2011/11/01(火) - 11:41
93年の登場以来ロングセラーを誇るクロモリフレームが「Neo-Cot(ネオコット)」。現在、その最上級に位置するのがこの「RNC7エキップ」(以下RNC7)だ。スチールフレームらしい繊細なフォルム、独自のネオコット形状によってもたらされるしなやかな走行性能は、年齢やレベルを問わず多くのサイクリストに愛されており、アンカーのラインナップでも特別な存在である。
アンカー RNC7 Equipe
ネオコットはそれまであった一般的なスチールフレームの性能を凌駕するためチューブから独自に製作され、その基本となる手法は発売当初から現在まで変わらない。
バルジフォーミングと呼ばれる技術によって成型されるトップチューブとダウンチューブは、その末端を大きく広げてラグを兼ねた独自の形状にレーザーカットされる。この末端の形によりネオコットフレームは、従来型のラグによるロウ付け製法よりもチューブの熱劣化を抑え、素材の性能を最大限引き出すことを実現している。またチューブ同士が人間の骨を彷彿とさせる有機的な繋がりを持っており、さらにはそれらの接合面積が拡大することでより強固な結びつきと剛性アップが図られている。
シートチューブとの接合部をバルジ加工によって広げたトップチューブ。溶接面積を増やすことでねじれ剛性を高めている。溶接されたシートピン台座も美しい仕上がりだ
コンパクトに成型されたネオコットオリジナルのリヤエンド。エッジを強調したシャープなデザインだ。リヤディレーラーのワイヤストッパーも小ぶりなタイプで美しい
次に「スピニングバテッド」と呼ばれる加工も、もう1つの大きな特徴だ。これはチューブの肉厚を自在かつ無段階にコントロールすることを可能として、チューブ内側に段差を与えて肉厚を変化させる従来型のチューブに対して軽量化を達成している。ネオコットはこうした特殊な行程を経ることで、スチールフレームの限界に挑戦している。これらの独自技術を20年近く前に確立させていたことは、ブリヂストンサイクルの技術力の高さを物語っている。
ちなみにネオコットフレームが生まれた当初は、ミディアム、ハード、ソフトの3種類のフレーム剛性が用意され、ユーザーの好みで選ぶことができた。現在はそのラインアップは無いものの、ネオコットのコンセプトは最新モデルのRMZで展開される「パーソナルマッチング」の礎にもなっている。
なで肩のフォーククラウンを採用した繊細なシルエットのクロモリ製フロントフォーク。なだらかで美しい放物線を描くフォークブレードが路面からの振動を吸収する
細身に仕上げられたシートステーは、ベンド加工などを施さずリヤエンドに対してまっすぐに接続される。ホリゾンタルフレームの美しさを最大限生かした形状といえるだろう
リヤのブレーキワイヤはトップチューブに内蔵される。フタを溶接しない穴を開けただけのシンプルなタイプ。シートチューブに近い位置に開けられワイヤが邪魔になりにくい
ネオコットはクロモリ素材特有のしなやかさや乗り心地の良さを備えているが、元来レーシングモデルとして開発されてきたモデルだけに、この素材ならではの最適な剛性バランスによる効率性を重視した走行性能も追求されているのも忘れてはならない。さすがに絶対的な剛性や軽量性の面では最新カーボンフレームに及ばないため、レーシングパフォーマンスに過度な期待をするのは無理があるものの、ブルベやロングライド、さらにはツーリング的な走りでは、スチールの特性を最大限引き出したバネ感としなやかさにユーザーはきっと満足するだろう。
チェーンステーのBBシェルとの接合部は横方向に扁平加工が施され、断面積を大きくすることでBB周辺のウイップをコントロールする。チェーンステーブリッジは省かれる
ダウンチューブもまた、BBシェルとの接合部分は横方向に扁平加工を施してこの部分のウイップを抑制する。BBシェル部分はロー付けではなくTig溶接を採用している
スタイル面においてもネオコットは独特のものを持っている。有機的なヘッドとシートチューブの接合部は高度な機能美であり、スチールチューブの繊細な美しさとのマッチングもすばらしい。さらには、今では少数派となった伝統的なホリゾンタル型のフレーム形状を採用し続けるのも、スチールフレームらしい美しさに華を添える。このスタイルの場合、サイズが乗り手にジャストフィットしないとバイクのフォルムは美しく仕上げることができないが、その心配は無用だ。RNC7エキップには8つのフレームサイズがある。特に510~550㎜の間は10㎜刻みの細かな設定なので、フォルムとフィッティングの両面においてユーザーには良心的と言えるだろう。
