2018/12/13(木) - 18:13
様々なアクティビティのログを残すことのできるアスリート向けSNS、STRAVA。今年から本格的な日本展開を始めるにあたり、ローンチ発表会が行われた。日本語公式クラブ"Strava Japan Club"の設立や日本初となる100億km分のビッグデータを分析した”Year In Sport”などが発表された。
各メディアが集まったSTRAVAローンチイベント
世界中のアスリートたちから人気を集めるwebサービス、STRAVA。スウェーデン語で「懸命に追い求める様」を意味するStriveという単語から名付けられたSTRAVAは、様々なデバイスによって取得したGPSログをアップロード・共有することができるアクティビティログ機能を中心としたプラットフォームだ。
サイクリングやランニングといったエンデュランススポーツの愛好家を中心に支持を集めており、日本でも多くのサイクリストやランナーが日々ログをアップロードしている。
冒頭にはSTRAVAの創設者であるマイケル・ホーヴァスとマーク・ゲイニーからのメッセージが流された
GPSログをアップロードすることで、ライドデータの管理が出来る
STRAVAにアップロードされたログをもとに、どのルートが多く利用されているかが視覚的に把握できるHEATMAP
ビッグデータをもとに、公共交通のインフラの改良のアドバイスを行うSTRAVA Metro 世界で305以上の地域が利用し歩行者や自転車に優しい街づくりに貢献している
読者の中にもアカウントを保有している方は多いのではないだろうか。STRAVAにはワールドツアーに所属するロードレーサーやUTMBで上位にはいるようなトップトレイルランナー、エベレストへ挑む登山家などもアカウントを有しており、驚くような速度や距離、ロケーションのログを公開している。
5年ほど前に日本語へローカライズされたSTRAVAだが、特に多くの利用者がいるということでアジア地域で初めてカントリーマネージャーを日本に置き、この冬から本格ローンチを開始する。
日本のカントリーマネージャーに就任した三島氏 FacebookやInstagramで活躍した経歴を持つSNSのスペシャリストだ
STRAVAの基本的な機能についてはご存知の方も多いだろうから割愛させていただくが、日本での本格的な展開を開始するにあたって重視されるのは、トラッキングアプリやトレーニングアナリティクスといったSTRAVAの持ついくつかの側面のうち、ソーシャルな機能について。
それを示すかのように、今回STRAVAジャパンのカントリーマネージャーに就任した三島氏は、FacebookやInstagramを渡り歩いてきたSNSのスペシャリスト。日本でのローンチの第一歩として日本語版公式クラブページ、Strava Japan Clubを開設した。
日本語版公式クラブページ"Strava Japan Club"が開設した
日本や世界のアスリートストーリー、STRAVAの最新ニュースや使い方のティップス、日本限定のSTRAVAチャレンジなど、STRAVAをより一層楽しむためのあらゆる情報を日本語で発信していくという。なお、登録に条件などはなく、誰でもメンバーになることが可能。
更に、STRAVA上に投稿された過去1年間のアクティビティの記録、「Year In Sport」を日本で初めて公開した。STRAVAに登録している全世界195か国、3,600万人のアスリートたちが今年1年で積み上げた記録を様々な角度から分析したレポートは読み応えたっぷりなもの。
過去1年間のアクティビティのビッグデータ「Year In Sport」が日本で初公開
この12月4日にちょうど20億件目のアクティビティ投稿を達成したというSTRAVA。今年1年間では6億2,400万件の投稿があり、ログの総距離は107.3億kmに達するという。ちなみに海王星軌道の直径が約90億kmだ。
日本は他の国に比べて、早朝や夜間のアクティビティが多いことや、40代以上のアスリートが多く、質・量ともに優れたログを残していること、そして日本で最もサイクリストが集まっているスポットはヤビツ峠で、年間42,997回、1日平均117回ものログがアップロードされていることなど、興味深い分析が披露された。
これまでもサイクリストにとっては便利なトレーニングログ管理サービスであったSTRAVAだが、今回の日本への本格参入によってソーシャルな部分がより強化されていき、更に身近で欠かせないコミュニティへなっていくだろう。
text&photo:Naoki.Yasuoka
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世界中のアスリートたちから人気を集めるwebサービス、STRAVA。スウェーデン語で「懸命に追い求める様」を意味するStriveという単語から名付けられたSTRAVAは、様々なデバイスによって取得したGPSログをアップロード・共有することができるアクティビティログ機能を中心としたプラットフォームだ。
サイクリングやランニングといったエンデュランススポーツの愛好家を中心に支持を集めており、日本でも多くのサイクリストやランナーが日々ログをアップロードしている。
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5年ほど前に日本語へローカライズされたSTRAVAだが、特に多くの利用者がいるということでアジア地域で初めてカントリーマネージャーを日本に置き、この冬から本格ローンチを開始する。
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日本や世界のアスリートストーリー、STRAVAの最新ニュースや使い方のティップス、日本限定のSTRAVAチャレンジなど、STRAVAをより一層楽しむためのあらゆる情報を日本語で発信していくという。なお、登録に条件などはなく、誰でもメンバーになることが可能。
更に、STRAVA上に投稿された過去1年間のアクティビティの記録、「Year In Sport」を日本で初めて公開した。STRAVAに登録している全世界195か国、3,600万人のアスリートたちが今年1年で積み上げた記録を様々な角度から分析したレポートは読み応えたっぷりなもの。
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この12月4日にちょうど20億件目のアクティビティ投稿を達成したというSTRAVA。今年1年間では6億2,400万件の投稿があり、ログの総距離は107.3億kmに達するという。ちなみに海王星軌道の直径が約90億kmだ。
日本は他の国に比べて、早朝や夜間のアクティビティが多いことや、40代以上のアスリートが多く、質・量ともに優れたログを残していること、そして日本で最もサイクリストが集まっているスポットはヤビツ峠で、年間42,997回、1日平均117回ものログがアップロードされていることなど、興味深い分析が披露された。
これまでもサイクリストにとっては便利なトレーニングログ管理サービスであったSTRAVAだが、今回の日本への本格参入によってソーシャルな部分がより強化されていき、更に身近で欠かせないコミュニティへなっていくだろう。
text&photo:Naoki.Yasuoka
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