2016/07/08(金) - 18:13
ワコーズブランドで有名な和光ケミカルがスタートさせた新ブランド「Aggressive Design(アグレッシブデザイン)」。その第一弾として登場した日焼け止め「Fighter(ファイター)」は、宇都宮ブリッツェンとの協力関係によって生まれたパフォーマンスアップのための「攻めの一本」だ。開発者や選手のインタビューも交え、その機能や特徴、使い方を紹介していきたい。
神奈川県小田原市に本拠地を置く、言わずと知れた高品質ケミカルブランド、WAKO'S(ワコーズ)を持つ和光ケミカル。モータースポーツやサイクルスポーツでの機材パフォーマンスを追い求めてきた同社が次に狙ったのは、人間の、アスリートのパフォーマンスアップだった。
どんなに強力な日焼け止めを使っても、外出中に汗や雨で流れてしまったり、途中で何度も塗り直しをした経験がある方も多いと思う。それが長時間太陽光にさらされるスポーツサイクルだったら尚更だ。どうしても煩わしさのあるカバー類に頼ってみたり、もう日焼け予防を諦めてしまった方もいることだろう。
しかし日焼けは身体の火照りや、ダメージ修復のエネルギー消費を誘発するため疲労度を増す要因であり、成績を追い求めるアスリートにとっては無視できない問題だ。「長時間のレースやトレーニングで、日焼けによるパフォーマンスダウンを抑えたい。でも日焼け止めを塗りなおす時間が無い」という宇都宮ブリッツェンの声に応え、4年という期間を経て誕生したのが、今回登場したアグレッシブデザインなのだ。
アグレッシブデザインとワコーズ。身体と機械という違いはあれど、どちらもパフォーマンス向上というコンセプトは共通している。今回登場した日焼け止め「Sun Protect"Fighter”」はクレンジングオイルを必要とするが、これも性能を追い求めたがゆえ。簡単に洗い落としができるように作ると保持力は今ひとつだったが、アグレッシブデザインではあえてこの部分を犠牲にすることで徹底的に保持力の強化を図った。朝に塗ればレース終了まで大量の汗をかいても落ちることが無いという。
肌の炎症を引き起こす原因となる紫外線B波を防ぐSPF値は50+で、肌を黒くしシミ・シワなど老化を促進する紫外線A波を防ぐPA値は++++。いずれも最高ランクであり、高地や赤道付近の強紫外線エリアにも対応するほどの性能を有している。
そしてもちろん使い心地を高めるための工夫も。保湿成分であるヒアルロン酸やカンゾウ、アロエなど植物エキスなどを配合し、気持ち良く快適に過ごせるカキタンニンもプラスされている。
またアスリートが使用することを踏まえ、ドーピングが懸念される成分も含まれていない。さらには湿布薬と併用することも踏まえ、湿布と反応して湿疹の引き金となるSPF値を上げるための成分を除去。徹底的にアスリートの目線に立った製品作りが行われたのだ。
アグレッシブデザインは共同開発を行った宇都宮ブリッツェンのみならず、既にキナンや那須ブラーゼン、愛三工業、弱虫ペダルサイクリングチーム、ライブガーデン・ビチステンレといった幅広いチーム・選手に供給され、練習からレースまで欠かすことのできない存在になっているのだそう。
今回日焼け止めとクレンジングオイルの2種が登場したアグレッシブデザインだが、今後も選手の声を活かした製品を続々と登場させていく予定だという。選手だけではなく、ホビーライダーにとっても待望の「自転車に特化した」本気のボディケア用品の登場は歓迎すべきニュースだろう。
ー機械ではなく、身体のパフォーマンスアップを狙ったその理由とは?
柴田:サポートしている宇都宮ブリッツェンの選手から、市販の日焼け止めでは流れ落ちてしまうので、長時間効果が持続するものが欲しいということを常日頃から聞いていました。
実はワコーズとしてリリースしている機械向け製品は工業製品ですが、化粧品とは近い存在です。ワコーズと協力関係にある原料メーカーは化粧品向けの原料も生産していたので、ある時選手のリクエストを原料メーカーの方に伝えたところ、いけるんじゃないか?今までにない日焼け止めができるんじゃないか?という話になったんです。そこからアグレッシブデザインの開発が本格的に始まりました。
人体向け商品の構想をしはじめたのが8年前、リクエストを受けて実際に行動を開始したのが4年前です。宇都宮ブリッツェンの選手やライブガーデン・ビチステンレの針谷千紗子選手にテスト品を供給し、フィードバックを受けながら開発を進めました。そして、昨年の先行発売、今シーズンからの一般販売に至ったのです。
ー「汗をかいても落ちない日焼け止め」とは?