ネオコットの象徴的な部分ともいえるヘッドチューブ付近。バルジフォーミングによって先端を広げて成型されたチューブはラグを兼備し、接合面積の増加によりヘッド部の剛性を高める
シートステーにロー付けされたブレーキブリッジ。ミニマルなスタイルで繊細なフレームのシルエットを邪魔しない。クロモリフレームらしい美しさの1つといえるだろう
右シートステーの内側につくチェーンフック。輪行などの持ち運びで後輪を外した際、このフックにチェーンを掛けることで、そのからまりやフレームの汚れを防ぐことができる
発売から18年が経過し、今なおサイクリストたちを魅了し続けるネオコット。その存在はロードバイクを操るだけでなく、所有欲という面でも大きな満足感を与えてくれる。このフレームはアンカーだけでなく、日本のロードシーンにとって“宝”ともいえる存在だ。
アンカー RNC7 Equipe
「素材の持ち味を生きる、最も完成されたスチールフレームの1つ」
CW:ロードバイクではカーボンフレームが定番になっていますが、その一方でスチールフレームもニッチではありますが根強い人気があります。中でもネオコットは根強いファンも多く、アンカーのラインナップにおいて欠くことのできない1台になっていますが、その魅力とはどんなところでしょうか。
浅野:僕は初めて買った自転車がネオコットなんです。懐かしいですね、この独特のフォルムは。さすがに今回の試乗でこれだけいいカーボンとアルミフレーム乗ってしまうと、ネオコットの剛性は物足りないですし、下りやブレーキングではフォークブレードが前後に動いているのも分かります。絶対性能では最新モデルに敵うことはありませんが、ネオコットにはそれを超越した魅力があると思います。ウチのショップでもスチールを購入されるのは年齢層がちょっと高めで、昔から自転車乗っている方。最新のカーボンフレームにある太いフォルムが苦手で、昔の自転車のフォルムに憧れているような方ですね。
佐野:ロードバイクに対して速さを求めるような人は選択肢から外れると思います。やはりクロモリはスタイルを重視する人が購入することが多いですね。スポーツ機材というよりも、嗜好品という感覚ではないかと。
CW:カーボンやアルミフレームと性能を比べるのは重要なことではないと思いますが、ネオコットのスチールフレームとしての実力というのはどうでしょうか。
レーシングフレームとして進化を遂げてきたモデルだけにクロモリの中ではトップレベル(浅野)
浅野:世間では「スチールフレームは振動吸収性が良い」というフレーズを見かけますが、それを体験できるのは高級モデルだけです。やはり安価なスチールフレームというのは細身のスタイルがいいというだけで、重量は重いものが多いですし、乗りご心地もゴツゴツしています。性能的なメリットは正直なところあまりないかもしれません。
でもこのネオコットフレームの性能は、元々レーシングフレームとして進化を遂げてきたモデルだけにクロモリの中ではトップレベルと言えます。素材の持ち味を生かしてリズミカルなペダリングができますし、走りはとても軽くてよく進みます。乗り心地もスチールとしては最高のレベルです。 どの部分の性能をとってもスチールらしい魅力があって、最も完成されたスチールフレームの1つと言えるでしょう。
やはりチューブから開発しているので、その良さもありますね。ロードレースやヒルクライム以外で、マイペースで走るような楽しみ方なら十分な性能だと思います。
「いい意味で変わらないフレーム。ずっと残ってほしい」
佐野:超肉薄のメガチューブを使ったスローピングスタイルの軽量クロモリフレームは別ですが、オーソドックスな太さのチューブを使ったモデルとしては、性能レベルは最も高い1つと言っていいですね。安定感もあってゆったり乗れるので、マイペースで走るロングライドやツーリングなどには十分な性能だと思います。
CW:ホリゾンタルフレームというのも、このネオコットの魅力の1つではないでしょうか。
