2019/01/15(火) - 12:00
毎年多くのサイクリストを集めるロングライドイベント「アルプスあづみのセンチュリーライド」が、4月21日と5月26日にそれぞれ開催される。今年は桜のAACRも2地点でのスタートを導入。脚に自信のない人でも楽しめる取り組みが拡大している。
【桜のAACR】残雪の連峰と蒼い空のコントラストの眺めはなんとも言えず美しい photo:Makoto.AYANO
突き刺すような寒さが和らぎ、サイクリングを気持ちよく楽しめるようになる春、信州にて開催されるロングライドイベントが「アルプスあづみのセンチュリーライド(以下、AACR)」だ。残雪残る北アルプスの雄大な景色を楽しむことができる長野県安曇野エリアを舞台に、初心者からベテランまで様々な脚力の方が楽しめるカテゴリーの設置やルート設定、豊かな自然が育んだ食材を活かしたエイドステーションでの振る舞い、そしてなによりも地域の方々の温かな心遣いとおもてなしを堪能できる超人気イベントである。
AACRは、いわゆるロングライドイベント人気の火付け役としても知られ、ロケーション、グルメ、コミュニティという3つの要素を兼ね備える稀有な存在だ。これまで、先行申込と一般申込、どちらもエントリー開始とともに参加枠が瞬く間に埋まるほど人気が沸騰していた。より多くのサイクリストに信州を楽しんでもらうため、AACRは昨年から4月の「桜のAACR」と5月の「緑のAACR」という2大会開催へと成長を遂げた。2019年大会も同様に4月20~21日の”桜”と、5月25~26日”緑”の2回イベントが行われる。
参加するサイクリストはもちろん、1500名の参加者を迎え入れてくれる地域の方々を含めての"みんな"が気持ちよく楽しめる大会として開催されるAACR。その一環として2019年大会では、医療教育、地元道路整備、世界と3つの分野への寄付を行うチャリティーエントリーが設けられ、1月7日から先行で申込を行うことが可能となる。昨年度のチャリティ実施状況は公式ページで確認できる。
【緑のAACR】残雪の白馬連峰をバックにペダルを回す
メイン会場となるのは梓川のほとりにある公共の宿「梓水苑」(しすいえん)。松本ICからのアクセスも良好で、温浴施設も併設される梓水苑はロングライドイベントのメイン会場としてはまさにうってつけと言える施設である。
加えて、昨年の緑のAACRで採用された2地点でのスタート方式を桜のAACRでも採用する。150km(桜)/160km・サイクルトレイン(緑)コースは梓水苑にて、それ以外の距離のコースは国営アルプスあづみの公園 (堀金・穂高地区)にてスタート/フィニッシュが設けられる。
AACRのルート設計および監修を務めるのは、かつて日本を代表するMTB選手であり、松本市に自身のショップ「BIKE RANCH」を運営する鈴木雷太氏だ。選手時代から信州に拠点を置き、松本・安曇野の地をこよなく愛する雷太氏がプロデュースするルートは走りやすく素晴らしい眺望が広がるとっておきのコースとなる。それでは2つの大会それぞれに用意されたルートを見ていこう。
信州に訪れた春の息吹を感じるサイクリング「桜のAACR」
ルート上に桜が咲き誇る最高の季節だ
桜のAACRの昨大会は「梓水苑~白馬折り返し~梓水苑(150km)」を1日で走りきる「1day」クラスと2日間に分けて走破する「2days」クラス、サイクルトレイン、100kmという4ルートであったが、今年は2daysとサイクルトレインがドロップし、新たに80kmコースが追加される3カテゴリーにて開催される。
基本は梓水苑をスタートし穂高や大町エリアを北上。仁科三湖を通り白馬へと至るルートだ。150kmではマウンテンバイクの聖地として有名な白馬岩岳に設置されたエイドで折り返し、梓水苑へと戻ることに。獲得標高は1135mと山岳地域としては比較的少なめで、山が苦手なサイクリストでも大丈夫だろう。
桜も咲いていた中綱湖の湖岸を走っていく
白おにぎりに郷土味噌をつけて頂く
かつてのMTB聖地、白馬岩岳が折り返し地点&エイドになった
穂高エイドにはカラフルなチューリップ畑が待っている 桜だけでない華やかな春先の信州を楽しめる photo:Makoto.AYANO
100kmコースはスタート地点が変更され、国営アルプスあづみの公園 (堀金・穂高地区)からのスタートとなる。スタート地点が変更となったおかげで、150kmコースと同様に白馬エイドまで走ることが出来るコース設定となった。これまで150kmコースでしか見ることが出来なかった絶景を短いカテゴリーでも味わえるお得なコースとなっている、
新たに追加された80kmコースは、スタート地点を国営アルプスあづみの公園 (堀金・穂高地区)としつつ、「あづみの公園大町」エイドステーションで折り返してくるというルーティングとなる。より走りやすいコースとなるため、初心者のロングライドデビューにもうってつけのカテゴリーとなりそうだ。
眩しい新緑を堪能する「緑のAACR」
白馬連峰を背景に快調に飛ばす
AACRのオリジナルともいえるのが5月に開催される「緑のAACR」。10年を超える歴史を持ったイベントとして、種目は引き続き「160km」「120km」「80km」「サイクルトイレイン」という健脚派から家族連れまで楽しめる4種類が設定されている。
あづみのエリアから北上し、仁科三湖、白馬へと至った後折り返してくるという大まかなルート設計は、例年と同様。120kmと80kmの2つのルートは、国営公園アルプスあづみの公園【堀金・穂高】がスタート/フィニッシュとなることも昨年から引き継いでいる。
木漏れ日が心地よい林の中を進んでいく
何より白馬の山々が織りなすダイナミックな眺望が、白馬エイドの何よりの補給だ
コースの至る所には、サイクリスト向けの標識が設置されている
第3エイドはお漬物バイキングだ。沢山の種類が用意されており、全てを盛っていたら大変な量に!
