2014/08/05(火) - 12:55
7月のフランス、そしてイギリスを賑わせたツール・ド・フランスが遂に閉幕。3656kmにも渡る世界最大のレースは、今年も様々なドラマを生みながらパリ・シャンゼリゼへと到達した。今回のスペシャルコンテンツでは、イタリアの定番レーシングタイヤブランドVittoria(ヴィットリア)にフォーカスを当て、熱き21日間の戦いを、サポートライダーの活躍と共に振り返る。
イギリスはヨークシャーで開幕し、21日間・3656kmを駆けてパリにゴールした2014年のツール・ド・フランス。熱狂と興奮に包まれたイギリスのグランデパールから、壮絶な様相を呈した雨のパヴェ、スター選手のリタイヤ、そして新たなるチャンピオンの誕生と、フランスを湧かせた地元選手の活躍…。今年の「世界最大のステージレース」は、皆さんの目にはどう映っただろうか。
定番レーシングタイヤブランドとして幅広い支持を集めるヴィットリアは、レースと共に歩んできたレーシングブランドらしく、今年もツール出場全21中、ジャイアント・シマノ、ベルキンプロサイクリング、ネットアップ・エンデューラという3つのトップチームをサポート。最高峰モデル「Corsa SC」を軸として、ヴィットリアタイヤはこれらチームの走りを足元から支えた。
ステージ優勝という意味では、3つのサポートチームの中でも、もしくは他の全てのチームと比較しても抜きん出て活躍したのがジャイアント・シマノではなかろうか。エーススプリンターを務めるマルセル・キッテル(ドイツ)は、まずハロゲートにゴールした開幕ステージでゴールスプリントを制しマイヨジョーヌを獲得。続いてロンドン中心街のザ・マルにゴールした第3ステージ、フランスへと渡った第4ステージと2連勝し、最後は2年連続で栄光のシャンゼリゼゴールをも制し、集団スプリントでもはや敵無しといったパワーを見せつけた。
実力の拮抗したトップスプリンター同士の争いには、機材選択の差が大きく影響してくる。一見華やかに見えるシャンゼリゼステージもその実荒れた石畳でのスプリントであり、タイヤトラクションが生み出すアドバンテージは少なくない。キッテルをはじめとするヴィットリアサポートライダーの多くは最高峰モデルの「Corsa SC」をチョイス。クラス最高レベルの320TPIケーシングはしなやかな走りを演出し、街中のパヴェ、暑さで溶け油の浮いたアスファルト、濡れた下り坂などでも選手達の走りをサポートした。
しなやかなグリップ性能と同時に、Corsa SCは高い転がり性能をも同時に備えるタイヤだ。今年は各チームが第20ステージの個人タイムトライアルにおいてもTT専用の「Crono CS」と併用し、トム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・シマノ)が2位に入ったことでその高性能ぶりを証明してみせた。まさにオールラウンドに威力を発揮するタイヤであることを示したのである。
そして同じくCorsa SCをメインに戦ったベルキンとネットアップ。ベルキンは狙っていた総合5番手以内こそ叶わなかったが、ローレンス・テンダムとバウク・モレマ(共にオランダ)がそれぞれ総合で9、10位フィニッシュし、ネットアップ・エンデューラのエースを務めたレオポルド・ケーニッヒ(チェコ)は総合7位で初のツールを終える。ネットアップはまた、ワイルドカード選出のチームの宿命らしく連日のように逃げに乗りチャンスをうかがった。
ジャイアント・シマノのメカニックはそのステージを前に、「今回はヴィットリアが完成度の高いプロトタイプを用意してくれた。28Cサイズで、とても良さそうだ」とコメント。タイヤの性能が真に問われる荒れたパヴェステージでの優勝は、即ち最強のタフタイヤと言っておかしくない。それは導入されたプロトモデルがサポート外チームにも行き渡っていたという事実からも明らかだろう。プロとモデルの市販化が待ち遠しくてたまらない。
