2019/01/07(月) - 14:47
サイクルイベントで見つけたこだわりのバイクを紹介する「あなたの自転車を見せてください」。今回は11月末に開催されたもてぎエンデューロに参加した女性ライダーのバイクをピックアップします。
土屋文果さん(自転車処 風輪) ウィリエール Zero.7
「日本に2台しかないスペシャルカラーなんです!」というのも納得のアメリカンカラーに塗りあげられたウィリエールを駆るのはチーム「自転車処 風輪」の土屋さん。3000台を越える自転車がサーキットに集まる中で、ひときわ目立つ1台で、思わずお声かけ。
「やっぱり目立ちますよね、都内へ出かけたりすると『土屋さん何時ごろ走ってたよね?』って連絡が来たりするんですよ笑」と思わぬ効果もあったようですが、何よりも大きいのは走りの軽さ。
リアブレーキ台座につけられたゼッケン台座が仄めかすとおり、JBCFに参戦しつつヒルクライムも楽しまれている土屋さん。今年は東京ヒルクライムでも勝つことが出来たのだとか。「本当はCent1 SRにしようかと思っていたんですけど、好みのカラーがなくって。白ベースのフレームが欲しかったところにこのバイクがちょうどあったんですけど、登りも軽くて思い切って良かったです」
ホイールはコリマのViva Sとかなり玄人好みの組み合わせ。「ハイトが高いわりに軽くて、オールラウンドに活躍してくれるので、もてぎなんかにはぴったりです」と、チョイスの理由を語っていただいた。
後藤安佐さん(サンクスサイクルラボ) キャノンデール SUPERSIX EVO Hi-MOD
後藤さんの愛車はストイックなモノトーンのキャノンデール SUPERSIX EVO Hi-MOD。いわば定番のレーシングバイクですが、JBCFレースに向けてトレーニング中だというのを聞いて納得な戦闘機仕様。
無彩色でまとめられた一台ですが「もともとモノトーンの収まりが良いのが好きで、パーツも雰囲気を合わせて揃えたんです」とのこと。ブレーキはDURA-ACEをおごりつつ、変速周りはR8000シリーズのアルテグラDi2でまとめている隙の無い構成。
クランクは旧型のアルテグラSLだが、「今ちょうど、パワーメーターを注文しているところです」とのこと。ちなみにローターの2inPOWERを組み込む予定だとか。ハンドル周りはサテライトスイッチとスプリンタースイッチが完備されており、Di2のメリットを最大限に活かすセッティングに。
バウンスの坂手店長から購入したというスミスのアイウエアとヘルメット。「競技スキーをやっていたのですが、そのころからスミスは好きなブランドで。自転車にも進出してきたのだと聞いて、即手に入れました」と思い入れを語っていただきました。
須藤さん(mesutta) ビアンキ Via Nirone7
ヘイローのヘッドバンドが似合う須藤さんの愛車はビアンキのVia nirone。実はヘイローやコアラボトルの輸入代理店・mesuttaのスタッフさんなのですが、実は自転車を始めたのはこの5月からなのだとか。
「最近会社が引っ越して、駅から遠くなっちゃったんです。それで通勤用にミニベロを用意してもらったんですけど、思いのほか楽しくって。それで、6月の富士ヒルクライムに出ようと思って、急きょロードバイクをゲットしました」と経緯を語っていただいた。
納車からまだ半年ほどですが、既に完全に「マイバイク」といったオーラが出ているのは、至る所に施されたデコレーションのおかげ。「ピンクと黒の組み合わせが好きで、チェレステ部分を隠しちゃおうと。でも、フォークのところは社長に自転車倒されたときに傷になっちゃったのを隠してるんです(笑)コンパウンドで磨いても全然落ちなくて」と語る須藤さん、以前はデコ電の製作などもされていたとのことで、その器用さも納得。
そうそう、ぜひ宣伝もどうぞ!ということで、ボトルケージはもちろんコアラケージ。取り出しやすく、ホールド力の高い便利アイテム。汗止め効果に定評のあるヘイローのヘッドバンドは、来年にリリース予定の新色とのこと。気になった方はぜひ、注目しておいてください(笑)
KAKOさん(GranDiver) サーヴェロ S2
