2019/09/23(月) - 13:02
岩手県は八幡平と岩手山に抱かれた大自然エリアを走るGREAT EARTH みちのく岩手雫石銀河ライド。前編に続き、レポート後編も美味しい美味しい地元グルメの数々がエイドで振る舞われます。
小岩井農場エイドの名物である牛丼を堪能してお腹いっぱいになり、再び走り出したグレートアースの一行。緑豊かな牧草地を走り抜け、一般道に降りたら新エイドステーションに加わった道の駅的な「ビッグルーフ」に到着。こちらでは滝沢名物のスイカが振る舞われる。
9月だと言うのにスイカとは、エイドのおばちゃんに聞けば遅育ちの改良品種だと言う。甘くて半端ない大きさのスイカが、たっぷりと振る舞われる。このかぶりつき!の写真を見て欲しい。塩をかける必要がまったくないほどの甘さ。あまりの暑さに脱水になりかけていた参加者たちも、ひとつと言わず2つ3つとかぶりつき! 私も脱水にならずに助かりました。
次に目指すは田沢湖線を越えて南側にある御所湖。雫石川に設けられたダム湖で、冬にはハクチョウなどが飛来する自然豊かなエリアとなっている。そんな御所湖を横目に見つつ、3つ目のエイドである鴬宿(おうしゅく)温泉へ。
「鴬」とはウグイス。エイドではユルキャラ「ケキョきち」が迎えてくれる「うぐいす湯の里公園」の足湯で一休み。シューズとソックスを脱ぎ、お湯に足を浸けて疲れをとります。ロングライドイベントで足湯でのんびりできるのはグレートアースぐらいだろう。足拭きのためのケキョきちタオルもいただけて、助かります(お持ち帰りもOK)。
このエイドでは伝統の郷土菓子「くろきりせんしょ」を味わいます。この伝統の郷土菓子は、うるち米を二度蒸ししたものを黒糖や醤油で味付け、くるみをトッピングしたお団子。ライド中にはありがたい、流行りの補給食のような食べやすさと優しい甘み。素朴な味にみちのくを感じました。
残り30kmを切り、後半戦へ。この頃からすっかり日差しも強くなり、残暑感に見舞われだす。茅葺の曲屋が待つ歴史民俗資料館のエイドへ。ここで振る舞われるのは雫石牛入りのこだわりフランクフルト。マスタードとケチャップをかけて頬張れば、とってもジューシー。汗をいっぱいかいた身体にはしょっぱさが嬉しく、スタミナもつく感じ。
日が照りつけるのになかなか雲が消えない岩手山方面。「見渡すことができればすごい眺めなんですよ」と地元参加のサイクリストが話してくれた。ちょっぴり残念に思いながらも、雄大な田園風景を堪能しながら走る。稲穂も色づき始め、秋の気配を感じる。
田んぼの一本道を走り抜け、97km地点の西山公民館エイドで待っているのは、元気いっぱいの地元のおばあちゃんたちの歓待と、フレッシュなきゅうりやトマト、そして3色のお餅。味噌をつけて食べるシャキシャキのきゅうりにみずみずしいトマト、そして定番のあんこに加え、ゴマだれをかけたものと胡桃だれをかけたものの3種類でいただくお餅のハーモニーがたまらない。臼と杵も用意され、お餅つきも行われるのだった。
そして最終エイドのデザートは、今や雫石の超有名店になった、手づくりアイスクリーム牧舎 松ぼっくりのジェラートだ。昨年まではエイドではなく、単なる立ち寄りスポットだったが、オーナーさんのご厚意で今年は正式エイドへ。なんとジェラートを振る舞ってくれるのだ。新鮮なミルクのコクと旬の食材。松原農場で朝搾ったミルクをお店に毎日運んでジェラートをつくっているとか。
立ち寄り観光客でも賑わうお店だから少し並ぶものの、GREAT EARTH参加者には特別に無料での振る舞い。提供分はシングルだが、+60円でダブルがお願いできてしまう。筆者は「海のアイス」「ヨーグルト」の2つのテイストでオーダー。海は塩味が爽やかで、キワモノと思いきや大正解でした。暑さにクラクラきていたからなおのこと美味しく感じられたのかもしれない。
ジェラートで体の芯まで美味しくクールダウンしたら、残る難所は大会会場の雫石プリンスホテルへの2kmの登坂。この上りっぱなしの2kmは辛いこと辛いこと。しかし皆が辛くてもアタックを掛け合って遊ぶ最後の悪あがきスポットで、あちこちでアタックが繰り広げられる競争状態に。
フィニッシュゲートでは片岡由衣さんのとびっきりの笑顔と元気なコールが迎えてくれる。ホテルでは最後のふるまいとともに完走証をいただけるのだが、これが地元の児童たちが作ってくれた、木のシートに手書きのイラストが添えられた手づくり完走証! ひとつひとつデザインが違い、そのどれもが味のあるイラストとメッセージ付き。最後に思わずジンときちゃうのでした。
雫石プリンスホテルの温泉で汗を流し、ビールをくいっとやったら帰路へ。17時台の出発で、その日のうちに新幹線で東京に帰れるのだ。実はこの日は台風15号が首都圏を直撃した日で、筆者もギリギリセーフで東京駅に20時半過ぎ到着。乗り換えでその日のうちに何事もなく埼玉県の自宅へと帰ることができました。
しかしこの日の夜の台風と翌朝の通勤は大荒れでした。千葉県はじめ日本各地が大きな被害を受けたようで、被害を受けられた方々に、この場を借りてお見舞いを申し上げます。