近年のホイール幅のワイド化を受け、ツールのようなトップレースにおいてもワイド幅のタイヤ、例えば24c〜25c、場合によっては26c程度の製品が使われていることはご存知の通りだろう。今ツールでのヴィットリアサポートチームも例に漏れず、3チームはCorsa scの25cをほぼ全てのステージにおいて常用した。
一般的に太いタイヤは「重量も走りも重い」というイメージが先行するが、実際にそうであればプロ選手は使わない。例えばCorsa scの25cは重量的にも優れており、同じ23cと比較して5gの重量増しか無い。少ないデメリットで、安定した高速走行を可能にする安心感は計り知れないところであろう。実際に今ツールでもタイムトライアルに25cやCrono CSの24cを使う選手も少なくなかった。これは路面状況を問わず勝利を追い求めるレーサーのみならず、ホビーライダーにも大きなメリットとなってくれるはずだ。
このように、プロレースと密接な関わりを持つヴィットリア。「定番レーシングタイヤ」と呼ばれるだけの高い信頼性と走行性能は、長年に渡るプロチームとの信頼関係と、そこから生まれるフィードバックがあるからに他ならない。
アルプスを、ピレネーを越え、遂にはシャンゼリゼ。ヴィットリアのタイヤはその高性能をもって、長駆21日間・3656kmの道程をこなしサポートライダー達をフィニッシュに送り届けた。
ヴィットリアサポートライダーがステージ5勝をマーク
イギリスはヨークシャーで開幕し、21日間・3656kmを駆けてパリにゴールした2014年のツール・ド・フランス。熱狂と興奮に包まれたイギリスのグランデパールから、壮絶な様相を呈した雨のパヴェ、スター選手のリタイヤ、そして新たなるチャンピオンの誕生と、フランスを湧かせた地元選手の活躍…。今年の「世界最大のステージレース」は、皆さんの目にはどう映っただろうか。
定番レーシングタイヤブランドとして幅広い支持を集めるヴィットリアは、レースと共に歩んできたレーシングブランドらしく、今年もツール出場全21中、ジャイアント・シマノ、ベルキンプロサイクリング、ネットアップ・エンデューラという3つのトップチームをサポート。最高峰モデル「Corsa SC」を軸として、ヴィットリアタイヤはこれらチームの走りを足元から支えた。
ステージ優勝という意味では、3つのサポートチームの中でも、もしくは他の全てのチームと比較しても抜きん出て活躍したのがジャイアント・シマノではなかろうか。エーススプリンターを務めるマルセル・キッテル(ドイツ)は、まずハロゲートにゴールした開幕ステージでゴールスプリントを制しマイヨジョーヌを獲得。続いてロンドン中心街のザ・マルにゴールした第3ステージ、フランスへと渡った第4ステージと2連勝し、最後は2年連続で栄光のシャンゼリゼゴールをも制し、集団スプリントでもはや敵無しといったパワーを見せつけた。
実力の拮抗したトップスプリンター同士の争いには、機材選択の差が大きく影響してくる。一見華やかに見えるシャンゼリゼステージもその実荒れた石畳でのスプリントであり、タイヤトラクションが生み出すアドバンテージは少なくない。キッテルをはじめとするヴィットリアサポートライダーの多くは最高峰モデルの「Corsa SC」をチョイス。クラス最高レベルの320TPIケーシングはしなやかな走りを演出し、街中のパヴェ、暑さで溶け油の浮いたアスファルト、濡れた下り坂などでも選手達の走りをサポートした。
しなやかなグリップ性能と同時に、Corsa SCは高い転がり性能をも同時に備えるタイヤだ。今年は各チームが第20ステージの個人タイムトライアルにおいてもTT専用の「Crono CS」と併用し、トム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・シマノ)が2位に入ったことでその高性能ぶりを証明してみせた。まさにオールラウンドに威力を発揮するタイヤであることを示したのである。
そして同じくCorsa SCをメインに戦ったベルキンとネットアップ。ベルキンは狙っていた総合5番手以内こそ叶わなかったが、ローレンス・テンダムとバウク・モレマ(共にオランダ)がそれぞれ総合で9、10位フィニッシュし、ネットアップ・エンデューラのエースを務めたレオポルド・ケーニッヒ(チェコ)は総合7位で初のツールを終える。ネットアップはまた、ワイルドカード選出のチームの宿命らしく連日のように逃げに乗りチャンスをうかがった。
