2019/10/14(月) - 12:25
常夏ハワイを存分に楽しむホノルルセンチュリーライドが今年も開催された。シクロワイアード編集部は東武トップツアーズのツアーに帯同。大会本番前日に開催された直前講座と、プラクティスライドの様子をお届けしよう。
今年もホノルルセンチュリーライド(HCR)の季節がやってきた。HCRといえば、常夏の国ハワイ、オアフ島東側を往復100マイル走り切るビッグイベント。日本人にとっておなじみの観光地オアフ島が開催地であり、大会自体をJALがスポンサードしているため日本からの参加も非常に多く、初めての海外サイクリングといった方でも安心して参加しやすい大会だ。
例年通りシクロワイアード編集部からは2名、私こと藤原と編集長・綾野が、東武トップツアーズが催行するツアーに帯同すべくホノルルへと旅立った。JALの空の旅はまだ日本国内にいるようで非常に快適。機内誌を読んでいるとHCRで出会った二人が結婚し、再びHCRに参加するという記事が現れ、びっくり。そんなこともあるんだなんて考えたり、映画をたくさん見たりしていれば6~7時間のフライトもあっという間。
入国審査場で視線が鋭い審査官がアメリカにいることを実感させるが、そこさえクリアしてしまえばツアーの参加者と一緒に市内へとバス移動するため、海外にいるストレスは少ない。自転車と大きな預け荷物は空港からホテルの部屋まで運んでくれるため、荷物の運搬に困ることもないはず。
ツアーデスクのあるマリオットリゾート&スパに到着し、スタッフからツアー概要の説明を受けたらホテルのチェックインまで自由行動となる。いよいよ本格的な海外旅行の始まりだ。
アメリカに来たのだからまずはビッグボリュームな食事を楽しみたいというのが心情。CWメンバーはゲストの絹代さんとサポートライダーの金田さん達とどこかへ行くのが恒例行事だ。超巨大パンケーキ、超巨大パフェと経験してきた我々が今年チョイスしたのは、「ワイキキで1番うま〜い極上ロコモコの店」と看板を掲げるルルズワイキキの超大量ナチョス。
運ばれてきたナチョスは噂通りのビッグボリュームで、トルティーヤチップスとチーズ、トッピングが山のように盛られている。なるほど”映え”である。想像以上にトルティーヤチップスが美味しく、我々はお腹いっぱいになりながらも見事完食。カロリー収支なんてものはアメリカでは気にしていられない。好きなだけ美味しいものを食べて、飲んでを繰り返そう。それが楽しむコツだ。
空いた時間でHCRのゼッケンを受け取りも済ませておこう。アラ・ワイ運河を渡った先にあるゴルフ場のクラブハウスが受付会場となっているためのんびり歩いていくとハワイらしい暑さを体感できて気持ちが良いはず。受付は日本語で済ませられる上に、そこかしこに日本語表記の案内が用意されているため、初参加でも安心できるはず。
ホテルにチェックインできたら、まず自転車を組み立てることが重要だ。飛行機輪行を経た愛車が無事であるかどうかの確認はもちろんだが、しっかりと各所のチェックは自分の安全を確保するためにも欠かせない。一通り整備を習得しておくとベストだが、ホノルルセンチュリーライドには千葉のプロショップ・プロジェクトKより栗田さんが帯同しておりメカニックサービスを展開。不安なことがあれば駆け込めるようになっている。
土曜日から月曜日まで自転車三昧の日々を送ることになるが、右側走行や右折のルールを確認するためにも本番前に1度は走っておくと良いだろう。自分一人でサイクリングに出かけるのは不安という方は、土曜日の朝に開催される「直前走り方講座」に参加するのが吉。
直前講座はHCRのスタート地点近くのカピオラニ公園で行われ、ゲストライダーの今中大介さんと絹代さんによるレクチャーが行われ、100マイル走り切るコツが伝えられる。