サイクルトレインの帰路は白馬駅集合となる
自分の脚力に合わせ無理のないカテゴリーを選んでも、雄大な北アルプスが至近に迫る、壮観な風景に囲まれながらの信州サイクリングを満喫できるのは嬉しいところ。前日受付ならびに160kmとサイクルトレインのスタートは引き続き梓水苑となっている。
エイドももちろん充実しており、160kmは6つ、120kmは5つ、80kmとサイクルトレインは4つのステーションが設置される予定だ。例年、みそおにぎりや漬物バイキングに季節のフルーツ、おざんざなど、AACRならではのグルメが好評を博している。今年のエイドにも期待大だ。
間もなく申込開始 一般申込は1月19日(土)10:00~ 先行申込は1月7日(月)18:00~
桜が咲く道を駆け抜けるとフィニッシュだ
さて、アルプスあづみのセンチュリーライドの一般エントリーは間もなく開始される。今年の受付方法も先着順が採用されている。例年、開始と同時に定員に達する人気ぶりなので、参加を考えている人は注意しよう。エントリーはランネットより行うことができる。
2大会開催であることに加え、桜のAACRではスタート地点などの変更が行われているため、事前に要項をチェックを行い、どの種目に参加するのかをよく考えた上でエントリーしたほうが良いだろう。
また、東京から大会へ参加するためのバスツアーも用意されている。新宿発着となるツアーで、観光バスの往復移動、松本での大会前日宿泊費、フルコースのエントリーフィーがセットになった内容だ。桜と緑、どちらの大会のツアーも用意されている。詳細はこちらのバスツアー紹介ページを確認されたい。
また、AACR開催を記念したオリジナルグッズが販売される。桜と緑の両大会それぞれをイメージしたアパレルは既にデザインが決定している。桜のAACRバージョンと緑のAACRバージョンそれぞれに半袖ジャージやレーサーパンツ、ウインドブレーカーなどが用意される。オフィシャルWebショップから注文できるので、ぜひ一度覗いてみては。
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突き刺すような寒さが和らぎ、サイクリングを気持ちよく楽しめるようになる春、信州にて開催されるロングライドイベントが「アルプスあづみのセンチュリーライド(以下、AACR)」だ。残雪残る北アルプスの雄大な景色を楽しむことができる長野県安曇野エリアを舞台に、初心者からベテランまで様々な脚力の方が楽しめるカテゴリーの設置やルート設定、豊かな自然が育んだ食材を活かしたエイドステーションでの振る舞い、そしてなによりも地域の方々の温かな心遣いとおもてなしを堪能できる超人気イベントである。
AACRは、いわゆるロングライドイベント人気の火付け役としても知られ、ロケーション、グルメ、コミュニティという3つの要素を兼ね備える稀有な存在だ。これまで、先行申込と一般申込、どちらもエントリー開始とともに参加枠が瞬く間に埋まるほど人気が沸騰していた。より多くのサイクリストに信州を楽しんでもらうため、AACRは昨年から4月の「桜のAACR」と5月の「緑のAACR」という2大会開催へと成長を遂げた。2019年大会も同様に4月20~21日の”桜”と、5月25~26日”緑”の2回イベントが行われる。
参加するサイクリストはもちろん、1500名の参加者を迎え入れてくれる地域の方々を含めての"みんな"が気持ちよく楽しめる大会として開催されるAACR。その一環として2019年大会では、医療教育、地元道路整備、世界と3つの分野への寄付を行うチャリティーエントリーが設けられ、1月7日から先行で申込を行うことが可能となる。昨年度のチャリティ実施状況は公式ページで確認できる。
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メイン会場となるのは梓川のほとりにある公共の宿「梓水苑」(しすいえん)。松本ICからのアクセスも良好で、温浴施設も併設される梓水苑はロングライドイベントのメイン会場としてはまさにうってつけと言える施設である。
加えて、昨年の緑のAACRで採用された2地点でのスタート方式を桜のAACRでも採用する。150km(桜)/160km・サイクルトレイン(緑)コースは梓水苑にて、それ以外の距離のコースは国営アルプスあづみの公園 (堀金・穂高地区)にてスタート/フィニッシュが設けられる。