パヴェステージ優勝で示された信頼性
また、ヴィットリアサポートライダーとして忘れてはならないのが、ラルス・ボーム(オランダ、ベルキン)の活躍だ。ボームは大混乱を巻き起こした雨のパヴェステージで、元シクロクロス世界王者の実力とテクニックを、ヴィットリアのタイヤと共に発揮し独走勝利。このとき彼は定番のPavé CGではなく新たなる28cの悪路用プロトタイプタイヤを装着し、空気圧は4.5〜5.5barだったという。ジャイアント・シマノのメカニックはそのステージを前に、「今回はヴィットリアが完成度の高いプロトタイプを用意してくれた。28Cサイズで、とても良さそうだ」とコメント。タイヤの性能が真に問われる荒れたパヴェステージでの優勝は、即ち最強のタフタイヤと言っておかしくない。それは導入されたプロトモデルがサポート外チームにも行き渡っていたという事実からも明らかだろう。プロとモデルの市販化が待ち遠しくてたまらない。
近年のホイール幅のワイド化を受け、ツールのようなトップレースにおいてもワイド幅のタイヤ、例えば24c〜25c、場合によっては26c程度の製品が使われていることはご存知の通りだろう。今ツールでのヴィットリアサポートチームも例に漏れず、3チームはCorsa scの25cをほぼ全てのステージにおいて常用した。
一般的に太いタイヤは「重量も走りも重い」というイメージが先行するが、実際にそうであればプロ選手は使わない。例えばCorsa scの25cは重量的にも優れており、同じ23cと比較して5gの重量増しか無い。少ないデメリットで、安定した高速走行を可能にする安心感は計り知れないところであろう。実際に今ツールでもタイムトライアルに25cやCrono CSの24cを使う選手も少なくなかった。これは路面状況を問わず勝利を追い求めるレーサーのみならず、ホビーライダーにも大きなメリットとなってくれるはずだ。
このように、プロレースと密接な関わりを持つヴィットリア。「定番レーシングタイヤ」と呼ばれるだけの高い信頼性と走行性能は、長年に渡るプロチームとの信頼関係と、そこから生まれるフィードバックがあるからに他ならない。
アルプスを、ピレネーを越え、遂にはシャンゼリゼ。ヴィットリアのタイヤはその高性能をもって、長駆21日間・3656kmの道程をこなしサポートライダー達をフィニッシュに送り届けた。
プロライダーが選ぶ、ヴィットリアの最高峰タイヤ
Corsa SC
今回のツール・ド・フランスで、サポートライダーが常用したプロフェッショナルモデル。名声を得たCorsa CXをもとに強化されたタイヤで、プロ選手からのニーズに応えた特性とトレッドパターンを採用している。しなやかな走りを提供するヴィットリア独自の320TPIコットンケーシングや、Isogripコンパウンドなど、考えうる全てのテクノロジーを投入したプレミアムタイヤだ。ケーシング | 320TPI コアスパン |
コンパウンド | Isogrip |
タイヤ幅/重量 | 23-28"/250g、25-28"/255g |
価格 | 11,000円(税別) |
Corsa CX
今回のツール・ド・フランスでも使用された、ヴィットリアの定番レーシングタイヤ。しなやかな走りを提供するヴィットリア独自の320TPIコットンケーシングや、Isogripコンパウンド、コーナリング時のグリップ力を高めるトレッドパターンなど、細部までこだわり抜かれたハンドメイドタイヤ。ケーシング | 320TPI コアスパン |
コンパウンド | Isogrip |
タイヤ幅/重量 | 21-28"/245g、23-28"/250g、 25-28"/255g |
カラー | イエロー、レッド、ホワイト、 ブルー、ブラック |
価格 | 11,000円(税別) |
提供:ヴィットリア・ジャパン 製作:シクロワイアード