日本のレジェンドレーサーの一人である今中さんからは、スポーツサイクルでの体の使い方を教わることができる。ポジションやペダリングの基本から、急ブレーキのかけ方まで。そして、アメリカでの交通ルールについてだ。100マイルを走り切るためには、走行能力も必要だが安全第一。日本とは異なるルールを頭に入れておくだけでも、ライド中に少し余裕が生まれ、周りを見渡すことができるようになるはず。
絹代さんからのレクチャーは補給に関して。各エイドステーションで水とスポーツドリンクに加え、氷も補給しておくことの重要性についての話は目から鱗だった。今回のHCRは晴れ、高温と予報されていただけに、水分補給は怠らないように参加者全員に伝わっていたはずだ。そして、栄養の英語表記については、現地で補給食を調達しようとしていた私にとっては非常に有り難い情報となった。
一通りレクチャーが終わるとスポーツ整体の施術院を経営する金田さんがコーチとなりストレッチも行われる。体の各所を伸ばし、血行を良くすることで長時間のフライトを経て浮腫んだ体の状態を整える。途中「各エイドステーションで屈伸をしてみてください。できなければ、、、終わりです!」という強い言葉も飛び出したが、屈伸で四頭筋を伸ばしてあげることが大切なのだとか。
ストレッチで体に熱を入れたら、いよいよ練習走行が開始となる。カピオラニ公園から3.6マイル先のカハラビーチまでを走り、右側走行とハワイの交通事情に慣れていこうというサイクリングだ。ホノルルを走っていて気がつくのは、自転車レーンとして整備されている場所の多さ。路上駐車により走行帯が潰されることなく、サイクリストはスムースに走ることができるのだ。
サイクリングではダイヤモンドヘッド・ルックアウトで全員が揃うのを待ってくれるため、初心者の方でも安心して参加することができる。カピオラニ公園での集合、休憩時間などでは参加者の方がゲストライダーを交えて会話に華を咲かせているため、単独参加の方でも友達が多くできるようだ。非常に仲良くしているから、一緒に来たんですか?と我々が尋ねるとホノルルで初めて会いましたなんて方も。カハラビーチに到着したらサイクリングは終了。
公式メニューではないが、ダイヤモンドヘッドの麓で開催されているファーマーズ・マーケットに連れて行ってくれるのも嬉しいところ。ハワイの果物やコーヒー、ソーセージなどのテントが並ぶため、何を食べようかと悩むのも楽しい。ハワイに疎い私はここの存在を知らなかったが、日本人観光客がたくさん訪れており、ここでも日本語英語で十分コミュニケーションが取れる。朝食はファーマーズ・マーケットでアサイーボウルなんてのもオツだ。
午後からは本格的なオプショナルツアーが開始される。プラクティスAコースとBコースに分かれており、Aは本番の最序盤に現れるハイウェイを通り、自然保護地区ハナウマベイで遊んで帰ってくるという初心者向け内容だ。Bは健脚向けの登りありのハードコース。今回はAコースに参加した藤原がレポートをお届けする。Bは後日別記事にて取り上げるのでお楽しみに。
Aコースのお楽しみと言ったらハナウマベイでの海水浴に、ココマリーナセンターのマラサダだ。ハナウマベイへはザ・バスやタクシー、レンタカーでもアクセス可能だが、オプションツアーでは駐輪した自転車をスタッフが見守ってくれるため、本番直前の練習走行を兼ねて行ってしまうのが良い。流石に自転車から目を話した状態で海水浴は思い切り楽しめないだろう。走行練習もできて、米国内でも有数のシュノーケリングスポットでの海水浴もできるオプションツアーは一粒で2度美味しい。顔なじみの参加者が多いのも頷ける。
スタートはツアーデスクが設置されているマリオットリゾート。プラクティスAでは荷物をサポートカーに預けておくことができるため、遊び道具を沢山持ってきてもOKだ。水着にシュノーケル、浮き輪…。今年は休憩中に飲むドリンクも用意するようにアナウンスがされていた。観光地価格と言えども知れているだろうと思っていたが、この後ハナウマベイに到着した時に売店を覗いてみたらコーラが5ドルのプライスタグがさげられていた。観光地価格とはいえ流石に高すぎる。
