2012/12/14(金) - 10:44
12月8日(土)に開催された耐久イベント、東京エンデューロ2012BayStage。冬晴れとなった大会には計1600名のライダーが参加した。大会ゲストとして新城幸也選手とモデルのRENさんも登場し、一般参加者とのライドを楽しんだ。
ファンライドによって主催される「東京エンデューロ2012BayStage」は、千葉県袖ヶ浦市にある袖ヶ浦フォレスト・レースウェイにて開催される耐久レースイベント。例年3月に彩湖・道満グリーンパークで開催される東京エンデューロRiverStageの兄弟イベントにあたる。開催3回目を迎えた今年は、計1600名ものライダーが集まった。
コースとなる袖ヶ浦フォレスト・レースウェイは、一周2,436mほどの短距離サーキット。山間に作られたコースのため起伏に富むことが特徴で、ホームストレートを除いてほとんどが緩やかなアップダウンで構成されている。とは言えサーキットだけにコース幅はワイドで、4年前に完成したばかりとあってコースコンディションも極上と非常に走りやすい。
千葉県の中央に位置するが、東京湾アクアラインを使えば東京から1時間半ほどと距離的には湘南方面とほぼ同じくらい。BayStageとRiverStageはどちらの大会も「東京エンデューロ」の名に相応しく、アクセスが良好でとても参加がしやすい。
昨年は大雨に見舞われてしまった同大会だが、2012年大会が開催された12月8日(土)は冬晴れに恵まれた。8時15分に2時間の部のスタートを迎え、大会のスタートが切られた。
東京エンデューロ2012BayStageは一日を通して走るのではなく、8時15分~10時15分までの2時間エンデューロ+11時~15時までの4時間エンデューロに区切られたスケジュール。2時間、4時間それぞれに加えて2+4時間の総合と、その中で男女やキッズインクラスなど、カテゴリーが細く分けられている。
11時スタートの4時間のみのエントリーなら朝もゆっくりでき、2時間だけなら午後には家に戻ることもできる点は、アクセスの近さと併せて嬉しいポイント。土曜日開催とあって日曜日にリフレッシュしウィークデーを迎えることができることも、ホビーレーサーの身の丈で考えられていて参加しやすい。
今大会は昨年に続き、ゲストライダーとしてチームユーロップカーの新城幸也選手が参加し、一日を通してペースコントロール役を担ってくれた。ツール・ド・フランスなどでの活躍も記憶に新しい新城選手と走れたとあって一緒に走る参加者の皆さんはホクホク顔。トレーニング方法や走り方のアドバイスなどプレミアムなトークをできた方もいたようだ。
またゲストライダーとして参加したRENさんは、滝川ロランさん、橋本望さんとモデルチームで参加。大会サポートにはエキップアサダが付き、元プロレーサーのアイカワショウさんと、全日本U17個人タイムトライアルチャンピオンの橋詰丈選手が積極的に集団の先頭を牽いてくれ、ピットではメカニックサービスも行われていた。
やや強い風が吹く中大会も順調に進行。2時間の部が終了し、4時間の部へと進んでいく。
4時間の部は参加者も一段と増え、およそ500名が一斉にスタート。オフシーズンのためトレーニングを兼ねて楽しみながら走る強豪ホビーレーサーも多く、強い風を受けながらもトップ集団は平均34km/hほどのハイペースラップで周回数を重ねていく。
もちろんマイペースでゆったり楽しんでいるチームも多いものの、全体的に見ると本気で走っているチームが多く、参加者のレベルが高いなという印象を受けた。集団内には強豪ホビーチームのジャージも多く、ホビーレースを楽しむ方には絶好のオフシーズンイベントだと感じる。
その中でも目立ったのは4時間男女混合にエントリーした強豪ホビーレーサー・高橋夫妻。混合だが「女性をお飾りにせず、お互い2時間ずつ苦しんでトレーニングする」をモットーに参加したそう。誠さんは序盤に抜け出し、一人で集団をラップした後も集団を牽き続ける流石の走りを披露してくれた。惜しくもクラス2位となってしまったものの、私が勝手に選ぶ「一番凄かったで賞」に認定です!(笑)
