2018/06/29(金) - 09:09
様々な広がりを見せるロードバイクの楽しみ方に新提案。JALと合同会社S-WORKSはフロントホイールを外すだけでロードバイクを傷つけず、簡単に梱包することができるコンテナシステム、SBCONを開発。発展を続けるサイクルツーリズムのニーズに応えるため、8月よりサービスを開始する。
ロードバイクを傷つけず、簡単に梱包することができるSBCON (c)S-WORKS
北は北海道から、南な沖縄まで道路があればそこがフィールドになるのがロードバイクの特徴である。だからこそ日本一周もできるし、東京大阪間を24時間で走るなんて遊びもできるのだ。しかし、誰もがそんなチャレンジングなことをできるわけではないし、時間がなかったりする人もいるだろう。
そういった人達にとって飛行機輪行というのは非常に夢のある選択肢である。苦楽を共にした愛車と一緒に新たなフィールドへ簡単に行くことができるのだから。そんな飛行機輪行をこれまで以上に身近にする画期的なシステムが航空大手JALと東京のIT企業、S-WORKSの協力によって誕生した。
会場には多くの報道陣が集まった (c)S-WORKS
Smart Bicycle Continueの頭文字をとりSBCON(エスビーコン)と名付けられたそのシステムは、ロードバイクを速く簡単に傷つかずに梱包できるよう考え込まれたコンテナシステム。フロントホイールを外すだけで簡単に梱包でき、抜群の保護性を持ったロードバイクの飛行機輪行専用コンテナである。
外見の形状はJALで運行されている飛行機の貨物室に合わせたコンテナ形状となっている。そのため、離陸や着陸、飛行中のあらゆる状況に置いても、貨物室で暴れることなく、内部に衝撃が伝わらないため、安定した輸送が可能となっているのが特徴だ。
内部はバイクをそのままの形状で梱包できるスペースを確保。先にフロントホイールを外し、コンテナにセットした後、ペダル位置をコンテナの指定通りに合わせながら収納するのみ。その後は緩衝材を配置しながら蓋を閉じるだけ。ものの2、3分で梱包が完了する。また、ヘルメットやシューズなどを収納できるスペースも配置され、手荷物を少なくすることもできるため、身軽で飛行機に乗れるのは嬉しいところだろう。
ロードバイクがそのまま納まるコンテナになっている (c)S-WORKS
ハンドルを曲げる必要すらなく、すっぽりと納まる (c)S-WORKS
合同会社S-WORKSの社員であり、自信も熱心なサイクリストである坂本潤さん (c)S-WORKS
今まで飛行機輪行というと、ダンボール箱や高価な飛行機輪行袋を用意したり、梱包自体にも様々な工夫が必要だったりと非常に手間が多いのがネックであった。それがこのSBCONでは非常に簡潔にそれも専用設計となっており、緩衝材なども適切な場所にしっかりと配置されているため、飛行機輪行による破損や傷のリスクが格段に低くなっている。
開発を率いたのは合同会社S-WORKSの社員であり、自信も熱心なサイクリストである坂本潤さん。「私自身もロードレースをはじめとした自転車愛好家でロードレーサーの構造や部品まで知り尽くしています。そういった中で、簡単にかつ、大切にしているマイバイクを決して傷つけずに輪行できるボックスを開発したいと思い2014年から試行錯誤でボックス開発に取り組みました。今回、JALさまと共同開発し、皆様にお披露目できることを大変うれしく思っています。多くの人にマイバイクとともにフライトし旅行の思い出を刻んでいただきたいですね。」とコメントしている。
今後ますます盛んになってくるサイクルツーリズム。多種多様な自転車の楽しみ方を後押しする存在となれるだろうか。今後の動向が注目される。なお、このSBCONは国内線ツアー商品の受託手荷物用として、2018年8月よりサービスを開始する予定だ。そのサービス開始に先駆けて、モニターツアー8月下旬に行う予定だという。(7月2日販売開始)
S-WORKS 坂本さん、JAL 西尾さん、せとうち観光推進機構 村橋さんら関係者の方々が記念撮影 (c)S-WORKS
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北は北海道から、南な沖縄まで道路があればそこがフィールドになるのがロードバイクの特徴である。だからこそ日本一周もできるし、東京大阪間を24時間で走るなんて遊びもできるのだ。しかし、誰もがそんなチャレンジングなことをできるわけではないし、時間がなかったりする人もいるだろう。
そういった人達にとって飛行機輪行というのは非常に夢のある選択肢である。苦楽を共にした愛車と一緒に新たなフィールドへ簡単に行くことができるのだから。そんな飛行機輪行をこれまで以上に身近にする画期的なシステムが航空大手JALと東京のIT企業、S-WORKSの協力によって誕生した。
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外見の形状はJALで運行されている飛行機の貨物室に合わせたコンテナ形状となっている。そのため、離陸や着陸、飛行中のあらゆる状況に置いても、貨物室で暴れることなく、内部に衝撃が伝わらないため、安定した輸送が可能となっているのが特徴だ。
内部はバイクをそのままの形状で梱包できるスペースを確保。先にフロントホイールを外し、コンテナにセットした後、ペダル位置をコンテナの指定通りに合わせながら収納するのみ。その後は緩衝材を配置しながら蓋を閉じるだけ。ものの2、3分で梱包が完了する。また、ヘルメットやシューズなどを収納できるスペースも配置され、手荷物を少なくすることもできるため、身軽で飛行機に乗れるのは嬉しいところだろう。
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今まで飛行機輪行というと、ダンボール箱や高価な飛行機輪行袋を用意したり、梱包自体にも様々な工夫が必要だったりと非常に手間が多いのがネックであった。それがこのSBCONでは非常に簡潔にそれも専用設計となっており、緩衝材なども適切な場所にしっかりと配置されているため、飛行機輪行による破損や傷のリスクが格段に低くなっている。
開発を率いたのは合同会社S-WORKSの社員であり、自信も熱心なサイクリストである坂本潤さん。「私自身もロードレースをはじめとした自転車愛好家でロードレーサーの構造や部品まで知り尽くしています。そういった中で、簡単にかつ、大切にしているマイバイクを決して傷つけずに輪行できるボックスを開発したいと思い2014年から試行錯誤でボックス開発に取り組みました。今回、JALさまと共同開発し、皆様にお披露目できることを大変うれしく思っています。多くの人にマイバイクとともにフライトし旅行の思い出を刻んでいただきたいですね。」とコメントしている。
今後ますます盛んになってくるサイクルツーリズム。多種多様な自転車の楽しみ方を後押しする存在となれるだろうか。今後の動向が注目される。なお、このSBCONは国内線ツアー商品の受託手荷物用として、2018年8月よりサービスを開始する予定だ。そのサービス開始に先駆けて、モニターツアー8月下旬に行う予定だという。(7月2日販売開始)
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