2019/01/13(日) - 14:18
自転車イベントに参加している方の愛車を紹介するスナップ企画「あなたの自転車見せてください」。今回は昨年11月に千葉県の袖ヶ浦フォレストレースウェイで行われた、セオフェスで見つけたサイクリスト達にご登場いただきました。
斉藤詢さん サーヴェロ S3
個人ロードレース種目のレディースカテゴリーでスプリントを制した斉藤詢さん。お話を伺うとレース経験は今回で2回目というから驚きだ。2度目のレースで勝利するという事自体が素晴らしいのだが、初めてのレースであった下総クリテリウムでも優勝したとのこと。
他のスポーツをやっていたバックグラウンドがあるのかと思ったが、そうではないという。高校では軽音楽部でドラムを叩いていたそうだ。自転車レースのセンスの塊なのだろうか。トレーニングを重ねたら全日本タイムトライアルに出場することが目標なのだとか。
そんな斉藤さんが乗るのはサーヴェロのエアロロードS3。ルックが気に入って手に入れた1台だ。ショップからのアドバイスと言うよりも自分で調べて購入することが多いという。パーツアセンブリはレース2回目とは思えないほど、エンスージアストが選ぶそれに近い。
目を引くのはクランク周り。クオークのパワーメーターとストロングライトのチェーンリングを組み合わせている。これを選んだ理由はクオークに装着でき、かつ似合うから。バイクの顔とも言えるクランク周りからレーサーらしさを感じる。メインコンポーネントはシマノDURA-ACE Di2。ジップのエアロハンドルやロヴァールのCLX40を使用する。スペシャライズドのPowerサドルはやはりフィットするのだとか。
上野梓さん(Team DKY) スペシャライズド S-Works Amira
レディースカテゴリーで2位に入ったTeam Dkyの上野梓さんが使用するバイクは、スペシャライズドのS-Works Amiraだ。ブランドのハイエンドレーシングモデルを選んだ理由については「一緒に自転車を楽しんでいる叔父さんがオススメしてくれたからです。S-Worksと普通のSpecializedと書いてあるモデルの違いなんてわからないんですけどね」という。
パーツも叔父さんからの影響を受けており、カーボンドライジャパンのビッグプーリーも指示なのだとか。「ホイールのカンパニョーロ BORA ULTRAも最初は35mmハイトにしようかと悩んでいたんですけど、おじちゃんが見た目で選べ!というので…」と50mmを選んだ理由を教えてくれた。ヒルクライムではシマノのC24を使用するなど、レースによって使い分けているそうだ。
さらに、スマートコーチングでトレーニングを見てもらうようになった影響もあり、このバイクを組み上げた時よりパーツは徐々に変化しているという。ディズナのジェイフィットハンドルバーもオススメしてもらったものだとか。ガーミンのパワーメーターVECTOR3を導入し、トレーニングを行っているのだという。このセオフェスに向けての対策練習も行うほど。今秋参加したツール・ド・おきなわや、富士ヒルクライムを目標にするとのことでした。
西山琢馬さん(Roppongi Express) ピナレロ DOGMA F8
4時間エンデューロ・男子ソロでスプリント勝負を制したRoppongi Expressの西山琢馬さん。この日は2,436m/1周のコースを4時間で68周回、約165kmも走りきった上で1着を射止めた脚力の持ち主だ。愛車であるピナレロ DOGMA F8を選んだ理由は「ヒルクライム、ロードレース、クリテリウムまでこなせる総合的なバイク」であるから。
ユニークな点はタイムが誇るRTMカーボンで作られたMONOLINKステムを使用しているところだろう。タイムのバイクに乗っていた時から使用していたもので、優れた振動吸収性を得るために今も使い続けているのだという。また、ステムの色が好みであったことから、フレームも同じ色にリペイントを施しているという。「DOGMAを購入してから丁度2年ぐらいが経ち、若干飽きてきてしまいましたが、まだまだ乗り続けたい完璧なバイクなのでリペイントをしました」と教えてくれた。いつかはグランフォンド世界選手権に出たいと考えているため、名前と国旗のペイント入り。
セオフェスのために選択したホイールはカンパニョーロのBORA ULTRA 50。普段はゴキソを使用しているそうだが、今回のレースはクリテリウムのようにアタックが掛かると予想し、軽量なBORAを選んだそう。タイヤもサーキットという路面が綺麗な所であることから、コンチネンタルのGRANDPRIX TTをチョイス。「今日は軽量性と反応性の良さを追求した構成にしています」という。
