2018/11/01(木) - 12:02
ハワイのオアフ島で開催されるホノルルセンチュリーライド。日本からも多くの人が参加する人気のロングライドイベントの東武トップツアーズ参加ツアーにシクロワイアード編集部が帯同した。充実のサポートが魅力の大会当日の模様をレポートします。
絹代さんと一緒にスタート前の記念撮影
まだ暗いけどやる気は十分
日本人の海外旅行の行き先として屈指の人気を誇るハワイ。もちろん普通にショッピングや観光を楽しんでも楽しいは確かだが、このホノルルセンチュリーライドのように自転車×ハワイはサイクリストにとって2倍楽しいのは確かだ。同様にマラソン×ハワイのホノルルマラソンなども大きな人気があると聞く。
さてそんなホノルルセンチュリーライドは最長100マイル(約160km)を走るロングライドイベント。ワイキキにあるカピオラニ公園をスタートし、オアフ島を反時計回りに進み、ちょうど80km地点となるスワンジービーチパークで折り返すというシンプルなルート。基本的に平坦基調となるため、160kmという距離とは裏腹にペースメイクすらしっかりすれば完走しやすいコースレイアウトとなっている。
そして基本的に折り返しのルート構成となっているため、体力に限界を感じれば途中で折り返す事が出来るのも魅力の一つ。25マイル(40km)、50マイル(80km)、75マイル(120km)のエイドステーションでコースを戻ることも可能なのだ。ただ、それは各エイドステーションに関門タイムが設定されているということと表裏一体であるのだが。
グループAの最前列は東武トップツアーズのメンバーがずらりと並ぶ
東武トップツアーズの参加ツアーではそこのペースメイクを完璧にサポートしてくれるのが大きな魅力の一つ。途中で折り返しができるとは言え、毎年参加しているリピーターの方々やスタッフから言わせれば、このホノルルセンチュリーライド一番のハイライトは80km折返し地点の直前にある美しい海岸線の景色にあると言って過言ではないのだ。そのため、少しでも多くの人にその景色を見てもらいたいという思いから、完走に向けた万全のペースコントロールをサポートライダー達がメイクしてくれるのだ。
そんな万全のサポートの中迎える当日。ホノルルセンチュリーライドの朝は早い。まだ夜が明けぬ朝5時には会場となるカピオラニ公園に多くの人が集まり始める。参加者の総数は1,600人ほどとなっており、そのうち約500人程度が日本からのエントリーだ。そのためスタートラインには多くの日本人が並んでおり、日本のイベントを取材しているかのような錯覚に陥る。
朝日が照らす中ホノルルセンチュリーライドがスタート
一番最初に出発するグループAの最前列は東武トップツアーズのメンバーがずらりと並ぶ。そもそもホノルルセンチュリーライドでは走力レベル別にA、B、Cのグループで走ることになっているのだが、一番ゆっくり走るグループCで出発した場合、スタートするのに時間がかかり最後尾となるため、完走が危うくなってしまうという危険性がある。そのため東武トップツアーズの参加ツアーでは走力レベル問わずにAグループの最前列でスタートして欲しいというアナウンスをしているのだ。
みなさんそのアドバイスをしっかり聞いてくれているため、グループA最前列はさながら東武トップツアーズグループといったところ。CW編集部としては写真が撮りやすく非常にありがたい。スタート時間は6時15分。まだ暗い中だが常夏のハワイであるためスタート列で待機していても寒いこともない。
まだ薄暗いダイアモンドヘッドを登る先頭集団
屈強な外人達に紛れてやってきたのは東武トップツアーズで参加の須山さん
そのうち太陽が薄っすら登り始めるとハワイらしい陽気なMCが大会を盛り上げる。最初は英語でのアナウンスだが、日本からも多くの人が参加することもあってか「おはようございます!」と日本語の挨拶も飛び交う。たぶんハワイのお偉い方々の挨拶が終わるといよいよスタート。朝日が登る中を大勢の参加者が一斉にスタートしていく。
カピオラニ公園からスタートして僅か2km程度で最初のビュースポットであるダイアモンドヘッドに到着。まだスタートしてすぐだが、このビュースポットで足を止めないわけにはいかないのだ。朝日が上る姿を目に焼き付け、みんなで今日のホノルルセンチュリーライドが楽しいものとなるよう願いを込めて記念撮影する。ササッと写真を撮ったらすぐ出発だ。
まだ周囲が薄暗い中、記念撮影。100マイル完走目指して頑張るぞ