準備を整えたらサポートライダー金田さんを先頭に集団が出発する。初心者向けということもあり足並みはバラバラだが、要所要所で全員集合してから再出発するため、足に自信がない方でもウェルカム。ハワイはどこでもフォトジェニックで、待っている方も写真撮影で大忙し。
最初の再集合場所であるダイヤモンドヘッド・ルックアウトを通過するとプラクティスAの走行練習の肝となるハイウェイへ向かう。路面状況は決して良いとは言えない状況なので、ハワイの道路事情をなんとなく把握するのには丁度よい。
ハイウェイでは停車して後続を待つことが難しいため、マウナルアベイ・ビーチパークまでの7kmは快速巡航で移動しきってしまう。この後は本番のコースから外れ、ハナウマベイの入り口まで一気に駆け上がるヒルクライムだ。
ここを駆け上がってきた参加者は、本番で走るハードブレイクヒルと、練習走行で今登ってきた坂はどちらが厳しいのか気になるよう。私の偏見では、ハートブレイクヒルの斜度は厳しいが休もうと思えば休める、ハナウマベイは斜度が若干緩いが距離は若干長い。斜度が緩いと頑張ってしまうから、余計に疲れるという印象だ。質問してくれた参加者にそう伝えたが、本番当日どの様に感じたのだろう。
ヒルクライムを終えるともうハナウマベイに到着である。海に飛び込む準備を整え、レクチャービデオを鑑賞したらいよいよお楽しみの時間だ。シュノーケルを持参している方や、直径120cm以上はありそうな巨大浮き輪を持ち込む方などがおり、楽しむ方法は自由。
今年の教訓は”どうせ居ても立っても居られなくなり、海に飛び込むのだから最初から遊んでしまえ”ということ。お喋りはひとしきり遊んでからでも遅くない。ハナウマベイで海水浴できるのは限られた時間だけなのである。
自由時間の終盤は、ここ数年でお馴染みとなっている参加者全員でのジャンプ写真撮影となる。私の撮影技術が拙いばかりに10回程も参加者にジャンプを強いたのは申し訳ない限り。この件は皆さんに不評だったようで、私はこの日を境にジャンプの件でイジられるようになってしまった。甘んじて受け入れるしか無い。
海で思う存分遊び、何回もジャンプをさせられ程よく疲労感と空腹感を感じてるだろう皆さんが次に向かうのは、帰り道にあるレナーズベーカリーのワゴン。マラサダという揚げパンが美味しいらしいのだが、絹代さんいわくホノルル市街で買うものよりもクオリティが高いらしい。なんでも創業当初のレシピを守っているのは、このワゴンだけという話もある。我々、日本人だけではなく現地の方も並んで購入するほどだから、相当美味しいのだろう。
私は食べ比べたことが無いのだが、もちもちした食感は最高で、スタンダードは甘さも控えめで非常に美味であることは間違いない。今回では1つだけしか購入しなかったが、このココマリーナセンターに出店しているワゴンで買う場合は複数買ったほうが良い。絶対に2つ目が欲しくなるから。
オヤツを堪能した後はハイウェイを戻るだけ。夕日に照らされながらダイヤモンドヘッド・ドライブを登っていくのはなんとも言い難い気持ちよさがある。本番は翌日であるが、程よい疲労感と綺麗なロケーションで心が満たされていく。明日は明日で違った満足感を得られるのだろう。そんなことを思いながらライドの幕は降りた。
次回へ続く…
東武トップツアーズ ホノルルセンチュリーライドツアーFacebookフォトアルバム
大会前日 走り方直前講座
大会前日 プラクティスライドA~ハナウマ湾~
大会前日 プラクティスライドB~マカプー/ライトハウストレイル~
大会本番 ホノルルセンチュリーライド
大会当日 アフターパーティー
大会翌日 タンタラスの丘モーニングライド&ノースショアサイクリング