4時間男女混合カテゴリーにて2位に入ったGranDiverのチームより、サーヴェロのエアロロード「S2」を駆るKAKOさんにお声がけ。トライアスロンのリレー種目でラン担当として出場した際、ロードバイクの格好良さに惹かれ自転車を始めたのだという。「1台目はビアンキに乗っていましたが、トライアスロン会場でもよく見かけるサーヴェロに憧れがあってこのバイクを購入しました」と語る。
ヒルクライムレースによく出るとあって、パーツ構成はかなりレーシーな仕様に。エアロロードに合わせた42mmハイトのセミディープリムホイール、ゼンティスXBL4.2がより戦闘力の高いルックスを演出している。「ディープリムが欲しくて、たまたま知人から譲っていただいたホイールなんです。エアロフレームと相まってスピードに乗る感覚が気に入っています」とコメント。
またローターの2DクランクにPOWER2MAXのパワーメーター、アルテグラのチェーンリングと玄人感を漂わせるチェーンホイール周りも特徴的。「周りにパワーメーターを付けている人が多くて最近導入してみました。パワートレーニングはこれから挑戦していきたいですね」と語る。ヒルクライムを意識してか、タイヤはパナレーサーの軽量レーシングモデル、GILLARをチョイス。
その他、ポジション合わせのため短めの3Tステムに交換。サドルはスペシャライズドの女性用モデル、OURAを合わせる。「春からのシーズンに向けて、これから冬はローラーや筋トレなどでトレーニングを頑張っていきたいです」と意気込んだ様子を見せてくれた。
遠藤真由美さん BH Prisma
4時間ウーマンで3位に入賞した遠藤さんの愛車はBHのカーボンロード「Prisma」だ。ロードバイクを始めてまだ2年目だそうで、これが自身1台目のマシン。「周りにスポーツジム等もなくて、いつでも自分の都合よくできる運動としてロードバイクを始めたんです。レースに出るというよりは、今はただ自転車で走ることが楽しいですね。割と一人でどこにでも走りに行っちゃうんです」と笑顔で語る。
バイクは女性でも乗れる小さめのサイズ、そしてオレンジ色が好きだという見た目の好みに合わせて決めたのだと言う。ステムは身長に合わせて短めのものに交換、コンポーネントも一式アルテグラにアップグレードしている。「周りからのアドバイスもありクランクは長さ170mmから165mmに変更してみました。最初は違和感があったのですが、慣れていくと良い感触ですね。回しやすくなったのか前より登りが楽に感じます」と効果を実感している様子。
ホイールは「初心者で何もわからず、なんとなくカッコよくて万能そう(笑)」という理由でマヴィックのキシリウムエリートをチョイス。「今年は結果的に1万kmほど乗りました。どうせ楽しむなら速いに越したことはないかなと。峠を登るのも1本じゃもったいないし、短い時間でより遠くにより高い所に行けたら満足ですよね」と走るモチベーションを語ってくれた。
南祐貴子さん(スズパワー) クオータ KRYON DISC
70人を超える大所帯で参加された埼玉県のプロショップ「スポーツバイクファクトリースズキ」のチームより、納車されたばかりだという南さんのクオータ「KRYON DISC」を紹介。「身長が小さめなので自分が乗れるサイズ展開のあるブランドって限られてしまうんですよね。その中でも最も気に入ったデザインのバイクがこれでした」と愛車との出会いを語る。
「運動しつつ遠方にも遊びに行けて、行楽も兼ねられる趣味として主人と一緒に自転車を始めたんです。今はまだサイクリングロード中心で走っているので、これからより遠くに行けるよう練習します。最新のディスクブレーキも引きが軽くて手が疲れなくていいですね」とコメント。
フレームから組み上げたマイバイクは最初から自分の体にマッチしたパーツチョイスに。ご主人や店長と相談しながら一つ一つ仕様を決めていったのだとか。短めのステムやコンパクトなカーボンハンドル、165mmのショートクランクなど女性らしいアセンブルが目立つ。注文中だというマヴィックのキシリウムUSTホイールを合わせて完成だそう。
