2011/03/15(火) - 13:37
3月6日、日本サイクルスポーツセンター(以下日本CSC)において Bike Festival in CSCが開催された。このイベントは各社ニューモデルバイクが展示されるだけでなく、それら最新モデルを日本CSCのホームストレートで試乗できるのが最大のポイントだ。
この日、午前中には第2回都県対抗クリテリウム大会も開催された。このクリテリウム大会は小学生から大人まで年齢別に11ものカテゴリーが用意されており、それだけ多くの参加者が表彰台に上がるチャンスがある。それではまずクリテリウム大会の様子からお伝えしよう。
オープニングレースは小学生1・2年生のクラスAと小学生3・4年生のクラスBの同時スタート。レースはスタートと同時に、日本CSCではすっかりおなじみになった高梨万里王くん(チームポテト)が、後続を大きく引き離して堂々のトップゴールを果たした。
第2グループは小学生5・6先生のクラスCと中学生のクラスDのレースだ。こちらのレースでは大人顔負けのハイスピードなメイン集団が形成された。そしてこの集団から抜け出したのは蠣崎藍道くん(日本CSC)。両手を大きく上げた見事なガッツポーズからは、今後のさらなる活躍が感じられます。
最終グループは高校生から大人まで、年齢別に7つのカテゴリーが一斉にスタート。この日の日本CSCは風が強く、多くの選手が予想した通り、下りにも関わらず先頭グループから脱落する選手が続出した。さらに5周ごとに設けられたスプリントポイントにより、レースはさらにヒートアップ。
結局勝負はゴールスプリントとなり、パインヒルズ'90の小野忠さんが先頭でゴール。僅差で2番目にゴールしたのは高橋秀樹さん(フィッツ)。ともにLクラス(50代)の選手が、グループ全体での1-2フィニッシュを果たす結果となった。
展示会でニューモデルに試乗した人たちに聞きました「お気に入りモデルは?」
それではここからは、展示会の様子をお届けします。出展各社の高級スポーツバイクはCSCのホームストレートで乗ることができ、参加者たちはレース参加の合間などに試乗を思う存分楽しんでいた。(以下、出展社の敬称略)
DE ROSA (日直商会)
デローザはKING3 RS、MERAK、IDOL、R848、TITANIO3.25、TEAM09、Neo PRIMATOを展示した。カーボン、チタン、アルミ、クロモリ 4種類の素材を乗り比べることができるという豪華な内容。新モデルのR848はもちろん、近年は少なくなったチタンのTITANIO3.25にも注目が集まっていた。デローザでもチタンフレームを手掛ける職人は一人しかおらず、それだけに念入りに仕上げられているとのこと。多くの参加者から好評だったTITANIO3.25だが、今回試乗目的で来場した小林さんご夫妻もすっかりお気に入りのご様子。ご主人は「まず軽いですね。チタンは初めてだけれども、しなやかでありながらカチッとした感じが良いですね」とのこと。また普段はクロスバイクに乗っている奥様にも、「乗り心地も良かったです。これに乗るとスピードを出したくなっちゃいますね」とのコメントをいただきました。
COLNAGO(エヌビーエス)
CLNAGOの展示で最も注目度が高かったのが、2010年の全日本チャンピオン 宮澤崇史選手のC59の実車だ。このイベントの直前に本人から返却されたものとのこと。クリテリウムに出場した選手たちのみならず、一般のサイクリストも高評価を得ていた。
普段はご夫婦でロングライドを楽しんでいるという多賀さんご夫妻も、「コルナゴは堅くて疲れそうなイメージが強かったけれども、軽く乗りやすい。これならロングライドも楽しめそう」と大変お気に入りでした。
BOMA(ASK TRADING)
BOMAは完成車やカーボン部品を扱うASK TRADINGのオリジナルブランド。2011ニューモデルとなるRS-Iはフレーム単体で880gという軽量モデル。同社の有する独自のカーボン製品設計技術を活かし、カーボン繊維の積層数や積層角度を工夫することで、重量と剛性を高いレベルでバランスさせているとのこと。