text&photo:Gakuto Fujiwara
photo:Makoto.AYANO
今年もホノルルセンチュリーライド(HCR)の季節がやってきた。HCRといえば、常夏の国ハワイ、オアフ島東側を往復100マイル走り切るビッグイベント。日本人にとっておなじみの観光地オアフ島が開催地であり、大会自体をJALがスポンサードしているため日本からの参加も非常に多く、初めての海外サイクリングといった方でも安心して参加しやすい大会だ。
例年通りシクロワイアード編集部からは2名、私こと藤原と編集長・綾野が、東武トップツアーズが催行するツアーに帯同すべくホノルルへと旅立った。JALの空の旅はまだ日本国内にいるようで非常に快適。機内誌を読んでいるとHCRで出会った二人が結婚し、再びHCRに参加するという記事が現れ、びっくり。そんなこともあるんだなんて考えたり、映画をたくさん見たりしていれば6~7時間のフライトもあっという間。
入国審査場で視線が鋭い審査官がアメリカにいることを実感させるが、そこさえクリアしてしまえばツアーの参加者と一緒に市内へとバス移動するため、海外にいるストレスは少ない。自転車と大きな預け荷物は空港からホテルの部屋まで運んでくれるため、荷物の運搬に困ることもないはず。
ツアーデスクのあるマリオットリゾート&スパに到着し、スタッフからツアー概要の説明を受けたらホテルのチェックインまで自由行動となる。いよいよ本格的な海外旅行の始まりだ。
アメリカに来たのだからまずはビッグボリュームな食事を楽しみたいというのが心情。CWメンバーはゲストの絹代さんとサポートライダーの金田さん達とどこかへ行くのが恒例行事だ。超巨大パンケーキ、超巨大パフェと経験してきた我々が今年チョイスしたのは、「ワイキキで1番うま〜い極上ロコモコの店」と看板を掲げるルルズワイキキの超大量ナチョス。
運ばれてきたナチョスは噂通りのビッグボリュームで、トルティーヤチップスとチーズ、トッピングが山のように盛られている。なるほど”映え”である。想像以上にトルティーヤチップスが美味しく、我々はお腹いっぱいになりながらも見事完食。カロリー収支なんてものはアメリカでは気にしていられない。好きなだけ美味しいものを食べて、飲んでを繰り返そう。それが楽しむコツだ。
空いた時間でHCRのゼッケンを受け取りも済ませておこう。アラ・ワイ運河を渡った先にあるゴルフ場のクラブハウスが受付会場となっているためのんびり歩いていくとハワイらしい暑さを体感できて気持ちが良いはず。受付は日本語で済ませられる上に、そこかしこに日本語表記の案内が用意されているため、初参加でも安心できるはず。
ホテルにチェックインできたら、まず自転車を組み立てることが重要だ。飛行機輪行を経た愛車が無事であるかどうかの確認はもちろんだが、しっかりと各所のチェックは自分の安全を確保するためにも欠かせない。一通り整備を習得しておくとベストだが、ホノルルセンチュリーライドには千葉のプロショップ・プロジェクトKより栗田さんが帯同しておりメカニックサービスを展開。不安なことがあれば駆け込めるようになっている。
土曜日から月曜日まで自転車三昧の日々を送ることになるが、右側走行や右折のルールを確認するためにも本番前に1度は走っておくと良いだろう。自分一人でサイクリングに出かけるのは不安という方は、土曜日の朝に開催される「直前走り方講座」に参加するのが吉。
直前講座はHCRのスタート地点近くのカピオラニ公園で行われ、ゲストライダーの今中大介さんと絹代さんによるレクチャーが行われ、100マイル走り切るコツが伝えられる。
日本のレジェンドレーサーの一人である今中さんからは、スポーツサイクルでの体の使い方を教わることができる。ポジションやペダリングの基本から、急ブレーキのかけ方まで。そして、アメリカでの交通ルールについてだ。100マイルを走り切るためには、走行能力も必要だが安全第一。日本とは異なるルールを頭に入れておくだけでも、ライド中に少し余裕が生まれ、周りを見渡すことができるようになるはず。