柴田:ロードレース選手は1日で何リットルもの発汗をする場合があります。水分を弾くウォータープルーフ性能を追求していくと、逆に内側から発生する汗に浮いてしまって流れ落ちてしまった。ファイターは、外的水分は弾きながら、内側の汗に弾かれないという性能を突き詰めました。あえてクレンジングオイルを使う手間を増やしたことで、肌へ優しい性質のまま強力な保持力を得たのです。
大雨に見舞われた今年のツール・ド・熊野でも、レース後までしっかりとファイターが肌に残っていたと聞いており、その性能には満足しています。個人的にマリンスポーツをした際にも使ったのですが、1日海水に浸かっていても流れ落ちていませんでした。(※個人の感想です)
実を言えば、SPFやPAといった数値だけで見るともっと優れている製品は存在しますし、負けない数値にすることも可能でした。でも、日焼け止めが原因で皮膚の機能を落として、パフォーマンスに影響を与えてしまったら元も子もない。日焼け止めとしての効果、保持力、肌への優しさというバランス取りにはとても苦労しましたね。様々な試作品を作ったのですが、最終的にサポート選手から評価頂ける製品に仕上がったので、とても嬉しく思っています。
ーアスリートとしては「ドーピングフリー」という部分も安心して使えますね
柴田:トップアスリートにとってはシビアな問題ですから、とても気を遣った部分です。原料一つ一つ、原料を作る過程で使用する触媒まで遡って調べ、ドーピング物質が無いことを確認しています。唯一エタノールは使っていますが、飲用するのではなく、肌に塗るのであればドーピングにはなりません。
そしてもちろん、肌に刺激を与えるような原料は使わず、安全性の実績があるもののみを採用しました。保湿成分も加えることで、肌の良好な状態を維持できるようにしています。また、開発段階でのパッチテストも通常よりも多い人数で行うなど、安心安全にこだわっています。(※すべての人にアレルギーが起きない保証ではありません)
ー今後のアグレッシブデザインの展開は?
関山:身体のパフォーマンスアップという面にこだわり、レーサーパンツのパッドや布擦れに使えるシャモアクリームや、保湿クリームを出していこうと考えています。これらもアスリートの要求に応える特色ある製品となる予定です。
女性ではありがちなのですが、日焼けをしたくないなど何らかの理由があって運動をしないのはとても惜しいことだと思いますし、逆に過度な日焼けを受け入れてしまって、綺麗でありたいという思いを我慢してしまうのも同様です。女性のスポーツを支えるような製品をこれからも開発できればと考えています。
柴田:アグレッシブデザインというネーミングには、「自分の力で道を切り開く人たち」を応援し、共に成長しようという想いも込めているんです。それはスポーツ選手だけではなく、一生懸命に仕事する人たちも同じ。週末のスポーツでの疲労を抑え、平日のパフォーマンスを向上できれば、これ以上嬉しいことはありません。
アグレッシブデザイン Sun Protect"Fighter"
性能:SPF50+、PA++++
保湿成分:ナツメ果実エキス、アロエベラ葉エキス、カンゾウ根エキス、オウゴン根エキス、オタネニンジン根エキス、マヨラナ葉エキス、ワイルドタイムエキス、ヒアルロン酸Na配合、カキタンニン配合(整肌)
特 徴:無香料、無着色、無鉱物油、ドーピングフリー、アレルギーテスト済み(全ての人にアレルギーが起きない保証ではありません)
内容量:62g
価 格:3,500円(税抜)
アグレッシブデザイン Waterproof Cleansing Oil
保湿成分:ヒアルロン酸Na配合
特 徴:無着色、ドーピングフリー、アレルギーテスト済み(全ての人にアレルギーが起きない保証ではありません)
内容量:200ml
価 格:3,300円(税抜)
新しくリニューアルされたアグレシッブデザインの公式ホームページはこちらから。製品に込められたメッセージや、使用しているアスリートたちの声、アスリート・スキンケア・アドバイザーの橋本ワコさんによる正しい使い方や、スポーツを楽しむ女性に向けたメイクアップ方法など、充実のコンテンツとなっている。
スポーツサイクルの使用環境に特化した、本気の日焼け止め&クレンジング
アスリートのための新ブランド アグレッシブデザイン