チェーンはKMC製。カラーのマッチングという理由もあるが、耐久性が良いことからレース時はこのチェーンを使用するとのことだ。サドルのセッレイタリア SLRは、これから変えることが無いと言い切るほど自分の体にフィットしているという。ビッグプーリーは「自分はやれることはやった」という意識付けのため。勝利を掴み取るためのストイックさが表れているバイクだった。
奥澤優也さん(autobahngotemba) サーヴェロ S5
上級者カテゴリーの接戦を制した奥澤優也さん(autobahngoremba)が使用するバイクはサーヴェロのエアロロードS5。圧倒的に目を引くディスクホイールやヘッドチューブやフォーク、ホイールロゴのデコレーションは、自分の手で貼り付けたものだという。さらに、綺麗なフレームカラーも再塗装しているもの。徹底的に作り上げられたオリジナルな1台からは、奥澤さんの自転車とキャラクターへの愛情が伝わってきそう。
そんな奥澤さんはJBCFのE1でバリバリ展開に絡む走りをするレーサー。今年の大井ふ頭ロードレースでは優勝を果たす実力の持ち主だ。サーヴェロS5を選んだ理由は、奥澤さん自身が平坦が得意でパワーのある選手であり、スプリント時の走行抵抗低減を狙ったことと剛性感が気に入ったためだという。
セオフェスではディスクホイールを使用していたが、ルールで履くことができない実業団では普通のエンヴィSES6.7を使用しているという。ホイールをはじめ、ハンドルとステムはエンヴィで統一。「ディメンションデータがこの組み合わせで、サーヴェロにはエンヴィという印象が強いので選びました」という。クランクもローターだ。サドルはPROのSTEALTH。「今までPowerを使っていましたが、より幅が広いので安定感がありエアロポジションになりやすいので選びました。」
このバイクのこだわりポイントはフロントシングルとしていること。チェーンリングの歯数は52T。フロント変速に気を使わなくて済むという理由と、S5のエアロを活かすことができるのではないかという期待から、フロントシングルにしているという。長距離のロードレースではフロントダブル仕様のバイクを使うが、クリテリウムや登りきれてしまうような坂があるロードレースの場合でこのS5を使用するのだとか。見た目で圧倒されるが、レーサーらしいチョイスがされた1台だった。
岡田大樹さん(丸子橋ろーどくらぶ) ジャイアント TCR Advanced
多摩川に架かる丸子橋を起点とするサイクリングチーム「丸子橋ろーどくらぶ」の岡田さん。チーム自体はメンバーが集まり様々な場所に足を運ぶサイクリングやヒルクライムレースをメインに活動されているそう。そんな中、岡田さんは「ヒルクライムはそんなに好きじゃないので…」とエンデューロレースを中心に参戦しているのだとか。
この日は4時間エンデューロの男子ソロカテゴリーでトップと同タイムの5位入賞を見事に果たす。普段は水曜日の夜に2時間練習、土日は合計で300km近く走るのだとか。そんな岡田さんの愛車はジャイアントのTCR Advancedだ。高校時代にジャイアントのバイクを購入して以来、ジャイアント一筋だという。
このバイクを選んだのは走りも良くコストパフォーマンスに優れているから。岡田さんのこだわるポイントは実用性と使い勝手の良さ、耐久性だ。「走る場所は選ばず平地も山も楽しんでいるので、どこへでも行けるものは何かなと探した時に見つけたのがシマノのC40でした」という。実際に使用してみても万能さを感じることができる良いホイールだと使用感を教えてくれた。
TCR Advancedに装着されている3Tのハンドル周りは、このブランドの製品を使ってみたかったという思いがあり選んでいるのだとか。サドルはスペシャライズドのRomin Evo。岡田さんは低い姿勢で乗ることが多く、前下りのノーズが効果を発揮してくれているという。
吉谷彬さん(Team impec) BMC impec
強烈な存在感を放つBMCのimpec。今はもうラインアップから外されてしまったが、スイスのインペックラボで生産されるラグドフレームは非常にインプレッシブなルックスであり、色褪せず人々を魅了してきた。そんな人の一人がセオフェスに参加していた吉谷さんだ。
impecは、2010年にBMCレーシングの主力バイクとして初披露され、2011年にカデル・エヴェンスによるツール制覇、満を持して2012年モデルから市販が開始されたという経緯を持つバイク。吉谷さんにとってもラインアップされた当時から手に入れたいと思っていたという憧れの1台であり、「ロードバイクに乗る機会が増えてきたので、半年前に購入しました」という。
パーツアセンブリのこだわりは、現在のBMCレーシングが使用しているものと同じ物を選んでいること。シマノ DURA-ACEのグループセットや、ヴィットリアのCorsaチューブラー、3Tのハンドル周り、フィジークのサドル、エリートのボトルなど、まさにBMCレーシングのバイクだ。装いもジロ製品で固め、全身からチームのファンであることが伝わってきました。