佐野:スチールフレームを選ぶとなるとホリゾンタルにこだわる方も多いです。やはり細身のスチールフレームにはホリゾンタルが断然似合いますから。そういった意味でネオコットは途中でトレンドに流されてスローピングにしなかったし、インテグラルヘッドも搭載しなかった。現在はスチールフォークを採用するのもいいですね。今はホリゾンタルのスチールフレーム自体のバリエーションが少ないのでネオコットの存在は貴重です。
浅野:あったとしても海外ブランドだと20万円以上の価格になってしまいますし、あとはオーダーメイドですから。ネオコットだと、それよりは価格が抑えられているので身近に優れたスチールフレームを楽しめるのはいいですね。
CW:発売以来、基本的なスタイルが変わらないのもいいのでは。
佐野:ひと目でネオコットと分かるチューブの接合部はオリジナリティにあふれていて、形もきれいです。それが単なる飾りではなく、フレーム性能に結びついているところもネオコットのすばらしい部分だと思います。せっかくいい性能なのに、目新しさを出すために無理やり形をいじってモデルチェンジをして、逆に退化しているようなこともあるので、ネオコットみたいに変わらないフレームがあってもいいと思います。こういったいいフレームはずっと残しておきたいです。
愛着を持って長く乗れるバイクがほしい人には最適な1台(佐野)
浅野:今はモデルチェンジがとても早いから、あっという間に自分のモデルが古くなってしまう。アンカーは比較的モデルチェンジのスパンが長めなのは、その部分ではユーザーフレンドリーですね。ネオコットは性能が確立されているので、モデルチェンジもパーツやカラーリングが変わる程度なので、長く乗れるというか、持っていたいという気になるのかもしれません。
佐野:ロードバイクはある程度高い買い物になるので、新しいモデルが登場したからといってすぐに買い換えできる人は限られます。そういう意味でも愛着を持って長く乗れるバイクがほしい人には最適な1台だと思います。また、カラーリングを豊富に選べて、個性を出しやすいのは趣味性も高くユーザーから支持されているひとつのようです。
CW:ネオコットはエコな社会に自転車とも言えますね。世界的にはコストに合わないためスチールフレームの生産をやめてしまった大手メーカーが数多い中、こういうフレームをしっかり作り続けているのは幅広いニーズに応えてくれるアンカーならではと言えますね。
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ネオコットはそれまであった一般的なスチールフレームの性能を凌駕するためチューブから独自に製作され、その基本となる手法は発売当初から現在まで変わらない。
バルジフォーミングと呼ばれる技術によって成型されるトップチューブとダウンチューブは、その末端を大きく広げてラグを兼ねた独自の形状にレーザーカットされる。この末端の形によりネオコットフレームは、従来型のラグによるロウ付け製法よりもチューブの熱劣化を抑え、素材の性能を最大限引き出すことを実現している。またチューブ同士が人間の骨を彷彿とさせる有機的な繋がりを持っており、さらにはそれらの接合面積が拡大することでより強固な結びつきと剛性アップが図られている。
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次に「スピニングバテッド」と呼ばれる加工も、もう1つの大きな特徴だ。これはチューブの肉厚を自在かつ無段階にコントロールすることを可能として、チューブ内側に段差を与えて肉厚を変化させる従来型のチューブに対して軽量化を達成している。ネオコットはこうした特殊な行程を経ることで、スチールフレームの限界に挑戦している。これらの独自技術を20年近く前に確立させていたことは、ブリヂストンサイクルの技術力の高さを物語っている。
ちなみにネオコットフレームが生まれた当初は、ミディアム、ハード、ソフトの3種類のフレーム剛性が用意され、ユーザーの好みで選ぶことができた。現在はそのラインアップは無いものの、ネオコットのコンセプトは最新モデルのRMZで展開される「パーソナルマッチング」の礎にもなっている。