2011年ニューモデルのCT-RE FEFALEにすっかり惚れ込んでしまったのは、この春から大学生生活をスタートさせるI.S君。実はこのイベントは弟さんのサッカーの試合の応援でやって来て、たまたま立ち寄ったという。ロードレーサーに乗るのは初めてという彼のコメントは、「高速で走っても安定しているし、カーブも素早く曲がれる。駆動力もしっかり伝わる感じがすごい」とのこと。また「レースにもぜひ出てみたい」と、一気にロードレーサーに嵌ってしまったよう。是非ともスポーツバイクと一緒に、充実した大学生活をお送りください。
KOGA(ジオライドジャパン)
オランダの名門ブランドとして知られるKOGAからは、スキルシマノ/シマノレーシングチーム採用モデルの「KIMERA」を出展。このモデルの基本設計はメダルを多数獲得したトラックレーサーにあり、剛性感と推進力が自慢とのこと。一体成型されたダウンチューブからチェーンステイにより推進力を確保しつつ、扁平ラウンドのトップチューブが振動を吸収してくれる。
このモデルをすっかりと気に入ってしまったのは、クリテリウム大会Cクラスで優勝の蠣崎優仁くん。「堅くてしっかりと進む感じがありながら、振動をしっかりと吸収してくれる」と、このモデルの特徴を的確にコメントしてくれました。
Panasonic(パナソニックサイクルテック)
かつてはプロチームにも供給実績のあるPanasonic。今回はロードレーサーのみならず、電動アシスト自転車も展示された。同社の電動アシスト自転車はU型フレームやスタッガードフレームなどの実用車タイプ(いわゆるママチャリタイプ)を中心に、MTBやミニベロまで、幅広いラインナップが用意されている。そして今回の展示車の中で注目を集めたのが、チタンライトEB。同社が長年スポーツバイクで培ってきたチタンフレーム技術を活かし、スチールフレーム車の24kgに対して16.5kgと、大幅な軽量化を達成。日常の足のみならず、気軽にフィットネスやサイクリングを楽しむことができる一台となりそうだ。
LOUIS GARNEAU(アキコーポレーション)
LOUIS GARNEAUブランドのアキコーポレーションは、SONIX LE、LGS-RCEといったカーボンロードモデルから、MTBやジュニア車まで用意。特にジュニア車のLGS-REN20は、クリテリウム大会の参加選手も使用した人気モデルである。このブースでじっくりと試乗していたのは地元伊豆市から来場の堀江さん。このイベントには友人の勧めで、試乗目的で来られたとのこと。これから健康維持を目的にロードレーサー購入を検討中とのことで、女性用モデルのLGS-RHC WOMENでロードレーサー初体験。"軽くスイスイと走れて楽しい"と、ロードレーサー購入に一歩前進されたよう。次回はぜひご自身のバイクと一緒に5kmサーキットをお楽しみ下さい。
MAVIC(アメアスポーツジャパン)
かつて手組みホイールが当たり前の時代からリムメーカーとしての実績をもつMAVICは、タイヤも自社開発することで、ホイールとタイヤを合わせたホイールシステムを提案。これによりホイール、タイヤそれぞれの性能を最大限に発揮できるようになるとのこと。今回薦めていただいたのは、前輪は空気抵抗の低減を目的にホイールはキシリウム、そしてタイヤにはコーナーリング性能を重視してグリップ力の高いイクシオン グリップリンク23、後輪は駆動力の伝達効率の良いR-sysにイクシオン パワーリンク23の組み合わせ。プロチームのガーミンもこの組み合わせで好成績を残しているとのこと。ホイール選びで悩んでいる方はぜひご検討してみてはいかがでしょうか。
サイクルショップタキザワ
群馬のショップ、サイクルショップタキザワはタイヤ、ウェア、シューズといった自転車用品の販売のみならず、オリジナルブランドHARPの試乗車も用意。この試乗車の中で一際目立っていたのがHARP CS-200。カーボンモノコックフレームに、シマノのエレクトリック・シフティングシステム Di2を完全内蔵した20インチのミニベロ。なんとも贅沢なミニベロだが、お客さんの要望に応えて開発に踏み切ったという。
CS-200にじっくりと試乗していたのは、ミニベロ歴8年の芹澤さん。現在はアルミフレームのミニベロで、片道37kmを通勤しているとのこと。「アルミに比べるとやわらかく感じるのに、踏んだ時には堅い。そしてダンシングしたときにも軽く触れるのが良いですね。ミニベロは高速度巡航が辛いけれど、これならロードレーサーにも負けないかも」。ただ通勤での使用を考えるとDi2はちょっと気を遣いそうですね。"是非ともワイヤーメカのモデルの開発もお願いします。タキザワさん!