絹代さんからのレクチャーは補給に関して。各エイドステーションで水とスポーツドリンクに加え、氷も補給しておくことの重要性についての話は目から鱗だった。今回のHCRは晴れ、高温と予報されていただけに、水分補給は怠らないように参加者全員に伝わっていたはずだ。そして、栄養の英語表記については、現地で補給食を調達しようとしていた私にとっては非常に有り難い情報となった。
一通りレクチャーが終わるとスポーツ整体の施術院を経営する金田さんがコーチとなりストレッチも行われる。体の各所を伸ばし、血行を良くすることで長時間のフライトを経て浮腫んだ体の状態を整える。途中「各エイドステーションで屈伸をしてみてください。できなければ、、、終わりです!」という強い言葉も飛び出したが、屈伸で四頭筋を伸ばしてあげることが大切なのだとか。
ストレッチで体に熱を入れたら、いよいよ練習走行が開始となる。カピオラニ公園から3.6マイル先のカハラビーチまでを走り、右側走行とハワイの交通事情に慣れていこうというサイクリングだ。ホノルルを走っていて気がつくのは、自転車レーンとして整備されている場所の多さ。路上駐車により走行帯が潰されることなく、サイクリストはスムースに走ることができるのだ。
サイクリングではダイヤモンドヘッド・ルックアウトで全員が揃うのを待ってくれるため、初心者の方でも安心して参加することができる。カピオラニ公園での集合、休憩時間などでは参加者の方がゲストライダーを交えて会話に華を咲かせているため、単独参加の方でも友達が多くできるようだ。非常に仲良くしているから、一緒に来たんですか?と我々が尋ねるとホノルルで初めて会いましたなんて方も。カハラビーチに到着したらサイクリングは終了。
公式メニューではないが、ダイヤモンドヘッドの麓で開催されているファーマーズ・マーケットに連れて行ってくれるのも嬉しいところ。ハワイの果物やコーヒー、ソーセージなどのテントが並ぶため、何を食べようかと悩むのも楽しい。ハワイに疎い私はここの存在を知らなかったが、日本人観光客がたくさん訪れており、ここでも日本語英語で十分コミュニケーションが取れる。朝食はファーマーズ・マーケットでアサイーボウルなんてのもオツだ。
午後からは本格的なオプショナルツアーが開始される。プラクティスAコースとBコースに分かれており、Aは本番の最序盤に現れるハイウェイを通り、自然保護地区ハナウマベイで遊んで帰ってくるという初心者向け内容だ。Bは健脚向けの登りありのハードコース。今回はAコースに参加した藤原がレポートをお届けする。Bは後日別記事にて取り上げるのでお楽しみに。
Aコースのお楽しみと言ったらハナウマベイでの海水浴に、ココマリーナセンターのマラサダだ。ハナウマベイへはザ・バスやタクシー、レンタカーでもアクセス可能だが、オプションツアーでは駐輪した自転車をスタッフが見守ってくれるため、本番直前の練習走行を兼ねて行ってしまうのが良い。流石に自転車から目を話した状態で海水浴は思い切り楽しめないだろう。走行練習もできて、米国内でも有数のシュノーケリングスポットでの海水浴もできるオプションツアーは一粒で2度美味しい。顔なじみの参加者が多いのも頷ける。
スタートはツアーデスクが設置されているマリオットリゾート。プラクティスAでは荷物をサポートカーに預けておくことができるため、遊び道具を沢山持ってきてもOKだ。水着にシュノーケル、浮き輪…。今年は休憩中に飲むドリンクも用意するようにアナウンスがされていた。観光地価格と言えども知れているだろうと思っていたが、この後ハナウマベイに到着した時に売店を覗いてみたらコーラが5ドルのプライスタグがさげられていた。観光地価格とはいえ流石に高すぎる。