text&photo:Naoki.Yasuoka,Yuto.Murata
土屋文果さん(自転車処 風輪) ウィリエール Zero.7
「日本に2台しかないスペシャルカラーなんです!」というのも納得のアメリカンカラーに塗りあげられたウィリエールを駆るのはチーム「自転車処 風輪」の土屋さん。3000台を越える自転車がサーキットに集まる中で、ひときわ目立つ1台で、思わずお声かけ。
「やっぱり目立ちますよね、都内へ出かけたりすると『土屋さん何時ごろ走ってたよね?』って連絡が来たりするんですよ笑」と思わぬ効果もあったようですが、何よりも大きいのは走りの軽さ。
リアブレーキ台座につけられたゼッケン台座が仄めかすとおり、JBCFに参戦しつつヒルクライムも楽しまれている土屋さん。今年は東京ヒルクライムでも勝つことが出来たのだとか。「本当はCent1 SRにしようかと思っていたんですけど、好みのカラーがなくって。白ベースのフレームが欲しかったところにこのバイクがちょうどあったんですけど、登りも軽くて思い切って良かったです」
ホイールはコリマのViva Sとかなり玄人好みの組み合わせ。「ハイトが高いわりに軽くて、オールラウンドに活躍してくれるので、もてぎなんかにはぴったりです」と、チョイスの理由を語っていただいた。
後藤安佐さん(サンクスサイクルラボ) キャノンデール SUPERSIX EVO Hi-MOD
後藤さんの愛車はストイックなモノトーンのキャノンデール SUPERSIX EVO Hi-MOD。いわば定番のレーシングバイクですが、JBCFレースに向けてトレーニング中だというのを聞いて納得な戦闘機仕様。
無彩色でまとめられた一台ですが「もともとモノトーンの収まりが良いのが好きで、パーツも雰囲気を合わせて揃えたんです」とのこと。ブレーキはDURA-ACEをおごりつつ、変速周りはR8000シリーズのアルテグラDi2でまとめている隙の無い構成。
クランクは旧型のアルテグラSLだが、「今ちょうど、パワーメーターを注文しているところです」とのこと。ちなみにローターの2inPOWERを組み込む予定だとか。ハンドル周りはサテライトスイッチとスプリンタースイッチが完備されており、Di2のメリットを最大限に活かすセッティングに。
バウンスの坂手店長から購入したというスミスのアイウエアとヘルメット。「競技スキーをやっていたのですが、そのころからスミスは好きなブランドで。自転車にも進出してきたのだと聞いて、即手に入れました」と思い入れを語っていただきました。
須藤さん(mesutta) ビアンキ Via Nirone7
ヘイローのヘッドバンドが似合う須藤さんの愛車はビアンキのVia nirone。実はヘイローやコアラボトルの輸入代理店・mesuttaのスタッフさんなのですが、実は自転車を始めたのはこの5月からなのだとか。
「最近会社が引っ越して、駅から遠くなっちゃったんです。それで通勤用にミニベロを用意してもらったんですけど、思いのほか楽しくって。それで、6月の富士ヒルクライムに出ようと思って、急きょロードバイクをゲットしました」と経緯を語っていただいた。
納車からまだ半年ほどですが、既に完全に「マイバイク」といったオーラが出ているのは、至る所に施されたデコレーションのおかげ。「ピンクと黒の組み合わせが好きで、チェレステ部分を隠しちゃおうと。でも、フォークのところは社長に自転車倒されたときに傷になっちゃったのを隠してるんです(笑)コンパウンドで磨いても全然落ちなくて」と語る須藤さん、以前はデコ電の製作などもされていたとのことで、その器用さも納得。
そうそう、ぜひ宣伝もどうぞ!ということで、ボトルケージはもちろんコアラケージ。取り出しやすく、ホールド力の高い便利アイテム。汗止め効果に定評のあるヘイローのヘッドバンドは、来年にリリース予定の新色とのこと。気になった方はぜひ、注目しておいてください(笑)
KAKOさん(GranDiver) サーヴェロ S2