text&photo:Gakuto Fujiwara
斉藤詢さん サーヴェロ S3
個人ロードレース種目のレディースカテゴリーでスプリントを制した斉藤詢さん。お話を伺うとレース経験は今回で2回目というから驚きだ。2度目のレースで勝利するという事自体が素晴らしいのだが、初めてのレースであった下総クリテリウムでも優勝したとのこと。
他のスポーツをやっていたバックグラウンドがあるのかと思ったが、そうではないという。高校では軽音楽部でドラムを叩いていたそうだ。自転車レースのセンスの塊なのだろうか。トレーニングを重ねたら全日本タイムトライアルに出場することが目標なのだとか。
そんな斉藤さんが乗るのはサーヴェロのエアロロードS3。ルックが気に入って手に入れた1台だ。ショップからのアドバイスと言うよりも自分で調べて購入することが多いという。パーツアセンブリはレース2回目とは思えないほど、エンスージアストが選ぶそれに近い。
目を引くのはクランク周り。クオークのパワーメーターとストロングライトのチェーンリングを組み合わせている。これを選んだ理由はクオークに装着でき、かつ似合うから。バイクの顔とも言えるクランク周りからレーサーらしさを感じる。メインコンポーネントはシマノDURA-ACE Di2。ジップのエアロハンドルやロヴァールのCLX40を使用する。スペシャライズドのPowerサドルはやはりフィットするのだとか。
上野梓さん(Team DKY) スペシャライズド S-Works Amira
レディースカテゴリーで2位に入ったTeam Dkyの上野梓さんが使用するバイクは、スペシャライズドのS-Works Amiraだ。ブランドのハイエンドレーシングモデルを選んだ理由については「一緒に自転車を楽しんでいる叔父さんがオススメしてくれたからです。S-Worksと普通のSpecializedと書いてあるモデルの違いなんてわからないんですけどね」という。
パーツも叔父さんからの影響を受けており、カーボンドライジャパンのビッグプーリーも指示なのだとか。「ホイールのカンパニョーロ BORA ULTRAも最初は35mmハイトにしようかと悩んでいたんですけど、おじちゃんが見た目で選べ!というので…」と50mmを選んだ理由を教えてくれた。ヒルクライムではシマノのC24を使用するなど、レースによって使い分けているそうだ。
さらに、スマートコーチングでトレーニングを見てもらうようになった影響もあり、このバイクを組み上げた時よりパーツは徐々に変化しているという。ディズナのジェイフィットハンドルバーもオススメしてもらったものだとか。ガーミンのパワーメーターVECTOR3を導入し、トレーニングを行っているのだという。このセオフェスに向けての対策練習も行うほど。今秋参加したツール・ド・おきなわや、富士ヒルクライムを目標にするとのことでした。
西山琢馬さん(Roppongi Express) ピナレロ DOGMA F8
4時間エンデューロ・男子ソロでスプリント勝負を制したRoppongi Expressの西山琢馬さん。この日は2,436m/1周のコースを4時間で68周回、約165kmも走りきった上で1着を射止めた脚力の持ち主だ。愛車であるピナレロ DOGMA F8を選んだ理由は「ヒルクライム、ロードレース、クリテリウムまでこなせる総合的なバイク」であるから。
ユニークな点はタイムが誇るRTMカーボンで作られたMONOLINKステムを使用しているところだろう。タイムのバイクに乗っていた時から使用していたもので、優れた振動吸収性を得るために今も使い続けているのだという。また、ステムの色が好みであったことから、フレームも同じ色にリペイントを施しているという。「DOGMAを購入してから丁度2年ぐらいが経ち、若干飽きてきてしまいましたが、まだまだ乗り続けたい完璧なバイクなのでリペイントをしました」と教えてくれた。いつかはグランフォンド世界選手権に出たいと考えているため、名前と国旗のペイント入り。
セオフェスのために選択したホイールはカンパニョーロのBORA ULTRA 50。普段はゴキソを使用しているそうだが、今回のレースはクリテリウムのようにアタックが掛かると予想し、軽量なBORAを選んだそう。タイヤもサーキットという路面が綺麗な所であることから、コンチネンタルのGRANDPRIX TTをチョイス。「今日は軽量性と反応性の良さを追求した構成にしています」という。
チェーンはKMC製。カラーのマッチングという理由もあるが、耐久性が良いことからレース時はこのチェーンを使用するとのことだ。サドルのセッレイタリア SLRは、これから変えることが無いと言い切るほど自分の体にフィットしているという。ビッグプーリーは「自分はやれることはやった」という意識付けのため。勝利を掴み取るためのストイックさが表れているバイクだった。
