2019/08/06(火) - 19:39
ツール・ド・フランスの現地観戦を楽しむ旅の第2弾は、自転車に乗って走っていき、沿道での観戦を楽しむという方法。しかもそのポイントは古代の水道橋、ユネスコ世界遺産「ポンデュガール」。なんともフリーダムな旅には観戦ノウハウがぎっしり詰まっている?
皆さん、ボンジュール!ニームで充実した休息日を過ごし、いよいよツールのステージ観戦です。Vol.1に続きご一緒してくださったのは、南仏エクス・アン・プロヴァンス在住でツールを自転車で追いかけながら観戦して10年になる川田俊絵さんと、現在はニースに移住し自転車宿を経営、来年ニースでのグランデパールでは観戦ツアーも企画したいと語る青木陽子さんです。
いろいろな観戦の仕方があるかと思いますが、今回のツール・ド・フランスで効率よく観戦できるところ、と私たちが選んだのは第16ステージの「ニーム→ニーム」、第17ステージの「ポンデュガール→ガップ」でした。
アクセスが良いニームを基点に2連泊すれば、第16ステージ前の休息日を含めて3日間楽しめることになります。毎年ツールにはこのように休息日を含めて観戦しやすい場所が必ずあるので、コース発表があったら要チェックです。
ニームを基点に立てた私たちの観戦計画はこちら!
第16ステージ:レーススタート会場となるのは古代円形闘技場前。私たちも自転車でここからスタート。まずは北東方面23.5㎞先のポンデュガールまで走る。プロトンを見送り、選手が125㎞の距離を走っている間にポンデュガールから迂回しユゼスへ。ユゼスで再び観戦したあと、コースをそのまま28.5kmを南下しニームへ帰るプラン。
第17ステージ:第16ステージで通過したポンデュガールが今度はスタート地点になります。スタートを見送るために、ニームから近くの村までクルマで行く。公共駐車場にクルマを止めて、自転車でポンデュガールまで走る。ワンウェイなコースなのでスタートを見送ったあとは帰途につく、というプラン。
第16ステージの私たちの自転車走行距離はだいたい60〜70㎞くらいかと算段を立てていました。ニームのレーススタートはお昼過ぎの13時半。ポンデュガールの選手到達予定時刻は14時1分。キャラバンが2時間前に来たとして、熱波注意報が毎日のように出ていた南フランス。待ち時間はとても暑くなりそうなのでポンデュガール下のガルドン川で水遊びしよう!という計画も入れて。
「フランスの偉大な景勝地」にも指定されているユネスコ世界遺産ポンデュガールを史上初めてツールが通るとあって、ワクワクが止まりません。さぁ、ニームの円形闘技場アリーナ前を出発です!
9時にアリーナ前を出発。キャラバンが通過する2時間前だというのに、すでに沿道には観客がたくさん待っており、ツールの飾りつけもばっちりです。自転車だとこのようにコース上を選手目線で走れるのでいいですね。このままコース上を走るのもいいのですが、遠回りのところも出てきてしまうため、いったんコースを逸れて最短距離で向かうことにしました。しかもクルマが少なくて走りやすい、サイクリングルートを使って。
サイクリストでもありジャーナリストでもある青木さんが勧めてくれたのが「OpenCycleMap(外部リンクへ)」。
「スマホ用の自転車地図アプリはいろいろあって一長一短ですが、自転車で走りやすい道を現地で見つけるのに便利だと思うのは、ViewRangerという無料アプリの中で「OpenCycleMap」という無料地図を開く方法です」。「このOpenCycleMapは(PCならブラウザで開ける)、地元自治体などが指定しているサイクリングコースや、自転車レーンのある道路に色がついていて見つけやすく、自転車ショップの場所、水飲み場も出ていてすごく便利。」と青木さん。本当にとても便利なものを教えていただきました。余談ですが、サイクリングルートが密集している国や地域(特にオランダ)、無い地域など、すぐにわかります。
OpenCycleMapに沿って自転車を走らせ通過した村には、ツールで使われるものよりも大きくて頑丈な鉄柵が用意されていました。闘牛用の牛を走らせる「牛祭り」の日程が迫っているようでした。ニームはフランスには珍しく、熱狂的な闘牛を楽しめる場所でもあって、およそ2000年前のローマ時代に作られた闘技場が現在も使われている、独特の文化を育んできた街。近隣の地域もその影響を受けているのですね。こんな風に文化や歴史も楽しめるのもツールの魅力。
OpenCycleMap通りに行けば、25〜6㎞ほどでポンデュガール下のガルドン川にたどり着くはず! 途中自転車が不調になっても、ツールが来る日ですから通りがかりの人がすぐ助けてくれました。
ポンデュガールはローマ時代の紀元1世紀に建設された世界最大級の水道橋で、川に掛かる全長360メートルの巨大な建造物。3層から成り立っていて、6つの大きなアーチからなる最下層、若干サイズの小さな11のアーチからなる中層、35の小さなアーチが並ぶ最上層からできています。通常は入場料がかかります。それがツールのプロトンがこの橋の上を通ってしまう!
