2019/03/06(水) - 11:51
自転車イベントに参加している方の愛車を紹介するスナップ企画「あなたの自転車見せてください」。今回は埼玉県にあるオフロードヴィレッジで行われた、川越サイクルオフロードエンデューロで見つけたサイクリスト達にご登場いただきました。
高野達也さん(BOUNCE) アンカー XA3
去年の11月からマウンテンバイクを始めたという高野さん。実は自転車歴自体もまだ1年未満で、昨年の春に就職して土日が休みになるのをきっかけに新しい趣味としてロードバイクを始めたとのこと。マウンテンバイクはもともと興味があったそうだが、行きつけのショップであるBOUNCEで試乗させてもらったらハマってしまい、購入することになったという。
そんな高野さんが乗るのはショップで知り合った自転車友達から譲ってもらったアンカー XA3。まだ譲ってもらってから日が経っていないということで、そこまでカスタマイズはしていないとのことだが、ハンドル、ペダル、タイヤと走る上でキーになる部分はパーツを交換したとのこと。
ハンドルはかなり短いものが付いていたが、トレイルで遊ぶことを前提に、コントロール性を向上させるためより広いタイプに交換。グラファイトデザインのRISEN6とマニアックなカーボンハンドルだが、こちらも知人から中古で手に入れたという。
タイヤはトレイルからエンデューロまで楽しめる汎用性の高さが特徴的なシュワルベ NOBBY NIC。ペダルには前から少し気になっていたというクランクブラザーズのCANDYを組み合わせる。グリップはODI TROY LEE LOCK-ONで鮮やかな蛍光イエローがアクセントとになっている。
「マウンテンバイクとロードバイクを交互に乗ると体の使い方やバイクコントロールの勉強になっていいですね」とマウンテンバイクの良さを語ってくれた。
坂手潤一さん(BOUNCE)リッチー P-29
埼玉県川越のプロショップBOUNCEの店長である坂手潤一さんが駆るのはリッチーのP-29。フレンチカラーが印象的なスチールの29erフレームだが、27.5+のWTB TRAILBLAZERを組み合わせ、シングルスピードで運用するという個性的な1台だ。
フレームがスライドエンドとなっており、シングルスピードでもチェーンテンションが張れる構造となっているのがこのフレームの特徴。エンドが折れるといったトラブルも少なく、コースによってギア比を考えるのも楽しみの1つだという。普段は30-20Tでギア比を1.5くらいにしているとのことだが、今回のコースは平坦が多いということでリアに18Tをチョイス。丁度いい感じだったとのこと。
チェーンリングにはローターの楕円チェーンリング、Q-RINGSを組み合わせる。シングルスピードで楕円チェーンリングだとチェーンが暴れそうな気がするが、チェーンテンションに余裕を持たせておけば、ナローワイドギアの効果も相まって、トラブルは少ないという。オフロードではトラクションを稼げるため楕円チェーンリングは有用だとか。
楠田清徳さん(私は土橋くんです。) BMC Crossmachine CX01
大学生になる息子さんの後輩とチームを組んでエントリーした楠田清徳さん。ロードバイクにも乗るが、もともとモトクロスを行っており、このウエストポイントにもよくお世話になっているという根っからの泥んこ好きだ。そんな楠田さんが駆るのはこのサイクルオフロードエンデューロに出場するために新たに購入したというBMCのシクロクロスバイクCrossmachine CX01である。
ほとんど中古のパーツで構成されているというバイクは今回が2回目の出動。コンポーネントは安定と信頼のシマノ105で固めて、チェーンリングはナローワイドでチェーン落ちしにくいウルフトゥースの38Tをチョイス。カンチブレーキはカッコ良さで決めたというFSAのSL-KグレードにBBBのウルトラストップブレーキシューを組み合わせる。
「アラヤのマウンテンバイクもあるのですが、このコースには細いシクロクロスタイヤが合ってました。モトクロスはエンジンが付いているからテクニックが重要になってきますが、自転車は踏めてなんぼなところが楽しくもあり、大変でもありますね。」と語ってくれた。
安住健太さん(ケントデリカッターズ)アラン シクロクロスバイク