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ネオコットはクロモリ素材特有のしなやかさや乗り心地の良さを備えているが、元来レーシングモデルとして開発されてきたモデルだけに、この素材ならではの最適な剛性バランスによる効率性を重視した走行性能も追求されているのも忘れてはならない。さすがに絶対的な剛性や軽量性の面では最新カーボンフレームに及ばないため、レーシングパフォーマンスに過度な期待をするのは無理があるものの、ブルベやロングライド、さらにはツーリング的な走りでは、スチールの特性を最大限引き出したバネ感としなやかさにユーザーはきっと満足するだろう。
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スタイル面においてもネオコットは独特のものを持っている。有機的なヘッドとシートチューブの接合部は高度な機能美であり、スチールチューブの繊細な美しさとのマッチングもすばらしい。さらには、今では少数派となった伝統的なホリゾンタル型のフレーム形状を採用し続けるのも、スチールフレームらしい美しさに華を添える。このスタイルの場合、サイズが乗り手にジャストフィットしないとバイクのフォルムは美しく仕上げることができないが、その心配は無用だ。RNC7エキップには8つのフレームサイズがある。特に510~550㎜の間は10㎜刻みの細かな設定なので、フォルムとフィッティングの両面においてユーザーには良心的と言えるだろう。
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発売から18年が経過し、今なおサイクリストたちを魅了し続けるネオコット。その存在はロードバイクを操るだけでなく、所有欲という面でも大きな満足感を与えてくれる。このフレームはアンカーだけでなく、日本のロードシーンにとって“宝”ともいえる存在だ。
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スペック
フレーム | ネオコット Cr-Mo プロフェッショナル スピニングバテッド |
フォーク | Cr-Mo ロー付けイタリアンサイズ |
サイズ | 460S、460、490、520、550㎜ |
メインコンポ | シマノ・105 |
ホイール | シマノ・WH-R500 |
タイヤ | ブリヂストン・エクステンザRR-2X 700×23C |
ハンドル | アンカー/ニットー・M101F φ31.8 |
ステム | アンカー・アルミニウム |
シートポスト | アンカー・アルミニウム φ31.6×300L |
サドル | アンカー・レーシングM-ブラック |
重量 | 9.6㎏(530㎜ ペダル付き)、 1675g(530㎜フレーム単体)、 2570g(530㎜フレームセット) |
カラー | レーシングカラー10色、 シングルカラー32色から選択可 (一部カラーはアップチャージが必要) |
価格 | 240,000円(完成車標準価格) 160,000円(フレームセット標準価格) ※セレクトパーツの仕様によって価格は変わります。 |
インプレッション
「素材の持ち味を生きる、最も完成されたスチールフレームの1つ」
(YOU CAN 八王子店 浅野浩一)
CW:ロードバイクではカーボンフレームが定番になっていますが、その一方でスチールフレームもニッチではありますが根強い人気があります。中でもネオコットは根強いファンも多く、アンカーのラインナップにおいて欠くことのできない1台になっていますが、その魅力とはどんなところでしょうか。浅野:僕は初めて買った自転車がネオコットなんです。懐かしいですね、この独特のフォルムは。さすがに今回の試乗でこれだけいいカーボンとアルミフレーム乗ってしまうと、ネオコットの剛性は物足りないですし、下りやブレーキングではフォークブレードが前後に動いているのも分かります。絶対性能では最新モデルに敵うことはありませんが、ネオコットにはそれを超越した魅力があると思います。ウチのショップでもスチールを購入されるのは年齢層がちょっと高めで、昔から自転車乗っている方。最新のカーボンフレームにある太いフォルムが苦手で、昔の自転車のフォルムに憧れているような方ですね。