4時間男女混合カテゴリーにて2位に入ったGranDiverのチームより、サーヴェロのエアロロード「S2」を駆るKAKOさんにお声がけ。トライアスロンのリレー種目でラン担当として出場した際、ロードバイクの格好良さに惹かれ自転車を始めたのだという。「1台目はビアンキに乗っていましたが、トライアスロン会場でもよく見かけるサーヴェロに憧れがあってこのバイクを購入しました」と語る。
ヒルクライムレースによく出るとあって、パーツ構成はかなりレーシーな仕様に。エアロロードに合わせた42mmハイトのセミディープリムホイール、ゼンティスXBL4.2がより戦闘力の高いルックスを演出している。「ディープリムが欲しくて、たまたま知人から譲っていただいたホイールなんです。エアロフレームと相まってスピードに乗る感覚が気に入っています」とコメント。
またローターの2DクランクにPOWER2MAXのパワーメーター、アルテグラのチェーンリングと玄人感を漂わせるチェーンホイール周りも特徴的。「周りにパワーメーターを付けている人が多くて最近導入してみました。パワートレーニングはこれから挑戦していきたいですね」と語る。ヒルクライムを意識してか、タイヤはパナレーサーの軽量レーシングモデル、GILLARをチョイス。
その他、ポジション合わせのため短めの3Tステムに交換。サドルはスペシャライズドの女性用モデル、OURAを合わせる。「春からのシーズンに向けて、これから冬はローラーや筋トレなどでトレーニングを頑張っていきたいです」と意気込んだ様子を見せてくれた。
遠藤真由美さん BH Prisma
4時間ウーマンで3位に入賞した遠藤さんの愛車はBHのカーボンロード「Prisma」だ。ロードバイクを始めてまだ2年目だそうで、これが自身1台目のマシン。「周りにスポーツジム等もなくて、いつでも自分の都合よくできる運動としてロードバイクを始めたんです。レースに出るというよりは、今はただ自転車で走ることが楽しいですね。割と一人でどこにでも走りに行っちゃうんです」と笑顔で語る。
バイクは女性でも乗れる小さめのサイズ、そしてオレンジ色が好きだという見た目の好みに合わせて決めたのだと言う。ステムは身長に合わせて短めのものに交換、コンポーネントも一式アルテグラにアップグレードしている。「周りからのアドバイスもありクランクは長さ170mmから165mmに変更してみました。最初は違和感があったのですが、慣れていくと良い感触ですね。回しやすくなったのか前より登りが楽に感じます」と効果を実感している様子。
ホイールは「初心者で何もわからず、なんとなくカッコよくて万能そう(笑)」という理由でマヴィックのキシリウムエリートをチョイス。「今年は結果的に1万kmほど乗りました。どうせ楽しむなら速いに越したことはないかなと。峠を登るのも1本じゃもったいないし、短い時間でより遠くにより高い所に行けたら満足ですよね」と走るモチベーションを語ってくれた。
南祐貴子さん(スズパワー) クオータ KRYON DISC
70人を超える大所帯で参加された埼玉県のプロショップ「スポーツバイクファクトリースズキ」のチームより、納車されたばかりだという南さんのクオータ「KRYON DISC」を紹介。「身長が小さめなので自分が乗れるサイズ展開のあるブランドって限られてしまうんですよね。その中でも最も気に入ったデザインのバイクがこれでした」と愛車との出会いを語る。
「運動しつつ遠方にも遊びに行けて、行楽も兼ねられる趣味として主人と一緒に自転車を始めたんです。今はまだサイクリングロード中心で走っているので、これからより遠くに行けるよう練習します。最新のディスクブレーキも引きが軽くて手が疲れなくていいですね」とコメント。
フレームから組み上げたマイバイクは最初から自分の体にマッチしたパーツチョイスに。ご主人や店長と相談しながら一つ一つ仕様を決めていったのだとか。短めのステムやコンパクトなカーボンハンドル、165mmのショートクランクなど女性らしいアセンブルが目立つ。注文中だというマヴィックのキシリウムUSTホイールを合わせて完成だそう。
text&photo:Naoki.Yasuoka,Yuto.Murata
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