準備を整えたらサポートライダー金田さんを先頭に集団が出発する。初心者向けということもあり足並みはバラバラだが、要所要所で全員集合してから再出発するため、足に自信がない方でもウェルカム。ハワイはどこでもフォトジェニックで、待っている方も写真撮影で大忙し。
最初の再集合場所であるダイヤモンドヘッド・ルックアウトを通過するとプラクティスAの走行練習の肝となるハイウェイへ向かう。路面状況は決して良いとは言えない状況なので、ハワイの道路事情をなんとなく把握するのには丁度よい。
ハイウェイでは停車して後続を待つことが難しいため、マウナルアベイ・ビーチパークまでの7kmは快速巡航で移動しきってしまう。この後は本番のコースから外れ、ハナウマベイの入り口まで一気に駆け上がるヒルクライムだ。
ここを駆け上がってきた参加者は、本番で走るハードブレイクヒルと、練習走行で今登ってきた坂はどちらが厳しいのか気になるよう。私の偏見では、ハートブレイクヒルの斜度は厳しいが休もうと思えば休める、ハナウマベイは斜度が若干緩いが距離は若干長い。斜度が緩いと頑張ってしまうから、余計に疲れるという印象だ。質問してくれた参加者にそう伝えたが、本番当日どの様に感じたのだろう。
ヒルクライムを終えるともうハナウマベイに到着である。海に飛び込む準備を整え、レクチャービデオを鑑賞したらいよいよお楽しみの時間だ。シュノーケルを持参している方や、直径120cm以上はありそうな巨大浮き輪を持ち込む方などがおり、楽しむ方法は自由。
今年の教訓は”どうせ居ても立っても居られなくなり、海に飛び込むのだから最初から遊んでしまえ”ということ。お喋りはひとしきり遊んでからでも遅くない。ハナウマベイで海水浴できるのは限られた時間だけなのである。
自由時間の終盤は、ここ数年でお馴染みとなっている参加者全員でのジャンプ写真撮影となる。私の撮影技術が拙いばかりに10回程も参加者にジャンプを強いたのは申し訳ない限り。この件は皆さんに不評だったようで、私はこの日を境にジャンプの件でイジられるようになってしまった。甘んじて受け入れるしか無い。
海で思う存分遊び、何回もジャンプをさせられ程よく疲労感と空腹感を感じてるだろう皆さんが次に向かうのは、帰り道にあるレナーズベーカリーのワゴン。マラサダという揚げパンが美味しいらしいのだが、絹代さんいわくホノルル市街で買うものよりもクオリティが高いらしい。なんでも創業当初のレシピを守っているのは、このワゴンだけという話もある。我々、日本人だけではなく現地の方も並んで購入するほどだから、相当美味しいのだろう。
私は食べ比べたことが無いのだが、もちもちした食感は最高で、スタンダードは甘さも控えめで非常に美味であることは間違いない。今回では1つだけしか購入しなかったが、このココマリーナセンターに出店しているワゴンで買う場合は複数買ったほうが良い。絶対に2つ目が欲しくなるから。
オヤツを堪能した後はハイウェイを戻るだけ。夕日に照らされながらダイヤモンドヘッド・ドライブを登っていくのはなんとも言い難い気持ちよさがある。本番は翌日であるが、程よい疲労感と綺麗なロケーションで心が満たされていく。明日は明日で違った満足感を得られるのだろう。そんなことを思いながらライドの幕は降りた。
次回へ続く…
東武トップツアーズ ホノルルセンチュリーライドツアーFacebookフォトアルバム
大会前日 走り方直前講座
大会前日 プラクティスライドA~ハナウマ湾~
大会前日 プラクティスライドB~マカプー/ライトハウストレイル~
大会本番 ホノルルセンチュリーライド
大会当日 アフターパーティー
大会翌日 タンタラスの丘モーニングライド&ノースショアサイクリング
text&photo:Gakuto Fujiwara
photo:Makoto.AYANO
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