しかしその後は時間の経過とともに風が強まり、アクアラインも通行止めになってしまう事態に。危険や帰路を踏まえて4時間の部は1時間の短縮をもって終了を迎えた。撮影している私も吹き飛ばされそうだったほどで、危険を踏まえればとても良い判断だったとの声が大きかった。
最後は新城選手をはじめゲストライダーも加わって、キッズレースと表彰式、ジャンケン大会を終えて東京エンデューロ2012BayStageもフィナーレ。最後に一日を通してサポートしてくれた新城選手に話を聞いてみた。
「今日は風がとても強かったですが、一日中太陽が出ていたので暖かくて良かったですね。参加者の皆さんからは走っている時も、ピットを歩いていても『ツール表彰台おめでとう』と多く声を掛けて頂きました。あまりそういった機会は少ないので、ファンと交流できて楽しい一日になりました。
皆さんのペースが結構速くて、オフシーズン中ながら一気に踏んでしまいました(笑)。冬場はずっと一人で走っていますので、1週間に1度ぐらいはこんな日があっても良いと思います。
1月に入ったらタイに渡って恒例の合宿を行うので、それに向けて徐々に上げていこうかという段階です。2月まで合宿を行ない、シーズンスタートは2月20日、マレーシアで行われるツール・ド・ランカウイの予定です。こうやってイベントに呼んで頂いて、皆さんと一緒に走れるのは嬉しいことですね。とても楽しめました。ありがとうございました」
ホビーレーサーの身の丈にバッチリフィットする東京エンデューロ。次回は「RiverStage」が3月16日(土)にホビーレーサーのトレーニングコースとしても使われる彩湖・道満グリーンパークにて開催予定だ。こちらもアクセスのしやすさが魅力で、今回と同様のスケジュールにて行われる。ぜひ仲間同士誘い合わせて参加してみてはいかがだろうか。
text&photo:So.Isobe
ファンライドによって主催される「東京エンデューロ2012BayStage」は、千葉県袖ヶ浦市にある袖ヶ浦フォレスト・レースウェイにて開催される耐久レースイベント。例年3月に彩湖・道満グリーンパークで開催される東京エンデューロRiverStageの兄弟イベントにあたる。開催3回目を迎えた今年は、計1600名ものライダーが集まった。
コースとなる袖ヶ浦フォレスト・レースウェイは、一周2,436mほどの短距離サーキット。山間に作られたコースのため起伏に富むことが特徴で、ホームストレートを除いてほとんどが緩やかなアップダウンで構成されている。とは言えサーキットだけにコース幅はワイドで、4年前に完成したばかりとあってコースコンディションも極上と非常に走りやすい。
千葉県の中央に位置するが、東京湾アクアラインを使えば東京から1時間半ほどと距離的には湘南方面とほぼ同じくらい。BayStageとRiverStageはどちらの大会も「東京エンデューロ」の名に相応しく、アクセスが良好でとても参加がしやすい。
昨年は大雨に見舞われてしまった同大会だが、2012年大会が開催された12月8日(土)は冬晴れに恵まれた。8時15分に2時間の部のスタートを迎え、大会のスタートが切られた。
東京エンデューロ2012BayStageは一日を通して走るのではなく、8時15分~10時15分までの2時間エンデューロ+11時~15時までの4時間エンデューロに区切られたスケジュール。2時間、4時間それぞれに加えて2+4時間の総合と、その中で男女やキッズインクラスなど、カテゴリーが細く分けられている。
11時スタートの4時間のみのエントリーなら朝もゆっくりでき、2時間だけなら午後には家に戻ることもできる点は、アクセスの近さと併せて嬉しいポイント。土曜日開催とあって日曜日にリフレッシュしウィークデーを迎えることができることも、ホビーレーサーの身の丈で考えられていて参加しやすい。