佐野:ロードバイクに対して速さを求めるような人は選択肢から外れると思います。やはりクロモリはスタイルを重視する人が購入することが多いですね。スポーツ機材というよりも、嗜好品という感覚ではないかと。
CW:カーボンやアルミフレームと性能を比べるのは重要なことではないと思いますが、ネオコットのスチールフレームとしての実力というのはどうでしょうか。

浅野:世間では「スチールフレームは振動吸収性が良い」というフレーズを見かけますが、それを体験できるのは高級モデルだけです。やはり安価なスチールフレームというのは細身のスタイルがいいというだけで、重量は重いものが多いですし、乗りご心地もゴツゴツしています。性能的なメリットは正直なところあまりないかもしれません。
でもこのネオコットフレームの性能は、元々レーシングフレームとして進化を遂げてきたモデルだけにクロモリの中ではトップレベルと言えます。素材の持ち味を生かしてリズミカルなペダリングができますし、走りはとても軽くてよく進みます。乗り心地もスチールとしては最高のレベルです。 どの部分の性能をとってもスチールらしい魅力があって、最も完成されたスチールフレームの1つと言えるでしょう。
やはりチューブから開発しているので、その良さもありますね。ロードレースやヒルクライム以外で、マイペースで走るような楽しみ方なら十分な性能だと思います。
「いい意味で変わらないフレーム。ずっと残ってほしい」
(YOU CAN 海老名店 佐野友哉)
佐野:超肉薄のメガチューブを使ったスローピングスタイルの軽量クロモリフレームは別ですが、オーソドックスな太さのチューブを使ったモデルとしては、性能レベルは最も高い1つと言っていいですね。安定感もあってゆったり乗れるので、マイペースで走るロングライドやツーリングなどには十分な性能だと思います。CW:ホリゾンタルフレームというのも、このネオコットの魅力の1つではないでしょうか。
佐野:スチールフレームを選ぶとなるとホリゾンタルにこだわる方も多いです。やはり細身のスチールフレームにはホリゾンタルが断然似合いますから。そういった意味でネオコットは途中でトレンドに流されてスローピングにしなかったし、インテグラルヘッドも搭載しなかった。現在はスチールフォークを採用するのもいいですね。今はホリゾンタルのスチールフレーム自体のバリエーションが少ないのでネオコットの存在は貴重です。
浅野:あったとしても海外ブランドだと20万円以上の価格になってしまいますし、あとはオーダーメイドですから。ネオコットだと、それよりは価格が抑えられているので身近に優れたスチールフレームを楽しめるのはいいですね。
CW:発売以来、基本的なスタイルが変わらないのもいいのでは。
佐野:ひと目でネオコットと分かるチューブの接合部はオリジナリティにあふれていて、形もきれいです。それが単なる飾りではなく、フレーム性能に結びついているところもネオコットのすばらしい部分だと思います。せっかくいい性能なのに、目新しさを出すために無理やり形をいじってモデルチェンジをして、逆に退化しているようなこともあるので、ネオコットみたいに変わらないフレームがあってもいいと思います。こういったいいフレームはずっと残しておきたいです。

浅野:今はモデルチェンジがとても早いから、あっという間に自分のモデルが古くなってしまう。アンカーは比較的モデルチェンジのスパンが長めなのは、その部分ではユーザーフレンドリーですね。ネオコットは性能が確立されているので、モデルチェンジもパーツやカラーリングが変わる程度なので、長く乗れるというか、持っていたいという気になるのかもしれません。
佐野:ロードバイクはある程度高い買い物になるので、新しいモデルが登場したからといってすぐに買い換えできる人は限られます。そういう意味でも愛着を持って長く乗れるバイクがほしい人には最適な1台だと思います。また、カラーリングを豊富に選べて、個性を出しやすいのは趣味性も高くユーザーから支持されているひとつのようです。
CW:ネオコットはエコな社会に自転車とも言えますね。世界的にはコストに合わないためスチールフレームの生産をやめてしまった大手メーカーが数多い中、こういうフレームをしっかり作り続けているのは幅広いニーズに応えてくれるアンカーならではと言えますね。
提供:ブリヂストンサイクル株式会社 企画/制作:シクロワイアード