神奈川県小田原市に本拠地を置く、言わずと知れた高品質ケミカルブランド、WAKO'S(ワコーズ)を持つ和光ケミカル。モータースポーツやサイクルスポーツでの機材パフォーマンスを追い求めてきた同社が次に狙ったのは、人間の、アスリートのパフォーマンスアップだった。
どんなに強力な日焼け止めを使っても、外出中に汗や雨で流れてしまったり、途中で何度も塗り直しをした経験がある方も多いと思う。それが長時間太陽光にさらされるスポーツサイクルだったら尚更だ。どうしても煩わしさのあるカバー類に頼ってみたり、もう日焼け予防を諦めてしまった方もいることだろう。
しかし日焼けは身体の火照りや、ダメージ修復のエネルギー消費を誘発するため疲労度を増す要因であり、成績を追い求めるアスリートにとっては無視できない問題だ。「長時間のレースやトレーニングで、日焼けによるパフォーマンスダウンを抑えたい。でも日焼け止めを塗りなおす時間が無い」という宇都宮ブリッツェンの声に応え、4年という期間を経て誕生したのが、今回登場したアグレッシブデザインなのだ。
アグレッシブデザインとワコーズ。身体と機械という違いはあれど、どちらもパフォーマンス向上というコンセプトは共通している。今回登場した日焼け止め「Sun Protect"Fighter”」はクレンジングオイルを必要とするが、これも性能を追い求めたがゆえ。簡単に洗い落としができるように作ると保持力は今ひとつだったが、アグレッシブデザインではあえてこの部分を犠牲にすることで徹底的に保持力の強化を図った。朝に塗ればレース終了まで大量の汗をかいても落ちることが無いという。
肌の炎症を引き起こす原因となる紫外線B波を防ぐSPF値は50+で、肌を黒くしシミ・シワなど老化を促進する紫外線A波を防ぐPA値は++++。いずれも最高ランクであり、高地や赤道付近の強紫外線エリアにも対応するほどの性能を有している。
そしてもちろん使い心地を高めるための工夫も。保湿成分であるヒアルロン酸やカンゾウ、アロエなど植物エキスなどを配合し、気持ち良く快適に過ごせるカキタンニンもプラスされている。
またアスリートが使用することを踏まえ、ドーピングが懸念される成分も含まれていない。さらには湿布薬と併用することも踏まえ、湿布と反応して湿疹の引き金となるSPF値を上げるための成分を除去。徹底的にアスリートの目線に立った製品作りが行われたのだ。
アグレッシブデザインは共同開発を行った宇都宮ブリッツェンのみならず、既にキナンや那須ブラーゼン、愛三工業、弱虫ペダルサイクリングチーム、ライブガーデン・ビチステンレといった幅広いチーム・選手に供給され、練習からレースまで欠かすことのできない存在になっているのだそう。
今回日焼け止めとクレンジングオイルの2種が登場したアグレッシブデザインだが、今後も選手の声を活かした製品を続々と登場させていく予定だという。選手だけではなく、ホビーライダーにとっても待望の「自転車に特化した」本気のボディケア用品の登場は歓迎すべきニュースだろう。
開発者インタビュー:「宇都宮ブリッツェンと共に作り上げた」
ここまでの記事を読んで「なぜ和光ケミカルがボディケア用品を?」と不思議に思う方も多いかもしれない。それに加えてこだわった点、今後の展開などを、和光ケミカルのケミカル開発グループの柴田浩之さんと、アグレッシブデザイン製品担当の関山夏実さんにお話を伺った。ー機械ではなく、身体のパフォーマンスアップを狙ったその理由とは?
柴田:サポートしている宇都宮ブリッツェンの選手から、市販の日焼け止めでは流れ落ちてしまうので、長時間効果が持続するものが欲しいということを常日頃から聞いていました。
実はワコーズとしてリリースしている機械向け製品は工業製品ですが、化粧品とは近い存在です。ワコーズと協力関係にある原料メーカーは化粧品向けの原料も生産していたので、ある時選手のリクエストを原料メーカーの方に伝えたところ、いけるんじゃないか?今までにない日焼け止めができるんじゃないか?という話になったんです。そこからアグレッシブデザインの開発が本格的に始まりました。
人体向け商品の構想をしはじめたのが8年前、リクエストを受けて実際に行動を開始したのが4年前です。宇都宮ブリッツェンの選手やライブガーデン・ビチステンレの針谷千紗子選手にテスト品を供給し、フィードバックを受けながら開発を進めました。そして、昨年の先行発売、今シーズンからの一般販売に至ったのです。
ー「汗をかいても落ちない日焼け止め」とは?