今大会は昨年に続き、ゲストライダーとしてチームユーロップカーの新城幸也選手が参加し、一日を通してペースコントロール役を担ってくれた。ツール・ド・フランスなどでの活躍も記憶に新しい新城選手と走れたとあって一緒に走る参加者の皆さんはホクホク顔。トレーニング方法や走り方のアドバイスなどプレミアムなトークをできた方もいたようだ。
またゲストライダーとして参加したRENさんは、滝川ロランさん、橋本望さんとモデルチームで参加。大会サポートにはエキップアサダが付き、元プロレーサーのアイカワショウさんと、全日本U17個人タイムトライアルチャンピオンの橋詰丈選手が積極的に集団の先頭を牽いてくれ、ピットではメカニックサービスも行われていた。
やや強い風が吹く中大会も順調に進行。2時間の部が終了し、4時間の部へと進んでいく。
4時間の部は参加者も一段と増え、およそ500名が一斉にスタート。オフシーズンのためトレーニングを兼ねて楽しみながら走る強豪ホビーレーサーも多く、強い風を受けながらもトップ集団は平均34km/hほどのハイペースラップで周回数を重ねていく。
もちろんマイペースでゆったり楽しんでいるチームも多いものの、全体的に見ると本気で走っているチームが多く、参加者のレベルが高いなという印象を受けた。集団内には強豪ホビーチームのジャージも多く、ホビーレースを楽しむ方には絶好のオフシーズンイベントだと感じる。
その中でも目立ったのは4時間男女混合にエントリーした強豪ホビーレーサー・高橋夫妻。混合だが「女性をお飾りにせず、お互い2時間ずつ苦しんでトレーニングする」をモットーに参加したそう。誠さんは序盤に抜け出し、一人で集団をラップした後も集団を牽き続ける流石の走りを披露してくれた。惜しくもクラス2位となってしまったものの、私が勝手に選ぶ「一番凄かったで賞」に認定です!(笑)
しかしその後は時間の経過とともに風が強まり、アクアラインも通行止めになってしまう事態に。危険や帰路を踏まえて4時間の部は1時間の短縮をもって終了を迎えた。撮影している私も吹き飛ばされそうだったほどで、危険を踏まえればとても良い判断だったとの声が大きかった。
最後は新城選手をはじめゲストライダーも加わって、キッズレースと表彰式、ジャンケン大会を終えて東京エンデューロ2012BayStageもフィナーレ。最後に一日を通してサポートしてくれた新城選手に話を聞いてみた。
「今日は風がとても強かったですが、一日中太陽が出ていたので暖かくて良かったですね。参加者の皆さんからは走っている時も、ピットを歩いていても『ツール表彰台おめでとう』と多く声を掛けて頂きました。あまりそういった機会は少ないので、ファンと交流できて楽しい一日になりました。
皆さんのペースが結構速くて、オフシーズン中ながら一気に踏んでしまいました(笑)。冬場はずっと一人で走っていますので、1週間に1度ぐらいはこんな日があっても良いと思います。
1月に入ったらタイに渡って恒例の合宿を行うので、それに向けて徐々に上げていこうかという段階です。2月まで合宿を行ない、シーズンスタートは2月20日、マレーシアで行われるツール・ド・ランカウイの予定です。こうやってイベントに呼んで頂いて、皆さんと一緒に走れるのは嬉しいことですね。とても楽しめました。ありがとうございました」
ホビーレーサーの身の丈にバッチリフィットする東京エンデューロ。次回は「RiverStage」が3月16日(土)にホビーレーサーのトレーニングコースとしても使われる彩湖・道満グリーンパークにて開催予定だ。こちらもアクセスのしやすさが魅力で、今回と同様のスケジュールにて行われる。ぜひ仲間同士誘い合わせて参加してみてはいかがだろうか。
text&photo:So.Isobe
Amazon.co.jp