DIA-COMPE(ヨシガイ)
ブレーキ専業メーカーとして60年以上の実績を持つヨシガイは、近年人気のシングルスピードバイクとしてPELOTONを販売、さらに昨年にはツーリング車のENE CICLOブランドを発表。今回も試乗車としてC-1を出展。ダウンチューブに取り付けられたWレバーに、ワイヤーがゆるやかな円弧を描くブレーキレバー、光り輝く泥除けを備えたスタイルは、かつてのサイクリストには懐かしい姿。そしてロードレーサーやMTBに慣れ親しんでいる若者にはかえって新鮮なスタイルとして受け入れられ、人気を集めつつあるとのこと。日常の脚からサイクリングまでこなせる一台として、今後の発展が期待できそうな一台だ。
rin project(シャノア)
「自転車とする旅」をテーマに活動するリンプロジェクトは今回、ウェアやグローブを販売。ブースを担当する露木さんご推薦の一品はストレッチ サイクルパンツ。ユニクロよりも先駆けて採用していたというストレッチ素材はもちろん、お尻の部分は2重に補強。またバイクでの乗車姿勢を考慮し、腹部のラインは低く、背中のラインは長めにカット。サイドのポケットもペダリング時の脚の角度を考慮して配置されているとのこと。他にもリンプロジェクトでは自転車と生活するための商品を多数扱っているので、ぜひお近くのショップやウェブをチェックしてみよう。
伊豆ならではの食も楽しんだ
さらにこのイベントでは、「伊豆をサイクルスポーツ・サイクルレジャーの"メッカ"に」を合言葉に活動する、サイクルメッカ伊豆推進協議会の豚汁の無料サービス、伊豆名産の椎茸焼の試食会、神奈川県三浦市のうなぎ専門店、うなぎ三浦家さんの出店もあり、「食」も楽しめるイベントとなった。
なお日本CSCでの試乗会は、5月のツアーオブジャパンでも計画されているとのこと。レース観戦でお出かけの際にはぜひチェックを!
Photo&Text:Haruo. FUKUSHIMA
この日、午前中には第2回都県対抗クリテリウム大会も開催された。このクリテリウム大会は小学生から大人まで年齢別に11ものカテゴリーが用意されており、それだけ多くの参加者が表彰台に上がるチャンスがある。それではまずクリテリウム大会の様子からお伝えしよう。
オープニングレースは小学生1・2年生のクラスAと小学生3・4年生のクラスBの同時スタート。レースはスタートと同時に、日本CSCではすっかりおなじみになった高梨万里王くん(チームポテト)が、後続を大きく引き離して堂々のトップゴールを果たした。
第2グループは小学生5・6先生のクラスCと中学生のクラスDのレースだ。こちらのレースでは大人顔負けのハイスピードなメイン集団が形成された。そしてこの集団から抜け出したのは蠣崎藍道くん(日本CSC)。両手を大きく上げた見事なガッツポーズからは、今後のさらなる活躍が感じられます。
最終グループは高校生から大人まで、年齢別に7つのカテゴリーが一斉にスタート。この日の日本CSCは風が強く、多くの選手が予想した通り、下りにも関わらず先頭グループから脱落する選手が続出した。さらに5周ごとに設けられたスプリントポイントにより、レースはさらにヒートアップ。
結局勝負はゴールスプリントとなり、パインヒルズ'90の小野忠さんが先頭でゴール。僅差で2番目にゴールしたのは高橋秀樹さん(フィッツ)。ともにLクラス(50代)の選手が、グループ全体での1-2フィニッシュを果たす結果となった。
展示会でニューモデルに試乗した人たちに聞きました「お気に入りモデルは?」
それではここからは、展示会の様子をお届けします。出展各社の高級スポーツバイクはCSCのホームストレートで乗ることができ、参加者たちはレース参加の合間などに試乗を思う存分楽しんでいた。(以下、出展社の敬称略)
DE ROSA (日直商会)