そこからは前日のプラクティスライドと同様のハイウェイを走る。昨日はバイクレーンがあるものの、すぐ横を車が猛スピードで駆け抜けていたが、大会当日は1車線の交通規制がかけられるため、走行スペースに余裕があるのが嬉しいところ。快適なクルージングで距離を重ねていく。途中一時的なスコールに降られる場面もあったが、すぐに止みハワイカイの町に進んでいく。
ここからは大会最初の上り坂であるその名も”ハートブレイクヒル”が登場。いかにも激坂のような名前ではあるが、距離800m、最大斜度7%と大したことがないので大丈夫。皆さんゆっくり自分のペースで登りをこなしていく。このタイミングで運良くサポートライダーの金田さんと一緒に走っていた人は特別なアシストが受けられたようだ。
大会最初の登り坂、その名もハートブレイクヒル
人生で一番登れない状態だという絹代さんも笑顔で登る
まだまだ余裕でアロハ~
この登りをこなせば海岸線まで一気に下り25マイルの折返し地点である第1エイドに到着。波乗り達に人気のサンディビーチパークに設置されたこのエイドではハワイで定番のスイーツ、マラサダの紫バージョンが登場。朝食代わりにパクパクと頂ける。それ以外にはバナナやオレンジ、プレッツェルなどが次から次へと用意され、食べ放題なのだ。序盤ということでここでしっかりとエネルギーを摂取してから出発だ。
その後はオアフ島の東海岸を走っていく。途中、大海原が見えたかと思ったらアメリカンな荒野が現れたりと日本ではなかなか目にすることができない風景で楽しい。そのまま走るとまたもや短めではあるが登りが出現し、それを登り切るとビュースポットであるマカプウ岬に到着である。
マカプウ岬に至る登りを走る参加者達
青い海にラビットアイランドが浮かぶマカプウ岬で記念撮影
オアフ島の最東端に位置するマカプウ岬。その先のマカプウビーチや海の上に浮かぶ小島、ラビットアイランドが一望できる展望台として人気の場所だ。1909年に完成したという灯台はこの展望台からもう少し歩いた先にあるのだが、そこへ至る道はハイキングコースとして人気らしい。残念ながら今回はそこまでハイキングはしないが、それでもこのマカプウ展望台からの眺めもなかなかのもの。多くの人が足を止めて写真を撮っていた。
東武トップツアーズ ホノルルセンチュリーライドツアーFacebookフォトアルバム
DAY1 大会前日 走り方講座&プラクティスライド
DAY2 大会当日 ホノルルセンチュリーライド&後夜祭
DAY3 大会翌日 タンタラスの丘モーニングライド&ノースショアライド
text&photo:Kosuke.Kamata
photo:Gakuto.Fujiwara
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日本人の海外旅行の行き先として屈指の人気を誇るハワイ。もちろん普通にショッピングや観光を楽しんでも楽しいは確かだが、このホノルルセンチュリーライドのように自転車×ハワイはサイクリストにとって2倍楽しいのは確かだ。同様にマラソン×ハワイのホノルルマラソンなども大きな人気があると聞く。
さてそんなホノルルセンチュリーライドは最長100マイル(約160km)を走るロングライドイベント。ワイキキにあるカピオラニ公園をスタートし、オアフ島を反時計回りに進み、ちょうど80km地点となるスワンジービーチパークで折り返すというシンプルなルート。基本的に平坦基調となるため、160kmという距離とは裏腹にペースメイクすらしっかりすれば完走しやすいコースレイアウトとなっている。
そして基本的に折り返しのルート構成となっているため、体力に限界を感じれば途中で折り返す事が出来るのも魅力の一つ。25マイル(40km)、50マイル(80km)、75マイル(120km)のエイドステーションでコースを戻ることも可能なのだ。ただ、それは各エイドステーションに関門タイムが設定されているということと表裏一体であるのだが。
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東武トップツアーズの参加ツアーではそこのペースメイクを完璧にサポートしてくれるのが大きな魅力の一つ。途中で折り返しができるとは言え、毎年参加しているリピーターの方々やスタッフから言わせれば、このホノルルセンチュリーライド一番のハイライトは80km折返し地点の直前にある美しい海岸線の景色にあると言って過言ではないのだ。そのため、少しでも多くの人にその景色を見てもらいたいという思いから、完走に向けた万全のペースコントロールをサポートライダー達がメイクしてくれるのだ。
