6月23日(日)、新潟県長岡市で開催される越後長岡チャレンジサイクリング2019。100kmで獲得標高2000mを越えていく本格山岳コースをはじめ、脚力に合わせて4つのルートが用意される北陸随一のロングライドイベントを紹介しよう。



濃密な緑の中を走っていく越後長岡チャレンジサイクリング2019濃密な緑の中を走っていく越後長岡チャレンジサイクリング2019 (c)越後長岡チャレンジサイクリング実行委員会
2004年の中越地震において、多くの被害に見舞われた新潟県の長岡エリア。地震の影響で各地の道路が寸断されたが、全国からの支援によって復旧した。その感謝と復興した姿を全国に発信することを目的に開催されるのが今回紹介する「越後長岡チャレンジサイクリング」だ。

特に被害の大きかった山古志地区を中心に開催されたプレ大会をきっかけに、今年で10回目の節目を迎えるこの大会は、復興した新たな道路が繋ぐ北陸の自然と味覚を堪能できる魅力的な大会となっている。

震災から復興したということもあり、大会で使用される道路は非常に綺麗な路面。スムーズな走行感を楽しめる美しい舗装と、豊富なアップダウン区間、信号や車が少なくストレスを感じさせない長岡エリアは、地元のサイクリストのメッカとなっているという。

用意されるコースは100kmのメインコース、70kmのミドルコース、初心者も安心の40kmのショートコース、10kmのファミリーコースの4種類。脚力やスキルレベルに合わせて、自分にピッタリの種目を選ぶことが出来るので、どんな人でも楽しむことが出来るはず。

中越地震で被災した山岳地域を走ります中越地震で被災した山岳地域を走ります (c)越後長岡チャレンジサイクリング実行委員会
昨年のスタートの様子昨年のスタートの様子 (c)越後長岡チャレンジサイクリング実行委員会
コスプレでの参加も可能。 今年はゴール後に表彰があります。コスプレでの参加も可能。 今年はゴール後に表彰があります。 (c)越後長岡チャレンジサイクリング実行委員会親子でゴール後に、おもてなしを堪能親子でゴール後に、おもてなしを堪能 (c)越後長岡チャレンジサイクリング実行委員会


メインコースは全長100kmの中で獲得標高が2,000mを超えるという超級山岳コース。スタート/ゴール地点となる長岡市営スキー場を出て、8の字を描くようなコースとなっている。100kmの中に7つのエイドステーションが設けられているので、ハードなコースながらも適度に休憩をとりつつ走ることが出来るのは嬉しいところ。

ミドルコースは、メインコースから、西側の周回を省いたコースとなる。それでも獲得標高は1,500mと、かなり走り応えがある設定だ。そしてショートコースは山古志支所で折り返すコースとなっており、獲得標高は500mと控えめに。初心者でも安心して走り切れるイージーなコースとされた。

メインコースやミドルコースは、箱根駅伝でもおなじみの「東海大学」の夏合宿にも使われているほか、実業団選手が普段からトレーニングに使用するコースとあって、走り応えはかなりのもの。一部には携帯不通エリアもあるほど山深い箇所も通過するとのことだ。昨年大会で迂回した区間もすでに復旧済みとのことで、今年は更に充実したライドとなるはずだ。

お子さんと一緒に夏の思い出作りをお子さんと一緒に夏の思い出作りを (c)越後長岡チャレンジサイクリング実行委員会今年は同じチームジャージで参加された方が多いチームをゴール後に表彰します今年は同じチームジャージで参加された方が多いチームをゴール後に表彰します (c)越後長岡チャレンジサイクリング実行委員会

約100人ほどの地元サイクリストが、ボランティアとして参加。約100人ほどの地元サイクリストが、ボランティアとして参加。 (c)越後長岡チャレンジサイクリング実行委員会
一方、ショートコースでも通過する蓬平・山古志地区は自然あふれるその風景が「日本農業遺産」に登録され、全国から訪れる方も多くなってきている注目のエリア。豊かな自然を見ながら楽しむサイクリングが、本当に気持ちの良いコースとなっている。親子で参加できるファミリーコースは長岡市営スキー場周辺をつなぐ10kmのショートライドとなり、家族で楽しいひと時を過ごすことができるはず。

各地域のエイドステーションでは多くの地域住民とボランティアの方々が心づくしのおもてなしをしてくれるのもこの大会の大きな魅力。山古志汁や、米を使った山古志バーガー、栃尾名物油揚げ、和島のガンジージェラートなど地域色豊かな食のふるまいと販売が各エイドで待っている。

更に豪華なゲストライダー陣もこの大会の特徴だ。今年はアソスやラピエールのアンバサダーとして活躍する自転車ブロガーの篠さんが参加。さらにまだまだゲストが登場するとのことで、参加者と共に会場を盛り上げてくれるだろう。

ゴール後は、じゃんけん大会や抽選会もありゴール後は、じゃんけん大会や抽選会もあり (c)越後長岡チャレンジサイクリング実行委員会
ゲストのお一人である自転車ブロガーの篠さんゲストのお一人である自転車ブロガーの篠さん (c)越後長岡チャレンジサイクリング実行委員会もう一人のゲスト、ヨネックスサポートライダーの田崎友康選手もう一人のゲスト、ヨネックスサポートライダーの田崎友康選手 (c)越後長岡チャレンジサイクリング実行委員会


また、ゴール後には完走賞が発行されるほか、今年はコスプレでの参加者にプレゼントされる「コスプレ参加賞」や同じチームジャージの方々に贈られる「オリジナルチームジャージ賞」そして「高額バイクトップ3賞」など様々な企画でプレゼントが用意されている。また恒例の抽選会も開催予定だ。

大会前日には長岡MTBフェスティバルの第1戦となる2時間耐久レースが行われ、前日受付に来た方々も共に大きく盛り上がることができるはず。また会場には12社に及ぶメーカーブースが出展し、70台を越える最新バイクが試乗できる機会でもある。

現在エントリー受付中!締め切りは5月21日まで

そんな越後長岡チャレンジサイクリングは現在参加者を募集中。5月21日(火)の申し込み締め切りとなっておりからスポーツエントリー申し込むことができるようになっている。新潟の自然とグルメを味わうことができるこの大会、ぜひ参加してみては。




越後長岡チャレンジサイクリング2019
開催日:6月23日(日)
開催場所:新潟県長岡市栖吉町3300番地 長岡市営スキー場
エントリー受付期間:~ 5月21日(火)
種目:
・メインコース(約100km) 国道291号線及び周辺の県道(9号 23号 24号 472号)、長岡市営スキー場より蓬平温泉、山古志、栃尾道の駅、道院高原、森立峠。獲得標高2000m以上
・ミドルコース(約70km) 長岡市営スキー場から蓬平温泉、山古志、栃尾地域、森立峠
・ショートコース(約40km) 長岡市営スキー場より蓬平温泉、山古志支所折り返し
・ファミリーコース(約10km) 長岡市営スキー場周辺
参加費:
メインコース:7,000円
ミドルコース:5,000円
ショートコース:個人:4,000円 (保護者+子供 各1名):5,000円 
(子供1人増につき+1,000円)
ファミリ―コース:1組 3,000円(子供1人増につき+1,000円)
※ショート・ファミリーコースの大人は1人増につき+1,000円追加料金がかかります。
※参加料には傷害保険料、参加記念品を含む、納入された参加料は返却されません。
また保護者同伴(ショートコース・ファミリ―コース)の方には、記念品は1つとします。