デローザはKING3 RS、MERAK、IDOL、R848、TITANIO3.25、TEAM09、Neo PRIMATOを展示した。カーボン、チタン、アルミ、クロモリ 4種類の素材を乗り比べることができるという豪華な内容。新モデルのR848はもちろん、近年は少なくなったチタンのTITANIO3.25にも注目が集まっていた。デローザでもチタンフレームを手掛ける職人は一人しかおらず、それだけに念入りに仕上げられているとのこと。多くの参加者から好評だったTITANIO3.25だが、今回試乗目的で来場した小林さんご夫妻もすっかりお気に入りのご様子。ご主人は「まず軽いですね。チタンは初めてだけれども、しなやかでありながらカチッとした感じが良いですね」とのこと。また普段はクロスバイクに乗っている奥様にも、「乗り心地も良かったです。これに乗るとスピードを出したくなっちゃいますね」とのコメントをいただきました。
COLNAGO(エヌビーエス)
CLNAGOの展示で最も注目度が高かったのが、2010年の全日本チャンピオン 宮澤崇史選手のC59の実車だ。このイベントの直前に本人から返却されたものとのこと。クリテリウムに出場した選手たちのみならず、一般のサイクリストも高評価を得ていた。
普段はご夫婦でロングライドを楽しんでいるという多賀さんご夫妻も、「コルナゴは堅くて疲れそうなイメージが強かったけれども、軽く乗りやすい。これならロングライドも楽しめそう」と大変お気に入りでした。
BOMA(ASK TRADING)
BOMAは完成車やカーボン部品を扱うASK TRADINGのオリジナルブランド。2011ニューモデルとなるRS-Iはフレーム単体で880gという軽量モデル。同社の有する独自のカーボン製品設計技術を活かし、カーボン繊維の積層数や積層角度を工夫することで、重量と剛性を高いレベルでバランスさせているとのこと。
2011年ニューモデルのCT-RE FEFALEにすっかり惚れ込んでしまったのは、この春から大学生生活をスタートさせるI.S君。実はこのイベントは弟さんのサッカーの試合の応援でやって来て、たまたま立ち寄ったという。ロードレーサーに乗るのは初めてという彼のコメントは、「高速で走っても安定しているし、カーブも素早く曲がれる。駆動力もしっかり伝わる感じがすごい」とのこと。また「レースにもぜひ出てみたい」と、一気にロードレーサーに嵌ってしまったよう。是非ともスポーツバイクと一緒に、充実した大学生活をお送りください。
KOGA(ジオライドジャパン)
オランダの名門ブランドとして知られるKOGAからは、スキルシマノ/シマノレーシングチーム採用モデルの「KIMERA」を出展。このモデルの基本設計はメダルを多数獲得したトラックレーサーにあり、剛性感と推進力が自慢とのこと。一体成型されたダウンチューブからチェーンステイにより推進力を確保しつつ、扁平ラウンドのトップチューブが振動を吸収してくれる。
このモデルをすっかりと気に入ってしまったのは、クリテリウム大会Cクラスで優勝の蠣崎優仁くん。「堅くてしっかりと進む感じがありながら、振動をしっかりと吸収してくれる」と、このモデルの特徴を的確にコメントしてくれました。
Panasonic(パナソニックサイクルテック)
かつてはプロチームにも供給実績のあるPanasonic。今回はロードレーサーのみならず、電動アシスト自転車も展示された。同社の電動アシスト自転車はU型フレームやスタッガードフレームなどの実用車タイプ(いわゆるママチャリタイプ)を中心に、MTBやミニベロまで、幅広いラインナップが用意されている。そして今回の展示車の中で注目を集めたのが、チタンライトEB。同社が長年スポーツバイクで培ってきたチタンフレーム技術を活かし、スチールフレーム車の24kgに対して16.5kgと、大幅な軽量化を達成。日常の足のみならず、気軽にフィットネスやサイクリングを楽しむことができる一台となりそうだ。
LOUIS GARNEAU(アキコーポレーション)
LOUIS GARNEAUブランドのアキコーポレーションは、SONIX LE、LGS-RCEといったカーボンロードモデルから、MTBやジュニア車まで用意。特にジュニア車のLGS-REN20は、クリテリウム大会の参加選手も使用した人気モデルである。このブースでじっくりと試乗していたのは地元伊豆市から来場の堀江さん。このイベントには友人の勧めで、試乗目的で来られたとのこと。これから健康維持を目的にロードレーサー購入を検討中とのことで、女性用モデルのLGS-RHC WOMENでロードレーサー初体験。"軽くスイスイと走れて楽しい"と、ロードレーサー購入に一歩前進されたよう。次回はぜひご自身のバイクと一緒に5kmサーキットをお楽しみ下さい。
