2010/10/20(水) - 07:25
南国ハワイを舞台にした恒例のロングライドイベント、ホノルルセンチュリーライド。常夏の太陽を浴びながら、ハワイの絶景ロケーションを走るサイクリスト憧れのイベントの模様を、編集部員Kの実走レポートでお届けする。
<ようやく訪れたホノルルセンチュリーライドの参加>
今年もやってきましたこの季節、毎年9月の終わりにハワイ・オアフ島で開催される恒例のロングライド、ホノルルセンチュリーライド。じつはあまり知られていませんが、今年で29回目を迎えるという立派な長寿イベント。南国ハワイのノンビリとした雰囲気と風光明媚なロケーションが評判で、海外で行なわれるイベントにも関わらず、いつの頃からか日本からも多くの参加者が出場する人気イベントとなっている。
そういえば私の周りでも、参加した人がチラホラと増えている。試しにホノルルセンチュリーライドのことを聞いてみると、なんだか夢でも思い出すように、シアワセそうな顔で眼を輝かせて語り始める。そして最後に「あれ?行ったことないんだっけ?」このひと言がいつも余計だ。
この時期には、毎年ホノルルセンチュリーライド関わる仕事をしていたのに、行ったことはないのである。一度も。
そんなある日の編集会議、我らがメタボ会長より、突然私にホノルルセンチュリーライド行きの命が下ったのだった!思わず掲げそうになるガッツポーズをグッと堪え、かえって不自然な無表情で返事をする私。そうと決まれば、メタボ会長の気が変わらぬうちに、さっさと出発前の手配を済ませ、ようやく夏も終わりかけた東京を飛び出して、一路ホノルルへと向かったのだった。もちろん「この魅力を皆様にお伝えしなければイケナイ」という重大な使命と、ビーチサンダルを背負って。
<今年もサポート体制バッチリの心強いメンバーが勢揃い>
シクロワイアード編集部は、昨年に引き続き、今年もトップツアーのホノルルセンチュリーライド参加ツアーに同行。編集長から私に課せられた任務は、いつもの取材活動に加え、ツアー参加者の皆さんのサポート役も務めること。つまり取材もさることながら、イザというときには参加者の皆さんを助け、そして頼れる存在になること。
とはいえ、今まで何度もホノルルセンチュリーライドに関わる仕事をしてきたものの、自分がコースを走るのも、それにイベントに向けて現地へ行くのも初めて。ハワイに行くのだって、若かりし頃に勤務していた会社の社員旅行以来。それに海外への自転車の運搬も初めてという、全くもって困った初心者っぷりだ。
こんな不慣れな私の不安も、経験豊富なトップツアーのスタッフに掛かれば見事に解決。トップツアーはホノルルセンチュリーライドへの様々なノウハウはもちろんのこと、ハワイ自体にも豊富な知識と経験をもっている。現地ホテルのロビーに接地されたツアーデスクは、連日ツアー参加者の心強い味方となっていた。もちろん私も大いに頼らせていただいた。
一番不安に思っていた自転車の運搬も、事前に配布されるガイドブック通りに手配を済ませ、成田とホノルルの空港で指示に従ってバイクを預ければ、あとはホテルの部屋まで運んでくれるというお手軽さ。ちなみに日本人観光客の多いホノルルでは、あちこちで日本語が通じるので、語学音痴の私でも困ることはい。
今回トップツアーには、日本人で初めてツール・ド・フランスに参加したインターマックス代表の今中大介さん、サイクルイベントのMCとして活躍するタレントの絹代さん、そして自転車をこよなく愛する俳優の鶴見辰吾さんご夫婦も参加。いづれも経験豊富な豪華メンバーが勢揃い。
加えて今年は、体力自慢の大学生サポート2人が参加して連日参加者を力強くアシスト!こんな強力な布陣でチャレンジ出来ることは、参加者にとってはもちろん、頼りない初心者サポート役の私にとっても、なんとも頼もしい限り。
<本番前日、事前講座とプラクティスライドで準備万端!?>
本番前日には午前中に「走り方直前講座」が行なわれ、午後には実際の100マイルをバスで案内する「コース下見バス」や実際に自転車で走って体を慣らす「プラクティスライド」と、トップツアーには本番に備えたメニューが目白押し。
