独自ライナーの採用で長時間の保冷性能と飲みやすさを得た　スペシャライズド Purist Insulated Chromatek

2018/05/24(木) - 09:12

トップレースを走るハイエンドバイクから、様々なサイクルアクセサリーまで手掛けるスペシャライズドが、新たな保温ボトル「Purist Insulated Chromatek」を発表。よりしなやかで保温性能に優れる独自技術を採用し、オリジナルデザインにも対応するユニークな一本を紹介しよう。

スペシャライズド Purist Insulated Chromatek
三寒四温の季節も過ぎ、そろそろ梅雨前線が列島に差しかかるこの季節。暑い夏の足音が近づくにつれて、保冷ボトルの準備をしないといけない時期でもある。そんな季節にスペシャライズドが発表した新しい保冷ボトルが今回紹介するPurist Insulated Chromatekだ。

二重構造を採用することで空気の層を作り、冷たさを逃がさないという基本的な設計は多くの保冷ボトルに共通するもの。このボトルも例外ではないが、もっとも大きな違いとなるのが二重構造の中に挿入される保温ライナーに独自のChromatekライナーを採用したこと。

Purist Insulated Chromatekはこの独自ライナーを採用することで、アルミ蒸着シートなどを採用する一般的な保冷ボトルに対し、約2時間長く保冷効果を発揮するという大きなアドバンテージを得ているという。

ボトル内部に挿入されるChromatekライナー

外側のシェルとChromatekライナー、内側のシェルという三層構造となる

そこまで厚みのあるライナーではないが、高い保冷性能を持っている

また、これまでの保冷ボトルは二重構造を採用するため、どうしても通常のボトルよりも固くなり、水を押し出しづらいという欠点があった。だが、このPurist Insulated Chromatekに使用されるLDPE素材はとてもしなやかで柔らかいため、通常のボトルと同じような感覚で水を押し出すことができる。

圧倒的な保冷性能と究極の柔軟性を与えられたボトルの内部にはスペシャライズドのボトルのアイコンでもある二酸化ケイ素によるコーティング「Purist」が施される。汚れや雑菌がボトル内部に付着しづらくなるため、臭いや染み、カビの発生が抑えられるほか、ボトルの匂いが内容物に移ることもなく常に新鮮で美味しい水を味わうことが出来る。

LDPE素材はとてもしなやかで柔らかいため、通常のボトルと同じような感覚で水を押し出すことができる
スペシャライズドのボトルテクノロジーを結集したボディに組み合わせられるのは、シンプルでハンズフリー式の開閉バルブを備える「Watergateキャップ」。自動的に閉じるHeart Valveを備えており、流量が多く、バルブが開いている時でも液漏れしない設計となっている。

また、従来のボトルでは考えられなかった鮮やかで複雑なデザインもこのボトルの特徴だ。従来のボトルのように、ボディへとインクプリントするのでなく、Chromatekライナーへ昇華プリントを施すため全面にわたって様々なグラフィックを表現することが可能となった。

シンプルでハンズフリー式の開閉バルブを備える「Watergateキャップ」
ローンチモデルとして発表されたのは「WOODEN（ウッド）」「PLANT（プラント）」「GREEN LINES（グリーンライン）」の3カラー。身近にある自然やパターンをボトルに落とし込んだサンプリングコレクションとなっている。価格は1,944円（税込）となり、サイズは23オンスとなる。

また、オリジナルデザインボトルのベースモデルとして選択することも可能となっている。自由度の高いChromatekライナーは、これまで以上にオリジナリティあふれるデザインを実現してくれるはずだ。1ロットは50本から発注できるほか、カスタムボトルはキャップも選べるようになっている。ローンチモデルと同様の「Watergateキャップ」、多くの流量を誇る「MoFloキャップ」、開閉が不要な「FIXYキャップ」仕様が用意される。暑い夏が来る前に、チームの仲間と高性能なオリジナル保冷ボトルを作ってみては？