photo&text:Makoto.AYANO
小岩井農場エイドの名物である牛丼を堪能してお腹いっぱいになり、再び走り出したグレートアースの一行。緑豊かな牧草地を走り抜け、一般道に降りたら新エイドステーションに加わった道の駅的な「ビッグルーフ」に到着。こちらでは滝沢名物のスイカが振る舞われる。
9月だと言うのにスイカとは、エイドのおばちゃんに聞けば遅育ちの改良品種だと言う。甘くて半端ない大きさのスイカが、たっぷりと振る舞われる。このかぶりつき!の写真を見て欲しい。塩をかける必要がまったくないほどの甘さ。あまりの暑さに脱水になりかけていた参加者たちも、ひとつと言わず2つ3つとかぶりつき! 私も脱水にならずに助かりました。
次に目指すは田沢湖線を越えて南側にある御所湖。雫石川に設けられたダム湖で、冬にはハクチョウなどが飛来する自然豊かなエリアとなっている。そんな御所湖を横目に見つつ、3つ目のエイドである鴬宿(おうしゅく)温泉へ。
「鴬」とはウグイス。エイドではユルキャラ「ケキョきち」が迎えてくれる「うぐいす湯の里公園」の足湯で一休み。シューズとソックスを脱ぎ、お湯に足を浸けて疲れをとります。ロングライドイベントで足湯でのんびりできるのはグレートアースぐらいだろう。足拭きのためのケキョきちタオルもいただけて、助かります(お持ち帰りもOK)。
このエイドでは伝統の郷土菓子「くろきりせんしょ」を味わいます。この伝統の郷土菓子は、うるち米を二度蒸ししたものを黒糖や醤油で味付け、くるみをトッピングしたお団子。ライド中にはありがたい、流行りの補給食のような食べやすさと優しい甘み。素朴な味にみちのくを感じました。
残り30kmを切り、後半戦へ。この頃からすっかり日差しも強くなり、残暑感に見舞われだす。茅葺の曲屋が待つ歴史民俗資料館のエイドへ。ここで振る舞われるのは雫石牛入りのこだわりフランクフルト。マスタードとケチャップをかけて頬張れば、とってもジューシー。汗をいっぱいかいた身体にはしょっぱさが嬉しく、スタミナもつく感じ。
日が照りつけるのになかなか雲が消えない岩手山方面。「見渡すことができればすごい眺めなんですよ」と地元参加のサイクリストが話してくれた。ちょっぴり残念に思いながらも、雄大な田園風景を堪能しながら走る。稲穂も色づき始め、秋の気配を感じる。
田んぼの一本道を走り抜け、97km地点の西山公民館エイドで待っているのは、元気いっぱいの地元のおばあちゃんたちの歓待と、フレッシュなきゅうりやトマト、そして3色のお餅。味噌をつけて食べるシャキシャキのきゅうりにみずみずしいトマト、そして定番のあんこに加え、ゴマだれをかけたものと胡桃だれをかけたものの3種類でいただくお餅のハーモニーがたまらない。臼と杵も用意され、お餅つきも行われるのだった。
そして最終エイドのデザートは、今や雫石の超有名店になった、手づくりアイスクリーム牧舎 松ぼっくりのジェラートだ。昨年まではエイドではなく、単なる立ち寄りスポットだったが、オーナーさんのご厚意で今年は正式エイドへ。なんとジェラートを振る舞ってくれるのだ。新鮮なミルクのコクと旬の食材。松原農場で朝搾ったミルクをお店に毎日運んでジェラートをつくっているとか。
立ち寄り観光客でも賑わうお店だから少し並ぶものの、GREAT EARTH参加者には特別に無料での振る舞い。提供分はシングルだが、+60円でダブルがお願いできてしまう。筆者は「海のアイス」「ヨーグルト」の2つのテイストでオーダー。海は塩味が爽やかで、キワモノと思いきや大正解でした。暑さにクラクラきていたからなおのこと美味しく感じられたのかもしれない。
ジェラートで体の芯まで美味しくクールダウンしたら、残る難所は大会会場の雫石プリンスホテルへの2kmの登坂。この上りっぱなしの2kmは辛いこと辛いこと。しかし皆が辛くてもアタックを掛け合って遊ぶ最後の悪あがきスポットで、あちこちでアタックが繰り広げられる競争状態に。
フィニッシュゲートでは片岡由衣さんのとびっきりの笑顔と元気なコールが迎えてくれる。ホテルでは最後のふるまいとともに完走証をいただけるのだが、これが地元の児童たちが作ってくれた、木のシートに手書きのイラストが添えられた手づくり完走証! ひとつひとつデザインが違い、そのどれもが味のあるイラストとメッセージ付き。最後に思わずジンときちゃうのでした。
雫石プリンスホテルの温泉で汗を流し、ビールをくいっとやったら帰路へ。17時台の出発で、その日のうちに新幹線で東京に帰れるのだ。実はこの日は台風15号が首都圏を直撃した日で、筆者もギリギリセーフで東京駅に20時半過ぎ到着。乗り換えでその日のうちに何事もなく埼玉県の自宅へと帰ることができました。
しかしこの日の夜の台風と翌朝の通勤は大荒れでした。千葉県はじめ日本各地が大きな被害を受けたようで、被害を受けられた方々に、この場を借りてお見舞いを申し上げます。
photo&text:Makoto.AYANO
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