そんな万全のサポートの中迎える当日。ホノルルセンチュリーライドの朝は早い。まだ夜が明けぬ朝5時には会場となるカピオラニ公園に多くの人が集まり始める。参加者の総数は1,600人ほどとなっており、そのうち約500人程度が日本からのエントリーだ。そのためスタートラインには多くの日本人が並んでおり、日本のイベントを取材しているかのような錯覚に陥る。
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一番最初に出発するグループAの最前列は東武トップツアーズのメンバーがずらりと並ぶ。そもそもホノルルセンチュリーライドでは走力レベル別にA、B、Cのグループで走ることになっているのだが、一番ゆっくり走るグループCで出発した場合、スタートするのに時間がかかり最後尾となるため、完走が危うくなってしまうという危険性がある。そのため東武トップツアーズの参加ツアーでは走力レベル問わずにAグループの最前列でスタートして欲しいというアナウンスをしているのだ。
みなさんそのアドバイスをしっかり聞いてくれているため、グループA最前列はさながら東武トップツアーズグループといったところ。CW編集部としては写真が撮りやすく非常にありがたい。スタート時間は6時15分。まだ暗い中だが常夏のハワイであるためスタート列で待機していても寒いこともない。
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そのうち太陽が薄っすら登り始めるとハワイらしい陽気なMCが大会を盛り上げる。最初は英語でのアナウンスだが、日本からも多くの人が参加することもあってか「おはようございます!」と日本語の挨拶も飛び交う。たぶんハワイのお偉い方々の挨拶が終わるといよいよスタート。朝日が登る中を大勢の参加者が一斉にスタートしていく。
カピオラニ公園からスタートして僅か2km程度で最初のビュースポットであるダイアモンドヘッドに到着。まだスタートしてすぐだが、このビュースポットで足を止めないわけにはいかないのだ。朝日が上る姿を目に焼き付け、みんなで今日のホノルルセンチュリーライドが楽しいものとなるよう願いを込めて記念撮影する。ササッと写真を撮ったらすぐ出発だ。
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ここからは大会最初の上り坂であるその名も”ハートブレイクヒル”が登場。いかにも激坂のような名前ではあるが、距離800m、最大斜度7%と大したことがないので大丈夫。皆さんゆっくり自分のペースで登りをこなしていく。このタイミングで運良くサポートライダーの金田さんと一緒に走っていた人は特別なアシストが受けられたようだ。
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その後はオアフ島の東海岸を走っていく。途中、大海原が見えたかと思ったらアメリカンな荒野が現れたりと日本ではなかなか目にすることができない風景で楽しい。そのまま走るとまたもや短めではあるが登りが出現し、それを登り切るとビュースポットであるマカプウ岬に到着である。
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オアフ島の最東端に位置するマカプウ岬。その先のマカプウビーチや海の上に浮かぶ小島、ラビットアイランドが一望できる展望台として人気の場所だ。1909年に完成したという灯台はこの展望台からもう少し歩いた先にあるのだが、そこへ至る道はハイキングコースとして人気らしい。残念ながら今回はそこまでハイキングはしないが、それでもこのマカプウ展望台からの眺めもなかなかのもの。多くの人が足を止めて写真を撮っていた。
東武トップツアーズ ホノルルセンチュリーライドツアーFacebookフォトアルバム
DAY1 大会前日 走り方講座&プラクティスライド
DAY2 大会当日 ホノルルセンチュリーライド&後夜祭
DAY3 大会翌日 タンタラスの丘モーニングライド&ノースショアライド
text&photo:Kosuke.Kamata
photo:Gakuto.Fujiwara
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