AACRのルート設計および監修を務めるのは、かつて日本を代表するMTB選手であり、松本市に自身のショップ「BIKE RANCH」を運営する鈴木雷太氏だ。選手時代から信州に拠点を置き、松本・安曇野の地をこよなく愛する雷太氏がプロデュースするルートは走りやすく素晴らしい眺望が広がるとっておきのコースとなる。それでは2つの大会それぞれに用意されたルートを見ていこう。
信州に訪れた春の息吹を感じるサイクリング「桜のAACR」
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桜のAACRの昨大会は「梓水苑~白馬折り返し~梓水苑(150km)」を1日で走りきる「1day」クラスと2日間に分けて走破する「2days」クラス、サイクルトレイン、100kmという4ルートであったが、今年は2daysとサイクルトレインがドロップし、新たに80kmコースが追加される3カテゴリーにて開催される。
基本は梓水苑をスタートし穂高や大町エリアを北上。仁科三湖を通り白馬へと至るルートだ。150kmではマウンテンバイクの聖地として有名な白馬岩岳に設置されたエイドで折り返し、梓水苑へと戻ることに。獲得標高は1135mと山岳地域としては比較的少なめで、山が苦手なサイクリストでも大丈夫だろう。
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100kmコースはスタート地点が変更され、国営アルプスあづみの公園 (堀金・穂高地区)からのスタートとなる。スタート地点が変更となったおかげで、150kmコースと同様に白馬エイドまで走ることが出来るコース設定となった。これまで150kmコースでしか見ることが出来なかった絶景を短いカテゴリーでも味わえるお得なコースとなっている、
新たに追加された80kmコースは、スタート地点を国営アルプスあづみの公園 (堀金・穂高地区)としつつ、「あづみの公園大町」エイドステーションで折り返してくるというルーティングとなる。より走りやすいコースとなるため、初心者のロングライドデビューにもうってつけのカテゴリーとなりそうだ。
眩しい新緑を堪能する「緑のAACR」
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あづみのエリアから北上し、仁科三湖、白馬へと至った後折り返してくるという大まかなルート設計は、例年と同様。120kmと80kmの2つのルートは、国営公園アルプスあづみの公園【堀金・穂高】がスタート/フィニッシュとなることも昨年から引き継いでいる。
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エイドももちろん充実しており、160kmは6つ、120kmは5つ、80kmとサイクルトレインは4つのステーションが設置される予定だ。例年、みそおにぎりや漬物バイキングに季節のフルーツ、おざんざなど、AACRならではのグルメが好評を博している。今年のエイドにも期待大だ。
間もなく申込開始 一般申込は1月19日(土)10:00~ 先行申込は1月7日(月)18:00~
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さて、アルプスあづみのセンチュリーライドの一般エントリーは間もなく開始される。今年の受付方法も先着順が採用されている。例年、開始と同時に定員に達する人気ぶりなので、参加を考えている人は注意しよう。エントリーはランネットより行うことができる。
2大会開催であることに加え、桜のAACRではスタート地点などの変更が行われているため、事前に要項をチェックを行い、どの種目に参加するのかをよく考えた上でエントリーしたほうが良いだろう。
また、東京から大会へ参加するためのバスツアーも用意されている。新宿発着となるツアーで、観光バスの往復移動、松本での大会前日宿泊費、フルコースのエントリーフィーがセットになった内容だ。桜と緑、どちらの大会のツアーも用意されている。詳細はこちらのバスツアー紹介ページを確認されたい。
また、AACR開催を記念したオリジナルグッズが販売される。桜と緑の両大会それぞれをイメージしたアパレルは既にデザインが決定している。桜のAACRバージョンと緑のAACRバージョンそれぞれに半袖ジャージやレーサーパンツ、ウインドブレーカーなどが用意される。オフィシャルWebショップから注文できるので、ぜひ一度覗いてみては。
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