メッセンジャーをやっていたという安住健太さんのバイクはイタリアの名門ブランドであるアランのシクロクロスバイク。簡単にフレームカラーを変える事ができる缶スプレー塗料、スプレーバイクを使ってリペイントしており、シンプルかつおしゃれな雰囲気にまとまっている。
ブレーキはケーンクリークのダイレクトカーブ。カンチブレーキではなく、Vブレーキのほうが制動力が良いためチョイスしたという。ステムはワンバイエスのカーボンスージーステム。平行になったほうがルックス的に好みなためこだわっているという。
シフトレバーはアナログ感を楽しめるギブネイル。ノスタルジックな見た目も良さであるが、3段くらいなら一気に変速できるため、ダイナミックな変速が可能なんだとか。クランクはメッセンジャーの会社に転がっていたものにレースフェイスのチェーンリングをセット。チェーンキーパーを組み合わせてチェーン落ちを防止する。有り物で組んだバイクだが、様々なこだわりが見えるバイクだった。
綱川昌紀さん Shiztech 29er
冬はシクロクロスを楽しんでいるという綱川昌紀さんが駆るのはオーダークロモリ29erバイクのShiztech(シズテック)。群馬の新鋭ビルダーである静野さんが趣味で制作しているという知る人ぞ知るブランドだ。
このバイクのコンセプトは最新のクロスカントリーバイクのジオメトリーをクロモリで再現してみたというもの。クロモリのしなやかさと現代のXCバイクならではの機動性を併せ持ったバイクを作り出そうということらしい。ということで昔のバイクに比べリアセンターを短くし、BBを下がり気味にするという工夫が行われている。
パーツ類は高級品を使うことにしているということで、シマノXTRのホイールやレースフェイスのカーボンクランクなど、こだわりのハイエンドパーツをアッセンブル。フレームは電動専用にしたため、コンポーネントもデオーレXT Di2をチョイスし、高級感漂う1台となっている。
気になる乗り心地はレースに持ち出したのが初めてということで、ポジションを煮詰める必要こそあるものの、クロモリらしいしなやかな乗り心地と最新レーシングバイクのようなコントロール性を両立しており、非常に良いバイクに仕上がったとのことだ。
text&photo:Kosuke.Kamata
高野達也さん(BOUNCE) アンカー XA3
去年の11月からマウンテンバイクを始めたという高野さん。実は自転車歴自体もまだ1年未満で、昨年の春に就職して土日が休みになるのをきっかけに新しい趣味としてロードバイクを始めたとのこと。マウンテンバイクはもともと興味があったそうだが、行きつけのショップであるBOUNCEで試乗させてもらったらハマってしまい、購入することになったという。
そんな高野さんが乗るのはショップで知り合った自転車友達から譲ってもらったアンカー XA3。まだ譲ってもらってから日が経っていないということで、そこまでカスタマイズはしていないとのことだが、ハンドル、ペダル、タイヤと走る上でキーになる部分はパーツを交換したとのこと。
ハンドルはかなり短いものが付いていたが、トレイルで遊ぶことを前提に、コントロール性を向上させるためより広いタイプに交換。グラファイトデザインのRISEN6とマニアックなカーボンハンドルだが、こちらも知人から中古で手に入れたという。
タイヤはトレイルからエンデューロまで楽しめる汎用性の高さが特徴的なシュワルベ NOBBY NIC。ペダルには前から少し気になっていたというクランクブラザーズのCANDYを組み合わせる。グリップはODI TROY LEE LOCK-ONで鮮やかな蛍光イエローがアクセントとになっている。
「マウンテンバイクとロードバイクを交互に乗ると体の使い方やバイクコントロールの勉強になっていいですね」とマウンテンバイクの良さを語ってくれた。
坂手潤一さん(BOUNCE)リッチー P-29
埼玉県川越のプロショップBOUNCEの店長である坂手潤一さんが駆るのはリッチーのP-29。フレンチカラーが印象的なスチールの29erフレームだが、27.5+のWTB TRAILBLAZERを組み合わせ、シングルスピードで運用するという個性的な1台だ。