ポンデュガールが見えてきました! 自転車でたどり着くと感動もひとしお。資料館がある方とは川を渡った逆側のたもとに着きました。すでに観客はキャラバンの通過待ち。私たちも自転車を置いてキャラバンを待つことにします! ポンデュガールに近づけば近づくほど警備も厳しくなるので、少し離れた建造物の全景が見渡せるところで待つことにしました。
シュコダのオフィシャルカーやジャンダルマリ(憲兵隊)のオートバイ隊がやってくる間隔が短くなると、そろそろキャラバンが到着するサイン。バンザイをしてにこにこしながらやって来たのはLCCのライオン!ツール・ド・フランスのゆるキャラです。そのライオンが、二千年の歴史的建造物で世界遺産でもある壮大なポンデュガールをバンザイしながら渡っていく、その光景はなんともシュール。ツール・ド・フランスの価値を知るフランスという国の、センスと美的感覚、懐の深さを感じずにはいられませんでした。
プロトンが来るまでの間はガルドン川で涼を取りランチタイム。いよいよ30分前となり、再び陣取ります。観戦にあたり用意してきた仮装はトリコロールとマイヨジョーヌカラーのアフロヘアー(かつら)。日本人選手は出ていませんが日の丸も忘れずに!もしかしたら国際映像に映ってしまうかもしれないし(笑)。
「仮装して自分を開放すると、周りも楽しいし、自分もとっても楽しい思い出ができるし、何しろ現地の人たちとの交流が増える、ということも楽しい観戦のヒントだと思います」と川田さん。なるほど、確かに! この時も一緒に写真撮影をお願いされたり話かけられたり。地元新聞の取材も受けてしまいました。
ポンデュガールに現れた5人の逃げグループ、そして1分差でメイン集団もポンデュガールを通過。古代の橋と現代の鉄馬が織りなす光景に鳥肌が立ち、しばらく見とれてしまいました。
私達もポンデュガールを渡って後にし、OpenCycleMapを使って第2観戦ポイントのユゼスの街へ。時刻は14時をまわったところ。ちょうど暑い最中でもあり、私自身はユゼス直前でハンガーノック気味に…。この猛暑のなか4時間以上も走り続ける選手の強靭さを改めて感じました。この日レース後サガンは「こんなに暑い中を走らせて僕たちはどうなってしまうんだ」とコメントしたのはもっともなことだと実感しました。
南仏の素敵な街の一つであるユゼスもメイン通りはツール一色。しかし一本入れば静かです。街で補給を取って回復! キャラバンを待ちました。ポンデュガール付近はスピードも速く「グッズばら撒き」もなかったのでしっかり収穫。心なしか例年より小さめなもの、配る量も少なめな印象。
ヴィッテルはミネラルウォーターのペットボトルを配布しており、命の水のように助かっていたのですが、今年は世界的な使い捨てプラスチック製品使用の問題を受けて配布量を大幅に削減したようです。
ゲラント・トーマスが落車したという情報が入ってきましたがすぐに集団に復帰したようで安心。メイン集団通過の興奮をもう一度体験し、落ち着いたところでペダルを再び漕ぎ進めました。フィニッシュのニームまではアップダウンありの28㎞。
レース後、ボワチュールバレ(レース最後尾を告げる車)の後は渋滞になるのが通常ですが、自転車ならスイスイです。さすがにこの日はニームにたどり着くころには暑さもありヘロヘロになりましたが、ツールと一緒に走ったという達成感は何事にも変えがたく、自信にもなりました。またツールを自転車で観戦したい!と思うんですよね。この日のステージ勝利は今大会2勝目のカレブ・ユアンでした。