柴田:ロードレース選手は1日で何リットルもの発汗をする場合があります。水分を弾くウォータープルーフ性能を追求していくと、逆に内側から発生する汗に浮いてしまって流れ落ちてしまった。ファイターは、外的水分は弾きながら、内側の汗に弾かれないという性能を突き詰めました。あえてクレンジングオイルを使う手間を増やしたことで、肌へ優しい性質のまま強力な保持力を得たのです。
大雨に見舞われた今年のツール・ド・熊野でも、レース後までしっかりとファイターが肌に残っていたと聞いており、その性能には満足しています。個人的にマリンスポーツをした際にも使ったのですが、1日海水に浸かっていても流れ落ちていませんでした。(※個人の感想です)
実を言えば、SPFやPAといった数値だけで見るともっと優れている製品は存在しますし、負けない数値にすることも可能でした。でも、日焼け止めが原因で皮膚の機能を落として、パフォーマンスに影響を与えてしまったら元も子もない。日焼け止めとしての効果、保持力、肌への優しさというバランス取りにはとても苦労しましたね。様々な試作品を作ったのですが、最終的にサポート選手から評価頂ける製品に仕上がったので、とても嬉しく思っています。
ーアスリートとしては「ドーピングフリー」という部分も安心して使えますね
柴田:トップアスリートにとってはシビアな問題ですから、とても気を遣った部分です。原料一つ一つ、原料を作る過程で使用する触媒まで遡って調べ、ドーピング物質が無いことを確認しています。唯一エタノールは使っていますが、飲用するのではなく、肌に塗るのであればドーピングにはなりません。
そしてもちろん、肌に刺激を与えるような原料は使わず、安全性の実績があるもののみを採用しました。保湿成分も加えることで、肌の良好な状態を維持できるようにしています。また、開発段階でのパッチテストも通常よりも多い人数で行うなど、安心安全にこだわっています。(※すべての人にアレルギーが起きない保証ではありません)
ー今後のアグレッシブデザインの展開は?
関山:身体のパフォーマンスアップという面にこだわり、レーサーパンツのパッドや布擦れに使えるシャモアクリームや、保湿クリームを出していこうと考えています。これらもアスリートの要求に応える特色ある製品となる予定です。
女性ではありがちなのですが、日焼けをしたくないなど何らかの理由があって運動をしないのはとても惜しいことだと思いますし、逆に過度な日焼けを受け入れてしまって、綺麗でありたいという思いを我慢してしまうのも同様です。女性のスポーツを支えるような製品をこれからも開発できればと考えています。
柴田:アグレッシブデザインというネーミングには、「自分の力で道を切り開く人たち」を応援し、共に成長しようという想いも込めているんです。それはスポーツ選手だけではなく、一生懸命に仕事する人たちも同じ。週末のスポーツでの疲労を抑え、平日のパフォーマンスを向上できれば、これ以上嬉しいことはありません。
アグレシッブデザイン Fighter&Cleansing Oil
アグレッシブデザイン Sun Protect"Fighter"
性能:SPF50+、PA++++
保湿成分:ナツメ果実エキス、アロエベラ葉エキス、カンゾウ根エキス、オウゴン根エキス、オタネニンジン根エキス、マヨラナ葉エキス、ワイルドタイムエキス、ヒアルロン酸Na配合、カキタンニン配合(整肌)
特 徴:無香料、無着色、無鉱物油、ドーピングフリー、アレルギーテスト済み(全ての人にアレルギーが起きない保証ではありません)
内容量:62g
価 格:3,500円(税抜)
アグレッシブデザイン Waterproof Cleansing Oil
保湿成分:ヒアルロン酸Na配合
特 徴:無着色、ドーピングフリー、アレルギーテスト済み(全ての人にアレルギーが起きない保証ではありません)
内容量:200ml
価 格:3,300円(税抜)
新しくリニューアルされたアグレシッブデザインの公式ホームページはこちらから。製品に込められたメッセージや、使用しているアスリートたちの声、アスリート・スキンケア・アドバイザーの橋本ワコさんによる正しい使い方や、スポーツを楽しむ女性に向けたメイクアップ方法など、充実のコンテンツとなっている。
提供:和光ケミカル 制作:シクロワイアード編集部