午前中には、明日のスタート地点となるカピオラニ公園で、今中大介さんと絹代さんによる「走り方直前講座」が行なわれた。経験豊富な2人による説明は実践的でとても判りやすい。コース説明とペース配分、長距離を走るポジション設定から、補給食の摂り方、それに大会前日の準備と過ごし方まで、あらゆる疑問や不安に応えてくれる充実の内容。
このところデスクワークばかりで、全くと言っていいほど自転車に乗っていない私にとって、慣れない土地と160kmという距離は実はかなり心配なもの。取材という大義名分のもと、場合によってはクルマに乗せてもらおうか?と弱気になっていた私には、かなり参考になる内容ばかり。もちろんこの講座の後すぐに、教えていただいた通りの準備と補給食をしっかりと買い込んで本番に備えたのだった。
直前講座の後はハワイの道に慣れるため、ダイヤモンドヘッド周辺を皆さんで軽く試走。少し走っただけでも絶景が広がるハワイの景色に、早くも感動が広がる。初参加の私にとっては、まるで夢でも見ているよう。危うく取材という現実を忘れそうに。シアワセそうな顔で眼を輝かせて語り始めた知人の記憶とは、こういうことだったのかも。
そして午後は待望のプラクティスライドが行なわれ、今年は2つのコースが設定された。
海沿いの比較的緩やかなルートを結ぶAコースは、25マイルの折り返し地点サンデービーチまでの往復約40kmのコース設定。鶴見辰吾さんご夫婦と絹代さんと一緒に海沿いの絶景をマイペースで楽しんだ。
一方の今中大介さん率いるBグループは、標高約366mのヌアヌウ・パリ展望台まで一気に駆け上がり、鬱蒼と茂る原生林を抜ける55kmのチャレンジコース。どちらも本番では走らない絶景ルートを設定しているところは、経験豊富なトップツアーならではの計らいだ。
こうして翌日の本番に備え、身も心も徐々に慣らしていくのでした。
photo:Makoto.AYANO Takashi.KAYABA
text&edit :Takashi.KAYABA
<ようやく訪れたホノルルセンチュリーライドの参加>
今年もやってきましたこの季節、毎年9月の終わりにハワイ・オアフ島で開催される恒例のロングライド、ホノルルセンチュリーライド。じつはあまり知られていませんが、今年で29回目を迎えるという立派な長寿イベント。南国ハワイのノンビリとした雰囲気と風光明媚なロケーションが評判で、海外で行なわれるイベントにも関わらず、いつの頃からか日本からも多くの参加者が出場する人気イベントとなっている。
そういえば私の周りでも、参加した人がチラホラと増えている。試しにホノルルセンチュリーライドのことを聞いてみると、なんだか夢でも思い出すように、シアワセそうな顔で眼を輝かせて語り始める。そして最後に「あれ?行ったことないんだっけ?」このひと言がいつも余計だ。
この時期には、毎年ホノルルセンチュリーライド関わる仕事をしていたのに、行ったことはないのである。一度も。
そんなある日の編集会議、我らがメタボ会長より、突然私にホノルルセンチュリーライド行きの命が下ったのだった!思わず掲げそうになるガッツポーズをグッと堪え、かえって不自然な無表情で返事をする私。そうと決まれば、メタボ会長の気が変わらぬうちに、さっさと出発前の手配を済ませ、ようやく夏も終わりかけた東京を飛び出して、一路ホノルルへと向かったのだった。もちろん「この魅力を皆様にお伝えしなければイケナイ」という重大な使命と、ビーチサンダルを背負って。
<今年もサポート体制バッチリの心強いメンバーが勢揃い>
シクロワイアード編集部は、昨年に引き続き、今年もトップツアーのホノルルセンチュリーライド参加ツアーに同行。編集長から私に課せられた任務は、いつもの取材活動に加え、ツアー参加者の皆さんのサポート役も務めること。つまり取材もさることながら、イザというときには参加者の皆さんを助け、そして頼れる存在になること。