翌日の第17ステージはポンデュガールがスタート地点。ニームの宿をチェックアウトし、ポンデュガールまで8㎞ほどの村セルナックにクルマを停めて、再びOpenCycleMapを使いポンデュガールまで。前日に訪れたところなので土地勘もばっちり。この日は前日にレース観戦したポンデュガールの袂広場がスタート前イベントの会場となり、選手がサインに訪れるまでの時間もダンスありパフォーマンスありでイベントとして楽しめました。ここでもサガンのファンサービスは最長。10分以上も写真撮影やサインに応じていました。
第17ステージをもってツールはオクシタニ―地域圏からオーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏へ。アルプス連戦へ突入。私は一足先にシャンゼリゼへ向かいます。(つづく)
筆者プロフィール:目黒 誠子(めぐろせいこ)
宮城県丸森町生まれ。2006年ジャパンカップサイクルロードレースに業務で携わってからロードレースの世界に魅了される。2014年より3年間、ツアー・オブ・ジャパンでは海外チームの招待・連絡を担当していた。ロードバイクでのサイクリングを楽しむ。航空会社の広報系の仕事にも携わり、折り紙飛行機の指導員という変わりダネ資格を持つ。現在は宮城県丸森町に拠点を置きつつ、海外の自転車事情やライフスタイルを取材しながら、ライター、プロデューサー、コーディネーターとして活動。自転車とまちづくり・クリーン工房アドバイザー、「自転車と旅の日〜MARUVÉLO(マルベロ)」代表。(https://www.facebook.com/maruvelo/)
photo&text:Seiko.Meguro
皆さん、ボンジュール!ニームで充実した休息日を過ごし、いよいよツールのステージ観戦です。Vol.1に続きご一緒してくださったのは、南仏エクス・アン・プロヴァンス在住でツールを自転車で追いかけながら観戦して10年になる川田俊絵さんと、現在はニースに移住し自転車宿を経営、来年ニースでのグランデパールでは観戦ツアーも企画したいと語る青木陽子さんです。
いろいろな観戦の仕方があるかと思いますが、今回のツール・ド・フランスで効率よく観戦できるところ、と私たちが選んだのは第16ステージの「ニーム→ニーム」、第17ステージの「ポンデュガール→ガップ」でした。
アクセスが良いニームを基点に2連泊すれば、第16ステージ前の休息日を含めて3日間楽しめることになります。毎年ツールにはこのように休息日を含めて観戦しやすい場所が必ずあるので、コース発表があったら要チェックです。
ニームを基点に立てた私たちの観戦計画はこちら!
第16ステージ:レーススタート会場となるのは古代円形闘技場前。私たちも自転車でここからスタート。まずは北東方面23.5㎞先のポンデュガールまで走る。プロトンを見送り、選手が125㎞の距離を走っている間にポンデュガールから迂回しユゼスへ。ユゼスで再び観戦したあと、コースをそのまま28.5kmを南下しニームへ帰るプラン。
第17ステージ:第16ステージで通過したポンデュガールが今度はスタート地点になります。スタートを見送るために、ニームから近くの村までクルマで行く。公共駐車場にクルマを止めて、自転車でポンデュガールまで走る。ワンウェイなコースなのでスタートを見送ったあとは帰途につく、というプラン。
第16ステージの私たちの自転車走行距離はだいたい60〜70㎞くらいかと算段を立てていました。ニームのレーススタートはお昼過ぎの13時半。ポンデュガールの選手到達予定時刻は14時1分。キャラバンが2時間前に来たとして、熱波注意報が毎日のように出ていた南フランス。待ち時間はとても暑くなりそうなのでポンデュガール下のガルドン川で水遊びしよう!という計画も入れて。
「フランスの偉大な景勝地」にも指定されているユネスコ世界遺産ポンデュガールを史上初めてツールが通るとあって、ワクワクが止まりません。さぁ、ニームの円形闘技場アリーナ前を出発です!