MAVIC(アメアスポーツジャパン)
かつて手組みホイールが当たり前の時代からリムメーカーとしての実績をもつMAVICは、タイヤも自社開発することで、ホイールとタイヤを合わせたホイールシステムを提案。これによりホイール、タイヤそれぞれの性能を最大限に発揮できるようになるとのこと。今回薦めていただいたのは、前輪は空気抵抗の低減を目的にホイールはキシリウム、そしてタイヤにはコーナーリング性能を重視してグリップ力の高いイクシオン グリップリンク23、後輪は駆動力の伝達効率の良いR-sysにイクシオン パワーリンク23の組み合わせ。プロチームのガーミンもこの組み合わせで好成績を残しているとのこと。ホイール選びで悩んでいる方はぜひご検討してみてはいかがでしょうか。
サイクルショップタキザワ
群馬のショップ、サイクルショップタキザワはタイヤ、ウェア、シューズといった自転車用品の販売のみならず、オリジナルブランドHARPの試乗車も用意。この試乗車の中で一際目立っていたのがHARP CS-200。カーボンモノコックフレームに、シマノのエレクトリック・シフティングシステム Di2を完全内蔵した20インチのミニベロ。なんとも贅沢なミニベロだが、お客さんの要望に応えて開発に踏み切ったという。
CS-200にじっくりと試乗していたのは、ミニベロ歴8年の芹澤さん。現在はアルミフレームのミニベロで、片道37kmを通勤しているとのこと。「アルミに比べるとやわらかく感じるのに、踏んだ時には堅い。そしてダンシングしたときにも軽く触れるのが良いですね。ミニベロは高速度巡航が辛いけれど、これならロードレーサーにも負けないかも」。ただ通勤での使用を考えるとDi2はちょっと気を遣いそうですね。"是非ともワイヤーメカのモデルの開発もお願いします。タキザワさん!
DIA-COMPE(ヨシガイ)
ブレーキ専業メーカーとして60年以上の実績を持つヨシガイは、近年人気のシングルスピードバイクとしてPELOTONを販売、さらに昨年にはツーリング車のENE CICLOブランドを発表。今回も試乗車としてC-1を出展。ダウンチューブに取り付けられたWレバーに、ワイヤーがゆるやかな円弧を描くブレーキレバー、光り輝く泥除けを備えたスタイルは、かつてのサイクリストには懐かしい姿。そしてロードレーサーやMTBに慣れ親しんでいる若者にはかえって新鮮なスタイルとして受け入れられ、人気を集めつつあるとのこと。日常の脚からサイクリングまでこなせる一台として、今後の発展が期待できそうな一台だ。
rin project(シャノア)
「自転車とする旅」をテーマに活動するリンプロジェクトは今回、ウェアやグローブを販売。ブースを担当する露木さんご推薦の一品はストレッチ サイクルパンツ。ユニクロよりも先駆けて採用していたというストレッチ素材はもちろん、お尻の部分は2重に補強。またバイクでの乗車姿勢を考慮し、腹部のラインは低く、背中のラインは長めにカット。サイドのポケットもペダリング時の脚の角度を考慮して配置されているとのこと。他にもリンプロジェクトでは自転車と生活するための商品を多数扱っているので、ぜひお近くのショップやウェブをチェックしてみよう。
伊豆ならではの食も楽しんだ
さらにこのイベントでは、「伊豆をサイクルスポーツ・サイクルレジャーの"メッカ"に」を合言葉に活動する、サイクルメッカ伊豆推進協議会の豚汁の無料サービス、伊豆名産の椎茸焼の試食会、神奈川県三浦市のうなぎ専門店、うなぎ三浦家さんの出店もあり、「食」も楽しめるイベントとなった。
なお日本CSCでの試乗会は、5月のツアーオブジャパンでも計画されているとのこと。レース観戦でお出かけの際にはぜひチェックを!
Photo&Text:Haruo. FUKUSHIMA