山形県庄内地方を舞台に、今年初開催される「じろで庄内」。210kmのロングコースを筆頭に、秋めく庄内エリアをぐるりと周遊するロングライドイベントが9月8日(日)に開催される。日本でも有数の稲作地帯をめぐるグランフォンドを紹介しよう。



黄金色の田園風景の中をいく じろで庄内2019黄金色の田園風景の中をいく じろで庄内2019 (c)2019 Giro De Shonai
日本海と朝日山地に囲まれた広大な沿岸平野である庄内地域。広大な庄内平野は日本有数のコメどころとしても知られる肥沃な平原でもある。ユネスコ食文化創造都市として認定されるほど、豊かな食文化を誇る地域であり、その魅力に自転車を通して触れることができるイベントが今年初開催される「じろで庄内」だ。

メイン会場となるのは、「道の駅みかわ いろり火の里」。山形自動車道「鶴岡IC」より約13分、庄内空港より車で13分、羽越本線の鶴岡駅より車で約11分とアクセスしやすく、地元のみならず全国からも参加しやすいイベントとなっている。

小グループでスタートしていく小グループでスタートしていく (c)2019 Giro De Shonai
メイン会場となる道の駅しょうないメイン会場となる道の駅しょうない (c)2019 Giro De Shonai
コースとして用意されるのは3つ。東北地方のサイクリングイベントとしては最長となる210kmのロングライドコース、130kmのミドルコース、初心者にもやさしい70kmのショートコースという、脚力別にチャレンジできるコースが用意されている。

それではメインコースとなる210kmコースの概要を紹介しよう。どのコースもスタートおよびゴールとなるのは「道の駅みかわ いろり火の里」。ここからまずは南東へ。出羽三山の一つとして知られる羽黒山を左に見つつ、これまた出羽三山が一つ月山の高原牧場に設けられた第1エイドへ。

その後一路北へと進み、道の駅しょうない風車市場に設けられたエイドを経由したのち、進路を最上川に沿って日本海方面へととる。210kmコースでは、一旦最上川から離れ、鳥海山方面へ北上したのち、再び最上川へと戻ってくる。

ゆるやかな登りを走っていくゆるやかな登りを走っていく (c)2019 Giro De Shonai
エイドステーションで元気をもらい再出発エイドステーションで元気をもらい再出発 (c)2019 Giro De Shonai
そのまま河口付近まで下り、東北公益文科大学のエイドステーションで補給した後は、一路海岸線を南下していく。210kmコース以外は三瀬のあたりでフィニッシュへと折り返すものの210kmコースはあつみ温泉まで南下する。ここから楠峠までのラストクライムをこなした後は、鬼坂バイパスをフィニッシュまで下っていくのみ。210kmというビッグライドながら、最大標高差は385m、獲得標高も1,400mとかなりフラットなレイアウトで、初めて200km越えのライドに挑戦する方にも走りやすいイベントとなっている。

各エイドでは、自然豊かな庄内地域で育まれた山海の珍味が目白押し。大会が開催される頃には、一面に広がる水田も黄金色に色づきはじめ、美しい景色を堪能することもできるはずだ。

また、様々なゲストライダーとともに走ることができるのもこの大会の魅力。オリンピック出場経験を持つ鈴木光広氏(ソウルオリンピック出場)、藤田晃三氏(バルセロナオリンピック出場)、飯島誠氏(シドニー、アテネ、北京オリンピック出場)の3名、さらに元ブリッツェンフェアリーであり、現在は地域密着型YouTuberとして活躍するMIHOさんが参加する予定だ。

庄内の名産品を使った振る舞いが用意されている庄内の名産品を使った振る舞いが用意されている (c)2019 Giro De Shonai
エイドにはゆるキャラも登場するかもエイドにはゆるキャラも登場するかも (c)2019 Giro De Shonai暖かい麺なども登場するかも暖かい麺なども登場するかも (c)2019 Giro De Shonai


さらに、前日には受付会場となる東京第一ホテル鶴岡にて、前夜祭も行われる。庄内の食材を使ったビュッフェに舌鼓を打ちながら、ゲストライダーの皆さんと交流できる貴重な機会となっている。

参加者募集中!申し込みは7月31日まで

さて、そんなじろで庄内は、現在参加者を募集中だ。申し込みはインターネットのみとなっており、スポーツエントリーより参加申し込みが可能となっている。また、「ふるさと納税」の返礼品としてエントリーすることも可能だ。詳しくはこちらのリンクを参照してほしい。また、お得な宿泊プランなども用意されているので、ぜひ利用してみては?


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