9時にアリーナ前を出発。キャラバンが通過する2時間前だというのに、すでに沿道には観客がたくさん待っており、ツールの飾りつけもばっちりです。自転車だとこのようにコース上を選手目線で走れるのでいいですね。このままコース上を走るのもいいのですが、遠回りのところも出てきてしまうため、いったんコースを逸れて最短距離で向かうことにしました。しかもクルマが少なくて走りやすい、サイクリングルートを使って。
サイクリストでもありジャーナリストでもある青木さんが勧めてくれたのが「OpenCycleMap(外部リンクへ)」。
「スマホ用の自転車地図アプリはいろいろあって一長一短ですが、自転車で走りやすい道を現地で見つけるのに便利だと思うのは、ViewRangerという無料アプリの中で「OpenCycleMap」という無料地図を開く方法です」。「このOpenCycleMapは(PCならブラウザで開ける)、地元自治体などが指定しているサイクリングコースや、自転車レーンのある道路に色がついていて見つけやすく、自転車ショップの場所、水飲み場も出ていてすごく便利。」と青木さん。本当にとても便利なものを教えていただきました。余談ですが、サイクリングルートが密集している国や地域(特にオランダ)、無い地域など、すぐにわかります。
OpenCycleMapに沿って自転車を走らせ通過した村には、ツールで使われるものよりも大きくて頑丈な鉄柵が用意されていました。闘牛用の牛を走らせる「牛祭り」の日程が迫っているようでした。ニームはフランスには珍しく、熱狂的な闘牛を楽しめる場所でもあって、およそ2000年前のローマ時代に作られた闘技場が現在も使われている、独特の文化を育んできた街。近隣の地域もその影響を受けているのですね。こんな風に文化や歴史も楽しめるのもツールの魅力。
OpenCycleMap通りに行けば、25〜6㎞ほどでポンデュガール下のガルドン川にたどり着くはず! 途中自転車が不調になっても、ツールが来る日ですから通りがかりの人がすぐ助けてくれました。
ポンデュガールはローマ時代の紀元1世紀に建設された世界最大級の水道橋で、川に掛かる全長360メートルの巨大な建造物。3層から成り立っていて、6つの大きなアーチからなる最下層、若干サイズの小さな11のアーチからなる中層、35の小さなアーチが並ぶ最上層からできています。通常は入場料がかかります。それがツールのプロトンがこの橋の上を通ってしまう!