フレームがスライドエンドとなっており、シングルスピードでもチェーンテンションが張れる構造となっているのがこのフレームの特徴。エンドが折れるといったトラブルも少なく、コースによってギア比を考えるのも楽しみの1つだという。普段は30-20Tでギア比を1.5くらいにしているとのことだが、今回のコースは平坦が多いということでリアに18Tをチョイス。丁度いい感じだったとのこと。
チェーンリングにはローターの楕円チェーンリング、Q-RINGSを組み合わせる。シングルスピードで楕円チェーンリングだとチェーンが暴れそうな気がするが、チェーンテンションに余裕を持たせておけば、ナローワイドギアの効果も相まって、トラブルは少ないという。オフロードではトラクションを稼げるため楕円チェーンリングは有用だとか。
楠田清徳さん(私は土橋くんです。) BMC Crossmachine CX01
大学生になる息子さんの後輩とチームを組んでエントリーした楠田清徳さん。ロードバイクにも乗るが、もともとモトクロスを行っており、このウエストポイントにもよくお世話になっているという根っからの泥んこ好きだ。そんな楠田さんが駆るのはこのサイクルオフロードエンデューロに出場するために新たに購入したというBMCのシクロクロスバイクCrossmachine CX01である。
ほとんど中古のパーツで構成されているというバイクは今回が2回目の出動。コンポーネントは安定と信頼のシマノ105で固めて、チェーンリングはナローワイドでチェーン落ちしにくいウルフトゥースの38Tをチョイス。カンチブレーキはカッコ良さで決めたというFSAのSL-KグレードにBBBのウルトラストップブレーキシューを組み合わせる。
「アラヤのマウンテンバイクもあるのですが、このコースには細いシクロクロスタイヤが合ってました。モトクロスはエンジンが付いているからテクニックが重要になってきますが、自転車は踏めてなんぼなところが楽しくもあり、大変でもありますね。」と語ってくれた。
安住健太さん(ケントデリカッターズ)アラン シクロクロスバイク
メッセンジャーをやっていたという安住健太さんのバイクはイタリアの名門ブランドであるアランのシクロクロスバイク。簡単にフレームカラーを変える事ができる缶スプレー塗料、スプレーバイクを使ってリペイントしており、シンプルかつおしゃれな雰囲気にまとまっている。
ブレーキはケーンクリークのダイレクトカーブ。カンチブレーキではなく、Vブレーキのほうが制動力が良いためチョイスしたという。ステムはワンバイエスのカーボンスージーステム。平行になったほうがルックス的に好みなためこだわっているという。
シフトレバーはアナログ感を楽しめるギブネイル。ノスタルジックな見た目も良さであるが、3段くらいなら一気に変速できるため、ダイナミックな変速が可能なんだとか。クランクはメッセンジャーの会社に転がっていたものにレースフェイスのチェーンリングをセット。チェーンキーパーを組み合わせてチェーン落ちを防止する。有り物で組んだバイクだが、様々なこだわりが見えるバイクだった。
綱川昌紀さん Shiztech 29er
冬はシクロクロスを楽しんでいるという綱川昌紀さんが駆るのはオーダークロモリ29erバイクのShiztech(シズテック)。群馬の新鋭ビルダーである静野さんが趣味で制作しているという知る人ぞ知るブランドだ。
このバイクのコンセプトは最新のクロスカントリーバイクのジオメトリーをクロモリで再現してみたというもの。クロモリのしなやかさと現代のXCバイクならではの機動性を併せ持ったバイクを作り出そうということらしい。ということで昔のバイクに比べリアセンターを短くし、BBを下がり気味にするという工夫が行われている。
パーツ類は高級品を使うことにしているということで、シマノXTRのホイールやレースフェイスのカーボンクランクなど、こだわりのハイエンドパーツをアッセンブル。フレームは電動専用にしたため、コンポーネントもデオーレXT Di2をチョイスし、高級感漂う1台となっている。
気になる乗り心地はレースに持ち出したのが初めてということで、ポジションを煮詰める必要こそあるものの、クロモリらしいしなやかな乗り心地と最新レーシングバイクのようなコントロール性を両立しており、非常に良いバイクに仕上がったとのことだ。
text&photo:Kosuke.Kamata
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