とはいえ、今まで何度もホノルルセンチュリーライドに関わる仕事をしてきたものの、自分がコースを走るのも、それにイベントに向けて現地へ行くのも初めて。ハワイに行くのだって、若かりし頃に勤務していた会社の社員旅行以来。それに海外への自転車の運搬も初めてという、全くもって困った初心者っぷりだ。
こんな不慣れな私の不安も、経験豊富なトップツアーのスタッフに掛かれば見事に解決。トップツアーはホノルルセンチュリーライドへの様々なノウハウはもちろんのこと、ハワイ自体にも豊富な知識と経験をもっている。現地ホテルのロビーに接地されたツアーデスクは、連日ツアー参加者の心強い味方となっていた。もちろん私も大いに頼らせていただいた。
一番不安に思っていた自転車の運搬も、事前に配布されるガイドブック通りに手配を済ませ、成田とホノルルの空港で指示に従ってバイクを預ければ、あとはホテルの部屋まで運んでくれるというお手軽さ。ちなみに日本人観光客の多いホノルルでは、あちこちで日本語が通じるので、語学音痴の私でも困ることはい。
今回トップツアーには、日本人で初めてツール・ド・フランスに参加したインターマックス代表の今中大介さん、サイクルイベントのMCとして活躍するタレントの絹代さん、そして自転車をこよなく愛する俳優の鶴見辰吾さんご夫婦も参加。いづれも経験豊富な豪華メンバーが勢揃い。
加えて今年は、体力自慢の大学生サポート2人が参加して連日参加者を力強くアシスト!こんな強力な布陣でチャレンジ出来ることは、参加者にとってはもちろん、頼りない初心者サポート役の私にとっても、なんとも頼もしい限り。
<本番前日、事前講座とプラクティスライドで準備万端!?>
本番前日には午前中に「走り方直前講座」が行なわれ、午後には実際の100マイルをバスで案内する「コース下見バス」や実際に自転車で走って体を慣らす「プラクティスライド」と、トップツアーには本番に備えたメニューが目白押し。
午前中には、明日のスタート地点となるカピオラニ公園で、今中大介さんと絹代さんによる「走り方直前講座」が行なわれた。経験豊富な2人による説明は実践的でとても判りやすい。コース説明とペース配分、長距離を走るポジション設定から、補給食の摂り方、それに大会前日の準備と過ごし方まで、あらゆる疑問や不安に応えてくれる充実の内容。
このところデスクワークばかりで、全くと言っていいほど自転車に乗っていない私にとって、慣れない土地と160kmという距離は実はかなり心配なもの。取材という大義名分のもと、場合によってはクルマに乗せてもらおうか?と弱気になっていた私には、かなり参考になる内容ばかり。もちろんこの講座の後すぐに、教えていただいた通りの準備と補給食をしっかりと買い込んで本番に備えたのだった。
直前講座の後はハワイの道に慣れるため、ダイヤモンドヘッド周辺を皆さんで軽く試走。少し走っただけでも絶景が広がるハワイの景色に、早くも感動が広がる。初参加の私にとっては、まるで夢でも見ているよう。危うく取材という現実を忘れそうに。シアワセそうな顔で眼を輝かせて語り始めた知人の記憶とは、こういうことだったのかも。
そして午後は待望のプラクティスライドが行なわれ、今年は2つのコースが設定された。
海沿いの比較的緩やかなルートを結ぶAコースは、25マイルの折り返し地点サンデービーチまでの往復約40kmのコース設定。鶴見辰吾さんご夫婦と絹代さんと一緒に海沿いの絶景をマイペースで楽しんだ。
一方の今中大介さん率いるBグループは、標高約366mのヌアヌウ・パリ展望台まで一気に駆け上がり、鬱蒼と茂る原生林を抜ける55kmのチャレンジコース。どちらも本番では走らない絶景ルートを設定しているところは、経験豊富なトップツアーならではの計らいだ。
こうして翌日の本番に備え、身も心も徐々に慣らしていくのでした。
photo:Makoto.AYANO Takashi.KAYABA
text&edit :Takashi.KAYABA
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