奥澤優也さん(autobahngotemba) サーヴェロ S5
上級者カテゴリーの接戦を制した奥澤優也さん(autobahngoremba)が使用するバイクはサーヴェロのエアロロードS5。圧倒的に目を引くディスクホイールやヘッドチューブやフォーク、ホイールロゴのデコレーションは、自分の手で貼り付けたものだという。さらに、綺麗なフレームカラーも再塗装しているもの。徹底的に作り上げられたオリジナルな1台からは、奥澤さんの自転車とキャラクターへの愛情が伝わってきそう。
そんな奥澤さんはJBCFのE1でバリバリ展開に絡む走りをするレーサー。今年の大井ふ頭ロードレースでは優勝を果たす実力の持ち主だ。サーヴェロS5を選んだ理由は、奥澤さん自身が平坦が得意でパワーのある選手であり、スプリント時の走行抵抗低減を狙ったことと剛性感が気に入ったためだという。
セオフェスではディスクホイールを使用していたが、ルールで履くことができない実業団では普通のエンヴィSES6.7を使用しているという。ホイールをはじめ、ハンドルとステムはエンヴィで統一。「ディメンションデータがこの組み合わせで、サーヴェロにはエンヴィという印象が強いので選びました」という。クランクもローターだ。サドルはPROのSTEALTH。「今までPowerを使っていましたが、より幅が広いので安定感がありエアロポジションになりやすいので選びました。」
このバイクのこだわりポイントはフロントシングルとしていること。チェーンリングの歯数は52T。フロント変速に気を使わなくて済むという理由と、S5のエアロを活かすことができるのではないかという期待から、フロントシングルにしているという。長距離のロードレースではフロントダブル仕様のバイクを使うが、クリテリウムや登りきれてしまうような坂があるロードレースの場合でこのS5を使用するのだとか。見た目で圧倒されるが、レーサーらしいチョイスがされた1台だった。
岡田大樹さん(丸子橋ろーどくらぶ) ジャイアント TCR Advanced
多摩川に架かる丸子橋を起点とするサイクリングチーム「丸子橋ろーどくらぶ」の岡田さん。チーム自体はメンバーが集まり様々な場所に足を運ぶサイクリングやヒルクライムレースをメインに活動されているそう。そんな中、岡田さんは「ヒルクライムはそんなに好きじゃないので…」とエンデューロレースを中心に参戦しているのだとか。
この日は4時間エンデューロの男子ソロカテゴリーでトップと同タイムの5位入賞を見事に果たす。普段は水曜日の夜に2時間練習、土日は合計で300km近く走るのだとか。そんな岡田さんの愛車はジャイアントのTCR Advancedだ。高校時代にジャイアントのバイクを購入して以来、ジャイアント一筋だという。
このバイクを選んだのは走りも良くコストパフォーマンスに優れているから。岡田さんのこだわるポイントは実用性と使い勝手の良さ、耐久性だ。「走る場所は選ばず平地も山も楽しんでいるので、どこへでも行けるものは何かなと探した時に見つけたのがシマノのC40でした」という。実際に使用してみても万能さを感じることができる良いホイールだと使用感を教えてくれた。
TCR Advancedに装着されている3Tのハンドル周りは、このブランドの製品を使ってみたかったという思いがあり選んでいるのだとか。サドルはスペシャライズドのRomin Evo。岡田さんは低い姿勢で乗ることが多く、前下りのノーズが効果を発揮してくれているという。
吉谷彬さん(Team impec) BMC impec
強烈な存在感を放つBMCのimpec。今はもうラインアップから外されてしまったが、スイスのインペックラボで生産されるラグドフレームは非常にインプレッシブなルックスであり、色褪せず人々を魅了してきた。そんな人の一人がセオフェスに参加していた吉谷さんだ。
impecは、2010年にBMCレーシングの主力バイクとして初披露され、2011年にカデル・エヴェンスによるツール制覇、満を持して2012年モデルから市販が開始されたという経緯を持つバイク。吉谷さんにとってもラインアップされた当時から手に入れたいと思っていたという憧れの1台であり、「ロードバイクに乗る機会が増えてきたので、半年前に購入しました」という。
パーツアセンブリのこだわりは、現在のBMCレーシングが使用しているものと同じ物を選んでいること。シマノ DURA-ACEのグループセットや、ヴィットリアのCorsaチューブラー、3Tのハンドル周り、フィジークのサドル、エリートのボトルなど、まさにBMCレーシングのバイクだ。装いもジロ製品で固め、全身からチームのファンであることが伝わってきました。
text&photo:Gakuto Fujiwara
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