身の軽量バイクEMME695。その実力は如何なものだろうか。テストライダー両氏が検証する。
―インプレッション「非常に安定感の高い、クライマー向けフレーム」西谷雅史(サイクルポイント オーベスト)
素晴らしく良かった。乗った瞬間に馴染み、違和感を感じませんでした。踏み出しからスピードに乗るまでや乗り心地、ダッシュや下り、全てにおいてスムーズに走ってくれます。外見はオーソドックスですが踏んでヨレる感じや、乗り心地の悪さも無く、やはりごく普通のフレーム形状が性能面では最もまとまり易いのかな、と考えさせられました。
持ちあげた時の重量も非常に軽かったので、ヒルクライムをメインに走るライダーにはたまらないフレームでしょう。一方で下りやダッシュも良く、ロードレースでも使える高い完成度を持ったフレームだと感じました。
特にリアバックとフロントフォークに抜群の完成度を感じました。思わず、自転車から降りて撫でてしまうほど(笑)。それほどまでにリアバックの良さが抜群に良かったです。60万円という値段と性能を比較しても納得できますね。
試乗車はややサイズが小さく、そうすると往々にして動きが悪かったり、振りが重かったりすることが多いですが、このフレームではそういったことはありませんでした。フロントセンターが短めでフロントホイールに足が当たることもありましたが、下りの安定感やコーナリングのふらつき感がありません。気を抜いて走っていても違和感なく走ることからも、完成度の高さが伺えます。
超軽量であることによる不安もありませんでした。トップチューブを強く押すとへこむのが分かるほどでしたが、ライディング中には全く不安を感じなかったですし、アッセンブルされていた7900系デュラエースでの急制動にも十分対応していました。意図的に荒れたところを走らせてみたところ、跳ねずに安定し、ちょっとしたドロップオフでも挙動は乱れません。
この軽さはまさにヒルクライマー向けです。試乗車のホイールは軽量なものではありませんが、重量を忘れるほどの走りの軽さがあります。急坂で足が止まっても、そのままリズムだけで踏み続けていける性能があります。ダンシングで駆け上がっても、シッティングでじわじわ踏んでも良いフィーリングを出せるので、不得意な上りはありません。とにかく、走行性能に関しては欠点が無いですね。
試乗車ではホイールはフルクラムのレーシング3がアッセンブルされていましたが、さらに軽いホイールにするとフレームの軽さがさらに生かされて、特に登りではスゴい事になってしまうのでは...。
ロードレースもいけますが、登りがきついレースでこそ生きてくるフレームだと思います。最近のハイエンドフレームと比べると、見た目が非常にシンプルなので少し寂しい気もしますが、形状が走行性能の完成度に繋がっています。「わかる人」に乗ってもらいたいフレームですね。
「シンプルながらも、面白く深みがあるフレーム」戸津井俊介(OVER-DOバイカーズサポート)
いいバイク、速いバイクとも違う「おもしろいバイク」という印象を受けました。複雑な形状ではなくシンプルな形状かつ古典的な形状の見た目通り、自然で癖のない乗り味があります。絶対的な剛性感はそこまで高くないものの、力が逃げていく感じやフレームが変によれるといった感じもありませんでした。
試乗車は少し小さかったのですが、どんな場面でもフレームがペダリングのロスやリズム、トラクションをうまく調整してくれているかのような感覚があるので、辛くなっても踏み続けられる、最後まで追い込めるといった、剛性が高すぎたり、バランスが良くないフレームにはない「面白み」があると感じました。
従ってこのフレームはレースの最後の場面で踏めるフレームを探しているレーサーから操縦スキルの未熟な初心者までどんな脚質のライダーでも大丈夫。ホイールを変えることによって剛性を調整することでより最適な乗り味を実現できるでしょう。カーボンの質感など見た目がきれいで高級感も高く、見た目重視なライダーも満足できるでしょう。
超軽量バイクということですが、ありがちな薄っぺらさや不安感が全く無く、振動吸収性もしっかりしていて、いい意味で軽さを感じさせない重厚な乗り味だと感じました。もっと様々のシチュエーションで乗り込むと色々な性格が出てくるような印象を受けるでしょう。
軽さ以上に、コーナリングや一踏みごとの安定感がこのバイクの持ち味です。上りは軽さを生かせて、下りは安定感を生かせたので、どんな場面でも楽しく、毎日乗りたくなるフレームです。重量に加えヤル気をライダーに与えるといった、数値にできない性能も持っていると感じました。
最初から軽量なフレームを目指して設計したわけではなく、剛性や振動吸収性の最適化の結果、軽くなったのではないかと考えられます。また、スプリントのような場面ではベンドフォークであるがゆえに、フロント周りに剛性不足な感や反応の遅さががあるかもしれません。ただ、このフレームの場合にはいつも走っているコースをより楽に走破できるというのがこのフレームの持ち味だと思います。
60万円という価格は非常に高価ですが、考え方を変えるとボテッキアの自信の表れとも考えられます。現在もイタリアで行っているという設計や製造がしっかりしていて、その結果として軽量と重厚な乗り味という相反する性能を両立しています。性能を踏まえると決して高価過ぎでは無いですね。
どんなライダーにも向くと述べましたが、ブランドのイメージやフレームの値段を考えると、現実的には何台か乗り継いできたライダーにベストですね。さらに人とは違うものが欲しいライダーに向いています。僕もお金があったら欲しいですね(笑)。
ボッテキア EMME695
サイズ:44、48、51、54cm
カラー:MATT CARBON
重 量:695g(塗装前、Mサイズ)
フレーム:DDA 1K カーボン、banded hand made
フォーク:COLUMBUS UD カーボン モノコック
価 格:609,000円(フレームセット、税込)
インプレライダーのプロフィール
西谷雅史(サイクルポイント オーベスト)
東京都調布市にある「サイクルポイント オーベスト」店長。チームオーベストを率い、自らも積極的にレースに参戦。主なリザルトはツール・ド・おきなわ市民200km優勝、ジャパンカップアマチュアレース優勝など。2007年の実業団小川大会では、シマノの野寺秀徳、狩野智也を抑えて優勝している。まさに「日本最速の店長」だ。
サイクルポイント オーベスト
戸津井俊介(OVER-DOバイカーズサポート)
1990年代から2000年代にかけて、日本を代表するマウンテンバイクライダーとして世界を舞台に活躍した経歴を持つ。1999年アジア大陸マウンテンバイク選手権チャンピオン。MTBレースと並行してロードでも活躍しており、2002年の3DAY CYCLE ROAD熊野BR-2 第3ステージ優勝など、数多くの優勝・入賞経験を持つ。現在はOVER-DOバイカーズサポート代表。ショップ経営のかたわら、お客さんとのトレーニングやツーリングなどで飛び回り、忙しい毎日を送っている。09年からは「キャノンデール・ジャパンMTBチーム」のメカニカルディレクターも務める。
OVER-DOバイカーズサポート
ウェア協力:BIEMME(ビエンメ)
text:So.Isobe
photo:Makoto.Ayano
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