ポンデュガールが見えてきました! 自転車でたどり着くと感動もひとしお。資料館がある方とは川を渡った逆側のたもとに着きました。すでに観客はキャラバンの通過待ち。私たちも自転車を置いてキャラバンを待つことにします! ポンデュガールに近づけば近づくほど警備も厳しくなるので、少し離れた建造物の全景が見渡せるところで待つことにしました。
シュコダのオフィシャルカーやジャンダルマリ(憲兵隊)のオートバイ隊がやってくる間隔が短くなると、そろそろキャラバンが到着するサイン。バンザイをしてにこにこしながらやって来たのはLCCのライオン!ツール・ド・フランスのゆるキャラです。そのライオンが、二千年の歴史的建造物で世界遺産でもある壮大なポンデュガールをバンザイしながら渡っていく、その光景はなんともシュール。ツール・ド・フランスの価値を知るフランスという国の、センスと美的感覚、懐の深さを感じずにはいられませんでした。
プロトンが来るまでの間はガルドン川で涼を取りランチタイム。いよいよ30分前となり、再び陣取ります。観戦にあたり用意してきた仮装はトリコロールとマイヨジョーヌカラーのアフロヘアー(かつら)。日本人選手は出ていませんが日の丸も忘れずに!もしかしたら国際映像に映ってしまうかもしれないし(笑)。
「仮装して自分を開放すると、周りも楽しいし、自分もとっても楽しい思い出ができるし、何しろ現地の人たちとの交流が増える、ということも楽しい観戦のヒントだと思います」と川田さん。なるほど、確かに! この時も一緒に写真撮影をお願いされたり話かけられたり。地元新聞の取材も受けてしまいました。
ポンデュガールに現れた5人の逃げグループ、そして1分差でメイン集団もポンデュガールを通過。古代の橋と現代の鉄馬が織りなす光景に鳥肌が立ち、しばらく見とれてしまいました。
私達もポンデュガールを渡って後にし、OpenCycleMapを使って第2観戦ポイントのユゼスの街へ。時刻は14時をまわったところ。ちょうど暑い最中でもあり、私自身はユゼス直前でハンガーノック気味に…。この猛暑のなか4時間以上も走り続ける選手の強靭さを改めて感じました。この日レース後サガンは「こんなに暑い中を走らせて僕たちはどうなってしまうんだ」とコメントしたのはもっともなことだと実感しました。
南仏の素敵な街の一つであるユゼスもメイン通りはツール一色。しかし一本入れば静かです。街で補給を取って回復! キャラバンを待ちました。ポンデュガール付近はスピードも速く「グッズばら撒き」もなかったのでしっかり収穫。心なしか例年より小さめなもの、配る量も少なめな印象。
ヴィッテルはミネラルウォーターのペットボトルを配布しており、命の水のように助かっていたのですが、今年は世界的な使い捨てプラスチック製品使用の問題を受けて配布量を大幅に削減したようです。
ゲラント・トーマスが落車したという情報が入ってきましたがすぐに集団に復帰したようで安心。メイン集団通過の興奮をもう一度体験し、落ち着いたところでペダルを再び漕ぎ進めました。フィニッシュのニームまではアップダウンありの28㎞。
レース後、ボワチュールバレ(レース最後尾を告げる車)の後は渋滞になるのが通常ですが、自転車ならスイスイです。さすがにこの日はニームにたどり着くころには暑さもありヘロヘロになりましたが、ツールと一緒に走ったという達成感は何事にも変えがたく、自信にもなりました。またツールを自転車で観戦したい!と思うんですよね。この日のステージ勝利は今大会2勝目のカレブ・ユアンでした。
翌日の第17ステージはポンデュガールがスタート地点。ニームの宿をチェックアウトし、ポンデュガールまで8㎞ほどの村セルナックにクルマを停めて、再びOpenCycleMapを使いポンデュガールまで。前日に訪れたところなので土地勘もばっちり。この日は前日にレース観戦したポンデュガールの袂広場がスタート前イベントの会場となり、選手がサインに訪れるまでの時間もダンスありパフォーマンスありでイベントとして楽しめました。ここでもサガンのファンサービスは最長。10分以上も写真撮影やサインに応じていました。
第17ステージをもってツールはオクシタニ―地域圏からオーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏へ。アルプス連戦へ突入。私は一足先にシャンゼリゼへ向かいます。(つづく)
筆者プロフィール:目黒 誠子(めぐろせいこ)
宮城県丸森町生まれ。2006年ジャパンカップサイクルロードレースに業務で携わってからロードレースの世界に魅了される。2014年より3年間、ツアー・オブ・ジャパンでは海外チームの招待・連絡を担当していた。ロードバイクでのサイクリングを楽しむ。航空会社の広報系の仕事にも携わり、折り紙飛行機の指導員という変わりダネ資格を持つ。現在は宮城県丸森町に拠点を置きつつ、海外の自転車事情やライフスタイルを取材しながら、ライター、プロデューサー、コーディネーターとして活動。自転車とまちづくり・クリーン工房アドバイザー、「自転車と旅の日〜MARUVÉLO(マルベロ)」代表。(https://www.facebook.com/maruvelo/)
photo&text:Seiko.Meguro
Amazon.co.jp